昨年雨で遡行できなかった東北の沢を再度 煮詰め直していたが、出発前日で台風5号発生。サブ候補に予定変更。職場から戻り下調べ不完全な目附谷の資料を急いで作り荷造りを直し千葉を出る。(作った資料はよく読む暇なくお守りとなった)
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昨年雨で遡行できなかった東北の沢を再度 煮詰め直していたが、出発前日で台風5号発生。サブ候補に予定変更。職場から戻り下調べ不完全な目附谷の資料を急いで作り荷造りを直し千葉を出る。(作った資料はよく読む暇なくお守りとなった)
下道で混まずに現地到着。現地観光後、一里野スキー場の第2駐車場へ。広い駐車場に他車は無くテント設営。テントの中は高温。1日快晴で焼けたアスファルトは岩盤浴状態でテント内は高温。(朝まで地熱が下がらず眠れなかった。) 頭を出して寝転んで見る空が綺麗だったが、その後は蚊が飛び交う。
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8/9 11:30
下道で混まずに現地到着。現地観光後、一里野スキー場の第2駐車場へ。広い駐車場に他車は無くテント設営。テントの中は高温。1日快晴で焼けたアスファルトは岩盤浴状態でテント内は高温。(朝まで地熱が下がらず眠れなかった。) 頭を出して寝転んで見る空が綺麗だったが、その後は蚊が飛び交う。
道路向かいの第一駐車場。建物の中のトイレは24時間開放している。関係者の方にお伺いすると3日間ここに駐車してよいと許可をいただいたので安心。裏のスキー場ではライトアップのイベントが行われていた。翌朝、車をここに移動してスタート。
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8/9 19:44
道路向かいの第一駐車場。建物の中のトイレは24時間開放している。関係者の方にお伺いすると3日間ここに駐車してよいと許可をいただいたので安心。裏のスキー場ではライトアップのイベントが行われていた。翌朝、車をここに移動してスタート。
天気は、最終日の昼から雨になりそうだ。ここからは電波が入らないので台風もあり予報の変化に一抹の不安が残る。舗装道を歩きゲートへ。下山は左の舗装道から合流する。
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8/10 4:56
天気は、最終日の昼から雨になりそうだ。ここからは電波が入らないので台風もあり予報の変化に一抹の不安が残る。舗装道を歩きゲートへ。下山は左の舗装道から合流する。
ゲートからは舗装された林道を歩く。右手の深い谷には目附谷が見えた。
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8/10 6:16
ゲートからは舗装された林道を歩く。右手の深い谷には目附谷が見えた。
深谷前で舗装道が崩落。左の藪に入って進むと
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8/10 6:58
深谷前で舗装道が崩落。左の藪に入って進むと
深谷の建物が2つ見えた。どちらも廃墟で荒廃が進んでいる。この建物は何で、深谷は何なのかネットでは検索できなかった。
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8/10 7:08
深谷の建物が2つ見えた。どちらも廃墟で荒廃が進んでいる。この建物は何で、深谷は何なのかネットでは検索できなかった。
深谷は荒廃していて巡視路の入り口を見つけるのに数分かかった。左岸の先に流木のような木があった。よく見ると釘があり壊れた木道だと気付く。その奥にはトンネル状に草木に囲まれた踏み跡らしいものが続いていた。
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8/10 7:30
深谷は荒廃していて巡視路の入り口を見つけるのに数分かかった。左岸の先に流木のような木があった。よく見ると釘があり壊れた木道だと気付く。その奥にはトンネル状に草木に囲まれた踏み跡らしいものが続いていた。
巡視路入り口を進むが背丈の長い草に覆われ踏み跡は時折不明瞭。草をかき分け地面を見ると道の名残がわかった。
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8/10 7:36
巡視路入り口を進むが背丈の長い草に覆われ踏み跡は時折不明瞭。草をかき分け地面を見ると道の名残がわかった。
藪に覆われた急斜面のトラバースが続き茎の太い草をかき分け足場の悪い斜面際を進む。これが長く、やがて藪は背丈を上回った。今が最盛期の雑草は、掻き分ける度に種をばら撒き襟元にこぼれ纏わりつく。風もなく湿度・気温が高く不快極まりない。
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8/10 7:52
藪に覆われた急斜面のトラバースが続き茎の太い草をかき分け足場の悪い斜面際を進む。これが長く、やがて藪は背丈を上回った。今が最盛期の雑草は、掻き分ける度に種をばら撒き襟元にこぼれ纏わりつく。風もなく湿度・気温が高く不快極まりない。
明瞭な巡視路が一時的に出現。「大汝国有林」・「水源かん養保安林」と記された標識があった。
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8/10 8:01
明瞭な巡視路が一時的に出現。「大汝国有林」・「水源かん養保安林」と記された標識があった。
立屋谷の取水堰。上から巻いたが、堰堤の梯子を使ってもよかった。堰堤を越えたところに標識がある。ここから目附谷まで4.9kらしい。昔は一般ルートだったのか??
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8/10 9:59
立屋谷の取水堰。上から巻いたが、堰堤の梯子を使ってもよかった。堰堤を越えたところに標識がある。ここから目附谷まで4.9kらしい。昔は一般ルートだったのか??
まだ青いけど、大粒の山ブドウが数珠なりのトンネル。かわいい蛇もぶら下がっていた。
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8/10 10:29
まだ青いけど、大粒の山ブドウが数珠なりのトンネル。かわいい蛇もぶら下がっていた。
背丈を超す藪をかき分け進むと
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8/10 13:13
背丈を超す藪をかき分け進むと
その先に、目附谷に下降する枝沢がやっと見えた。(下降地点とわからず少し通過し引き返した。)なんと出発から9時間も経っている!!
