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Yamareco

記録ID: 7151677
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳〜硫黄岳:県界尾根からの稜線歩き(からの茅野駅までの車道歩き)

2024年08月17日(土) ~ 2024年08月18日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
16:12
距離
36.4km
登り
1,678m
下り
2,536m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
13:46
休憩
1:09
合計
14:55
9:27
75
10:42
10:44
5
10:49
10:50
63
11:53
12:00
123
14:03
4
14:07
14:11
3
14:14
14:20
25
14:45
4
14:49
12
15:01
15:06
10
15:16
15:21
5
15:26
15:29
6
15:35
9
15:44
15:53
3
15:56
16:00
6
16:06
16:15
8
16:23
17
16:40
16:41
24
17:05
17:06
21
17:27
30
18:07
18:08
38
18:46
18:47
22
19:09
19:10
12
19:22
19:31
49
23:10
49
23:59
宿泊地
2日目
山行
0:01
休憩
0:01
合計
0:02
1:13
1:14
1
1:15
ゴール地点
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
野辺山駅にはタクシーが常駐していないため、タクシー会社に電話して清里駅から迎えに来てもらいます(料金は3,500円)。
桜平から茅野駅までの歩きは、日帰りでは現実的ではないです。
コース状況/
危険箇所等
全体的に踏み跡は明瞭です。
真教寺尾根は、序盤の笹原が刈払されておらず、時折藪漕ぎになります。また、大天狗から赤岳山頂付近まで、鎖場が続きます。
赤岳から横岳から先のトラバースを通過するまで、鎖場・岩場が続きます。
そこからは、危険箇所はありません。
本日はこちら、県界尾根の登山口(東側)からスタート。
タクシーの運転手の方のお話によると、道路(砂利道ですが)が整備され、格段にアクセスしやすくなったのだとか。
また、簡易トイレがあります。
2024年08月17日 09:03撮影 by  Pixel 8a, Google
4
8/17 9:03
本日はこちら、県界尾根の登山口(東側)からスタート。
タクシーの運転手の方のお話によると、道路(砂利道ですが)が整備され、格段にアクセスしやすくなったのだとか。
また、簡易トイレがあります。
登山道はこんな感じ。小天狗まで、笹原が続きます。
2024年08月17日 09:06撮影 by  Pixel 8a, Google
2
8/17 9:06
登山道はこんな感じ。小天狗まで、笹原が続きます。
防火帯。
2024年08月17日 09:17撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 9:17
防火帯。
2024年08月17日 09:27撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 9:27
ようやく登山道っぽくなってきました。
2024年08月17日 09:55撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 9:55
ようやく登山道っぽくなってきました。
崩落地の側を通ります。
2024年08月17日 10:04撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 10:04
崩落地の側を通ります。
振り返ると奥秩父山塊と茅ヶ岳。
2024年08月17日 10:12撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 10:12
振り返ると奥秩父山塊と茅ヶ岳。
若干降り…
2024年08月17日 10:15撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 10:15
若干降り…
さらに崩落地を通ります。
2024年08月17日 10:22撮影 by  Pixel 8a, Google
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さらに崩落地を通ります。
そして小天狗に到着。ここからは、非常に歩きやすくなります。
2024年08月17日 10:42撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 10:42
そして小天狗に到着。ここからは、非常に歩きやすくなります。
緩やかな土の登山道を軽快に進んでいきます。
2024年08月17日 10:49撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 10:49
緩やかな土の登山道を軽快に進んでいきます。
どこまでも続く土の登山道。
2024年08月17日 10:51撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 10:51
どこまでも続く土の登山道。
景観が開けてきましたが、残念ながら頂上付近は雲の中。
2024年08月17日 10:56撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 10:56
景観が開けてきましたが、残念ながら頂上付近は雲の中。
真教寺尾根。あの区間が平坦でダルいのよねぇ…
2024年08月17日 10:56撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 10:56
真教寺尾根。あの区間が平坦でダルいのよねぇ…
標高を上げると、徐々に露岩が出てきます。
2024年08月17日 11:28撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 11:28
標高を上げると、徐々に露岩が出てきます。
で、大天狗に到着。
2024年08月17日 11:53撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 11:53
で、大天狗に到着。
その後も、比較的歩きやすい登山道が続き…
2024年08月17日 11:55撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 11:55
その後も、比較的歩きやすい登山道が続き…
露岩の急登が増えてくると…
2024年08月17日 12:17撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 12:17
露岩の急登が増えてくると…
ついに鎖場登場。ここはまだ序の口。
2024年08月17日 12:45撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 12:45
ついに鎖場登場。ここはまだ序の口。
で、このルートの核心部に到着。
スラブ状の岩ですが、(特に足の)ホールドが乏しく、若干鎖に頼りながら登ることとなります。
2024年08月17日 12:48撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 12:48
で、このルートの核心部に到着。
スラブ状の岩ですが、(特に足の)ホールドが乏しく、若干鎖に頼りながら登ることとなります。
