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Yamareco

記録ID: 7212308
全員に公開
ハイキング
日高山脈

【アポイ岳・藻岩山】北海道の歴史を知り、アイヌに学びたいと思った旅(写真はチシマセンブリ)

2024年08月29日(木) ~ 2024年09月03日(火)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
36:12
距離
86.3km
登り
2,058m
下り
1,973m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:04
休憩
0:06
合計
4:10
距離 7.1km 登り 10m 下り 0m
8:21
12
12:26
12:31
0
12:31
宿泊地
2日目
山行
5:44
休憩
1:20
合計
7:04
距離 10.9km 登り 852m 下り 857m
10:23
4
宿泊地
10:42
46
11:28
10
11:38
12:07
37
12:44
12:46
10
13:29
13:49
46
14:35
24
15:06
30
15:36
15:59
9
16:08
16:09
55
17:04
17
3日目
山行
6:44
休憩
1:27
合計
8:11
距離 11.7km 登り 158m 下り 165m
9:03
48
9:51
29
10:20
6
10:26
10:35
25
11:00
11:52
6
11:58
12:04
192
15:16
15:21
17
15:38
15:39
9
15:48
15:57
2
15:59
16:02
3
16:19
16:20
25
16:45
16:46
28
17:14
4日目
山行
7:40
休憩
0:51
合計
8:31
距離 20.2km 登り 112m 下り 107m
9:50
1
宿泊地
9:51
52
10:43
10:51
21
14:23
20
14:43
14:45
12
14:57
14:59
56
15:55
16:14
37
16:51
16:53
40
17:33
17:35
19
5日目
山行
6:26
休憩
1:06
合計
7:32
距離 19.8km 登り 913m 下り 841m
7:40
49
8:29
11
9:21
9:34
51
10:25
10:31
49
11:20
11:21
12
11:33
11:50
33
12:23
12:37
8
12:45
12:49
30
13:19
13:24
24
6日目
山行
4:26
休憩
1:28
合計
5:54
距離 16.6km 登り 12m 下り 3m
8:53
17
9:10
21
9:31
10:27
6
10:33
10:45
57
11:42
11:50
5
11:55
12:01
15
12:16
50
13:06
13:12
25
13:37
70
14:47
0
14:47
ゴール地点
天候 1日目8/29 晴れ
2日目8/30 晴れのち雨
3日目8/31 雨のち曇り
4日目9/1〜6日目9/3 晴れ
全日、涼しくて快適でした。
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 飛行機
〇前泊日8/28
 成田空港17:15-19:00新千歳空港 Spring Japan(荷物料込6,890円)
2時間半遅れ
泊)千歳駅のビジネスホテル

〇1日目8/29 白老・ウポポイ
S白老駅(千歳駅からJR)
・ポロト自然休養林
・ウポポイ(国立アイヌ民族博物館、伝統的チセ他)
G白老駅
白老駅→苫小牧駅 JR
苫小牧駅BS→浦河町役場BS JR北海道バス 特急とまも号(予約制
2410円)
泊)浦河町内のビジネスホテル

〇2日目8/30 アポイ岳
★GPS 07:04 距離10.9km 登り852m 下り857m 体力度3 歩くペース1.0〜1.1
Sアポイ山荘BS(日高振興局BSからJRバス)
Gアポイ山荘(泊)

〇3日目8/31 様似町→浦河町→静内 歴史めぐり
S様似BS(アポイ山荘BSからJRバス)
・エンルムチャシ跡
・様似郷土館(無料)
G様似本町BS
 この間、浦河郷土博物館前BS までJRバスで移動(軌跡なし)
・浦河郷土博物館(無料)
S入舟町BS(浦河郷土博物館前BSからJRバス、浦河老人ホーム前BSで道南バスに乗り換え)
・シャクシャイン像
・シベチャリシャチ跡
G静内駅(廃線)
泊)ホテルサトウ(駅前)

〇4日目9/1 野幌森林公園→札幌
静内末広町BS→大谷地BS JR北海道バス高速えりも号 要予約 2570円
大谷地駅から地下鉄2駅
S 新さっぽろ駅
・野幌森林公園(瑞穂口→記念塔口)
・道立北海道博物館
G 森林公園駅
 この間、JRで移動(軌跡なし)
S 札幌駅
・北海道大学植物園(北方民族植物標本園)
・北海道大学(サクシュコトニ川、アイヌ納骨堂)
G キャビン札幌(すすきの)(泊)

〇5日目9/2 円山・藻岩山
★GPS07:33 距離19.8km 登り913m 下り841m 体力度3 歩くペース0.9
〜1.0
S キャビン札幌(すすきの)
・円山
・藻岩山(旭山記念公園口→スキー場ルート口)
G 真駒内駅(すすきの駅まで地下鉄)
泊)すすきののビジネスホテル

〇6日目9/3 江別市 歴史めぐり
S 江別駅(札幌駅からJR)
・江別市郷土資料館
・江別古墳群
・江別チャシ
・対雁の樺太アイヌ強制移住地
G 高砂駅(札幌駅までJR)
泊)すすきののビジネスホテル

〇後泊日9/4
 新千歳空港10:25- 12:05成田 JETSTAR(荷物料込8,500円)
コース状況/
危険箇所等
〇アポイ岳
 5合目小屋までは針葉樹林帯で急登なし。それ以降は岩場が続くが、よく整備されている。岩場は急な個所があるが足場がしっかりしていて、歩きやすく、ロープの必要もなし(ロープはあるが掴むなという表示がされていた)。危険個所は全くない。
〇エンルム岬(様似町)
 エンルムチャシ跡へ登る階段は、かなり傾いているので、慎重に。
〇シベチャリシャチ跡(静内)
 車で行けるが静内駅から大きく迂回していくことになる。近道の歩行者用の散策路が整備されているが、荒れ気味。地形図には2つのルートがあるが一方は薮化して歩行困難に見えた(写真コメント参照)。
〇藻岩山
 急登もなくよく整備されている。危険個所は全くない。登山者も多い。
夏のLCC最安値で行く北海道。台風10号は当初この日関東を直撃する進路予想だったので冷や冷やしたが、九州に進路が変わり無事出航。しかし定刻の2時間半遅れの出発となった。九州方面は欠航が多く機体のやりくりのせいだったようだ(Sprig Japanは特に便数が少なく影響を受けたようだ。この機体は大幅遅れで22時過ぎに成田に飛び立って行った)。
2024年08月28日 19:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/28 19:17
夏のLCC最安値で行く北海道。台風10号は当初この日関東を直撃する進路予想だったので冷や冷やしたが、九州に進路が変わり無事出航。しかし定刻の2時間半遅れの出発となった。九州方面は欠航が多く機体のやりくりのせいだったようだ(Sprig Japanは特に便数が少なく影響を受けたようだ。この機体は大幅遅れで22時過ぎに成田に飛び立って行った)。
千歳駅に着いたのは22時過ぎ。そもそもLCC最安値は夕方しかなかったので、この前泊日は千歳で寝るだけの計画。なので、遅くなっても問題なし。
2024年08月28日 22:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/28 22:16
千歳駅に着いたのは22時過ぎ。そもそもLCC最安値は夕方しかなかったので、この前泊日は千歳で寝るだけの計画。なので、遅くなっても問題なし。
【1日目8/29】今回の目的は第一にアポイ岳、第二に山はほどほどにして北海道歴史めぐり。北海道史は日本史の中で特異だ。先史のアイヌ史、近代の開拓史に尽きる。必然、アイヌを知る(知らなければならない)旅となる。
2024年08月29日 06:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/29 6:45
【1日目8/29】今回の目的は第一にアポイ岳、第二に山はほどほどにして北海道歴史めぐり。北海道史は日本史の中で特異だ。先史のアイヌ史、近代の開拓史に尽きる。必然、アイヌを知る(知らなければならない)旅となる。
アポイ岳へのバスは午後便しかない(札幌発と苫小牧発の2便しかない)ので、今日は途中の白老へ寄る。千歳駅から苫小牧駅行、さらに糸井駅行に乗り換え。糸井は苫小牧市の郊外の駅。住宅地という感じでもない。家が散在していた。
2024年08月29日 07:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/29 7:39
アポイ岳へのバスは午後便しかない(札幌発と苫小牧発の2便しかない)ので、今日は途中の白老へ寄る。千歳駅から苫小牧駅行、さらに糸井駅行に乗り換え。糸井は苫小牧市の郊外の駅。住宅地という感じでもない。家が散在していた。
糸井駅はもちろん無人駅。「宿泊厳禁」って。お誂え向きだもんな。(千歳駅→東室蘭駅の直行便もあります。特急も多いです)
2024年08月29日 07:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/29 7:41
糸井駅はもちろん無人駅。「宿泊厳禁」って。お誂え向きだもんな。(千歳駅→東室蘭駅の直行便もあります。特急も多いです)
白老駅。ここは立派な有人駅。ウポポイ(後述)が出来たせいでしょうね。
2024年08月29日 08:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:16
白老駅。ここは立派な有人駅。ウポポイ(後述)が出来たせいでしょうね。
イランカラㇷ゚テ。この後、何度も耳にする。アイヌ語で、こんにちは。「あなたの心にそっと触れさせていただきます」という意味だそうだ。
2024年08月29日 08:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:22
イランカラㇷ゚テ。この後、何度も耳にする。アイヌ語で、こんにちは。「あなたの心にそっと触れさせていただきます」という意味だそうだ。
白老は、大きなアイヌコタンだったところ。今も多くのアイヌが住むという。しかし今や、アイヌの家は日本人の家と何ら変わらない。
2024年08月29日 08:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:27
白老は、大きなアイヌコタンだったところ。今も多くのアイヌが住むという。しかし今や、アイヌの家は日本人の家と何ら変わらない。
オオアワダチソウかな。セイタカアワダチソウとの区別が難しいが、北海道にはこちらが多いという。いずれにしても外来植物。日本人も北海道にとっては外来だな。
2024年08月29日 08:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:29
オオアワダチソウかな。セイタカアワダチソウとの区別が難しいが、北海道にはこちらが多いという。いずれにしても外来植物。日本人も北海道にとっては外来だな。
ウポポイの開場は9時なので、寄ってみた。ポロト湖と湿原、ウツナイ川の上流の奥まで散策路があるようだ。
2024年08月29日 08:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:35
ウポポイの開場は9時なので、寄ってみた。ポロト湖と湿原、ウツナイ川の上流の奥まで散策路があるようだ。
少しだけ進む。
2024年08月29日 08:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:38
少しだけ進む。
湿原が広がっていますね。残念だがここで引き返す。一日ここにいても良かったかも。
2024年08月29日 08:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:41
湿原が広がっていますね。残念だがここで引き返す。一日ここにいても良かったかも。
ポロト湖の対岸のウポポイの「伝統的コタン」のチセ(家屋)。
2024年08月29日 08:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 8:49
ポロト湖の対岸のウポポイの「伝統的コタン」のチセ(家屋)。
開場と同時にウポポイへ。北海道旧土人保護法に代わって1997年に制定された「アイヌ文化振興法」(2019年に「アイヌ新法」となりアイヌを先住民族と規定)に基づき、2020年に開館した国立施設。いろんな評価があって、見てみたかった。
2024年08月29日 09:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:03
開場と同時にウポポイへ。北海道旧土人保護法に代わって1997年に制定された「アイヌ文化振興法」(2019年に「アイヌ新法」となりアイヌを先住民族と規定)に基づき、2020年に開館した国立施設。いろんな評価があって、見てみたかった。
まずは、国立アイヌ民族博物館。すごい洒落てる。アイヌの歴史、文化、言語、芸術。時間足りないなあ。以下、注目したものだけ。
2024年08月29日 09:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:13
まずは、国立アイヌ民族博物館。すごい洒落てる。アイヌの歴史、文化、言語、芸術。時間足りないなあ。以下、注目したものだけ。
この19世紀の民族分布図って。国境図と全然違う。紺がアイヌ。
2024年08月29日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:43
この19世紀の民族分布図って。国境図と全然違う。紺がアイヌ。