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8/10 13:15
その先に、目附谷に下降する枝沢がやっと見えた。(下降地点とわからず少し通過し引き返した。)なんと出発から9時間も経っている!!
沢装備を整え下降するとすぐに取水堰。下に降りる階段は最上段が故意に曲げられているように感じたため、20mロープで2回に分け懸垂。
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8/10 14:06
沢装備を整え下降するとすぐに取水堰。下に降りる階段は最上段が故意に曲げられているように感じたため、20mロープで2回に分け懸垂。
下から足場を見ると、何段かは続けて下向きに曲がっていた。
モンベルのハーネスの後部留め金がリュックの支点と重なり痛くて外した。Dは干渉しないらしい。
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8/10 14:21
下から足場を見ると、何段かは続けて下向きに曲がっていた。
モンベルのハーネスの後部留め金がリュックの支点と重なり痛くて外した。Dは干渉しないらしい。
すぐに目附谷に合流。散々の藪漕ぎ巡視路と平凡な渓相に無感動。しばらくは平凡な河原歩きが続く。
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8/10 14:52
すぐに目附谷に合流。散々の藪漕ぎ巡視路と平凡な渓相に無感動。しばらくは平凡な河原歩きが続く。
2つ目の取水堰。梯子を登り建物の裏から沢沿いへ。しばらく歩けば懸垂なしでも下降できそうだが、懸垂で降りた。
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8/10 16:18
2つ目の取水堰。梯子を登り建物の裏から沢沿いへ。しばらく歩けば懸垂なしでも下降できそうだが、懸垂で降りた。
もう少し進みたかったが、飛び切りの幕営適地を発見したため行動終了。目の前の河原で汗を洗い流してから 水作りと食事。気温は24度前後で過ごしやすいがここにも蚊が出没。昨日、一昨日の睡眠不足を解消するため早めに休んだ。
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8/10 18:31
もう少し進みたかったが、飛び切りの幕営適地を発見したため行動終了。目の前の河原で汗を洗い流してから 水作りと食事。気温は24度前後で過ごしやすいがここにも蚊が出没。昨日、一昨日の睡眠不足を解消するため早めに休んだ。
<2日目>
3:00起床 5:08 スタート。気温は16度から徐々に上がっていく。今日もいい天気だが、谷には まだ陽が届かない。少し進んだところで腰ほどの高さのある2つ並んだ岩に手を着き間を飛び越すと、左の岩が倒れ込み左足の上に乗った。即座に足首をひねって足を引き抜いたが、足の指がかなり痛み 様子を見る。
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8/11 5:20
<2日目>
3:00起床 5:08 スタート。気温は16度から徐々に上がっていく。今日もいい天気だが、谷には まだ陽が届かない。少し進んだところで腰ほどの高さのある2つ並んだ岩に手を着き間を飛び越すと、左の岩が倒れ込み左足の上に乗った。即座に足首をひねって足を引き抜いたが、足の指がかなり痛み 様子を見る。
折れてはいようなのでほっとし、沢中でアイシングをしながらゆっくり遡行した。動く岩が多いのは気になっていたこと。後悔してもしょうがないのでここからは慎重に。
幾層にもなった岩が出てきた。
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8/11 5:26
折れてはいようなのでほっとし、沢中でアイシングをしながらゆっくり遡行した。動く岩が多いのは気になっていたこと。後悔してもしょうがないのでここからは慎重に。
幾層にもなった岩が出てきた。
小滝も現れる。時折見かける魚影は大物ばかり。
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8/11 5:30
小滝も現れる。時折見かける魚影は大物ばかり。
上記URLの論文からだとこの岩層は「手取層群」と呼ばれる中生代ジュラ紀〜白亜紀の堆積岩かな。化石の沢らしい岩が続いていく。そういえば現地に向かうときに市街は恐竜のモチーフに溢れていた。
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8/11 5:32
上記URLの論文からだとこの岩層は「手取層群」と呼ばれる中生代ジュラ紀〜白亜紀の堆積岩かな。化石の沢らしい岩が続いていく。そういえば現地に向かうときに市街は恐竜のモチーフに溢れていた。
崩落個所もあり下には岩の破片が堆積している。恐竜の化石が発見される前に崩れる部分もあるのかな。それにしてもこのアクセス困難な地に調査団が入るのは大変だったろう。
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8/11 5:34
崩落個所もあり下には岩の破片が堆積している。恐竜の化石が発見される前に崩れる部分もあるのかな。それにしてもこのアクセス困難な地に調査団が入るのは大変だったろう。
河原が広がり鳴谷出合。幕営出来そうなところがいくつかあるが、昨日の適地とは比べ物にならない。
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8/11 5:55
河原が広がり鳴谷出合。幕営出来そうなところがいくつかあるが、昨日の適地とは比べ物にならない。
崩落個所が目立つ。今年正月に起こった能登半島地震の影響もあったに違いない。
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8/11 6:41
崩落個所が目立つ。今年正月に起こった能登半島地震の影響もあったに違いない。
崩れてきた 色々な種類の大岩が混在している。
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8/11 6:46
崩れてきた 色々な種類の大岩が混在している。
一枚岩の淵を進むとその先に
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8/11 7:02
一枚岩の淵を進むとその先に
視線の上方から流れ落ちる巨大な滝が現れた。圧倒的な水量の水が一気に40m落下する紅滝だ。両岸も滝を囲んで高くそびえ景観が一変した。
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8/11 7:13
視線の上方から流れ落ちる巨大な滝が現れた。圧倒的な水量の水が一気に40m落下する紅滝だ。両岸も滝を囲んで高くそびえ景観が一変した。
紅滝の地図上の位置については どの記録にも記されているが、地図上の紅滝と記載された位置が二重滝で、少し下流の無名の滝マークが この紅滝にあたる。
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8/11 7:15
紅滝の地図上の位置については どの記録にも記されているが、地図上の紅滝と記載された位置が二重滝で、少し下流の無名の滝マークが この紅滝にあたる。
手前ルンぜから高巻きに入った。
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8/11 7:45
