間ノ岳、農鳥岳、笹山

2024年08月17日(土) ~ 2024年08月18日(日)

• GPS: 14:11
• 距離: 25.7km
• 登り: 2,596m
• 下り: 3,307m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:13
• 休憩: 0:21
• 合計: 4:34

距離 6.1km 登り 1,546m 下り 179m

6:41 広河原インフォメーションセンター
6:58 6:58 白根御池分岐
7:20 7:22 第一ベンチ(1880ｍ)
7:39 7:40 第二ベンチ(2059ｍ)
8:12 8:26 白根御池小屋
8:42 8:43 大樺沢二俣
10:20 10:24 八本歯のコル
10:49 10:50 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
11:04 11:04 トラバースルート分岐
11:18 北岳山荘

2日目

• 山行: 8:48
• 休憩: 0:43
• 合計: 9:31

距離 19.6km 登り 1,051m 下り 3,128m

11:18 北岳山荘
3:48 3:49 中白根山
4:43 5:01 間ノ岳
5:44 5:44 農鳥小屋
6:38 6:38 西農鳥岳
7:02 7:05 農鳥岳
7:25 7:34 大門沢下降点
7:58 8:00 広河内岳
8:50 9:00 大籠岳
9:29 9:30 白河内岳
10:11 10:11 笹山北峰
10:17 10:18 笹山 南峰
10:57 10:57 2256
11:45 11:46 水場入口
12:06 12:06 1344
12:46 12:46 奈良田八幡社公園
12:50 12:51 奈良田湖バス停
12:51 ゴール地点

天候

1日目：晴れ後曇り、時々雨
2日目：日の出前は濃霧。日の出直前から晴れ、時々曇り。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田駐車場に0時ごろ着。
台風の影響もあり小屋の予約が少なくなっており、駐車場も余裕あり。

奈良田→広河原山荘
片道1600円

コース状況／危険箇所等

【広河原山荘～白根御池小屋】
標高2200mまでは土や木の根、岩のよくある尾根沿いの道。
2200m超えるとトラバースになる。
5回くらい崩落による高巻きでアップダウンするが、歩き易い。
石とぬかるみが出現したら小屋はすぐ。

【白根御池小屋～大樺沢二俣】
樹林帯のトラバース。
基本は土でちょいちょい木が邪魔する。
歩きやすい。

【大樺沢二俣～八本歯のコル(左俣コース)】
2700mくらいまでは砂礫や大小様々の岩が転がった道。
なお2500mあたりまでは小石が多く踏み固められているが、2500～2600mくらいは浮石が一気に増える。
2700mくらいにある標識から八本歯のコルを少し過ぎたところまではずっとハシゴ。

【八本歯のコル～吊尾根分岐(東側)】
八本歯のコル近くはハシゴがあるが、それ以外は大きな岩がゴロゴロと転がっている。
蓼科山みたいな感じで楽しい。

【吊尾根分岐(東側)～北岳山荘】
吊尾根側の半分は片側がかなり切れ落ちているトラバース道。ハシゴや岩場もあって危険な道。
あと半分は優しい砂利道。

【北岳山荘～中白根山】
最初は砂利道。
中白根山に近づいて傾斜が出てくると岩が増える。

【中白根山～間ノ岳】
中間にある3055地点近くは岩稜帯。
岩の向こうにマーキングがあったりと濃霧だと道を見失い易い。
間ノ岳が近くなると踏み固められた砂礫で歩き易くなる。

【間ノ岳～農鳥小屋】
10cm前後の岩だらけでずっとガレ道。
浮石は少ない。
以降はマーキング多め。

【農鳥小屋～西農鳥岳】
ザレ道の急登。(だったはず…記憶があまりない)

【西農鳥岳～農鳥岳】
ザレ道、時々岩場。(のはず)

【農鳥岳～大門沢下降点】
基本はザレ道。
走れるくらい。

【大門沢下降点～広河内岳】
ザレ道。道は明瞭。
ただし、下降点からすぐのところに二つ並んだ岩と間に枯れた枝が横に横たわっているところを通るのですが、一見通行止めに見えるためか、右側にそれて登っていく踏み跡があります。行き止まりになりますので、枝を跨いで進みましょう。

【広河内岳～白河内岳】
ハイマツ+ザレ道or大きめの岩のガレ道。
ハイマツのところはそのまま道が見えますが、ガレ道は道がはっきりしないので、マーキングを見失わないように注意。マーキングはかなり多いと思います。

【白河内岳～笹山】
白河内岳近くは上と同じ。
ヤマレコや山と高原地図で不明瞭とされている部分は岩がゴロゴロしており、左側の樹林帯に入っていく。
マーキングはあるが見落とし易いかも。
2分くらいグルグルと迷った。