ハシゴに到達すれば、ひとまず安心。
2024年08月17日 12:52撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 12:52
ハシゴに到達すれば、ひとまず安心。
その後も核心部が続きます。
こちらはルンゼ状の岩場。先程の岩場に比べると若干ホールドは豊富ですが、距離が長いです。
2024年08月17日 13:05撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 13:05
その後も核心部が続きます。
こちらはルンゼ状の岩場。先程の岩場に比べると若干ホールドは豊富ですが、距離が長いです。
岩が濡れてるので、慎重に進みます。
2024年08月17日 13:06撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 13:06
岩が濡れてるので、慎重に進みます。
さらに鎖場が続きますが、このあたりからは、ホールドが豊富になっていきます。
2024年08月17日 13:10撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 13:10
さらに鎖場が続きますが、このあたりからは、ホールドが豊富になっていきます。
赤岳山頂は相変わらず雲の中。
2024年08月17日 13:14撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 13:14
赤岳山頂は相変わらず雲の中。
さらに鎖場を越えて…
2024年08月17日 13:16撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 13:16
さらに鎖場を越えて…
ハシゴを登り…
2024年08月17日 13:23撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 13:23
ハシゴを登り…
もういっちょハシゴを登り…
2024年08月17日 13:25撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 13:25
もういっちょハシゴを登り…
鎖場を登り切ると…
2024年08月17日 13:27撮影 by  Pixel 8a, Google
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鎖場を登り切ると…
赤岳天望荘が見えてきました。
2024年08月17日 13:31撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 13:31
赤岳天望荘が見えてきました。
振り返ると、そこそこ晴れているのですが…
2024年08月17日 13:32撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 13:32
振り返ると、そこそこ晴れているのですが…
何でしたっけ?
2024年08月17日 13:34撮影 by  Pixel 8a, Google
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何でしたっけ?
まだまだ鎖場が続きますが…
2024年08月17日 13:37撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 13:37
まだまだ鎖場が続きますが…
ようやく赤岳頂上山荘が見えてきました。
2024年08月17日 13:45撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 13:45
ようやく赤岳頂上山荘が見えてきました。
そして到着。
2024年08月17日 14:02撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 14:02
そして到着。
そして、すぐそこの赤岳頂上へ。
2024年08月17日 14:08撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 14:08
そして、すぐそこの赤岳頂上へ。
驚きの白さ。
2024年08月17日 14:09撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 14:09
驚きの白さ。
頂上からの降りは、延々と手すり状の鎖場が続きます。
2024年08月17日 14:32撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 14:32
頂上からの降りは、延々と手すり状の鎖場が続きます。
相変わらず雲が出ています。
2024年08月17日 14:39撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 14:39
相変わらず雲が出ています。
赤岳天望荘の手前で、ようやく北八ヶ岳方面の雲が取れてきました。
蓼科山と峰の松目がよく見えます。
2024年08月17日 14:43撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 14:43
赤岳天望荘の手前で、ようやく北八ヶ岳方面の雲が取れてきました。
蓼科山と峰の松目がよく見えます。
そして、振り返ると、ようやく赤岳の雲も取れてきました。
2024年08月17日 14:44撮影 by  Pixel 8a, Google
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そして、振り返ると、ようやく赤岳の雲も取れてきました。
そして、赤岳天望荘へ。
2024年08月17日 14:44撮影 by  Pixel 8a, Google
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そして、赤岳天望荘へ。
眼下には、行者小屋と赤岳鉱泉が見えます。
2024年08月17日 14:45撮影 by  Pixel 8a, Google
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眼下には、行者小屋と赤岳鉱泉が見えます。
目指す硫黄岳方面は相変わらず雲の中。
2024年08月17日 14:45撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 14:45
目指す硫黄岳方面は相変わらず雲の中。
で、地蔵の頭に到着。
お地蔵様に、これからの稜線歩きの無事を祈願します。
2024年08月17日 14:49撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 14:49
で、地蔵の頭に到着。
お地蔵様に、これからの稜線歩きの無事を祈願します。
手すり状の鎖でトラバースしていきます。
2024年08月17日 15:04撮影 by  Pixel 8a, Google
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手すり状の鎖でトラバースしていきます。
こちらの岩峰も巻いていきます。
2024年08月17日 15:11撮影 by  Pixel 8a, Google
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こちらの岩峰も巻いていきます。
見た目ほど難しくはありません。
2024年08月17日 15:25撮影 by  Pixel 8a, Google
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見た目ほど難しくはありません。
石尊峰のピーク?
