憧れの剱岳へ挑戦！（別山尾根ルート）

2015年09月11日(金) ~ 2015年09月12日(土)

• GPS: 27:32
• 距離: 17.0km
• 登り: 1,789m
• 下り: 1,791m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:49
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:02

8:33 室堂バスターミナル
8:57 9:05 雷鳥荘
9:17 9:17 雷鳥沢キャンプ場
10:48 10:53 剱御前小舎
11:35 剱澤小屋

2日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:30
• 合計: 8:34

3:26 剱澤小屋
3:48 3:50 剣山荘
4:12 4:12 一服剱
4:57 5:01 前剱
5:13 5:19 前劔の門
5:34 5:44 平蔵の頭
5:51 6:04 カニの縦バイ
6:19 6:40 剱岳
6:51 6:57 カニの横バイ
7:11 7:17 平蔵の頭
7:30 7:32 前劔の門
7:39 7:39 前剱
8:13 8:21 一服剱
8:36 8:48 剣山荘
10:01 10:01 剱御前小舎
10:49 10:49 新室堂乗越
11:31 11:31 雷鳥荘
12:00 ゴール地点

天候

9月11日:霧雨のち雨
9月12日:晴れ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

●深夜2時到着時、立山駅に一番近い駐車場は空き半分くらい（土曜日に戻って来た時には、路上・駐車枠外への駐車多数有）
●駐車場の1台分のスペースが狭いのでドアの開け閉めには要注意
●立山〜室堂（ケーブルカー+バス）￥2430
詳しくは下記参照
http://www.alpen-route.com/

コース状況／危険箇所等

●何が危険か？どこが危険か？感じ方は各人の体力や経験などによってかなり違うので、あえて詳しくは書きません。メジャー実線ルートで最高難度にあたる剱岳。転落重大事故の危険が常にあることはいうまでもありません。
　その中でも、4m鉄ブリッジ直後のクサリトラバース、カニのヨコバイの最初の一歩目は高度感があります。
　どうか、いろんな山で多くの経験を積んでから登られることをお勧めします。その方がきっと、気持ちに余裕ができて楽しめると思いますよ。

