記録ID: 717819
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沢登り
丹沢
玄倉川水系 女郎小屋沢(沢登り講習)
2015年09月16日(水) [日帰り]
kamog
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 696m
- 下り
- 728m
天候 | 曇り 夕方より小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・20台以上駐車可 ・トイレ、登山届ポストは玄倉バス停で |
コース状況/ 危険箇所等 |
■沢登り講習 http://mt-farm.info/ ■女郎小屋沢 難渓の多い玄倉川の一支流で、野猿棚(やえんだな)、CS棚ほか滝が点在し 高巻きもほぼできない要クライミング力の登攀系の沢。 詰めの超V字ゴルジュは圧巻。 モチコシ沢や同角沢を目指す人にはまずこの女郎小屋沢を余裕持って登れる 力がなければならないと思います。 遡行グレード:2級上 クライミンググレード:元蕁棔併鎮屮廛蹈謄ションは少ない) 仝質厠啼札押璽帆阿涼鷦崗譴らゲートを越えてスタート。 境隧道を潜り林道が東向きから北北東向きになってしばらくで、 「あぶない」放流注意看板(手前にもある)と、山北町三保猟区案内図看板が ある間から植林尾根の踏み跡を玄倉川河原に向かって下りる。 下りたところは広い河原で、対岸にひっそり注ぎ込んでいるのが女郎小屋沢。 平水時は膝下くらいの徒渉で対岸に渡れる。 女郎小屋沢左岸を歩くと、すぐに左から水量比1:5で堰堤を持つ支流。 本流を進めば堰堤が2つ出てくるが、どちらも右コーナーの手摺りで越えられる。 なお進めば釜を持つ2m滝が出てくる。 腰下まで浸かり右壁を登る。砂岩質なのでホールドは要チェック。卦蕁 Co565mで右から2段4×7m滝で支流が合わさる。水量比はほぼ1:1。 本流は石ゴーロ状の小滝と逆くの字2段3×8m滝が連続している。 崩壊ゴーロが溜まるところは少し空が開け、再び両岸が立ってくると 3条15m滝(水量少ないときは2条)が現れる。 直登は流芯右で元蕕らいだが、今日は水量多かったので左の砂ザレを上がり 落ち口に向かいバンドトラバースの巻きにする。 落ち口横は一段壁を登って越える。(卦蕁次 その後しばらくは小滝や釜が出てくるが、卦蕁歡度で登ったり左を巻いたりして 越えていく。 途中右壁から湧き水もあるので水分補給してもよい。 Co690mで変形三俣状となり中央の本流には10m滝。 左壁の安定した部分を登り(卦蕁E喘罐蓮璽吋鵝1)、連続する5m滝も 左コーナーを登る。(卦蕁 40m以上のロープなら2つまとめて登ってから後続をビレイしてもよい。 ビレイポイントは5m滝右側のしっかりした木または根で取れる。 その上は水量比1:10で左から支流を合わせ、小滝を越すと、Co715mで 水量比1:2の二俣となる。 支流の左沢には4m、2×4mと小滝が続いているのが見える。 右の本流は次第にゴルジュになってくる。 ぞし進めば先の方に連続した滝が見えてくる。野猿棚(やえんだな)だ。 Co770m辺りから始まっているようだ。 物の記録によると4段45mとか書かれているが、ほぼ一つ一つの滝が 独立している存在だ。 前衛の3条3×5m小滝を容易に越え、最初の6m滝は右から取り付く。 意外に細かいカチでクライミング力が必要。 中間部の流芯近くにある黒いガバカチを取る。残置なし、元蘢度。 よく見ると昔からある、なぜか釘が、半ば岩に同化して残っている。 続く8m滝は右の浅いルンゼ状壁を登る。(卦蕁 以前はビレイポイントもあったように記憶していたが、見つからなかったので 落ち口から離れた位置で肩絡みビレイにした。 次の7m滝は右側に倒木が架かっている。倒木の右側壁から少々ハイステップで テイクオフし、倒木と壁の間に挟まった岩に慎重に乗り、右壁に乗り移って登る。 ここも元蘢度で少々嫌らしい。残置は見つからず。 ビレイポイントは滝の落ち口右側に古いボルトが2つあるが、ここよりも 5mほど上流の右壁に古いがまだ利いているハーケンが4つあるので、 そこで取った方がましであろう。古い残置スリングが架かっており、ややカラビナ が入れにくいが、何とか3カ所で分散できる。 