樹林帯は木の根がたくさん出ており、濡れているとかなり滑る。

【笹山～奈良田ダム】笹山ダイレクト尾根
全体的に落ち葉(松)と木の根が多い道。倒木も。
上半分は特に多い。土自体も崩れ易い。3回転んだ。
降りでの事故が多いのは納得せざるおえない。
上半分ではストックはしまって木を掴んだほうがいいかもしれない。
下半分はほとんど滑らなかった。

白峰三山のついでに百高山を狙う人は覚悟したほうがいい。水分不足にも注意を。

その他周辺情報

温泉：女帝の湯。大人700円。蕎麦やほうとう、カレーなど食堂もあり。
座敷でくつろげる。ゆるキャンにも使われたらしい。

高速道路を降りてすぐのところしかコンビニはない。(道の駅南部の近く)

写真

8/17 0:33

前回の経験から4時半起きの5時並び。
その時点で前に30人くらい。
バスは5台用意されていた。
運賃は去年と同じ。

8/17 4:51

2台目に乗れました。
椅子が足りなければ立ち乗りになります。

8/17 6:41

バスのスタートが遅れて、こちらのスタートも遅れた。
広河原山荘のトイレは売店を使わない人は利用禁止とのこと。

8/17 6:43

最初に目当ての山が見えるのイイネ

8/17 6:46

やっぱり急ですねー

8/17 8:24

白根御池小屋着。
去年はキャリアはauだったのですが、今回はdocomo。
まさかのほぼずっと電波入る。

8/17 8:24

今年は少し早く来たので青々しています。

8/17 8:26

池

8/17 8:26

今回は左から。
去年は右

8/17 8:37

分岐までは白根御池小屋手前の道と同じ感じ。

8/17 8:41

開けた

8/17 8:41

分岐点

8/17 8:43

マーキング見失うと道がわからなくなりそう。

8/17 8:44

すべり坂と同じく、鳳凰三山よく見える。

8/17 8:47

沢沿いの少し高いところに道が続きます。

8/17 8:59

多分過去に崩れたところはこんな感じで横に逸れる。

8/17 9:06

まだ雪渓残ってる。
登山道には影響はないです。

8/17 9:52

この標識から先はハシゴ地獄。

8/17 9:54

ハシゴ

8/17 9:55

北岳バットレス？

8/17 10:19

八本歯ノ頭

8/17 10:20

八本歯のコル

8/17 10:21

山荘が見えそう…

8/17 10:38

ガレガレ

8/17 10:49

分岐点
かなりガスって来た。
北岳よるのは中止かも。

8/17 10:50

吊尾根分岐から北岳山荘へのトラバース道
基本水平に撮ってます。

8/17 10:53

なんか鳥
ホシガラス？

8/17 10:54

写真で見た橋はここだったのか…
トラバース道、結構危険ですね。

8/17 11:04

稜線沿いの登山道と近づくところ。

8/17 11:17

その後は危険な場所はなかった。

8/17 11:18

本日の宿泊地。
このあと美味しくカレーを食べていたところパラパラと断続的に降って来たので、北岳によるのはやめました。

8/18 3:20

朝から頭が痛く、胃がなかなかご飯を受け付けず、鎮痛薬飲んでゆっくり準備しておりました。
何名か出発していたのと、頭痛も軽くなったので出発します。
暫くは霧は濃くなったり晴れたりを繰り返しました。濃い時はヘッデンをマックスで点けても5メートル見えるかどうか…