アイヌのしごと、というコーナーの現代編。他に編集者とか芸術家とかがビデオで語ってくれる。パリオリンピックの余韻冷めやらないのでつい見たのだが、彼女は1994年リレハンメルオリンピック、スピードスケート女子5000m銅メダリスト(日本新記録)の山本宏美さんだ。白老生まれで子どもの頃にここポロト湖でスケートを始めたという。アイヌのことは家で伝えられたことはなかったが、意識はしていた。娘に伝えるとカッコイイと言ってくれた、と。
2024年08月29日 09:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:18
アイヌのしごと、というコーナーの現代編。他に編集者とか芸術家とかがビデオで語ってくれる。パリオリンピックの余韻冷めやらないのでつい見たのだが、彼女は1994年リレハンメルオリンピック、スピードスケート女子5000m銅メダリスト(日本新記録)の山本宏美さんだ。白老生まれで子どもの頃にここポロト湖でスケートを始めたという。アイヌのことは家で伝えられたことはなかったが、意識はしていた。娘に伝えるとカッコイイと言ってくれた、と。
アイヌ人骨返還問題。「墓地から人骨がもちさられ」とは、無断でこっそりということ。誰でも怒る。
2024年08月29日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/29 9:24
アイヌ人骨返還問題。「墓地から人骨がもちさられ」とは、無断でこっそりということ。誰でも怒る。
アヌタリアイヌ!!!。1970年代にアイヌ若者有志が発行した新聞。後述する石原真衣の母親が関わっていた。
2024年08月29日 09:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:22
アヌタリアイヌ!!!。1970年代にアイヌ若者有志が発行した新聞。後述する石原真衣の母親が関わっていた。
国立アイヌ民族博物館を出るとポロト湖。今でもスケートできるのかな。
2024年08月29日 11:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 11:19
国立アイヌ民族博物館を出るとポロト湖。今でもスケートできるのかな。
「伝統的コタン」へ向かう。
2024年08月29日 09:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/29 9:49
「伝統的コタン」へ向かう。
ミニ植物園があった。全然咲いていなかったが、シロヨモギが目を惹いた。レタン・ノヤ、白いもみ草、とある。もみ草って意味不明だが、オオヨモギをアイヌはノヤというらしい(*13)。
2024年08月29日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:54
ミニ植物園があった。全然咲いていなかったが、シロヨモギが目を惹いた。レタン・ノヤ、白いもみ草、とある。もみ草って意味不明だが、オオヨモギをアイヌはノヤというらしい(*13)。
シロヨモギは、北海道、本州(新潟・茨城以北)の海岸に分布。これが花だ。
2024年08月29日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 9:54
シロヨモギは、北海道、本州(新潟・茨城以北)の海岸に分布。これが花だ。
ウポポイの特徴は、多くの体験・学習プログラムが組まれていることだ。30ほどあってとても回り切れない。アイヌ語・料理・木彫・刺繍・楽器・丸木舟などもあったが、芸能・文芸系に絞った。まずは、文化解説プログラム 「ウパㇱクマ」(語り継ぐ)へ。
2024年08月29日 11:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 11:18
ウポポイの特徴は、多くの体験・学習プログラムが組まれていることだ。30ほどあってとても回り切れない。アイヌ語・料理・木彫・刺繍・楽器・丸木舟などもあったが、芸能・文芸系に絞った。まずは、文化解説プログラム 「ウパㇱクマ」(語り継ぐ)へ。
語りとともに、歌や踊りやムツコリ演奏が紹介された。この語りが良かった。ウポポイのスタッフの中には日本人もいるが、お互いにアイヌ語を話して、まずはスタッフの中で共生を目指している。ここではすべてアイヌ語併記なのだ。エレベーターはトゥシエリキンペ。こう話す言語は日本語だが声が良い。
(ところでトゥシエリキンペなんか、アイヌの世界観ではカムイと考えるんだろうな)
2024年08月29日 10:06撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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8/29 10:06
語りとともに、歌や踊りやムツコリ演奏が紹介された。この語りが良かった。ウポポイのスタッフの中には日本人もいるが、お互いにアイヌ語を話して、まずはスタッフの中で共生を目指している。ここではすべてアイヌ語併記なのだ。エレベーターはトゥシエリキンペ。こう話す言語は日本語だが声が良い。
(ところでトゥシエリキンペなんか、アイヌの世界観ではカムイと考えるんだろうな)
続いて、芸能体験「ウポポ アキ ロ」。ウポポをしましょう。ウポポとは、お祝いなどで円座でうたう歌のこと。歌い方は斉唱・交唄・輪唱があるが即興にもなるという(*10)。祭儀に由来するようだが、楽しみのため日常的に歌うようだ。
2024年08月29日 10:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/29 10:50
続いて、芸能体験「ウポポ アキ ロ」。ウポポをしましょう。ウポポとは、お祝いなどで円座でうたう歌のこと。歌い方は斉唱・交唄・輪唱があるが即興にもなるという(*10)。祭儀に由来するようだが、楽しみのため日常的に歌うようだ。
これはワークショップだった。参加者4名。歌詞はアイヌ語だ。ヘクリサラナ(?) ハッハッホー ハッホー。シントコという漆器の行器を叩いてリズムをとる。ほんの一節だが、何度か彼女の後で繰り返し歌った後に、輪唱に進んだ。私を含めてみんな下手だったから輪唱は1回で終わった。しかし楽しいものだ。歌詞の意味を聞いたら、カムイの尻尾が…、という意味だというが、カムイに祈る歌ではないという。後ほど調べてみるとアポポはアイヌ語が日常的に使われなくなった今でも各地域でよく歌われているが、意味が分からない歌も多いという(*10)。
2024年08月29日 10:30撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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8/29 10:30
これはワークショップだった。参加者4名。歌詞はアイヌ語だ。ヘクリサラナ(?) ハッハッホー ハッホー。シントコという漆器の行器を叩いてリズムをとる。ほんの一節だが、何度か彼女の後で繰り返し歌った後に、輪唱に進んだ。私を含めてみんな下手だったから輪唱は1回で終わった。しかし楽しいものだ。歌詞の意味を聞いたら、カムイの尻尾が…、という意味だというが、カムイに祈る歌ではないという。後ほど調べてみるとアポポはアイヌ語が日常的に使われなくなった今でも各地域でよく歌われているが、意味が分からない歌も多いという(*10)。
続いて、口承文芸実演 「ネウサㇻアン ロ」。ネウサㇻは、話。ユーカラ(最近はユカㇻと表記)に代表されるアイヌ口承文芸の総称。
2024年08月29日 11:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 11:14
続いて、口承文芸実演 「ネウサㇻアン ロ」。ネウサㇻは、話。ユーカラ(最近はユカㇻと表記)に代表されるアイヌ口承文芸の総称。
撮影録音禁止だったので、開演前の写真。話者の出身地の鵜川に伝わる話。それは、口承文芸にもいろいろあるうちで、語りに近い「散文説話」のようだった(*8)。しかし、これがほとんど歌のよう。口承文芸は聞かなきゃわかんないことを痛感した。
2024年08月29日 10:53撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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8/29 10:53
撮影録音禁止だったので、開演前の写真。話者の出身地の鵜川に伝わる話。それは、口承文芸にもいろいろあるうちで、語りに近い「散文説話」のようだった(*8)。しかし、これがほとんど歌のよう。口承文芸は聞かなきゃわかんないことを痛感した。
最後に、体験交流ホールで、伝統芸能上演 「シノッ」(伝承)を鑑賞した。どこにいたのか観客は200人は集まっていた。踊りが中心で、ムックリもあった。しかし、大ホールには似合わない感じ。野外やチセに比べて親近感が薄れるのだ。
2024年08月29日 11:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 11:53
最後に、体験交流ホールで、伝統芸能上演 「シノッ」(伝承)を鑑賞した。どこにいたのか観客は200人は集まっていた。踊りが中心で、ムックリもあった。しかし、大ホールには似合わない感じ。野外やチセに比べて親近感が薄れるのだ。
慰霊施設は遠いなあ。国立アイヌ民族博物館に説明があった人骨返還はアイヌとって大きな問題らしい。ここの慰霊施設じゃ、地域に戻すことにならないという声も聞く(*12)。
2024年08月29日 12:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 12:13
慰霊施設は遠いなあ。国立アイヌ民族博物館に説明があった人骨返還はアイヌとって大きな問題らしい。ここの慰霊施設じゃ、地域に戻すことにならないという声も聞く(*12)。
松浦武四郎の碑。松浦武四郎は、今回いろんなところで目にした。北海道の名付け親ということだけでなく、江戸末期に北海道を数周して、アイヌへの抑圧の実態を幕府に訴えた(*3)。
2024年08月29日 12:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 12:22
松浦武四郎の碑。松浦武四郎は、今回いろんなところで目にした。北海道の名付け親ということだけでなく、江戸末期に北海道を数周して、アイヌへの抑圧の実態を幕府に訴えた(*3)。
苫小牧駅。ここは10年ぶり。ますます寂れた感じだ。食事困った。店なさそう。
2024年08月29日 13:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 13:02
苫小牧駅。ここは10年ぶり。ますます寂れた感じだ。食事困った。店なさそう。
10年前に調べておいたGoegle Mapの店リストが役立った。純喫茶 ドンドンのランチにありつく。
2024年08月29日 13:11撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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8/29 13:11
10年前に調べておいたGoegle Mapの店リストが役立った。純喫茶 ドンドンのランチにありつく。
JRバス特急とまも号(予約制)に乗る。1日1本しかないのが困る。
2024年08月29日 13:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 13:56
JRバス特急とまも号(予約制)に乗る。1日1本しかないのが困る。
浦河町役場BSまで3時間。隣の様似がアポイ岳に近いのだが、宿はここしかとれなかった。ここは日高支庁があるので、そこそこビジネスホテルがあるのだ。
2024年08月29日 16:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/29 16:38
浦河町役場BSまで3時間。隣の様似がアポイ岳に近いのだが、宿はここしかとれなかった。ここは日高支庁があるので、そこそこビジネスホテルがあるのだ。
【2日目8/30】天気予報はこの週、ずっと雨模様だったが、好転した。しかし夕方から翌日にかけて大雨予報だ。アポイ岳へは2日目と3日目の2案用意しておいたが、本日決行だ。バスの時刻が遅いので、まず浦河町散歩。これは向別川(ムコベツ-静かに寝らるる)。
2024年08月30日 08:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 8:01
【2日目8/30】天気予報はこの週、ずっと雨模様だったが、好転した。しかし夕方から翌日にかけて大雨予報だ。アポイ岳へは2日目と3日目の2案用意しておいたが、本日決行だ。バスの時刻が遅いので、まず浦河町散歩。これは向別川(ムコベツ-静かに寝らるる)。
オオセグロカモメかな。
2024年08月30日 08:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 8:05
オオセグロカモメかな。
オオハンゴウソウのようだ。これは特定外来生物。つまり在来種を駆逐してしまい生態系に影響を与える等の恐れがある侵略的外来種として駆除対象になっている。
2024年08月30日 08:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 8:03
オオハンゴウソウのようだ。これは特定外来生物。つまり在来種を駆逐してしまい生態系に影響を与える等の恐れがある侵略的外来種として駆除対象になっている。
オオイタドリ。本州だと北の方の山に多いけどね。
2024年08月30日 08:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 8:07
オオイタドリ。本州だと北の方の山に多いけどね。
ヤブジラミかと思ったが、葉がちょっと違う。ノラニンジンのようだ。帰化植物でニンジンの原種とも言われる。北海道に多いという。
2024年08月30日 08:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 8:12
ヤブジラミかと思ったが、葉がちょっと違う。ノラニンジンのようだ。帰化植物でニンジンの原種とも言われる。北海道に多いという。
これはノラニンジンが実になりかけのものみたいだ。でかい。これが本来の姿?