そして一番落差がありそうな15m滝。 ただ斜度は比較的緩く、右から取り付き、中間部で左に渡って、落ち口近くは 流芯を一部登る。水量が多ければシャワー。ハーケン少しあり卦蕁 ビレイポイントは落ち口左壁の奥に古いハーケン×2とそれに架かった残置スリ ング。 ハーケンにカラビナ入らず、またスリングは相当古いのでダイレクトビレイは 止め、セルフビレイだけ取って肩絡みとした。 ちなみに私の肩絡みは、雪山のスタンディングアックスビレイの要領で、 ロックカラビナにフォロー側ロープをクリップし、荷重方向を下に向けるよう 工夫をしている。 最後は8m滝。一見すると水量の多い左壁の方が楽そうに見えるが、逆層のため 意外と難しい。 ここは右側のルンゼ状を登った方がよい。落ち口は左側に乗越す。 時期や状況によりルンゼ右壁はヌメリがあるので注意。 途中ハーケン×1。卦蕁 以上で野猿棚は終わり。 ズ犬ら水量の乏しい支流を合わせ、容易な2段5m滝を越えて少しで いよいよ両岸は超V字ゴルジュとなり異様な雰囲気というか、ある意味圧巻だ。 最初に出てくるCS5m。左壁から取り付き、右壁に背中を押し付け、少しずつ 上がり、残置スリング(これもずっとあるので思い切り荷重かけないこと)使い 右壁にキョン足(バック&フット)を突っ張って、CSの左側に登る。 要クライミング力。元蕁棔 少し開けて2番目のCSは7m棚。 CSの真下までは容易で、そこからCSの右側のすき間から這い上がるのだが 大柄な人は窮屈でつっかえてしまう。 私もすき間手前でザックを外し、先に落ち口にあげて空身で抜けた。 小柄な人ならザック携行でも大丈夫のようだ。(元蕁次 またはCS真下のチムニーからすき間に行かず、右壁をクライミングもできる。 (元蕁 その後3mCSを越え、右から合わさるルンゼを見送ると女郎小屋乗越に詰め 上げる。 東側の女郎小屋ノ頭と西側の大タル丸をつなぐ、西丹沢バリエーション縦走と しては難しいルートをつなぐため、この乗越(コル)には残置ロープが 張られている。 人二人くらいしか立てない痩せた砂岩状のコルで、反対側の東沢支流はさらに 急になっている。 Σ嫉海禄郎小屋乗越から反対側の東沢支流に下りる。 斜度が急なうえ脆い砂岩なので、念のため大タル丸側のしっかりした灌木に ロープを架けラペルする。 乗越に近い木だと回収するときロックしやすいので、もう一本、大タル丸側の 木に架けた。 斜度がやや緩む地点まで25mの下降が必要なので、この沢はやはり50m ロープがよい。 あとは砂ザレの沢を本流で水も流れている東沢に向け下降する。 水量のある東沢に出たら左手(下流)に向け沢沿いを下っていく。 昔の東沢径路は所々その痕跡を残しているが、途中崩壊もしており、沢下降も含め 弱点を下った方がよいであろう。 途中3カ所ナメ滝が出てくるが、左岸か右岸を巻き下りることができる。 しばらく下れば開けた河原となり小川谷に合流する。 小川谷の上流を見れば、いつもの小川谷廊下の遡行終了点である堰堤だ。 あとは小川谷径路〜仲ノ沢林道を下る。 ■丹沢限定沢登り記録集(All by kamog) http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
雨具 1
行動食 ○ 体重×7程度×行動時間h kcal
非常食 ○ 500kcal程度
飲料 ○ 体重×5×行動時間hの最低50%以上
地図(地形図) 2 予備1部
トポ 1 kamog自家製
コンパス 1
笛 1
計画書 1 玄倉バス停に投函用
ヘッドランプ 1
予備電池 1
筆記用具 1
ファーストエイドキット 1
常備薬 ○
保険証 1
携帯 1 ルート中は圏外につき電源offのこと
時計 1
タオル 1
ツェルト 1
カメラ 1
ロープ 1 50m
ハーネス 1
ヘルメット 1
ビレイデバイス 1 オートロック型
ロックカラビナ 4 主にHMS型
クイックドロー 5 アルパイン用含む
スリング 2 240、120cm
ロープスリング 2 登り返し用
セルフビレイランヤード 1 PAS
タイブロック 1 セルフレスキュー用
ハンマーバイル 1
ナイフブレード 3
渓流シューズ 1
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