手前ルンぜから高巻きに入った。
急斜面だが草はつかめた。先頭を歩きながらのGPS確認まで気力がなくDに先頭を頼み、後ろからのナビ役にまわった。木の藪に阻まれ巻きが大きくなったが踏み跡と合流できた。
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8/11 7:48
急斜面だが草はつかめた。先頭を歩きながらのGPS確認まで気力がなくDに先頭を頼み、後ろからのナビ役にまわった。木の藪に阻まれ巻きが大きくなったが踏み跡と合流できた。
沢に降り立ち落ち口へ。中途半場な画像しか残せなかったのが残念。ヘルメットやリュックに付いた葉っぱが藪漕ぎの高巻きを物語っている。
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8/11 8:26
沢に降り立ち落ち口へ。中途半場な画像しか残せなかったのが残念。ヘルメットやリュックに付いた葉っぱが藪漕ぎの高巻きを物語っている。
紅滝を境に渓相は変化し沢登りらしくなってきた。
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8/11 8:36
紅滝を境に渓相は変化し沢登りらしくなってきた。
8時半を回り、谷間にも陽の光が降り注ぐ。沢が目覚める瞬間だ。アイシング効果で足の痛みも かなり薄らいだ。
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8/11 8:38
8時半を回り、谷間にも陽の光が降り注ぐ。沢が目覚める瞬間だ。アイシング効果で足の痛みも かなり薄らいだ。
ここは、昨年の9月時点では 5mほどの釜のある滝だったようだ。大岩郡が滝つぼになだれ込み水流を屈曲させてしまっている。やはり地震の影響か?
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8/11 8:46
ここは、昨年の9月時点では 5mほどの釜のある滝だったようだ。大岩郡が滝つぼになだれ込み水流を屈曲させてしまっている。やはり地震の影響か?
深く切れ込んだ谷底。お盆休みでも他には遡行者はいない。まさに秘境。
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8/11 9:05
深く切れ込んだ谷底。お盆休みでも他には遡行者はいない。まさに秘境。
泳ぎが入るかと思ったら胸程度で 奥の岩角に取り付き、登って巻いた。
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8/11 9:06
泳ぎが入るかと思ったら胸程度で 奥の岩角に取り付き、登って巻いた。
白山の深層部へ導かれていくようだ。
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8/11 9:14
白山の深層部へ導かれていくようだ。
大きな釜をもった小滝は、泳ぎ無く淵の足場を伝って抜けることができた。
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8/11 9:30
大きな釜をもった小滝は、泳ぎ無く淵の足場を伝って抜けることができた。
谷は一層切れ込んだゴルジュへ。左へ進む沢の先は左右の岩壁が高くそびえ立ち見通せない。
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8/11 9:35
谷は一層切れ込んだゴルジュへ。左へ進む沢の先は左右の岩壁が高くそびえ立ち見通せない。
カブト谷との出合い。右岸のカブト谷からは黒いナメ床の滝が流れ込んでいた。
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8/11 9:38
カブト谷との出合い。右岸のカブト谷からは黒いナメ床の滝が流れ込んでいた。
出合いを見送り 深いゴルジュが左へ曲がったその先に進むと、言いようもなく美しい2段の滝が現れた。先ほどの紅滝と共に目附谷を代表する2段20mほどの二重滝だ。
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8/11 9:49
出合いを見送り 深いゴルジュが左へ曲がったその先に進むと、言いようもなく美しい2段の滝が現れた。先ほどの紅滝と共に目附谷を代表する2段20mほどの二重滝だ。
水を湛えたゴルジュの滝に陽が降り注ぎ輝いて見えた。なんと美しい滝だろう。先ほどの紅滝を男性的と例えるなら、こちらは美しい曲線を描く女性的な滝。滝を囲む岩々も柔らかく繊細に感じられた。
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8/11 9:51
水を湛えたゴルジュの滝に陽が降り注ぎ輝いて見えた。なんと美しい滝だろう。先ほどの紅滝を男性的と例えるなら、こちらは美しい曲線を描く女性的な滝。滝を囲む岩々も柔らかく繊細に感じられた。
少し手前の小さなルンぜから 苦労せず小さく巻いた。
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8/11 9:58
少し手前の小さなルンぜから 苦労せず小さく巻いた。
沢に降り立ち落ち口へ。
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8/11 10:18
沢に降り立ち落ち口へ。
水量は通常より少ないようだ。1段目の底は崩落した岩が滝つぼを埋めてしまっている。
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8/11 10:19
水量は通常より少ないようだ。1段目の底は崩落した岩が滝つぼを埋めてしまっている。
落ち口手前でのんびりと大休憩。
(2015年の記録では2段目に流木が引っ掛かっていたが、さすがにそれは無くなり 美しい姿が見られてよかった。)
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8/11 10:21
落ち口手前でのんびりと大休憩。
(2015年の記録では2段目に流木が引っ掛かっていたが、さすがにそれは無くなり 美しい姿が見られてよかった。)
その先しばらくは、崩落により荒れた地が続いた。
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8/11 10:59
その先しばらくは、崩落により荒れた地が続いた。
高い左岸部分からの崩落が目立つ。その先に ひょっこりと佇んだ岩が見えてきた。
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8/11 11:01
高い左岸部分からの崩落が目立つ。その先に ひょっこりと佇んだ岩が見えてきた。
想像以上に大きかった「ゴリラ岩」。彫の深い目の下に潰れた鼻が見える。実際見るとかなりリアル。おちょこ口を尖らせて拗ねているように見える。
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8/11 11:25
想像以上に大きかった「ゴリラ岩」。彫の深い目の下に潰れた鼻が見える。実際見るとかなりリアル。おちょこ口を尖らせて拗ねているように見える。
黒い部分が混ざりこむ岩。
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8/11 11:50
黒い部分が混ざりこむ岩。
二重滝のミニチュア版1段目は右岸から。