2024年08月30日 09:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 9:07
これはノラニンジンが実になりかけのものみたいだ。でかい。これが本来の姿?
分布的にアオモリアザミのようです。北海道はやっぱり道端の花も違うな。北海道花図鑑が必要だ。
2024年08月30日 09:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 9:07
分布的にアオモリアザミのようです。北海道はやっぱり道端の花も違うな。北海道花図鑑が必要だ。
日高支庁は、今は振興局と名前が変わっている。ここからバスです。
2024年08月30日 09:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 9:02
日高支庁は、今は振興局と名前が変わっている。ここからバスです。
前に見えるのがアポイ岳だ。
2024年08月30日 10:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:12
前に見えるのがアポイ岳だ。
アポイ岳ジオパーク・ビジターセンターに着きました。
2024年08月30日 10:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:27
アポイ岳ジオパーク・ビジターセンターに着きました。
正直、花のアポイ岳の時期としては適切ではない。しかし、この季節、アポイマンテマが咲いているはずなのだ。2か月前の道南で見かけたマンテマが何だったのか確認したかった。10日前は見頃(左下)とある。まだ咲いているか。
2024年08月30日 10:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:34
正直、花のアポイ岳の時期としては適切ではない。しかし、この季節、アポイマンテマが咲いているはずなのだ。2か月前の道南で見かけたマンテマが何だったのか確認したかった。10日前は見頃(左下)とある。まだ咲いているか。
一覧表形式の登山届。先行者は3組だけだった。まあ時季外れだな。
2024年08月30日 10:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:36
一覧表形式の登山届。先行者は3組だけだった。まあ時季外れだな。
ポンサヌシベツ川(アイヌ語解の定説はないようだ)は、3面張り。
2024年08月30日 10:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:37
ポンサヌシベツ川(アイヌ語解の定説はないようだ)は、3面張り。
人も少なそうなので、クマ鈴装着。
2024年08月30日 10:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:37
人も少なそうなので、クマ鈴装着。
いきなり針葉樹だ。標高100mもない。
2024年08月30日 10:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:38
いきなり針葉樹だ。標高100mもない。
トドマツのようですね。葉の先が二股で長い。本州では見れないからうれしい。
2024年08月30日 10:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:38
トドマツのようですね。葉の先が二股で長い。本州では見れないからうれしい。
樹皮は白い。
2024年08月30日 10:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:38
樹皮は白い。
やっぱり5月に来たいな。
2024年08月30日 10:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:41
やっぱり5月に来たいな。
この時期に、どれだけ咲いているだろうか。あまり期待しないほうが良い。
2024年08月30日 10:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:42
この時期に、どれだけ咲いているだろうか。あまり期待しないほうが良い。
針葉樹の森が続く。
2024年08月30日 10:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:52
針葉樹の森が続く。
この森はかなり特殊な植生という。キタゴヨウとアカエゾマツの森。
2024年08月30日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:00
この森はかなり特殊な植生という。キタゴヨウとアカエゾマツの森。
ハイマツと同じで5本の葉。これがアポイ名物のキタゴヨウですね。
2024年08月30日 10:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:52
ハイマツと同じで5本の葉。これがアポイ名物のキタゴヨウですね。
そうすると、こちらがアカエゾマツか。いや、、、。
2024年08月30日 10:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:53
そうすると、こちらがアカエゾマツか。いや、、、。
いや、これは先端が二股だから、トドマツかな。それにしては、葉が短いな。
2024年08月30日 10:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 10:54
いや、これは先端が二股だから、トドマツかな。それにしては、葉が短いな。
この樹には、樹名表があってトドマツとあった。
2024年08月30日 11:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:01
この樹には、樹名表があってトドマツとあった。
さっきと同じだ。これがトドマツ。トドマツはシラビソより細くて長い葉と図鑑にあったけど、いろいろなのかな。
2024年08月30日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:02
さっきと同じだ。これがトドマツ。トドマツはシラビソより細くて長い葉と図鑑にあったけど、いろいろなのかな。
そして、アポイ名物のもう一つはかんらん岩。マントルがかんらん岩だが、そう簡単には地表に出てこない。大抵、変質して蛇紋岩とかになる。日本で容易に見られるのは、ここだけと教科書にあった。
2024年08月30日 11:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:08
そして、アポイ名物のもう一つはかんらん岩。マントルがかんらん岩だが、そう簡単には地表に出てこない。大抵、変質して蛇紋岩とかになる。日本で容易に見られるのは、ここだけと教科書にあった。
キタゴヨウは、ヒダカゴヨウとも言うんだね。それだけ珍しいということか。
2024年08月30日 11:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:08
キタゴヨウは、ヒダカゴヨウとも言うんだね。それだけ珍しいということか。
奥の樹がヒダカゴヨウ。巨木だ。
2024年08月30日 11:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:09
奥の樹がヒダカゴヨウ。巨木だ。
鐘があちこちにある。盛大に鐘を鳴らす。すると後ろからも聞こえてきた。後続者がいるようだ。
2024年08月30日 11:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:20
鐘があちこちにある。盛大に鐘を鳴らす。すると後ろからも聞こえてきた。後続者がいるようだ。
蛇紋岩は、貴重な花が咲くと有名だ(早池峰山とか至仏山)。かんらん岩も同様なわけだ。もっとすごいのかも。
2024年08月30日 11:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:29
蛇紋岩は、貴重な花が咲くと有名だ(早池峰山とか至仏山)。かんらん岩も同様なわけだ。もっとすごいのかも。
盗掘と環境変化で高山植物の花が激減して再生手法を検証するためのさまざまな実験を行っていると公式HPにあった。そういえば、ここまで花は全く見かけなかった。激減してしまったのだろうか。
2024年08月30日 11:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:35
盗掘と環境変化で高山植物の花が激減して再生手法を検証するためのさまざまな実験を行っていると公式HPにあった。そういえば、ここまで花は全く見かけなかった。激減してしまったのだろうか。
5合目山小屋が見えてきた。あまり登った感じではない。
2024年08月30日 11:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:38
5合目山小屋が見えてきた。あまり登った感じではない。
5合目山小屋からの景色は素晴らしい。山頂方面。
2024年08月30日 11:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:40
5合目山小屋からの景色は素晴らしい。山頂方面。
海方面。下に見える岩が、かんらん岩だろう。
2024年08月30日 11:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:40
海方面。下に見える岩が、かんらん岩だろう。
キタゴヨウが風に耐えている。
2024年08月30日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:48
キタゴヨウが風に耐えている。
キタゴヨウの実。松ぼっくりですね。
2024年08月30日 11:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 11:58
キタゴヨウの実。松ぼっくりですね。
かんらん岩。公式HPには、斜長石の薄い層を含むかんらん岩(斜長石レルゾライト)の露頭で、ごつごつと飛び出ているところが斜長石を含む部分とある。うーむ。
2024年08月30日 12:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:06
かんらん岩。公式HPには、斜長石の薄い層を含むかんらん岩(斜長石レルゾライト)の露頭で、ごつごつと飛び出ているところが斜長石を含む部分とある。うーむ。
進みましょう。ここから、かんらん岩エリアだ。
2024年08月30日 12:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:08
進みましょう。ここから、かんらん岩エリアだ。
アキノキリンソウ。これは山ではごく普通。
2024年08月30日 12:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:09
アキノキリンソウ。これは山ではごく普通。
これ何? ヒロハヘビノボラズのようだ。全国に分布するが、蛇紋岩の地域に多いという。
2024年08月30日 12:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:10
これ何? ヒロハヘビノボラズのようだ。全国に分布するが、蛇紋岩の地域に多いという。
わぁ、クジャクチョウ。
2024年08月30日 12:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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わぁ、クジャクチョウ。
これが、例のアカエゾマツのようです。
2024年08月30日 12:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:19
これが、例のアカエゾマツのようです。
アカエゾマツの葉は4面体と珍しい。
2024年08月30日 12:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:19
アカエゾマツの葉は4面体と珍しい。
かんらん岩の上を歩く。
2024年08月30日 12:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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かんらん岩の上を歩く。
ロープは、境界を示すもので、頼る必要はない。岩場は終始、足場がしっかりしてて登りやすかった。
2024年08月30日 12:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:25
ロープは、境界を示すもので、頼る必要はない。岩場は終始、足場がしっかりしてて登りやすかった。
かんらん岩の説明版。
2024年08月30日 12:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:27
かんらん岩の説明版。
あれのことだな。
2024年08月30日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:28
あれのことだな。
確かに互層になっている。窪んだところがかんらん岩ということか。しかし風化しちゃってるな。
2024年08月30日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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確かに互層になっている。窪んだところがかんらん岩ということか。しかし風化しちゃってるな。
ここでキンロバイが登場。
2024年08月30日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:29
ここでキンロバイが登場。
キンロバイは初めてだ。蛇紋岩や石灰岩地に多いという。
2024年08月30日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:29
キンロバイは初めてだ。蛇紋岩や石灰岩地に多いという。
キンロバイは野草ではなくて樹。草みたいなのも多かったけど。
2024年08月30日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:29
キンロバイは野草ではなくて樹。草みたいなのも多かったけど。
展望も素晴らしいです。湾で凹んでいるのが様似です。明日、あそこを歩く予定。
2024年08月30日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:29
展望も素晴らしいです。湾で凹んでいるのが様似です。明日、あそこを歩く予定。
様似を拡大。左に突き出ているのがエンルム岬。こう見ると大きい町だ。
2024年08月30日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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様似を拡大。左に突き出ているのがエンルム岬。こう見ると大きい町だ。
左がアポイ岳で右が吉田山かな。どこまで行くかな。
2024年08月30日 12:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:30
左がアポイ岳で右が吉田山かな。どこまで行くかな。
キンロバイはたくさん咲いている。
2024年08月30日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:33
キンロバイはたくさん咲いている。
七合目。このあたりはハイマツ帯。
2024年08月30日 12:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:35
七合目。このあたりはハイマツ帯。
アポイ岳山頂が近づいてきた。登りはここまでたいしたことない。
2024年08月30日 12:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:35
アポイ岳山頂が近づいてきた。登りはここまでたいしたことない。
振り返って。
2024年08月30日 12:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:36
振り返って。
ウメバチソウ。この花はどちらかというと湿原でよくみかけるが、これも多かった。
2024年08月30日 12:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:37
ウメバチソウ。この花はどちらかというと湿原でよくみかけるが、これも多かった。
キンロバイいっぱい。
2024年08月30日 12:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:37
キンロバイいっぱい。
これだけ咲いてくれれば言うことなし。終盤だがまだまだ見ごろ。
2024年08月30日 12:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:38
これだけ咲いてくれれば言うことなし。終盤だがまだまだ見ごろ。
イブキジャコウソウは、これだけ。
2024年08月30日 12:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:39
イブキジャコウソウは、これだけ。
5月はもっと凄いのか。
2024年08月30日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:44
5月はもっと凄いのか。
確かに、今は花は少ないわな。
2024年08月30日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:44
確かに、今は花は少ないわな。