8/18 3:46

中白根山着。
この周辺は岩場もあるのですが、濃霧で3回ほどルートがわからなくなりました。
他の2組と一緒になって通過しました。

8/18 4:22

晴れて来た！
奥には富士山

8/18 4:34

北岳と中白根山あたりを歩いている人のヘッデン

8/18 4:43

間ノ岳到着。
頭痛はどこへやら！

8/18 4:43

やっぱり日の出直前が好きかも

8/18 4:43

三角点忘れてた

8/18 4:48

間ノ岳から。
北岳、農鳥岳、塩見岳、荒川岳？赤石岳？

8/18 4:58

富士山と雲海。
なんとなく鬼ヶ島に見えた。

8/18 5:08

日の出
甲斐駒ヶ岳、北岳、鳳凰三山

8/18 5:08

日の出
富士山

8/18 5:08

日の出なうな農鳥岳、塩見岳など

8/18 5:08

日の出パノラマ
間ノ岳より

8/18 5:14

これから進む稜線がよく見える

8/18 5:21

間ノ岳から農鳥小屋への降りはずっとこんな道。
そんなに滑らない。

8/18 5:36

大井川の源流がある谷をトラバースする道
への分岐
歩きやすいらしい。

8/18 5:36

ここからだとあまり見えなかった。

8/18 5:42

農鳥小屋
女性の小屋番さんがいた。

8/18 5:44

トイレ
近寄っては無い

8/18 6:18

仙塩尾根と熊の平小屋

8/18 6:31

南アルプスいいね👍

8/18 6:33

西農鳥岳に到着

8/18 6:34

農鳥岳への道
&富士山

8/18 6:43

中白根山以来の岩稜帯

8/18 6:56

これは…

8/18 7:02

農鳥岳と富士山

8/18 7:03

農鳥岳に到着
白峰三山、1年越しに制覇しました⛰️

8/18 7:04

また三角点忘れてた

8/18 7:06

山頂の東側にちょっとスペースあり。

8/18 7:07

稜線はまだ続く

8/18 7:26

大門沢下降点

8/18 7:33

お祈りと鐘🔔
結構響く

8/18 7:47

塩見岳をみて元気をいただく。

8/18 7:58

広河内岳に到着
この山頂で一回コケる。
早朝の濃霧で岩が濡れていたからだと思います。

8/18 8:04

まだまだ続く

8/18 8:18

破線の割には道は明瞭
マーキングも多いのでちゃんと追えば大丈夫かも。

8/18 8:47

大籠岳に到着
ガスってしまった…

8/18 9:27

白河内岳。
ガスガス☁️

8/18 9:36

ヤマレコ、山と高原地図にて？マークがあるところ。
ガレガレのところなのですが、いきなり左に直角に曲がるため、目線からルートが消える。

8/18 9:37

薮の割れ目があったのでここかと思ったら、もっと左だった。

8/18 9:45

マーキング見つけて入ったらコレ。
ここからが笹山への核心だった…

濡れた木…
滑る滑る…

8/18 9:53

笹山北峰までは樹林帯に。
落ち葉で見えにくくなっている細い根っこで思いっきり転びました。

8/18 10:11

笹山北峰。
展望が良いらしいが、ガスが登ってしまった。

8/18 10:18

笹山は展望なし。

8/18 10:18

左がダイレクト尾根

8/18 10:21

ここから写真を全く撮っていないのは察してください。
薬師岳の中道を狭く急登にして、木の根と落ち葉(松)をめっちゃ増やした感じです。

3回本気で転びました。
ストックはしまって、脇の木を掴みながら降りる方がいいかもしれません。
このためか、上半身が何故か筋肉痛です。

8/18 11:51

下半分は道幅も広がって、落ち葉も木の根もそんなに邪魔にはならなかったです。

8/18 12:29

発電所かな。

8/18 12:31

職員用に手すりが設置してある。
そして遠くまで見える手すり…

8/18 12:43

発電所の本体？

8/18 12:43

やっと最後の橋が見えたー！

8/18 12:47

かなり揺れる🫨
両端の鉄線には蜘蛛の巣がたくさんあるので注意してください。

8/18 12:48

温泉♨️温泉♨️

8/18 12:48

奈良田ダム

8/18 14:05

女帝の湯
生き返った…

登山者用の駐車場には自販機は有りませんが、ここの駐車場と温泉施設内には自販機有りました。

8/18 14:05

女帝の湯から。

お疲れ山でした。
笹山ダイレクト尾根はもう懲り懲りです。

8/24 15:13

右が今回の山行が終わったら捨てようと履いたもの。
左は新品。
グリップは半分以下になって、角も丸くなっていたのでスリップしやすかったのかも。
早めに履き替えるように注意します。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

感想

DGolgi

昨年、天気の都合で制覇できなかった白根三山、間ノ岳と農鳥岳へやって来ました。
2日目は午後から雷雨の可能性があり早めの行程ですが、間ノ岳から日の出もバッチリで良い山行でした。
本当は山荘から北岳にも登る予定でしたが、霧に覆われ雨がぱらついていたので、昨年の北岳ピストンと合わせて三山制覇としちゃいます🫡

久々の小屋泊だったのですが、頭痛と吐き気で夕食と朝食が中々喉を通らず、自分のひ弱さに驚いています。普段は登ってすぐに降りるから症状が出ないだけ？どうしたら鍛えられるのか…
鎮痛薬飲んで、行動食をこまめに摂ることで事なきを得ましたが、気持ち悪い時でも食べやすい物を探さなければと思いました。

また、濃霧の中での中白根山周辺は3回ほどルートロスをしそうになりました。白河内岳南側の不明瞭部分は霧がなくても本当に分かりにくかったです。
そして、朝の霧の所為で白河内岳から笹山ダイレクト尾根の間で5回ほど転倒しました。靴のバリが減っていたのも原因でしょう。使い納めを履いてきたのは失敗でした。
幸い打撲だけで済みましたが、破線ルートは危険が多いと思いました。

反省も多い山行になりました。気を付けます。