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8/11 11:55
二重滝のミニチュア版1段目は右岸から。
2段目も続けて右岸から登る。
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8/11 11:56
2段目も続けて右岸から登る。
続けての小滝も右岸から。
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8/11 12:13
続けての小滝も右岸から。
ここからはナメ滝の美しい回廊を
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8/11 12:16
ここからはナメ滝の美しい回廊を
楽しい気分で通過していく。
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8/11 12:26
楽しい気分で通過していく。
ぬめりもなく綺麗なナメ地帯だった。
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8/11 12:27
ぬめりもなく綺麗なナメ地帯だった。
ナメを抜け、左カーブのその先に・・・・
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8/11 12:31
ナメを抜け、左カーブのその先に・・・・
ここだ。唯一泳ぎが入る地点。髪の毛が濡れると中々乾かないので、昼過ぎに辿り着て一安心。リュックに押されないように紐を調節し、帽子を取り、髪を結わえてメットの中に入れた。
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8/11 12:32
ここだ。唯一泳ぎが入る地点。髪の毛が濡れると中々乾かないので、昼過ぎに辿り着て一安心。リュックに押されないように紐を調節し、帽子を取り、髪を結わえてメットの中に入れた。
泳ぎが苦手なDのためにロープを装着。泳ぐ気満々で準備したが、足場があり実際泳いだのは1メートルほどだった。水量と水流により難易度が変わる。(高巻きは極めて苦労するとのこと)
2024年08月11日 12:51撮影
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8/11 12:51
泳ぎが苦手なDのためにロープを装着。泳ぐ気満々で準備したが、足場があり実際泳いだのは1メートルほどだった。水量と水流により難易度が変わる。(高巻きは極めて苦労するとのこと)
その後の小滝は左岸をへつる。
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8/11 12:55
その後の小滝は左岸をへつる。
そして クリーム色の深いゴルジュが続いていく。もし豪雨が来たら、雪渓に阻まれたらと思うと恐ろしい地形だ。高い岩壁の崩壊が激しい箇所があちこちにある。
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8/11 13:35
そして クリーム色の深いゴルジュが続いていく。もし豪雨が来たら、雪渓に阻まれたらと思うと恐ろしい地形だ。高い岩壁の崩壊が激しい箇所があちこちにある。
ちっぽけな人間が、深い谷底を進む。大地が揺れたら両岸から瓦礫が雨のように落下し、谷間は埋まってしまうだろう。現状維持も叶わず、昔に遡ることなど決してない。壊れていくしかない厳しい自然の風景が目の前に広がる。
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8/11 13:35
ちっぽけな人間が、深い谷底を進む。大地が揺れたら両岸から瓦礫が雨のように落下し、谷間は埋まってしまうだろう。現状維持も叶わず、昔に遡ることなど決してない。壊れていくしかない厳しい自然の風景が目の前に広がる。
小又沢手前の左岸からの枝沢との出合いを気付かづ通り過ぎてしまったのに、このイノシシ岩にはすぐに目が行った。小さな足もちゃんとついていて可愛らしい。
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8/11 14:12
小又沢手前の左岸からの枝沢との出合いを気付かづ通り過ぎてしまったのに、このイノシシ岩にはすぐに目が行った。小さな足もちゃんとついていて可愛らしい。
4mほどの滝は右岸から。水面に被った岩がヌルヌルで腕力で取り付く。上流へ進んで行くほど ぬめりが強くなっていく。
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8/11 14:19
4mほどの滝は右岸から。水面に被った岩がヌルヌルで腕力で取り付く。上流へ進んで行くほど ぬめりが強くなっていく。
右岸からの小又出合い。ここから一旦沢が開ける。
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8/11 14:35
右岸からの小又出合い。ここから一旦沢が開ける。
すぐに赤壁の二俣。
通過後前に見えるはずの稜線の一部にはガスが掛かっていた。今日は晴れ予報だったのに、下り坂が早まったのか心配になる。
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8/11 14:42
すぐに赤壁の二俣。
通過後前に見えるはずの稜線の一部にはガスが掛かっていた。今日は晴れ予報だったのに、下り坂が早まったのか心配になる。
明日は昼から雨が降り出す予報のため、できれば稜線まで進みたかったが このペースでは不可能。Dも精魂尽きている。標高が上がるにつれて幕営可能地は乏しくなり ここらが限界だと 少しでもいい場所を探しながら進んで行くと、
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8/11 15:36
明日は昼から雨が降り出す予報のため、できれば稜線まで進みたかったが このペースでは不可能。Dも精魂尽きている。標高が上がるにつれて幕営可能地は乏しくなり ここらが限界だと 少しでもいい場所を探しながら進んで行くと、
上段下段と続く 思った以上にいい場所があった。より良い下段を整備しテントを張っていると、テント裏の藪斜面に茎が数本折れた所があり獣道だと分かった。夕と朝が危ないと、Dが 強力な蚊取り線香を3か所セットした。天気は一気に回復。 ガスは引き、陽が照り付け暑くて嫌だったけど 干したロープも乾いた。
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8/11 17:51
上段下段と続く 思った以上にいい場所があった。より良い下段を整備しテントを張っていると、テント裏の藪斜面に茎が数本折れた所があり獣道だと分かった。夕と朝が危ないと、Dが 強力な蚊取り線香を3か所セットした。天気は一気に回復。 ガスは引き、陽が照り付け暑くて嫌だったけど 干したロープも乾いた。
早めの夕飯は たらこスパゲティーにトマトスープ、デザートにはコーヒーとチーズタルト。夜になり 足の指と足首が眠れないほど痛んだが、痛み止めは明日の効きを考え 飲みたくなかった。0時に外に出ると見たこともない満天の星空。早々に沈んだ月の光が無く天の川まで肉眼で見えた。カメラでもスマホでもこの綺麗な星空が映し出せず悔しい。
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8/11 18:22