あとは尾根筋をたどる。右がアポイ岳で左が吉田山かな。
2024年08月30日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:44
あとは尾根筋をたどる。右がアポイ岳で左が吉田山かな。
キンロバイがなくなると寂しくなる尾根。とはいえ気持ちいいです。とても標高数百メートルの山とは思えない。
2024年08月30日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:44
キンロバイがなくなると寂しくなる尾根。とはいえ気持ちいいです。とても標高数百メートルの山とは思えない。
左側はなだらかな山々。
2024年08月30日 12:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:48
左側はなだらかな山々。
分岐。直進が旧幌満お花畑経由で山頂へ、左が山頂へ直行だ。まずは山頂だ。左。
2024年08月30日 12:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 12:55
分岐。直進が旧幌満お花畑経由で山頂へ、左が山頂へ直行だ。まずは山頂だ。左。
かんらん岩の岩場が続くが、意外に登りやすい。
2024年08月30日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:00
かんらん岩の岩場が続くが、意外に登りやすい。
ミヤマワレモコウか。ワレモコウとの区別は雄しべを見なきゃいけないんだが、ないなあ。
2024年08月30日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:00
ミヤマワレモコウか。ワレモコウとの区別は雄しべを見なきゃいけないんだが、ないなあ。
振り返って。だいぶ登って来た。あそこに見える方は途中で抜かされたように思う。さっさと下山されていった。天気が怪しくなってきたのだ。
2024年08月30日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:00
振り返って。だいぶ登って来た。あそこに見える方は途中で抜かされたように思う。さっさと下山されていった。天気が怪しくなってきたのだ。
つまり、独占状態のようだ。気になってきたのはアポイマンテマ。どこに咲いているんだろう。
2024年08月30日 13:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/30 13:02
つまり、独占状態のようだ。気になってきたのはアポイマンテマ。どこに咲いているんだろう。
おっ岩場に咲くのは、、、ダイモンジソウか。どちらかというと花弁の太いタイプのようだ。
2024年08月30日 13:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:03
おっ岩場に咲くのは、、、ダイモンジソウか。どちらかというと花弁の太いタイプのようだ。
ダイモンジソウって、そうは見かけない花だが岩場というより低山の湿気のある所に咲くような。高山に咲くミヤマダイモンジソウかと思ったが、葉に長い毛があるのでそうではない。
2024年08月30日 13:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ダイモンジソウって、そうは見かけない花だが岩場というより低山の湿気のある所に咲くような。高山に咲くミヤマダイモンジソウかと思ったが、葉に長い毛があるのでそうではない。
とはいえ、こんなに状態の良いのは初めて。花盤は黄色から段々と赤色になるらしい。
2024年08月30日 13:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:03
とはいえ、こんなに状態の良いのは初めて。花盤は黄色から段々と赤色になるらしい。
九合目。霧に囲まれる。
2024年08月30日 13:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:12
九合目。霧に囲まれる。
ここで、チシマセンブリが登場。北海道中部と東部のみ分布。かなり小さい花。
2024年08月30日 13:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:19
ここで、チシマセンブリが登場。北海道中部と東部のみ分布。かなり小さい花。
それぞれの花弁のほぼ中央に楕円形の蜜腺があるのが良い味を出している。北海道にはエゾタカネセンブリも分布するが蜜腺の形が三角だという。
2024年08月30日 13:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:18
それぞれの花弁のほぼ中央に楕円形の蜜腺があるのが良い味を出している。北海道にはエゾタカネセンブリも分布するが蜜腺の形が三角だという。
チシマセンブリはあちこちで咲いていました。
2024年08月30日 13:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:19
チシマセンブリはあちこちで咲いていました。
美しいですね。
2024年08月30日 13:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:22
美しいですね。
山頂付近で再び登場する樹林帯。雨が降ってきて風も強くなってきたので、樹林帯は助かる。
2024年08月30日 13:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:25
山頂付近で再び登場する樹林帯。雨が降ってきて風も強くなってきたので、樹林帯は助かる。
登頂です。
2024年08月30日 13:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:28
登頂です。
アイヌ語で「火のあるところ」か。アイヌに山岳信仰はあったに違いないが、どんな形だったのだろうか。
2024年08月30日 13:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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アイヌ語で「火のあるところ」か。アイヌに山岳信仰はあったに違いないが、どんな形だったのだろうか。
これは日本の神様。
2024年08月30日 13:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これは日本の神様。
三角点。
2024年08月30日 13:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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三角点。
ダケカンバですね。標高が低いから森になっていておかしくないが、途中までが森林限界というのも不思議。でも鷲別岳(室蘭岳)も、山頂が森というわけではないが、森林限界を超えた後に背の高いダケカンバ林が登場した。北海道の山にはよくあるのかもしれない。
2024年08月30日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ダケカンバですね。標高が低いから森になっていておかしくないが、途中までが森林限界というのも不思議。でも鷲別岳(室蘭岳)も、山頂が森というわけではないが、森林限界を超えた後に背の高いダケカンバ林が登場した。北海道の山にはよくあるのかもしれない。
天気が悪化してきたので、このまま素直に戻る方がいいが、アポイマンテマが見つかっていない。幌満お花畑にするか吉田山にするか。
2024年08月30日 13:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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天気が悪化してきたので、このまま素直に戻る方がいいが、アポイマンテマが見つかっていない。幌満お花畑にするか吉田山にするか。
吉田山方面に少し行ってみよう。あとは天気次第。
2024年08月30日 13:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:46
吉田山方面に少し行ってみよう。あとは天気次第。
森は結構続いていた。
2024年08月30日 13:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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森は結構続いていた。
一旦降りなきゃならないが、真っ白。
2024年08月30日 13:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:52
一旦降りなきゃならないが、真っ白。
また、ヒロハヘビノボラズ。
2024年08月30日 13:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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また、ヒロハヘビノボラズ。
もう終わっているが、エゾシオガマのようだ。
2024年08月30日 13:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 13:56
もう終わっているが、エゾシオガマのようだ。
たまに霧が晴れるけど、風が強い。
2024年08月30日 14:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:00
たまに霧が晴れるけど、風が強い。
うーん、どこまで行くか。
2024年08月30日 14:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:01
うーん、どこまで行くか。
チシマセンブリはこちらにもたくさん咲いていた。
2024年08月30日 14:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:01
チシマセンブリはこちらにもたくさん咲いていた。
うーん。
2024年08月30日 14:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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うーん。
かんらん岩だらけ。
2024年08月30日 14:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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かんらん岩だらけ。
エゾコゴメクサのようだが、撮影に失敗。
2024年08月30日 14:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:03
エゾコゴメクサのようだが、撮影に失敗。
大量の糞にも怖気づき(エゾシカっぽいが)、引き返す。
2024年08月30日 14:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:04
大量の糞にも怖気づき(エゾシカっぽいが)、引き返す。
アポイ岳の山頂に戻ると、天候が悪化。雨が降り出してきた。木々に覆われた山頂は格好の避難場所なのだ。ゆっくりと雨具を着て、森から出て下山する。
2024年08月30日 14:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:29
アポイ岳の山頂に戻ると、天候が悪化。雨が降り出してきた。木々に覆われた山頂は格好の避難場所なのだ。ゆっくりと雨具を着て、森から出て下山する。
天気はどんどんひどくなり、強風で真っ白な中、岩場を降りる。ピストンなので危険個所がないのがわかっていたが、これはどうなることやら。無心で慎重に。。。。(こういうのも、いいものだ)。
2024年08月30日 14:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 14:52
天気はどんどんひどくなり、強風で真っ白な中、岩場を降りる。ピストンなので危険個所がないのがわかっていたが、これはどうなることやら。無心で慎重に。。。。(こういうのも、いいものだ)。
樹林帯にはいって一安心で、再び花を探し始めるが全然咲いていなかった。もう一回は来ないとな。アポイマンテマの他に、サマニヨモギが気になって来たのだ。高山の砂礫地に咲くヨモギ。アイヌ名をカムイノヤという。カムイのヨモギ。カムイと名が付く数少ない植物(*13)。
2024年08月30日 15:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 15:26
樹林帯にはいって一安心で、再び花を探し始めるが全然咲いていなかった。もう一回は来ないとな。アポイマンテマの他に、サマニヨモギが気になって来たのだ。高山の砂礫地に咲くヨモギ。アイヌ名をカムイノヤという。カムイのヨモギ。カムイと名が付く数少ない植物(*13)。
気になったのがこれ。ハクウンボクって聞いたことかないなあ。
2024年08月30日 16:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 16:33
気になったのがこれ。ハクウンボクって聞いたことかないなあ。
高いのでよく写んない。全国に分布するが、やや稀にしか見られないらしい。
2024年08月30日 16:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 16:35
高いのでよく写んない。全国に分布するが、やや稀にしか見られないらしい。
下山届。予想通り、最終下山者でした。
2024年08月30日 17:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 17:09
下山届。予想通り、最終下山者でした。
ハクウンボクがまたあった。このあたりでは多いのかもしれない。
2024年08月30日 17:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 17:17
ハクウンボクがまたあった。このあたりでは多いのかもしれない。
今度は良く写せた。実もなっていた。アイヌは、乾燥葉をタバコの代用にしたという話もあるようだ。
2024年08月30日 17:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 17:18
今度は良く写せた。実もなっていた。アイヌは、乾燥葉をタバコの代用にしたという話もあるようだ。
今日は登山口近くのアポイ山荘に宿泊です。ずぶ濡れ。
2024年08月30日 21:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 21:03
今日は登山口近くのアポイ山荘に宿泊です。ずぶ濡れ。
温泉でもないのに、日帰り入浴で賑わっていた。食堂も二つあり、街にも近いので、地元の休息施設でもあるようだった。
2024年08月30日 21:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/30 21:07
温泉でもないのに、日帰り入浴で賑わっていた。食堂も二つあり、街にも近いので、地元の休息施設でもあるようだった。
【3日目8/31】大雨注意報が出ていて、朝から大雨。歩いて様似→浦河まで行こうと思っていたが、バスを使うことにした。
2024年08月31日 08:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 8:40
【3日目8/31】大雨注意報が出ていて、朝から大雨。歩いて様似→浦河まで行こうと思っていたが、バスを使うことにした。
まずは麓の様似までバスで15分ほど。
2024年08月31日 08:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 8:59
まずは麓の様似までバスで15分ほど。
日高本線の終着駅の様似駅。2021年に廃線になってしまったのが痛い。
2024年08月31日 08:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 8:59
日高本線の終着駅の様似駅。2021年に廃線になってしまったのが痛い。
駅前のかんらん石広場。かんらん岩が町の売りみたいだ。
2024年08月31日 09:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 9:07
駅前のかんらん石広場。かんらん岩が町の売りみたいだ。
世界的に貴重であることは確かだが、、、
2024年08月31日 09:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 9:07
世界的に貴重であることは確かだが、、、
ここにあるかんらん岩は、ピカピカに磨かれていた。すべてが、かんらん岩ではなさそうだが、何の説明もない。
2024年08月31日 09:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 9:08
ここにあるかんらん岩は、ピカピカに磨かれていた。すべてが、かんらん岩ではなさそうだが、何の説明もない。
中央公民館。
2024年08月31日 09:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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中央公民館。
ロビーが美術館になっていた。
2024年08月31日 09:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ロビーが美術館になっていた。
片岡球子。札幌出身だったんですね。