2024年08月17日 15:37撮影 by  Pixel 8a, Google
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石尊峰のピーク?
この見覚えがあるハシゴを登ると…
2024年08月17日 15:42撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 15:42
この見覚えがあるハシゴを登ると…
三叉峰の分岐です。
ここから先が未踏ルート。
2024年08月17日 15:46撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 15:46
三叉峰の分岐です。
ここから先が未踏ルート。
今回はピークも踏んでおきます。
2024年08月17日 15:48撮影 by  Pixel 8a, Google
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今回はピークも踏んでおきます。
横岳。
2024年08月17日 15:48撮影 by  Pixel 8a, Google
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横岳。
振り返って赤岳。
2024年08月17日 15:48撮影 by  Pixel 8a, Google
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振り返って赤岳。
ハシゴを登り…
2024年08月17日 16:01撮影 by  Pixel 8a, Google
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ハシゴを登り…
もう一回登ると…
2024年08月17日 16:04撮影 by  Pixel 8a, Google
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もう一回登ると…
横岳に登頂。
2024年08月17日 16:06撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 16:06
横岳に登頂。
ここが例のトラバース区間?こちらは西側。
見た目ほど難しくはないですが、足元は切れ落ちています。
2024年08月17日 16:13撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 16:13
ここが例のトラバース区間?こちらは西側。
見た目ほど難しくはないですが、足元は切れ落ちています。
こちらは東側。
おそらく上の鎖は冬季用でしょうか?下段は特に問題なく通過できます。
2024年08月17日 16:14撮影 by  Pixel 8a, Google
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こちらは東側。
おそらく上の鎖は冬季用でしょうか?下段は特に問題なく通過できます。
ようやく硫黄岳と硫黄岳山荘が見えてきました。
2024年08月17日 16:30撮影 by  Pixel 8a, Google
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ようやく硫黄岳と硫黄岳山荘が見えてきました。
そして到着。
2024年08月17日 16:40撮影 by  Pixel 8a, Google
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そして到着。
そこから最後のピークである硫黄岳にアタック開始。
2024年08月17日 16:43撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 16:43
そこから最後のピークである硫黄岳にアタック開始。
ケルンに導かれてガレ場を登ります。
2024年08月17日 16:48撮影 by  Pixel 8a, Google
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ケルンに導かれてガレ場を登ります。
頂上まであと少し…
2024年08月17日 16:56撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 16:56
頂上まであと少し…
で、どうにか無事登頂。
2024年08月17日 17:06撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 17:06
で、どうにか無事登頂。
爆裂火口だけ撮影して、早々に下山開始。
2024年08月17日 17:06撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 17:06
爆裂火口だけ撮影して、早々に下山開始。
登山道はこんな感じ。さすがに八ヶ岳のメインルートだけあって、よく踏まれています。
2024年08月17日 17:17撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 17:17
登山道はこんな感じ。さすがに八ヶ岳のメインルートだけあって、よく踏まれています。
ここからオーレン小屋へ。
2024年08月17日 17:24撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 17:24
ここからオーレン小屋へ。
登山道は整備されています。
2024年08月17日 17:25撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 17:25
登山道は整備されています。
2024年08月17日 17:57撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 17:57
そしてオーレン小屋に到着。普通にテント場が混んでいました。
2024年08月17日 18:07撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 18:07
そしてオーレン小屋に到着。普通にテント場が混んでいました。
オーレン小屋からは、非常に歩きやすくなります。
2024年08月17日 18:10撮影 by  Pixel 8a, Google
8/17 18:10
オーレン小屋からは、非常に歩きやすくなります。
ちょっとした車両であっても通れそうなくらい。
2024年08月17日 18:26撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 18:26
ちょっとした車両であっても通れそうなくらい。
そして夏沢鉱泉に到着。入口右にある水場で給水。
2024年08月17日 18:45撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 18:45
そして夏沢鉱泉に到着。入口右にある水場で給水。
あとは林道をひたすら歩くだけです。
2024年08月17日 18:46撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/17 18:46
あとは林道をひたすら歩くだけです。
夏沢鉱泉から5時間半もかけてようやく茅野駅に到着し、本日の山行は終了。
さて、始発までどうしようかねぇ…
2024年08月18日 01:14撮影 by  Pixel 8a, Google
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8/18 1:14
夏沢鉱泉から5時間半もかけてようやく茅野駅に到着し、本日の山行は終了。
さて、始発までどうしようかねぇ…