早めの夕飯は たらこスパゲティーにトマトスープ、デザートにはコーヒーとチーズタルト。夜になり 足の指と足首が眠れないほど痛んだが、痛み止めは明日の効きを考え 飲みたくなかった。0時に外に出ると見たこともない満天の星空。早々に沈んだ月の光が無く天の川まで肉眼で見えた。カメラでもスマホでもこの綺麗な星空が映し出せず悔しい。
すると、光が目の前を遮った。虫かな?まただ。 と流れ星だと気付く。5分間に3個ほど 近い距離に光が流れる。この日はペルセウス流星群のピークに当たっていた。しばらく見た後はテントに戻り顔だけ出して寝転びながら朝まで眺めていた。
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8/12 0:18
すると、光が目の前を遮った。虫かな?まただ。 と流れ星だと気付く。5分間に3個ほど 近い距離に光が流れる。この日はペルセウス流星群のピークに当たっていた。しばらく見た後はテントに戻り顔だけ出して寝転びながら朝まで眺めていた。
<3日目>
2時半に起床しゆっくり撤収作業。朝は またラーメン。少し傾斜があり下に多少ずり落ちるが、いいテン場だった。気温は、夜21の朝16度で過ごしやすかった。出発前にロキソニンより強力な痛み止めを飲みヘッデンで出発した。
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8/12 4:41
<3日目>
2時半に起床しゆっくり撤収作業。朝は またラーメン。少し傾斜があり下に多少ずり落ちるが、いいテン場だった。気温は、夜21の朝16度で過ごしやすかった。出発前にロキソニンより強力な痛み止めを飲みヘッデンで出発した。
前方にはCo1816の二俣。(後述の2015年9月に雪渓の中を遡行したチームが、雪渓を避けるため 記録のない左俣を進み連瀑帯を避け四塚山へ到達した記録がある。)
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8/12 4:49
前方にはCo1816の二俣。(後述の2015年9月に雪渓の中を遡行したチームが、雪渓を避けるため 記録のない左俣を進み連瀑帯を避け四塚山へ到達した記録がある。)
早々に現れたのは10m滝。両岸は立っている。ここでカッパを脱ぎヘッデンを外す。(帰って調べると、右岸から登ったチームの記録も2つあった。どちらも難易度は高い)
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8/12 4:58
早々に現れたのは10m滝。両岸は立っている。ここでカッパを脱ぎヘッデンを外す。(帰って調べると、右岸から登ったチームの記録も2つあった。どちらも難易度は高い)
左岸、岩の間の草付きから登ろうとしたがパドリングの浅い溝が土で埋まって滑る。足の痛みも薬が完全に効いてなくグリップを効かせられず、Dにリードを変わってもらった。
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8/12 5:11
左岸、岩の間の草付きから登ろうとしたがパドリングの浅い溝が土で埋まって滑る。足の痛みも薬が完全に効いてなくグリップを効かせられず、Dにリードを変わってもらった。
草付きを登った上にも砂利の乗ったスラブがあり中々の難易度で核心となった。登った先には支点を取れる岩に挟まった木もありトップロープで登らせてもらう。(この木は次回は無いだろう。)イザというときには頼りになるDに感謝。
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8/12 5:36
草付きを登った上にも砂利の乗ったスラブがあり中々の難易度で核心となった。登った先には支点を取れる岩に挟まった木もありトップロープで登らせてもらう。(この木は次回は無いだろう。)イザというときには頼りになるDに感謝。
降り立った地点には初の雪渓。振り返ると、谷の割れ目から海が見えるはずの北西方面に雲海が厚く蓋をしている。麓は雨かもしれない。
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8/12 5:36
降り立った地点には初の雪渓。振り返ると、谷の割れ目から海が見えるはずの北西方面に雲海が厚く蓋をしている。麓は雨かもしれない。
前方を見上げる。崩落が進み沢に岩が転がり込んでしまったような地形が続く。この奥で沢は右へカーブを描いている。
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8/12 5:44
前方を見上げる。崩落が進み沢に岩が転がり込んでしまったような地形が続く。この奥で沢は右へカーブを描いている。
2段15mほどの滝。
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8/12 5:54
2段15mほどの滝。
左岸手前、出だしはガレのルンぜから登った。浮いた岩や石が多い。
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8/12 5:59
左岸手前、出だしはガレのルンぜから登った。浮いた岩や石が多い。
後方下。取り付きは意見が割れ、Dはガレ場を推したが 上部はかなり立っていてあんなの登れなかったよ。
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8/12 6:00
後方下。取り付きは意見が割れ、Dはガレ場を推したが 上部はかなり立っていてあんなの登れなかったよ。
大岩に沿って小さく巻くつもりだったが、ここから降りるルートは無く
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8/12 6:00
大岩に沿って小さく巻くつもりだったが、ここから降りるルートは無く
草付きの大巻きへルート変更。
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8/12 6:02
草付きの大巻きへルート変更。
2段まとめて巻き藪の急斜面で降り立った。
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8/12 6:07
2段まとめて巻き藪の急斜面で降り立った。
どこからでも登れるナメ滝
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8/12 6:19
どこからでも登れるナメ滝
雪渓があちこちに残る。そういえば目附谷の記録は9月以外見つけられなかった。2015年9月の記録を見つけると雪渓のトンネルをくぐる記録も出てきた。今年は気温が高く雪渓も解けてしまったようでよかった。
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8/12 6:28
雪渓があちこちに残る。そういえば目附谷の記録は9月以外見つけられなかった。2015年9月の記録を見つけると雪渓のトンネルをくぐる記録も出てきた。今年は気温が高く雪渓も解けてしまったようでよかった。
まだ谷間には陽が届いていない。雪渓の周囲は温度差による霧も冷気もなく、沢の水も冷たくなかった。
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8/12 6:28
まだ谷間には陽が届いていない。雪渓の周囲は温度差による霧も冷気もなく、沢の水も冷たくなかった。
小滝を越えていくと 立派な2段滝が立ちはだかる。
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8/12 6:34