2024年08月31日 09:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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片岡球子。札幌出身だったんですね。
雨がひどいが少しは歩く。様似川。
2024年08月31日 09:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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雨がひどいが少しは歩く。様似川。
川名板には必ずアイヌ語を表記しているようだ。
2024年08月31日 09:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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川名板には必ずアイヌ語を表記しているようだ。
あれがエンルム岬。あそこまでは行ってみよう。
2024年08月31日 09:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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あれがエンルム岬。あそこまでは行ってみよう。
ハマナスですね。実が生っている。
2024年08月31日 09:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 9:50
ハマナスですね。実が生っている。
これはノブドウみたい。ヤマブドウと違って食べられない。
2024年08月31日 09:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これはノブドウみたい。ヤマブドウと違って食べられない。
エンルム岬には展望台がある。幸い雨が止んできた。
2024年08月31日 10:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:21
エンルム岬には展望台がある。幸い雨が止んできた。
展望台はここではないなあ。
2024年08月31日 10:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:26
展望台はここではないなあ。
ここはエンルム遺跡のようだ。縄文(早・前期)〜続縄文(前半期)、擦文、アイヌ時代まで、多くの石器、鉄器、骨器が発掘されたようだ。
2024年08月31日 10:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:28
ここはエンルム遺跡のようだ。縄文(早・前期)〜続縄文(前半期)、擦文、アイヌ時代まで、多くの石器、鉄器、骨器が発掘されたようだ。
ツリガネニンジンのようだが、北海道ではモイワシャジンというのもあり、それかもしれない(萼片が披針形)。札幌の藻岩山(5日目に登る)が基本標本なのでその名前があるという。
2024年08月31日 10:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:25
ツリガネニンジンのようだが、北海道ではモイワシャジンというのもあり、それかもしれない(萼片が披針形)。札幌の藻岩山(5日目に登る)が基本標本なのでその名前があるという。
展望台は、この上か。これ傾いていて怖い階段だった。
2024年08月31日 10:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:28
展望台は、この上か。これ傾いていて怖い階段だった。
ゲンノショウコは北海道にも多いようだ。
2024年08月31日 10:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:30
ゲンノショウコは北海道にも多いようだ。
登り終わった先には、エンルムチャシ跡。チャシとは砦と言われてきたが、もともとアイヌの祭祀の場所だったと言われるようになったという。
2024年08月31日 10:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:31
登り終わった先には、エンルムチャシ跡。チャシとは砦と言われてきたが、もともとアイヌの祭祀の場所だったと言われるようになったという。
見晴らしの良いのは、砦にも祭祀場にもふさわしい。
2024年08月31日 10:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:31
見晴らしの良いのは、砦にも祭祀場にもふさわしい。
今日は海も荒れている。
2024年08月31日 10:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:32
今日は海も荒れている。
いちいち北海道に分布するのか確認しているが、これはシラヤマギクでよさそうだ。
2024年08月31日 10:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:33
いちいち北海道に分布するのか確認しているが、これはシラヤマギクでよさそうだ。
エンルムチャシ跡から降りるとすぐに、空き地になっていて様似会所跡だという。
2024年08月31日 10:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:39
エンルムチャシ跡から降りるとすぐに、空き地になっていて様似会所跡だという。
要するに幕府の東蝦夷経営(植民地経営のようなものだな)の拠点だったわけだ。なんでこんな南端に、というのはこの後分かる。
2024年08月31日 10:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:39
要するに幕府の東蝦夷経営(植民地経営のようなものだな)の拠点だったわけだ。なんでこんな南端に、というのはこの後分かる。
また雨が降ってきて、様似郷土館で雨宿り。ここが素晴らしかった。無料です。
2024年08月31日 10:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:40
また雨が降ってきて、様似郷土館で雨宿り。ここが素晴らしかった。無料です。
ここに限らず北海道は旧石器〜アイヌ文化期(19世紀)までの遺跡が非常に多く残されている。アイヌは文字を残さなかったのですべて先史時代だ。その代わり開発は明治以降なので遺跡が多いんだと思う。様似町だけでも無数にある。それを狭い館内で要領よく紹介していた。これはほんの一例。生息してないイノシシの骨が何故出土するか。交易品だったわけだ。
2024年08月31日 10:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 10:54
ここに限らず北海道は旧石器〜アイヌ文化期(19世紀)までの遺跡が非常に多く残されている。アイヌは文字を残さなかったのですべて先史時代だ。その代わり開発は明治以降なので遺跡が多いんだと思う。様似町だけでも無数にある。それを狭い館内で要領よく紹介していた。これはほんの一例。生息してないイノシシの骨が何故出土するか。交易品だったわけだ。
そしてアイヌ文化紹介ビデオが素晴らしかった。
2024年08月31日 11:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:36
そしてアイヌ文化紹介ビデオが素晴らしかった。
ビデオはこんなにあるのだ。これってネットで流せばいいのに。アイヌ料理が55分って。1しか見る時間がなかったが、感動した。以下、少しだけ紹介。
2024年08月31日 11:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:37
ビデオはこんなにあるのだ。これってネットで流せばいいのに。アイヌ料理が55分って。1しか見る時間がなかったが、感動した。以下、少しだけ紹介。
エンルム岬の海側からの写真。つまりさっき登ったのは、ほんの一部で、その先が続いていて、そのてっぺんにシャチがあったわけだ。
2024年08月31日 11:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:09
エンルム岬の海側からの写真。つまりさっき登ったのは、ほんの一部で、その先が続いていて、そのてっぺんにシャチがあったわけだ。
バックの絵は当時、19世紀後半に書かれた絵図。180人は様似でということ。この沿岸は多くのコタンが並んでいる。
2024年08月31日 11:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:14
バックの絵は当時、19世紀後半に書かれた絵図。180人は様似でということ。この沿岸は多くのコタンが並んでいる。
松浦武四郎はもちろん幕末にここを何度も通っている。沙流には、平取・二風谷がある。代表的なコタンだ。さっき見た幕府の会所があったから、ここではアイヌは困窮していたわけだ。
2024年08月31日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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松浦武四郎はもちろん幕末にここを何度も通っている。沙流には、平取・二風谷がある。代表的なコタンだ。さっき見た幕府の会所があったから、ここではアイヌは困窮していたわけだ。
アイヌの伝統儀式がいくつか続く。観音山とは近くの低山、予定コースに入れていたが雨で断念した。
2024年08月31日 11:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:30
アイヌの伝統儀式がいくつか続く。観音山とは近くの低山、予定コースに入れていたが雨で断念した。
古式舞踊・フントリフンチカプ。親子鶴の舞。ウポポイでも公演しているという。そして、これらの舞踊が、、、
2024年08月31日 11:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:21
古式舞踊・フントリフンチカプ。親子鶴の舞。ウポポイでも公演しているという。そして、これらの舞踊が、、、
町のサークル活動のような形で伝承されているといい、その楽しそうな活動の様子が報告されていた。一旦去った若い人が戻ってきて子どもと一緒に参加しているという。これって町のコミュニティ活動じゃん。様似町はここ50年で人口が半減しているが、今後アイヌの智慧が生かされるかもしれない。
2024年08月31日 11:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:23
町のサークル活動のような形で伝承されているといい、その楽しそうな活動の様子が報告されていた。一旦去った若い人が戻ってきて子どもと一緒に参加しているという。これって町のコミュニティ活動じゃん。様似町はここ50年で人口が半減しているが、今後アイヌの智慧が生かされるかもしれない。
展示で驚いたのが、江戸時代初頭に、ここに金鉱があって幕府が採掘して賑わったということ。だからここが日高の中心地だったんだ。面白いのがシャクシャインの戦い(このあと訪れる)でその金鉱が隠されてしまったとあること。アイヌは負けて、その後、幕府による抑圧が強まるが、こんなことがあったとは。
2024年08月31日 11:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 11:42
展示で驚いたのが、江戸時代初頭に、ここに金鉱があって幕府が採掘して賑わったということ。だからここが日高の中心地だったんだ。面白いのがシャクシャインの戦い(このあと訪れる)でその金鉱が隠されてしまったとあること。アイヌは負けて、その後、幕府による抑圧が強まるが、こんなことがあったとは。
これが、登ろうと思っていた観音山。ここにも山頂にシャチがある(さっきのビデオにあった)。雨なので断念。
2024年08月31日 12:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:09
これが、登ろうと思っていた観音山。ここにも山頂にシャチがある(さっきのビデオにあった)。雨なので断念。
さらに浦河まで歩く予定だったが、雨なのでバスにした。というか、様似郷土館が面白過ぎて長居しすぎてしまった。
2024年08月31日 12:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:04
さらに浦河まで歩く予定だったが、雨なのでバスにした。というか、様似郷土館が面白過ぎて長居しすぎてしまった。
バスは、浦河まではたくさんある。しかし1日1本(札幌と苫小牧行それぞれ)の長距離バス以外は、静内迄でも何回か乗り継ぐ必要があり、さらに内陸をぐるぐる回るので時間がえらくかかる。
2024年08月31日 12:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:15
バスは、浦河まではたくさんある。しかし1日1本(札幌と苫小牧行それぞれ)の長距離バス以外は、静内迄でも何回か乗り継ぐ必要があり、さらに内陸をぐるぐる回るので時間がえらくかかる。
バスで10分ほどで、次は、浦河郷土博物館。隣町になる。
2024年08月31日 13:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/31 13:11
バスで10分ほどで、次は、浦河郷土博物館。隣町になる。
ここも無料。旧校舎を活用したこちらは、様似に比べると乱雑な印象だが、考古資料は溢れんばかり(ここでは割愛)。
2024年08月31日 12:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:27
ここも無料。旧校舎を活用したこちらは、様似に比べると乱雑な印象だが、考古資料は溢れんばかり(ここでは割愛)。
浦河町の開拓の歴史がひたすら語られていた。古くから馬の牧場が拓かれていたことが判る。左端の浦河支庁(その後の日高支庁)の西忠義庁長(元会津藩士)が日高の発展に功績があったと称えられていた。
2024年08月31日 12:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:34
浦河町の開拓の歴史がひたすら語られていた。古くから馬の牧場が拓かれていたことが判る。左端の浦河支庁(その後の日高支庁)の西忠義庁長(元会津藩士)が日高の発展に功績があったと称えられていた。
右の明治40年の国立日高種馬牧場の設置が大きかったようだ。日高本線は昭和10年、様似延伸が昭和12年か。アイヌの記述は全くない。
2024年08月31日 12:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:35
右の明治40年の国立日高種馬牧場の設置が大きかったようだ。日高本線は昭和10年、様似延伸が昭和12年か。アイヌの記述は全くない。
とはいえ、アイヌのコーナーはしっかりあった。浦川タレさんというアイヌ文化伝承者の紹介ではあるが。この方は、数少ないアットゥシ織り手だったという(Wikiにあり)。
2024年08月31日 12:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:31
とはいえ、アイヌのコーナーはしっかりあった。浦川タレさんというアイヌ文化伝承者の紹介ではあるが。この方は、数少ないアットゥシ織り手だったという(Wikiにあり)。
これがアットゥシ。オヒョウという樹の樹皮で編んだ衣服だ。
2024年08月31日 12:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:43
これがアットゥシ。オヒョウという樹の樹皮で編んだ衣服だ。
これは、浦川タレさんの編んだサラニプ。樹皮繊維で編んだものとあるが、オヒョウの場合が多いらしい。サラニプとは編袋の意のようだ。
2024年08月31日 13:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 13:05
これは、浦川タレさんの編んだサラニプ。樹皮繊維で編んだものとあるが、オヒョウの場合が多いらしい。サラニプとは編袋の意のようだ。
馬事資料館が併設されていた。こちらの方が人気のようだが、あまり興味ない。
2024年08月31日 12:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 12:57
馬事資料館が併設されていた。こちらの方が人気のようだが、あまり興味ない。
ここからバスに乗って、静内へ。この間は距離があって、乗換もして2時間近くかかった。内陸の集落をいくつも経由するものだから。
2024年08月31日 13:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ここからバスに乗って、静内へ。この間は距離があって、乗換もして2時間近くかかった。内陸の集落をいくつも経由するものだから。
途中は馬の牧場だらけ。
2024年08月31日 14:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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途中は馬の牧場だらけ。
静内に着きました。静内駅(廃線だが)の一つ手前のバス停・入舟町。もう一つ行きたい場所があるのだ。
2024年08月31日 15:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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静内に着きました。静内駅(廃線だが)の一つ手前のバス停・入舟町。もう一つ行きたい場所があるのだ。
ここ静内は「新ひだか町」という名になっているが、町のホームページにあった近道を行く。でも荒れてるんですけど。
2024年08月31日 15:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:35