●剱澤小屋
http://home.384.jp/4jbt8xry/
予約が必要です。乾燥室のパワーがすごい！食事も美味しいですよ。
　

その他周辺情報

●下山後の温泉　ホテル森の風立山￥700（露天風呂他数種類のお風呂有）
http://www.morinokaze-tateyama.com/

●下山後の食事　呉羽ＰＡ（富山名物ブラックラーメン￥660）

●下山後の甘味　立山駅（雪花氷￥400）

写真

9/11 6:25

立山登山口看板、立山駅の前にありました。ここにある祠で安全祈願。

9/11 6:27

今年もお世話になります（先月、薬師岳雷雨撤退でたどり着けなかったので・・・）。

9/11 6:27

立山駅　標高475m

9/11 6:48

来たよ！！

9/11 6:55

いつものケーブルカー

9/11 6:55

いざ、出発！

9/11 7:18

あっという間に美女平駅　標高977m

9/11 7:24

室堂行きのバスに乗ります

9/11 7:40

バスの中から見る日本一の滝、称名滝（3年前、大日三山からここに抜けたのを思い出します）

9/11 8:24

室堂バスターミナルの登山ポスト

9/11 8:26

剱岳はこの1ヶ月で重大事故が何件も発生してる様子

9/11 8:26

はい、たしかに雷鳥です

9/11 8:29

室堂のいつもの石碑からスタートです

9/11 8:34

ミクリガ池

9/11 8:43

今日は火山ガスの硫黄臭がきついです

9/11 8:46

シラタマノキ

9/11 8:48

コウゾリナ

9/11 8:50

リンドウ

9/11 8:57

雷鳥荘到着

9/11 9:15

アキノキリンソウ

9/11 9:15

ヤマハハコ

9/11 9:16

シナノオトギリ

9/11 9:18

天気のせいかテン場は空いてます

9/11 9:28

チングルマの穂

9/11 9:31

ハクサンボウフウ

9/11 9:42

ナナカマドの実

9/11 9:54

アオノツガザクラ

9/11 10:50

剱御前小屋に到着

9/11 10:52

イワツメクサ

9/11 10:55

チングルマの紅葉

9/11 11:06

ミヤマリンドウ

9/11 11:07

ウサギギク（今シーズンは見納めかな〜）

9/11 11:08

ミヤマリンドウ

9/11 11:11

チングルマの穂

9/11 11:25

ヨツバシオガマ（まだたくさん咲いていました）

9/11 11:25

ハクサンボウフウ

9/11 11:38

剱澤小屋に到着

9/11 11:57

今夜のお部屋（4畳に布団5枚）

9/11 13:31

小屋の食堂

9/11 12:35

ランチ（鍋うどん\900）

9/11 15:12

ご主人が手書きの地図でルートの注意点を細かく教えてくれました。

9/11 17:02

夕食。揚げたてのチーズカツがジューシーです。お味噌汁にはミョウガが入っていて爽やか。

9/11 18:03

天気が急速に回復して青空が見えてきました。明日に期待！

9/12 2:43

小屋の朝食用弁当（シャケ弁、味噌汁付きです）

9/12 3:21

午前3時20分、剱澤小屋スタート

9/12 3:48

3時45分、剣山荘到着

9/12 4:00

第1ポイントの鎖場

9/12 4:07

第2ポイント

9/12 4:31

暗闇のガレ場をよじ登ります

9/12 4:43

東の空の薄明。明けの明星が綺麗。雷鳥の鳴き声が何回か聞こえてきました。

9/12 4:46

第3ポイント、前剱の大岩に到着

9/12 4:45

まだ暗くて大岩がカメラに映らない

9/12 4:56

第4ポイント、前剱到着

9/12 5:04

夜明け前の剱岳

9/12 5:05

鹿島槍から昇ってきそうな気配

9/12 5:06

ここから一方通行。4mの鉄ブリッジを渡った直後に恐怖の絶壁よこばいです

9/12 5:06

白馬から爺ヶ岳の稜線

9/12 5:16

鹿島槍が真っ赤に燃えてきました

9/12 5:20

突然、雲の色が焼けました

9/12 5:20

雲がきれい

9/12 5:25

鹿島槍-八峰キレット間からご来光

9/12 5:25

暖かいきれいな色が出ました

9/12 5:25

朝焼けに雲がある条件は重要です

9/12 5:25

鹿島槍とご来光

9/12 5:27

ナイトハイクからの夜明けはいつも安心します

9/12 5:34

岩の間から朝日がさしこみます

9/12 5:34

第7ポイント。平蔵の頭

9/12 5:35

鉄杭と鎖だけで垂直岸壁を登ります

9/12 5:34

天空に向けて一歩、また一歩

9/12 5:41

第8ポイント、平蔵のコル

9/12 5:46

振り返ると朝日のあたる前剱

9/12 5:46

別山の後ろに立山

9/12 5:47

第9ポイント、噂に名高い「カニのたてばい」。

9/12 5:48

20mの垂直絶壁を鎖を頼りによじ登ります

9/12 5:54

カニのたてばいが終わったところ

9/12 5:58

アルプスの絶景

9/12 5:58

前剱、別山、立山、薬師岳

9/12 6:05

上方にある不安定な巨岩が気になります。揺れると落ちそう・・・。

9/12 6:12

頂上の神社が見えました

9/12 6:12

歩いてきた稜線

9/12 6:13

立山（雄山）の神社も遠くに見えます

9/12 6:15

頂上の神社

9/12 6:17

剱岳頂上に到着！！（山頂標識折れていました・・・）

9/12 6:19

頂上からの大パノラマ

9/12 6:25

達成感に満たされつつ栄養補給

9/12 6:38

雲海に浮かぶ八ヶ岳

9/12 6:38

雲上の富士山

9/12 6:38

槍ヶ岳

9/12 6:39

頂上からは360度の展望

9/12 6:41

少し離れたところに別の頂上標識

9/12 6:45

早月尾根との合流地点

9/12 6:45

笠ヶ岳

9/12 6:49

やっぱり気になる今にも落ちそうな巨岩

9/12 6:50

立山の向こうに富士山

9/12 6:57

来ました最大の難関「カニのよこばい」

9/12 6:57

この先は、絶壁下の見えない足場に足を伸ばして全体重をかけなければならない最も危険な箇所（足場は必ずあるから落ち着いて右足を下ろして！）

9/12 6:58

カニのよこばいの下には今からたてばいに向かう人々

9/12 7:02