小滝を越えていくと 立派な2段滝が立ちはだかる。
左岸から草付きを選んで巻く。
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8/12 6:46
左岸から草付きを選んで巻く。
これも高度感あり、落ちたら終わり。
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8/12 6:47
これも高度感あり、落ちたら終わり。
後半の高巻きは全て浮石が多く、落石に注意が必要だった。
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8/12 6:49
後半の高巻きは全て浮石が多く、落石に注意が必要だった。
1段目を巻き眼下に2段目を眺める。そして今回も崖のような急斜面を草を掴み滑りながら降りた。
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8/12 6:52
1段目を巻き眼下に2段目を眺める。そして今回も崖のような急斜面を草を掴み滑りながら降りた。
Co2025の二俣
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8/12 6:57
Co2025の二俣
7時になり稜線が陽の光を受ける。振り返ると雲海の奥に日本海の水平線が見えているようだ。
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8/12 7:01
7時になり稜線が陽の光を受ける。振り返ると雲海の奥に日本海の水平線が見えているようだ。
Co2087の3俣。
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8/12 7:19
Co2087の3俣。
Co2100 ゆるいクランク状に折れ曲がった地点にあるナメ滝の連瀑。下段は問題なく直登。
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8/12 7:23
Co2100 ゆるいクランク状に折れ曲がった地点にあるナメ滝の連瀑。下段は問題なく直登。
上段が見えてきた。左の岩峰を入れると3つコブ状の壁。2つのコブがナメ滝になっている。
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8/12 7:32
上段が見えてきた。左の岩峰を入れると3つコブ状の壁。2つのコブがナメ滝になっている。
美しい滝だが、飛沫もすごく登る気が無いにせよ近ずく気力も出ない。周囲は立っている。どこから巻くか見解が食い違う。
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8/12 7:36
美しい滝だが、飛沫もすごく登る気が無いにせよ近ずく気力も出ない。周囲は立っている。どこから巻くか見解が食い違う。
まずPが手前の藪に隠れた細いルンぜに上がり様子を見に行く。良さそうなのでそのまま左の岩峰目掛けて急な草付きを突き進む。これも落ちたら命は無い。岩峰下は急なガレ場。少し上から藪を掴んで岩峰を登り越え、藪をかき分け沢に復帰。小さめに巻けた。
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8/12 7:45
まずPが手前の藪に隠れた細いルンぜに上がり様子を見に行く。良さそうなのでそのまま左の岩峰目掛けて急な草付きを突き進む。これも落ちたら命は無い。岩峰下は急なガレ場。少し上から藪を掴んで岩峰を登り越え、藪をかき分け沢に復帰。小さめに巻けた。
沢に降り立ったこの地点が、この谷最高のパラダイスだった。ナメの小川の周辺は一面のお花畑。目に入る全ての風景が、太陽の光を満面に浴び輝いていた。昨夜の星降る谷と並びこんな景色は登山史上・沢史上初だった。
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8/12 7:50
沢に降り立ったこの地点が、この谷最高のパラダイスだった。ナメの小川の周辺は一面のお花畑。目に入る全ての風景が、太陽の光を満面に浴び輝いていた。昨夜の星降る谷と並びこんな景色は登山史上・沢史上初だった。
8月だったからこその 巡視路が藪漕ぎだったけど、この一面のお花畑の源頭も8月だからこそだ。それに天気が微妙な最終日が快晴。下山で大雨になろうが、今回は雨男女にとって奇跡的なお盆休みになっている
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8/12 7:50
8月だったからこその 巡視路が藪漕ぎだったけど、この一面のお花畑の源頭も8月だからこそだ。それに天気が微妙な最終日が快晴。下山で大雨になろうが、今回は雨男女にとって奇跡的なお盆休みになっている
もう源頭かと思い込んでたら2段の滝が見えた。Co2200の連瀑帯だ。1段目は直登で2段目はぬめりが強く巻いた。
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8/12 8:18
もう源頭かと思い込んでたら2段の滝が見えた。Co2200の連瀑帯だ。1段目は直登で2段目はぬめりが強く巻いた。
2段の滝と思いきや、水線は細いが見事な連瀑帯だった。
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8/12 8:24
2段の滝と思いきや、水線は細いが見事な連瀑帯だった。
連瀑帯を一気に巻きく。これが最後の「飛び出す滝」のようだ。
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8/12 8:35
連瀑帯を一気に巻きく。これが最後の「飛び出す滝」のようだ。
笹の茎が脛にビシバシと跳ね当たり熱をもった脛と 打撲の足指をアイシング。かなり効果がある。
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8/12 8:46
笹の茎が脛にビシバシと跳ね当たり熱をもった脛と 打撲の足指をアイシング。かなり効果がある。
このナメの小滝を越えると一気に沢幅が狭まる。
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8/12 8:49
このナメの小滝を越えると一気に沢幅が狭まる。
沢は角々と曲がり、水量が減り流れも静かになった。やっと源頭が来たと思ったら
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8/12 9:06
沢は角々と曲がり、水量が減り流れも静かになった。やっと源頭が来たと思ったら
4mほどの奇麗なナメ滝。上部にも滝が続いている。1段目は左岸脇を登り、続く小滝を越えていく。
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8/12 9:10
4mほどの奇麗なナメ滝。上部にも滝が続いている。1段目は左岸脇を登り、続く小滝を越えていく。
すると前方に、濃淡の緑をまとった稜線が迫って見えた。
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8/12 9:32
すると前方に、濃淡の緑をまとった稜線が迫って見えた。
その後も小滝が続く。
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8/12 10:10
その後も小滝が続く。
かなり高度を上げ、再度水量が減り今度こそ源頭間近か?!