感想

夏の18きっぷ4,5,6回目。

台風一過ということで、なるべく難所がなく、緩やかで、フェーン現象で暑くなってもいいように水場が多いルートで登りたい。で、夜叉神峠から鳳凰三山でも登ろうかと思い、甲府で前泊。いざバスに乗り込もうと歩いて4:30にバス停に着いたところ、なんと8/15から広河原線のバスが運休とのこと(現在は復旧している模様)。

さてどうしたものかと、始発までに腹案を検討し、結局、次に登る予定だった県界尾根から赤岳〜硫黄岳の稜線歩きに計画を変更。難所がないどころか、難所だらけのルートであり、体が保つかどうか極めて怪しい状況だったわけですが…

【コース状況】
■登山口〜小天狗〜大天狗
・今回、ルートが非常に長く、難易度も高いため、なるべく標高と距離を稼ぐために、登山口までは野辺山駅からタクシーでアプローチしました。運転手の方曰く、かつてに比べると非常によく整備されたとのことで、マイカーでもアクセスしやすいと思います。
・登山口には、簡易トイレと登山届がありますが、水場がありませんので、水は事前に汲んでおく必要があります。
・登山口から途中の小天狗までは、傾斜が緩やかなものの、刈払がされていない笹原の登山道が中心となります。踏み跡こそ明瞭ですが、たまに藪漕ぎ状態になることもあります。
・小天狗からは、清里方面からの登山道と合流するため、さらに踏み跡が明瞭になり、傾斜も緩むため、大天狗まで快適に歩けます。

■大天狗〜赤岳山頂
・大天狗からもしばらくは歩きやすい登山道が続きますが、次第に露岩が増え、傾斜もキツくなったところで、鎖場・岩場が出てきます。
・核心部は、最初の鎖場+金網の巻道を通過したあとのスラブ状の鎖場と次のルンゼ状の鎖場です。
・スラブ状の鎖場は、足のホールドが乏しいため、よく足元を見極めながら足を乗せて、若干鎖に頼りながら登りました。
・ルンゼ状の鎖場は、多少は足のホールドが豊富にはなりますが、距離が長く、雨の影響で岩が濡れていたため、慎重に通過しました。
・核心部を通過しても、ハシゴや岩場が続きますが、難易度は遥かに低くなります。
・そうこうしているうちに、赤岳頂上山荘に到着し、そこからすぐ赤岳山頂です。