ここ静内は「新ひだか町」という名になっているが、町のホームページにあった近道を行く。でも荒れてるんですけど。
ツリフネソウ。これは全国でみられる。
2024年08月31日 15:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:39
ツリフネソウ。これは全国でみられる。
散策道として整備はされたが、今はあまり使われていないようだ。
2024年08月31日 15:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:42
散策道として整備はされたが、今はあまり使われていないようだ。
ひと登りで丘の上に出る。ここまでの道は立入禁止となっていた。
2024年08月31日 15:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ひと登りで丘の上に出る。ここまでの道は立入禁止となっていた。
丘の上にはシャクシャイン像。掌を上にした祈りのポーズだ。左はイレンカ(希望)塔とあった。シャクシャインは17世紀に松前藩に立ち向かったアイヌのリーダー。ここ静内が拠点だ。(この像が昔は違った像だったことを翌日知ることになる)
2024年08月31日 15:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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丘の上にはシャクシャイン像。掌を上にした祈りのポーズだ。左はイレンカ(希望)塔とあった。シャクシャインは17世紀に松前藩に立ち向かったアイヌのリーダー。ここ静内が拠点だ。(この像が昔は違った像だったことを翌日知ることになる)
広場は大掛かりな工事中だった。
2024年08月31日 15:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:54
広場は大掛かりな工事中だった。
シャクシャイン記念館やアイヌ民族資料館が建築中とあった。前からあったようなので建て直しのようだ。
2024年08月31日 15:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:55
シャクシャイン記念館やアイヌ民族資料館が建築中とあった。前からあったようなので建て直しのようだ。
松浦武四郎記念碑もあった。読みにくいので一部抜粋。「我々は、新ひだか町のアイヌ民族と松浦武四郎の民族を越えた交流と、ともになしえた業績を讃え、ここアイヌ民族の聖なる地、真歌の丘に記念碑を建立する」(2012年)
2024年08月31日 15:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:54
松浦武四郎記念碑もあった。読みにくいので一部抜粋。「我々は、新ひだか町のアイヌ民族と松浦武四郎の民族を越えた交流と、ともになしえた業績を讃え、ここアイヌ民族の聖なる地、真歌の丘に記念碑を建立する」(2012年)
少し離れたところにシベチャリチャシ跡がある。
2024年08月31日 15:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:58
少し離れたところにシベチャリチャシ跡がある。
部族に分かれていて部族抗争もあったアイヌはシャクシャインのもとに団結し、隣の新冠のピポクに進軍した松前藩に対峙し、このシャチで最終決戦を構えた。松前藩は講和を申し込み、その宴会で酒に酔ったシャクシャインを殺害、その後、このシャチを焼き払った、と幕府側の文書は伝えている(*6)。
2024年08月31日 15:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 15:58
部族に分かれていて部族抗争もあったアイヌはシャクシャインのもとに団結し、隣の新冠のピポクに進軍した松前藩に対峙し、このシャチで最終決戦を構えた。松前藩は講和を申し込み、その宴会で酒に酔ったシャクシャインを殺害、その後、このシャチを焼き払った、と幕府側の文書は伝えている(*6)。
松前藩は、この酒宴での騙し討ちを何度もやっている。卑怯ともいえるが、騙されるアイヌが純朴すぎたのか。どうも口承伝承から伺えるのは、アイヌの争いはチャランケという、武力による解決よりことばによる解決が上、ことばで決着したら争いは終わりという方式が定着した社会だったからだという(*10)。
 さて。シベチャリシャチの先端に行ってみよう。
2024年08月31日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:03
松前藩は、この酒宴での騙し討ちを何度もやっている。卑怯ともいえるが、騙されるアイヌが純朴すぎたのか。どうも口承伝承から伺えるのは、アイヌの争いはチャランケという、武力による解決よりことばによる解決が上、ことばで決着したら争いは終わりという方式が定着した社会だったからだという(*10)。
 さて。シベチャリシャチの先端に行ってみよう。
シャチからは静内の市街地が望めた。沿岸の一つ向こうの丘が新冠だろう。
2024年08月31日 16:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:00
シャチからは静内の市街地が望めた。沿岸の一つ向こうの丘が新冠だろう。
シャクシャインのあとの歴史は交易ルールなど幕府の思うままに進んだようだ。そして明治になってアイヌの土地収奪の場としても静内はよく話題に登る。静内から新冠にかけて広大な新冠御料牧場が設置されたのだ。アイヌは全て強制撤去させられた、と(*6)。写真の方角である。(よく見えない)
2024年08月31日 16:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:01
シャクシャインのあとの歴史は交易ルールなど幕府の思うままに進んだようだ。そして明治になってアイヌの土地収奪の場としても静内はよく話題に登る。静内から新冠にかけて広大な新冠御料牧場が設置されたのだ。アイヌは全て強制撤去させられた、と(*6)。写真の方角である。(よく見えない)
シャチは祭祀の場、とされるが、ここはまさしく砦だな。遺構からもそれがわかる。
2024年08月31日 16:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:01
シャチは祭祀の場、とされるが、ここはまさしく砦だな。遺構からもそれがわかる。
断崖絶壁だ。
2024年08月31日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:03
断崖絶壁だ。
次は、別の方向に進む。
2024年08月31日 16:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:08
次は、別の方向に進む。
最初に登って来た荒れた散策路のもうひとつのルートの出口。地形図にある道なんだが、ここは無理だったな(のちほど入口を紹介する)。
2024年08月31日 16:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:10
最初に登って来た荒れた散策路のもうひとつのルートの出口。地形図にある道なんだが、ここは無理だったな(のちほど入口を紹介する)。
静内灯台。
2024年08月31日 16:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:13
静内灯台。
そのわきに、表示があった。ホイナシリチャシ?これは知らなかった。150mなら行ってみよう。
2024年08月31日 16:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:14
そのわきに、表示があった。ホイナシリチャシ?これは知らなかった。150mなら行ってみよう。
ちょっと荒れ気味だが下っていく。
2024年08月31日 16:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:16
ちょっと荒れ気味だが下っていく。
なんか、日本の戦国時代の山城みたい。
2024年08月31日 16:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:18
なんか、日本の戦国時代の山城みたい。
鉄鍋、漆器、鹿角が発掘されたというが、砦だったのか、祭祀場だったのか。シベリチャシの支城といいたいところだが、日本の山城とは考え方が違うだろうしな。
2024年08月31日 16:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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鉄鍋、漆器、鹿角が発掘されたというが、砦だったのか、祭祀場だったのか。シベリチャシの支城といいたいところだが、日本の山城とは考え方が違うだろうしな。
切堀?盛土?
2024年08月31日 16:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:21
切堀?盛土?
戻ろう。少し先には、真歌公園遺跡というのもあった。アイヌの拠点であったことは確かだな。切り立った丘の上なので、生活の場ではなさそうだが。
2024年08月31日 16:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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戻ろう。少し先には、真歌公園遺跡というのもあった。アイヌの拠点であったことは確かだな。切り立った丘の上なので、生活の場ではなさそうだが。
登ってきた道を戻ります。車道だと相当の回り道になるので強行突破です。
2024年08月31日 16:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:42
登ってきた道を戻ります。車道だと相当の回り道になるので強行突破です。
登山口に戻りました。このめくれていた表示は何だったのだろう。
2024年08月31日 16:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:47
登山口に戻りました。このめくれていた表示は何だったのだろう。
「車両進入禁止」だったんですね。歩けばいいわけだ。
2024年08月31日 16:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:47
「車両進入禁止」だったんですね。歩けばいいわけだ。
先ほど言及した、もうひとつのルートの入り口。一見して、相当の難路の気配がしたので避けた。
2024年08月31日 16:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:48
先ほど言及した、もうひとつのルートの入り口。一見して、相当の難路の気配がしたので避けた。
静内川を渡って、静内駅へ。シベチャリ川。
2024年08月31日 16:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/31 16:54
静内川を渡って、静内駅へ。シベチャリ川。
JR日高線の鉄橋が残っている。
2024年08月31日 16:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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JR日高線の鉄橋が残っている。
振り返って、シベチャリシャチのあった山。
2024年08月31日 16:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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振り返って、シベチャリシャチのあった山。
静内駅です。
2024年08月31日 17:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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静内駅です。
今はバス待合所になっている。
2024年08月31日 17:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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今はバス待合所になっている。
シベチャリシャチを遠望する。
2024年08月31日 17:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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シベチャリシャチを遠望する。
今日の宿は駅前。安い「ホテルサトウ」というビジネスホテルなのだが、、
2024年08月31日 17:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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今日の宿は駅前。安い「ホテルサトウ」というビジネスホテルなのだが、、
単なるハンバーグ定食だと思っていた夕食がすごい。
2024年08月31日 18:33撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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単なるハンバーグ定食だと思っていた夕食がすごい。
【4日目9/1】長距離バスはこの2本だけ。朝ゆっくりできる路線バスのつもりだったが、それだと札幌着が昼過ぎになってしまうので、急遽予約を入れた。
2024年09月01日 07:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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【4日目9/1】長距離バスはこの2本だけ。朝ゆっくりできる路線バスのつもりだったが、それだと札幌着が昼過ぎになってしまうので、急遽予約を入れた。
札幌・大谷地駅です。2時間で着いた。
2024年09月01日 09:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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札幌・大谷地駅です。2時間で着いた。
地下鉄2駅で新札幌駅。大都会です。
2024年09月01日 09:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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地下鉄2駅で新札幌駅。大都会です。
何だ、このビル群は。
2024年09月01日 09:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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何だ、このビル群は。
医療系の大規模開発のようだ。まだまだ<開拓>が続くサッポロぺッ(乾く、大きい、川)。人口200万人だもんな。しかしそんな巨大都市札幌のすぐ近くには、、、
2024年09月01日 10:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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医療系の大規模開発のようだ。まだまだ<開拓>が続くサッポロぺッ(乾く、大きい、川)。人口200万人だもんな。しかしそんな巨大都市札幌のすぐ近くには、、、
野津幌川を渡って、住宅地を抜けると、、、
2024年09月01日 10:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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野津幌川を渡って、住宅地を抜けると、、、
森が見えてくる。丘の上の建物は、北星学園大附属高校。
2024年09月01日 10:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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森が見えてくる。丘の上の建物は、北星学園大附属高校。
エゾミソハギ。エゾとあるが全国に分布。
2024年09月01日 10:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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エゾミソハギ。エゾとあるが全国に分布。
何見てるんだろうか。
2024年09月01日 10:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 10:35
何見てるんだろうか。
サッカーの練習試合かな。北星学園高はそこそこ強いようだ。
2024年09月01日 10:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 10:36
サッカーの練習試合かな。北星学園高はそこそこ強いようだ。
すぐに野幌森林公園。2000haを越える広大な平地林。一日かけても一周できないほどの広さなので、一部だけ。左側の中央のここ瑞穂口から、北(上)へ行く。
2024年09月01日 10:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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すぐに野幌森林公園。2000haを越える広大な平地林。一日かけても一周できないほどの広さなので、一部だけ。左側の中央のここ瑞穂口から、北(上)へ行く。