左の岩峰がやけに目を引く。
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8/12 10:14
かなり高度を上げ、再度水量が減り今度こそ源頭間近か?!
左の岩峰がやけに目を引く。
周囲のお花畑に元気よく咲く大輪のタンポポ。よく見ると絶滅が危惧されている日本タンポポだった。(総苞片が反り返っているのが西洋タンポポ)白山で見るハクサンフウロはひときわ綺麗。
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8/12 10:20
周囲のお花畑に元気よく咲く大輪のタンポポ。よく見ると絶滅が危惧されている日本タンポポだった。(総苞片が反り返っているのが西洋タンポポ)白山で見るハクサンフウロはひときわ綺麗。
後方。10時を過ぎ雲が湧き上がってきた。この辺りから どれも稜線へ続いているだろう沢筋の出合いがいくつか現れ やがて水は枯れていった。
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8/12 10:23
後方。10時を過ぎ雲が湧き上がってきた。この辺りから どれも稜線へ続いているだろう沢筋の出合いがいくつか現れ やがて水は枯れていった。
最後の枝沢の出合い。白いガレに続く左ルートと、コルより少し右手に出る直登の枯れた沢筋。左へ進む方が多いようなので枝沢ルンゼを進んでみた。
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8/12 11:09
最後の枝沢の出合い。白いガレに続く左ルートと、コルより少し右手に出る直登の枯れた沢筋。左へ進む方が多いようなので枝沢ルンゼを進んでみた。
藪が多少うるさいが良好。
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8/12 11:11
藪が多少うるさいが良好。
予想通りハイマツ帯にぶつかった。ほふく前進で進もうとしたらリュックが引っ掛かりまくり全く無理。一度戻りルンゼを脱出し、見通しのいい上界へ立つ。
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8/12 11:35
予想通りハイマツ帯にぶつかった。ほふく前進で進もうとしたらリュックが引っ掛かりまくり全く無理。一度戻りルンゼを脱出し、見通しのいい上界へ立つ。
えぐれた沢筋を地表面に這い上がると、藪の高さが低くなり、視界が広がった。そしてハイマツの藪を避け笹薮を通るルート取りがわかった。
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8/12 11:40
えぐれた沢筋を地表面に這い上がると、藪の高さが低くなり、視界が広がった。そしてハイマツの藪を避け笹薮を通るルート取りがわかった。
次第に藪の高さも低くなり
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8/12 11:45
次第に藪の高さも低くなり
登山道に合流。力尽き倒れ込むD。この地が 私たちにとっては 白山の「山頂」とイコールで結ばれる。下山用に各自ペット2本分の水を確保。谷間はガスに覆われてしまった。
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8/12 11:51
登山道に合流。力尽き倒れ込むD。この地が 私たちにとっては 白山の「山頂」とイコールで結ばれる。下山用に各自ペット2本分の水を確保。谷間はガスに覆われてしまった。
すぐに七倉山と四塚山のCo2493コル地点。ベンチがありここで沢装備を解除。お互いに リュックの重量が増しが、Dは 水を含んだ沢靴とスパッツでかなり重くなった。ちょうどお昼だと余裕で大休憩を取り 痛み止めも追加し 塚の見える四塚山へ進む。
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8/12 12:07
すぐに七倉山と四塚山のCo2493コル地点。ベンチがありここで沢装備を解除。お互いに リュックの重量が増しが、Dは 水を含んだ沢靴とスパッツでかなり重くなった。ちょうどお昼だと余裕で大休憩を取り 痛み止めも追加し 塚の見える四塚山へ進む。
とうとう稜線上にもガスが昇ってきてしまった。塚は4つ以上あったような。その昔、悪さをする猫と強欲な老婆を山へ追いやり 石を積み重ね出られないようにした という伝説があるそう。登山道にはロープが張られ木道もあり咲き誇る植物が保護されている。
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8/12 12:55
とうとう稜線上にもガスが昇ってきてしまった。塚は4つ以上あったような。その昔、悪さをする猫と強欲な老婆を山へ追いやり 石を積み重ね出られないようにした という伝説があるそう。登山道にはロープが張られ木道もあり咲き誇る植物が保護されている。
奥に見えるのは水平線か?綺麗な稜線歩きと評判の見通しのいい束の間の稜線にガスが伸びてしまった。この加賀禅定道は東側の楽々新道と並んで伸びている。信仰登山が華やかな頃、加賀からの登拝者は加賀禅定道を通り御前峰へ登ったが、長距離で急坂のため 長年廃道となり昭和62年に復活したらしい。
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8/12 13:25
奥に見えるのは水平線か?綺麗な稜線歩きと評判の見通しのいい束の間の稜線にガスが伸びてしまった。この加賀禅定道は東側の楽々新道と並んで伸びている。信仰登山が華やかな頃、加賀からの登拝者は加賀禅定道を通り御前峰へ登ったが、長距離で急坂のため 長年廃道となり昭和62年に復活したらしい。