■赤岳山頂〜三叉峰〜横岳山頂
・赤岳山頂は完全に雲の中であったため、早々に次の目標に向けて歩き出しました。
・赤岳から三叉峰までは、鎖場や岩場が連続しますが、概ねよく整備されているため、難しくはないです。
・ただし、今回は撮影できていませんが、斜度が非常に高いスラブ状の岩を両サイドの手すり状の鎖を頼って登る場所があります。ここは難易度高めです。
・岩場・鎖場のアップダウンやトラバースを経て、三叉峰と杣添尾根の分岐に到達。ここから先は未踏ルート。まずは三叉峰のピークを踏んで、横岳に向かいます。
・横岳までのルートはそれほど難易度は高くなく、ハシゴを2回登って、あっさり横岳山頂に登頂しました。横岳山頂も雲の中であったため、早々に硫黄岳に向けて移動開始。

■横岳山頂〜硫黄岳山荘〜硫黄岳山頂
・横岳から降ってすぐ、有名な?岩峰をトラバースする鎖場があります。
・西側は、足元が非常に狭く、高度感は感じましたが、見た目ほど難易度は高くなはないです。東側は、2段になっていて、上段は歩けるかどうか怪しいくらい細かった(冬季用?)ですが、下段は普通に歩けます。
・このトラバース区間を抜けると、難所はありません。
・緩やかなガレ場を降って硫黄岳山荘に到着後、すぐに硫黄岳に登り返します(後に硫黄岳山荘で給水できると知り後悔しましたが、それはまた別の話)。
・これまた緩やかなガレ場をケルンに導かれて登り、無事本日最後のピークである硫黄岳に登頂。
・時間も押しているため、爆裂火口だけ撮影して、さっさと下山開始。

■硫黄岳頂上〜オーレン小屋〜夏沢鉱泉〜桜平駐車場
・硫黄岳山頂からは、オーレン小屋を目指して一気に下山します。
・登山道の状況が若干不安でしたが、階段状になっていたり、岩が鉄杭で固定されていたりと、整備はされていたため、軽快に降りられました。
・オーレン小屋に到着後、給水して、さらに降ります。オーレン小屋から先は、登山道というよりも、ちょっとした作業道や林道であり、日が落ちてもヘッデンがあれば歩けるレベルでした。
・そのまま夏沢鉱泉に到着し、そこでまた給水後、さらに降ります。夏沢鉱泉から先は林道であり、マイクロバスが通れるレベルですので、サクサク降っていきます。
・どうにか日没ギリギリに桜平駐車場に到着。駐車場には公衆トイレ(100円)があります(水洗・洋式・給水不可)。

■桜平駐車場〜茅野駅
・さて、今回はここからがある意味核心部。桜平駐車場から5時間半かけて茅野駅まで歩き通します。
・まずは唐沢鉱泉との分岐までですが、この区間は未舗装の林道であり、意外に整備されていないため、歩きづらいことこの上ないです。また、ほとんど電波が入りませんので、退屈極まりないです。
・唐沢鉱泉分岐からは、別荘地の中の舗装道路を歩きますが、これまた意外に電波が入らず、ただひたすら黙々と歩くことになります。しかも、途中トイレは無く、自販機も1箇所しかありませんでした。
・別荘地を抜けた頃から、ようやく電波が入り始めます。
・あとは、集落を抜け、国道をひたすら歩き、駅前の商店街を抜けたところで茅野駅に到着し、本日の山行は終了。当然、終電はとっくに終わっていました。

【まとめ】
・赤岳〜硫黄岳のルートは、八ヶ岳随一のメジャールートですので、非常によく整備はされているものの、県界尾根を登ってから通るのはハードでした。
・今回、下山ルートで初めてオーレン小屋〜桜平のルートを使いましたが、南沢ルート、北沢ルート、渋の湯〜黒百合ヒュッテのルート等と遜色のない整備状況で、下山しやすかったです。
・桜平から茅野駅までの歩きは、非常に長く、おそらく走らないと終電には間に合わないため、少なくとも日帰りの場合は現実的ではありません。日帰りの場合は、美濃戸口〜すずらんの里駅が現実的です(それでも終電ギリギリですが)。
・ちなみに、この日は茅野駅からさらに1時間ほど歩いて、始発までネットカフェで過ごしました。

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