この森は平地林というのがポイント。本州に平地林なんてほとんど残っていない。森と言えば山にしかない。古代以来開墾し尽くされた。
2024年09月01日 10:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 10:53
この森は平地林というのがポイント。本州に平地林なんてほとんど残っていない。森と言えば山にしかない。古代以来開墾し尽くされた。
森好きの私にとって、平地林はあこがれだったのだ。自然林が続く。広葉樹林が主体だ。
2024年09月01日 10:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 10:53
森好きの私にとって、平地林はあこがれだったのだ。自然林が続く。広葉樹林が主体だ。
ゲンノショウコ。
2024年09月01日 10:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 10:57
ゲンノショウコ。
ミミコウモリ。コウモリソウの仲間はたくさんあって、悩ましいが、これは北海道と東北に分布。別名エゾコウモリ。
2024年09月01日 11:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:05
ミミコウモリ。コウモリソウの仲間はたくさんあって、悩ましいが、これは北海道と東北に分布。別名エゾコウモリ。
花の先端が面白い。
2024年09月01日 11:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:06
花の先端が面白い。
オオバコ。森の中に咲いているのは珍しいかも。
2024年09月01日 11:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:10
オオバコ。森の中に咲いているのは珍しいかも。
瑞穂池。
2024年09月01日 11:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:26
瑞穂池。
ここから、説明板が多くなる。クリの北限地とある。縄文人の主要な食料で、今でも東北では非常に多いクリ。
2024年09月01日 11:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:31
ここから、説明板が多くなる。クリの北限地とある。縄文人の主要な食料で、今でも東北では非常に多いクリ。
北限とはいえ立派だ。
2024年09月01日 11:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:31
北限とはいえ立派だ。
なるほど、トドマツも混ざった針広混交林なんだな。
2024年09月01日 11:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:38
なるほど、トドマツも混ざった針広混交林なんだな。
ナナカマドは亜高山の樹だと思い込んでいた。
2024年09月01日 11:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:40
ナナカマドは亜高山の樹だと思い込んでいた。
しかもこんなに巨木になるとは。
2024年09月01日 11:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:40
しかもこんなに巨木になるとは。
イチイは北日本に多い感じだな。そうは見かけない。
2024年09月01日 11:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:43
イチイは北日本に多い感じだな。そうは見かけない。
イチイ。
2024年09月01日 11:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:44
イチイ。
なかなか美しい森だ。
2024年09月01日 11:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:47
なかなか美しい森だ。
この樹は初めて見るかも。九州まで分布するようだ。薬用や染料とするのは日本でもアイヌでも同じかな。
2024年09月01日 11:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:47
この樹は初めて見るかも。九州まで分布するようだ。薬用や染料とするのは日本でもアイヌでも同じかな。
キハダか。樹皮が特徴的。コルク質になっている。アイヌ語ではシケルペ。この木で作った神に捧げるイナウ(木幣)は「金の木幣」といわれ、クマなど位の高い神を送る儀式のときにだけ作り、むやみに作ってはならないといわれているという。
2024年09月01日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:48
キハダか。樹皮が特徴的。コルク質になっている。アイヌ語ではシケルペ。この木で作った神に捧げるイナウ(木幣)は「金の木幣」といわれ、クマなど位の高い神を送る儀式のときにだけ作り、むやみに作ってはならないといわれているという。
キハダ。
2024年09月01日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:48
キハダ。
ヤチダモは多雪地に多い樹。
2024年09月01日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:48
ヤチダモは多雪地に多い樹。
ヤチダモ。
2024年09月01日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:48
ヤチダモ。
葉はサワグルミに似ているな。区別が難しそう。
2024年09月01日 11:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:49
葉はサワグルミに似ているな。区別が難しそう。
一部、植林帯もあった。
2024年09月01日 11:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:54
一部、植林帯もあった。
奥がカラマツ。元気ないみたい。
2024年09月01日 11:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 11:54
奥がカラマツ。元気ないみたい。
と、森を楽しんで、道立北海道博物館。野幌森林公園に隣接しているのです。
2024年09月01日 12:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 12:08
と、森を楽しんで、道立北海道博物館。野幌森林公園に隣接しているのです。
マンモスゾウから始まるのが北海道らしい。左は長野県あたりにもいたナウマンゾウ。大きさ半分ぐらい。
2024年09月01日 12:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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マンモスゾウから始まるのが北海道らしい。左は長野県あたりにもいたナウマンゾウ。大きさ半分ぐらい。
旧石器から縄文・続縄文・擦文土器と並んでいたがすべて省略して、目を惹いたのが岩面刻画。文字と考えられていたとは。1〜4世紀とあるが、文字だったら大変なことだ。アイヌ語に文字があったかもしれないと想像力を掻き立てられる。
2024年09月01日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:00
旧石器から縄文・続縄文・擦文土器と並んでいたがすべて省略して、目を惹いたのが岩面刻画。文字と考えられていたとは。1〜4世紀とあるが、文字だったら大変なことだ。アイヌ語に文字があったかもしれないと想像力を掻き立てられる。
日本でいう中世以降のアイヌを巡る歴史が丁寧に解説されていた。その一例。アイヌと和人の交易品は、圧倒的にアイヌ産品が大量(右下はタラ←タラはこの旅でたくさん食べた。その上がサケ)で、日本からの米・酒などが少量で交換されていたことが一目瞭然だった。
2024年09月01日 13:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:19
日本でいう中世以降のアイヌを巡る歴史が丁寧に解説されていた。その一例。アイヌと和人の交易品は、圧倒的にアイヌ産品が大量(右下はタラ←タラはこの旅でたくさん食べた。その上がサケ)で、日本からの米・酒などが少量で交換されていたことが一目瞭然だった。
シャクシャインについても解説されていたが、吃驚したのが右の写真のシャクシャイン像が、前日見て来たものと全然違う。この写真では勇ましく片手を振り上げているではないか。どうもこの写真は初代のもので、今は掌を上にして祈る像に代わった。初代の像は、それを複製したのもが別の場所にあることを知った。戦いか共生かという表象する理念の違いだな、難しいね。
2024年09月01日 13:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:20
シャクシャインについても解説されていたが、吃驚したのが右の写真のシャクシャイン像が、前日見て来たものと全然違う。この写真では勇ましく片手を振り上げているではないか。どうもこの写真は初代のもので、今は掌を上にして祈る像に代わった。初代の像は、それを複製したのもが別の場所にあることを知った。戦いか共生かという表象する理念の違いだな、難しいね。
入替制らしき特別テーマ展示がいくつかあって、その一つ。偶然、【6日目】に訪問を予定していた江別のアイヌの最近の調査結果が報告されていた。
2024年09月01日 13:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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入替制らしき特別テーマ展示がいくつかあって、その一つ。偶然、【6日目】に訪問を予定していた江別のアイヌの最近の調査結果が報告されていた。
サノイヘナイという川の近くのアイヌコタンの調査。私はその左上のエベツブシあたりに行く計画なのだ。ここは樺太アイヌの強制移住地として著名なので。
2024年09月01日 13:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:45
サノイヘナイという川の近くのアイヌコタンの調査。私はその左上のエベツブシあたりに行く計画なのだ。ここは樺太アイヌの強制移住地として著名なので。
サノイベのアイヌも夕張から強制移住させれられた人たちだったが、、、。(なんと引用されているのはサッポロ堂書店の本ではないか。あとで出てくるが石原真衣さんの父親の店。)
2024年09月01日 13:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:46
サノイベのアイヌも夕張から強制移住させれられた人たちだったが、、、。(なんと引用されているのはサッポロ堂書店の本ではないか。あとで出てくるが石原真衣さんの父親の店。)
離散してしまった、、、
2024年09月01日 13:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:46
離散してしまった、、、
その理由は、明治15年(早い!)の江別駅の開業で、和人が移住して、漁業や狩猟が困難になった、と。ほんの小さな地域の小さな話だが、同じことが各地で起こったのだろう。この淡々とした展示に、歴史を掘り起こすこの博物館の神髄を感じた。
2024年09月01日 13:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 13:46
その理由は、明治15年(早い!)の江別駅の開業で、和人が移住して、漁業や狩猟が困難になった、と。ほんの小さな地域の小さな話だが、同じことが各地で起こったのだろう。この淡々とした展示に、歴史を掘り起こすこの博物館の神髄を感じた。
時間が全然足りなくなったが、引き上げる。次があるのだ。今回、日程をたっぷりとったつもりだったのに、忙しい。森林公園駅。
2024年09月01日 14:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 14:22
時間が全然足りなくなったが、引き上げる。次があるのだ。今回、日程をたっぷりとったつもりだったのに、忙しい。森林公園駅。
札幌駅です。北海道5度目にして、初訪問。
2024年09月01日 14:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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札幌駅です。北海道5度目にして、初訪問。
北大植物園です。
2024年09月01日 14:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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北大植物園です。
正式には、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園。札幌駅のすく近くの植物園。植物園ってあまり好きではない。自然そのものではないから。有料だし。だけど、、、
2024年09月01日 16:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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正式には、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園。札幌駅のすく近くの植物園。植物園ってあまり好きではない。自然そのものではないから。有料だし。だけど、、、
これが目的でした。北方民族植物標本園。北方民族というけど、アイヌが中心でした。
2024年09月01日 15:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これが目的でした。北方民族植物標本園。北方民族というけど、アイヌが中心でした。
これだけの草と木が並んでいる。
2024年09月01日 15:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:09
これだけの草と木が並んでいる。
こんな感じ。もっとも、季節柄、あまり花は咲いていないけどね。代表的なのを紹介しましょう。
2024年09月01日 15:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:19
こんな感じ。もっとも、季節柄、あまり花は咲いていないけどね。代表的なのを紹介しましょう。
エゾヨモギは別名。北海道に多いヨモギで大きい。呪術にも使うのか。(そういえば、アイヌ語表記がないのが残念。オオヨモギはノヤ。ウポポイにはレタンノヤ=白いノヤ=シロヨモギが咲いていた)
2024年09月01日 15:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:14
エゾヨモギは別名。北海道に多いヨモギで大きい。呪術にも使うのか。(そういえば、アイヌ語表記がないのが残念。オオヨモギはノヤ。ウポポイにはレタンノヤ=白いノヤ=シロヨモギが咲いていた)
オオヨモギ。本土では高い山地だが、北海道だと道端にも生えるらしい。
2024年09月01日 15:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:14
オオヨモギ。本土では高い山地だが、北海道だと道端にも生えるらしい。
エゾイラクサ。これが繊維になるのか。
2024年09月01日 15:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:17
エゾイラクサ。これが繊維になるのか。
エゾイラクサはイラクサより葉が細長い。北海道では川岸にも生える(本州だと山地)。
2024年09月01日 15:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:18
エゾイラクサはイラクサより葉が細長い。北海道では川岸にも生える(本州だと山地)。
シオデはアイヌ語らしい。薬用なんだ。
2024年09月01日 15:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:19
シオデはアイヌ語らしい。薬用なんだ。
シオデは全国に分布。見たことあるかな。
2024年09月01日 15:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:20
シオデは全国に分布。見たことあるかな。
ヤマゴボウ。魔除けと鼠除けか。
2024年09月01日 15:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:20
ヤマゴボウ。魔除けと鼠除けか。
ヤマゴボウは沖縄を除く全国に分布。これは見たことあると思う。でもこれは中国産とされているのだ。北海道にどういう経路で伝わったのだろうか。
2024年09月01日 15:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:20
ヤマゴボウは沖縄を除く全国に分布。これは見たことあると思う。でもこれは中国産とされているのだ。北海道にどういう経路で伝わったのだろうか。
アキカラマツ。心を殺す、か。この発想は面白い。
2024年09月01日 15:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:21
アキカラマツ。心を殺す、か。この発想は面白い。
アキカラマツはよくみかけるお馴染みだ。沖縄を除く全国に分布。