振り返ると白山へ至る登山道が白く浮き出て見えた。2日目で仮に稜線へ出られたとしても幕営出来る場所は無いので沢で泊まって良かった。
地図コピーは用意してきたが、ルートタイムの足し算もしてなく、遅くても21時には下山できるだろうと この時は思っていた。
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8/12 13:40
振り返ると白山へ至る登山道が白く浮き出て見えた。2日目で仮に稜線へ出られたとしても幕営出来る場所は無いので沢で泊まって良かった。
地図コピーは用意してきたが、ルートタイムの足し算もしてなく、遅くても21時には下山できるだろうと この時は思っていた。
稜線以降の下山はただただ長かった。散々歩いたと思いGPSを見ると、まだ1/10しか進んでない。標識が現れ見ると一里野まで12キロ?! それに、登山口からの林道歩きはその距離に入っていない。
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8/12 14:49
稜線以降の下山はただただ長かった。散々歩いたと思いGPSを見ると、まだ1/10しか進んでない。標識が現れ見ると一里野まで12キロ?! それに、登山口からの林道歩きはその距離に入っていない。
東面のトラバース道はガスに覆われたニッコウキスゲのお花畑。太陽は出ているが厚いガスに遮られている。稜線から下って行くにつれて笹の進出が著しい。
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8/12 14:56
東面のトラバース道はガスに覆われたニッコウキスゲのお花畑。太陽は出ているが厚いガスに遮られている。稜線から下って行くにつれて笹の進出が著しい。
天池。池を囲む木道で横になり休憩。休もうとすると日が出て蒸し暑い。その後の湿地帯の木道は全て笹の領域となっていた。昔はたくさんの植物が生育してただろうに。笹に滅ぼされてしまい湿地帯ではなくなってしまっている。笹はこれからも範囲を広げていくだろう。
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8/12 15:51
天池。池を囲む木道で横になり休憩。休もうとすると日が出て蒸し暑い。その後の湿地帯の木道は全て笹の領域となっていた。昔はたくさんの植物が生育してただろうに。笹に滅ぼされてしまい湿地帯ではなくなってしまっている。笹はこれからも範囲を広げていくだろう。
丸石谷の百四丈滝展望台。真っ白で滝の音しか聞こえない。百四丈とは300mだが実際の落差は90m前後らしい。丸石谷を遡行し、百四丈滝の下から滝を見上げると、水流の右岩壁に「天使のライオン」が見えるそう。画像を見たがとてもリアル。いつか行ってみたい気もするけど長い。
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8/12 16:25
丸石谷の百四丈滝展望台。真っ白で滝の音しか聞こえない。百四丈とは300mだが実際の落差は90m前後らしい。丸石谷を遡行し、百四丈滝の下から滝を見上げると、水流の右岩壁に「天使のライオン」が見えるそう。画像を見たがとてもリアル。いつか行ってみたい気もするけど長い。
百四丈滝天文台を過ぎ小雨が降り出すが蒸し暑いためカッパは着ずに歩き続ける。虫が出てきて鬱陶しいし、アップダウンが続く。避難小屋で休憩しヘッデンを準備。暗くなると猿の軍団に取り囲まれ とても怖かった。獣に強いDがホーンで追い払い助かった。結局16.59キロをノロノロと休憩を入れて11時間歩き23時に下山した。
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8/12 16:46
百四丈滝天文台を過ぎ小雨が降り出すが蒸し暑いためカッパは着ずに歩き続ける。虫が出てきて鬱陶しいし、アップダウンが続く。避難小屋で休憩しヘッデンを準備。暗くなると猿の軍団に取り囲まれ とても怖かった。獣に強いDがホーンで追い払い助かった。結局16.59キロをノロノロと休憩を入れて11時間歩き23時に下山した。
花の山で有名な白山には、たくさんの種類の花々が咲き乱れていた。
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5/4 18:11
花の山で有名な白山には、たくさんの種類の花々が咲き乱れていた。
下山後、温泉にも行かれずPAで仮眠。富山のSAで美味しい鯛のだしのラーメンを食べた。そのまま高速で帰ろうとしたら軽井沢で高速も碓井峠も通行止めで大渋滞。かなり降ったらしい。
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8/13 11:08
下山後、温泉にも行かれずPAで仮眠。富山のSAで美味しい鯛のだしのラーメンを食べた。そのまま高速で帰ろうとしたら軽井沢で高速も碓井峠も通行止めで大渋滞。かなり降ったらしい。
限られた健脚さんしか見れない風景を楽しませていただきました(*^^)v
ありがとうございます。
サブ候補にこのコース、どんだけpi-tiさんの引き出し奥深いんでしょう!!(+_+)
指の腫れはまだ完全に引いてないんです。末端は腫れると 引くのに時間がかるから腫らせちゃダメとお医者さんが言ってました。気を付けないとね。
今になると 第一候補よりも、この沢に行かれてよかったと思ってます!!
ベリーさんの 伊藤新道 拝見しました。ロングコースを大雨に会うこ となく晴れ間が多く いい時に行かれてよかったですね。 羨ましい❗
餓鬼岳も凄い景色が見られて運がいい。
これからも いろいろな記録を楽しみにしています😍
コメントをありがとうございました。
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