よこばい直後にハシゴ

9/12 7:03

6m垂直はしごです。体の向きを変えるときの転落に要注意。

9/12 7:06

その後も鎖を頼りに下る壁多いです

9/12 7:07

まずは目の前の前剱に戻ること

9/12 7:09

振り返るとカニのたてばいは渋滞が始まってます。早めに通過できててよかった〜。

9/12 7:13

平蔵の頭に向けて鎖をたよりに垂直に登り返します

9/12 7:13

イワツメクサ

9/12 7:23

カニのたてばいの人渋滞についつい目がいってしまいます

9/12 7:31

前剱の門まで戻ってきました

9/12 7:36

4m鉄ブリッジその直後にある絶壁トラバースで少し渋滞気味

9/12 7:43

剱御前から別山への稜線

9/12 7:51

前剱の大岩。夜は暗くてうまく写らなかったけど・・・。

9/12 7:55

青空と前剱の大岩

9/12 7:55

剱沢小屋を囲む山々

9/12 8:10

前剱への道

9/12 8:11

トリカブト

9/12 8:18

大迫力の剱岳

9/12 8:19

見えた、剣山荘

9/12 8:32

リンドウ（群生しています）

9/12 8:37

剣山荘に着きました。ここでまた栄養補給。この後残雪ルートを行きます。

9/12 9:00

チングルマの穂

9/12 9:02

ヘビイチゴ

9/12 9:04

剱沢小屋

9/12 9:04

剣山荘

9/12 9:09

剣山荘から剱岳への道

9/12 9:10

ナナカマドの紅葉

9/12 9:15

ここにも不安定な岩

9/12 9:18

ヨツバシオガマ畑

9/12 9:19

ハクサンボウフウ

9/12 9:21

雪渓を横切ります（雪を見るとワクワクする〜）

9/12 9:26

チングルマの穂

9/12 9:27

アキノキリンソウ

9/12 9:28

ミヤマリンドウ

9/12 9:34

ミヤマタネツケバナ？

9/12 9:34

ミヤマリンドウ

9/12 9:39

イワイチョウの紅葉

9/12 9:40

ミヤマキンバイ

9/12 9:41

ヨツバシオガマ

9/12 9:42

剱岳へ続く道

9/12 9:43

チングルマの穂

9/12 9:44

チングルマの紅葉

9/12 9:46

見えた、剱御前小屋

9/12 9:46

白馬三山へ続く道

9/12 10:00

振り返ると常に剱岳が見守ってます

9/12 10:00

振り返ると常に剱岳が見守ってます

9/12 10:00

剱御前小屋に到着

9/12 10:06

北側に広がる展望

9/12 10:06

富山湾も見えます

9/12 10:08

室堂が眼下に広がります

9/12 10:09

立山のパノラマ景色を一望

9/12 10:09

地獄谷から室堂

9/12 10:09

地獄谷から室堂

9/12 10:11

イワギキョウ

9/12 10:14

三年前に縦走した奥大日岳

9/12 10:14

立山の背後には薬師岳

9/12 10:15

先月、雷雨撤退した薬師岳。新穂高から剱岳までルートがつながるはずだったのに残念・・・。

9/12 10:15

浄土山の左には槍ヶ岳

9/12 10:49

奥大日岳

9/12 11:00

一部鮮やかな紅葉がはじまってます（2週間後には真っ赤になるのでしょうか？）

9/12 11:04

雷鳥沢のテン場まで戻ってきました

9/12 11:07

シナノオトギリ

9/12 11:09

アザミ

9/12 11:10

テン場への橋

9/12 11:13

雷鳥沢から見る立山

9/12 11:15

ヤマハハコ

9/12 11:30

雷鳥荘。ここまで登り返す階段が長いです

9/12 11:48

山崎カールと立山三山

9/12 11:52

ミクリガ池と浄土山・雄山

9/12 11:53

ミクリガ池と立山三山

9/12 11:57

バスターミナルへ戻る道

9/12 11:58

三年前に縦走した大日三山

9/12 11:58

立山三山

9/12 11:59

室堂バスターミナル

9/12 12:15

バスターミナル内レストランの白海老から揚げ丼定食

9/12 12:38

バスターミナルは韓国、中国からのツアー客で大混雑。

9/12 12:56

アルペンルートバスの中から見る剱岳。

9/12 12:57

あんなに遠くの剱岳から歩いてきたなんて不思議な感じ

9/12 12:58

剱岳さん、また来ます！

9/12 13:38

美女平からケーブルカーで下山

9/12 14:01

立山駅の雪花氷（マンゴー味）

9/12 16:41

富山名物ブラックラーメン

9/13 7:23

じんべ大好物！富山名物「ますの寿司」

撮影機器：

HDR-CX170 SONY

Optio W90 ペンタックス

Optio WG-2 GPS ペンタックス

感想

Jinbei

♪憧れの剱岳へ挑戦♪
　好きな山、行ってみたい山はたくさんある。その中でも、槍ヶ岳と剱岳は別格だった。
　槍ヶ岳は、2年前快晴の天気のもと山頂に立つことができた。剱岳もいつか山頂に立ってみたいという強い思いをもって、いろんな山を登って経験をつんできた。
　行ってはみたが、ただ疲れただけ、ただ怖かっただけ、こんなことでは心から剱岳を楽しめないから・・・。

　そろそろ挑戦してみようか？夏休みも終わりシルバーウィークの前で空いている可能性のあるこの時期を選んでみた。
　天気がどうにも安定しないのが気になるが、登頂予定の日が悪天候なら、安全第一で潔く登頂を諦めようと思っていた。
　
　案の定、一日目は雨だったのでさっさと小屋入りし明日の晴天を願う。夏休みも雷雨で予定変更になってしまったし、今回は何とか天気が回復してほしい・・・。
　そんな願いが通じたのか？夕方に雨はあがり、翌日小屋を出発する時にはオリオン座が大きく輝く満天の星空。歩いていくうちにだんだん色の変わっていく東の空。雲の色がきれいに染まったな〜と思ったら、鹿島槍方面から素晴らしいご来光。この瞬間がナイトハイクをしてきた醍醐味でもある。

　暗いうちから歩いたおかげで、行きも帰りも渋滞に巻き込まれず、難所の通過も余裕をもって楽々。山頂でも最高の景色を満喫しながらのんびりできた。

　さあ次はどの山を登ろうか？挑戦はまだまだ続く。

P.S.今回の剱岳登山にあたり、いつも利用している登山専門店さんから多くのアドバイスをいただきました。おかげさまで無事に戻ってこられたことを感謝します。ありがとうございました。