2024年09月01日 15:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:21
アキカラマツはよくみかけるお馴染みだ。沖縄を除く全国に分布。
オンコは別名。赤色の染料とは。用途多いな。
2024年09月01日 15:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:31
オンコは別名。赤色の染料とは。用途多いな。
イチイは野幌森林公園にもあった。巨木になる針葉樹。葉を写しておく。
2024年09月01日 15:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:31
イチイは野幌森林公園にもあった。巨木になる針葉樹。葉を写しておく。
ハナヒリノキ。箸にすると中毒しないって。
2024年09月01日 15:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:33
ハナヒリノキ。箸にすると中毒しないって。
ハナヒリノキは北海道など北方の低木。
2024年09月01日 15:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:33
ハナヒリノキは北海道など北方の低木。
フッキソウ。重要な薬用とあるが、日本人にはふつう薬用とされていないようだ。
2024年09月01日 15:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:36
フッキソウ。重要な薬用とあるが、日本人にはふつう薬用とされていないようだ。
フッキソウは、沖縄を除く全国に分布。常緑。
2024年09月01日 15:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:36
フッキソウは、沖縄を除く全国に分布。常緑。
なかなか面白かった。さて、普通の野草もあって、せっかくだから綺麗な花だけ紹介しよう。
2024年09月01日 15:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:39
なかなか面白かった。さて、普通の野草もあって、せっかくだから綺麗な花だけ紹介しよう。
エゾノトウウチソウ。エゾトウウチソウともいう。
2024年09月01日 15:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:39
エゾノトウウチソウ。エゾトウウチソウともいう。
エゾノトウウチソウは、日高山脈の高地だけに咲く固有種。ピンクのトウウチソウは雪倉岳(白馬)のユキクラトウウチソウがある。綺麗で珍しい花だ。しかし、こういうのは、山で見ないとなあ(大変だけど)。
2024年09月01日 15:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:40
エゾノトウウチソウは、日高山脈の高地だけに咲く固有種。ピンクのトウウチソウは雪倉岳(白馬)のユキクラトウウチソウがある。綺麗で珍しい花だ。しかし、こういうのは、山で見ないとなあ(大変だけど)。
ハマフウロ。これも初めて知った。
2024年09月01日 15:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:41
ハマフウロ。これも初めて知った。
ハマフウロは、本州北部〜北海道の海岸の砂地や草地に生える。海岸か、難しそう。山よりさらに自然のままの海岸は少ないのだ。
2024年09月01日 15:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:41
ハマフウロは、本州北部〜北海道の海岸の砂地や草地に生える。海岸か、難しそう。山よりさらに自然のままの海岸は少ないのだ。
植物園には、こんなのもあった。
2024年09月01日 15:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:53
植物園には、こんなのもあった。
北方民族資料館。知らなかったが、明治初期と昭和初期に収集されたものを、そのまま残しているわけだ。博物館の博物館ということだ。あえて公開しているのだろうが、受け取り方が難しい。
2024年09月01日 15:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 15:57
北方民族資料館。知らなかったが、明治初期と昭和初期に収集されたものを、そのまま残しているわけだ。博物館の博物館ということだ。あえて公開しているのだろうが、受け取り方が難しい。
昭和10年に録画されたイオマンテ(クマ送り)は、怪奇映画みたいだった。うーん。映像も現実をそのまま切り取らない。
2024年09月01日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:03
昭和10年に録画されたイオマンテ(クマ送り)は、怪奇映画みたいだった。うーん。映像も現実をそのまま切り取らない。
続いて、北海道大学です。
2024年09月01日 16:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:46
続いて、北海道大学です。
例のクラーク像は、意外に小さい。
2024年09月01日 16:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:52
例のクラーク像は、意外に小さい。
しかしキャンパスは広大です。しかも、この日は日曜日。学生より、観光客や市民の方が多い感じ。子ども連れや犬の散歩。こんな大学って初めてだ。
2024年09月01日 16:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:53
しかしキャンパスは広大です。しかも、この日は日曜日。学生より、観光客や市民の方が多い感じ。子ども連れや犬の散歩。こんな大学って初めてだ。
なぜか公園みたいのもある。
2024年09月01日 16:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:49
なぜか公園みたいのもある。
かつて北大構内を流れていたサクシュコトニ川を再現した言う。
2024年09月01日 16:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:59
かつて北大構内を流れていたサクシュコトニ川を再現した言う。
このサクシュコトニ川の源流が、北大のすぐ南にあるここ偕楽園にあったという。偕楽園にはかつての開拓使の迎賓館である清華亭が残され中を見学できる。和洋折衷の立派な建物だ。(見学の順番は前後している)
2024年09月01日 16:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:26
このサクシュコトニ川の源流が、北大のすぐ南にあるここ偕楽園にあったという。偕楽園にはかつての開拓使の迎賓館である清華亭が残され中を見学できる。和洋折衷の立派な建物だ。(見学の順番は前後している)
ここにもサクシュコトニ川の源流の説明があった。この川は鮭の道でもあったという。
2024年09月01日 16:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:26
ここにもサクシュコトニ川の源流の説明があった。この川は鮭の道でもあったという。
驚いたのは、ここにアイヌコタンがあったというのだ。さりげなく「明治15年までに移転を余儀なくされた」と書いてあるが。調べてみると、こういう川だったから、今の北大キャンパスの中の川沿いにコトニ・コタンという名のコタンがあったという。札幌は、無人の森林・荒地を切り拓いて開発されたと思い込んでいたが、そういう訳ではなかったわけだ。
2024年09月01日 16:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 16:31
驚いたのは、ここにアイヌコタンがあったというのだ。さりげなく「明治15年までに移転を余儀なくされた」と書いてあるが。調べてみると、こういう川だったから、今の北大キャンパスの中の川沿いにコトニ・コタンという名のコタンがあったという。札幌は、無人の森林・荒地を切り拓いて開発されたと思い込んでいたが、そういう訳ではなかったわけだ。
北大キャンパスに戻って、サクシュコトニ川沿いにはこんな池もあった。大野池。
2024年09月01日 17:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:00
北大キャンパスに戻って、サクシュコトニ川沿いにはこんな池もあった。大野池。
バカでかいキャンパスのはずれにこんな建物があった。
2024年09月01日 17:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:09
バカでかいキャンパスのはずれにこんな建物があった。
アイヌ納骨堂とあり、手を合わせる。ウポポイの「国立アイヌ民族博物館」でも人骨返還問題が紹介されていた。私は、石原真衣(北大准教授)の『<沈黙>の自伝的民族誌』でここを知った。2016年に、裁判での勝訴の結果、この納骨堂から遺骨12体が返還され、浦河町杵臼コタンでカムイノミイチャルパ(先祖供養の儀式)が行われた。アイヌのハーフの母親と琴似屯田兵を祖先に持つ和人の父の間に生まれた石原真衣は参加した。その体験が彼女を変えた。(*2)→詳しくは感想へ
2024年09月01日 17:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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アイヌ納骨堂とあり、手を合わせる。ウポポイの「国立アイヌ民族博物館」でも人骨返還問題が紹介されていた。私は、石原真衣(北大准教授)の『<沈黙>の自伝的民族誌』でここを知った。2016年に、裁判での勝訴の結果、この納骨堂から遺骨12体が返還され、浦河町杵臼コタンでカムイノミイチャルパ(先祖供養の儀式)が行われた。アイヌのハーフの母親と琴似屯田兵を祖先に持つ和人の父の間に生まれた石原真衣は参加した。その体験が彼女を変えた。(*2)→詳しくは感想へ
有名なイチョウ並木。観光のための車は進入禁止とだけある。歩くのは自由のようだ。
2024年09月01日 17:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:18
有名なイチョウ並木。観光のための車は進入禁止とだけある。歩くのは自由のようだ。
帰りは、サクシュコトニ川の遊歩道を行く。
2024年09月01日 17:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:27
帰りは、サクシュコトニ川の遊歩道を行く。
とても大学構内とは思えない。
2024年09月01日 17:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:26
とても大学構内とは思えない。
遺跡もあるし。(擦文時代とあるが、縄文・続縄文に比べると遺跡分布が集中する中、このあたりは旭川・上川や千歳川上流と並ぶ集落の集積地だったという。その理由はサケの産卵地。つまり漁村として札幌は開拓前から栄えていた(*11))
2024年09月01日 17:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:25
遺跡もあるし。(擦文時代とあるが、縄文・続縄文に比べると遺跡分布が集中する中、このあたりは旭川・上川や千歳川上流と並ぶ集落の集積地だったという。その理由はサケの産卵地。つまり漁村として札幌は開拓前から栄えていた(*11))
バカでかいオオイタドリが花を付けているし。
2024年09月01日 17:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:26
バカでかいオオイタドリが花を付けているし。
そしてクロビイタヤ。北海道、青森、岩手、長野などに自生する特に稀な種、と図鑑にある。
2024年09月01日 17:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:32
そしてクロビイタヤ。北海道、青森、岩手、長野などに自生する特に稀な種、と図鑑にある。
クロビイタヤの樹皮。
2024年09月01日 17:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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クロビイタヤの樹皮。
クロビイタヤの葉。
2024年09月01日 17:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 17:33
クロビイタヤの葉。
なんかいろいろ回り過ぎた。そのまま歩いて、すすきののホテルに投宿。温泉付きです。
2024年09月01日 18:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/1 18:22
なんかいろいろ回り過ぎた。そのまま歩いて、すすきののホテルに投宿。温泉付きです。
【5日目9/2】月曜の朝。博物館系はみんなお休みだ。山に行くしかない。近場には札幌岳、空沼岳など手頃な山も多い。札幌岳や空沼岳なら定山峡の温泉宿も捨て難かったがその気分になれなかった。定山峡の札幌市・アイヌ施設ピリカコタンも月曜休館。どうせなら札幌尽くし、と至近の藻岩山にした。
2024年09月02日 06:42撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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9/2 6:42
【5日目9/2】月曜の朝。博物館系はみんなお休みだ。山に行くしかない。近場には札幌岳、空沼岳など手頃な山も多い。札幌岳や空沼岳なら定山峡の温泉宿も捨て難かったがその気分になれなかった。定山峡の札幌市・アイヌ施設ピリカコタンも月曜休館。どうせなら札幌尽くし、と至近の藻岩山にした。
藻岩山なら歩いていけるのだ。だから朝はのんびり。
2024年09月02日 07:04撮影 by  KeyMission 80, NIKON
2
9/2 7:04
藻岩山なら歩いていけるのだ。だから朝はのんびり。
市電の走る市街を通勤者に混じって西へ。
2024年09月02日 07:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 7:54
市電の走る市街を通勤者に混じって西へ。
円山公園から入る。
2024年09月02日 08:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 8:36
円山公園から入る。
北海道神宮、立派。北海道の開拓にあわせて、明治天皇の勅によるもの。
2024年09月02日 08:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 8:46
北海道神宮、立派。北海道の開拓にあわせて、明治天皇の勅によるもの。
円山から藻岩山へのコースだ。
2024年09月02日 08:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 8:54
円山から藻岩山へのコースだ。
まず円山。標高たった225mだが、意外に登る。
2024年09月02日 09:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 9:22
まず円山。標高たった225mだが、意外に登る。
原始林とある。広葉樹林の自然林だ。
2024年09月02日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 9:24
原始林とある。広葉樹林の自然林だ。
気温23度と涼しいはずだが、疲れたぞ。
2024年09月02日 09:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 9:25
気温23度と涼しいはずだが、疲れたぞ。
山頂です。登山者は意外に多かったです。
2024年09月02日 09:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 9:26
山頂です。登山者は意外に多かったです。
下山途中にエゾトリカブト。トリカブトの同定は難しいが葉は3全裂しているのと、北海道中部低地に多く分布するとされることから。
2024年09月02日 09:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 9:36
下山途中にエゾトリカブト。トリカブトの同定は難しいが葉は3全裂しているのと、北海道中部低地に多く分布するとされることから。
エゾトリカブトは最も猛毒なトリカブト。アイヌが毒矢に使用した。アイヌ語でスルク。毒性の強弱により分類は細かく、最強はケレ・プ・トゥルセ(触るもの倒れる)という(*13)。毒は根茎にあるので花は触っても大丈夫かと。
2024年09月02日 09:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 9:37
エゾトリカブトは最も猛毒なトリカブト。アイヌが毒矢に使用した。アイヌ語でスルク。毒性の強弱により分類は細かく、最強はケレ・プ・トゥルセ(触るもの倒れる)という(*13)。毒は根茎にあるので花は触っても大丈夫かと。
藻岩山へは住宅街が続いていた。ここも結構登る。
2024年09月02日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 9:54
藻岩山へは住宅街が続いていた。ここも結構登る。
山を開発した住宅街のようだ。道は大きく迂回しているので、この道が長いぞ。地形図にはない近道があるかもしれない。
2024年09月02日 10:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 10:07
山を開発した住宅街のようだ。道は大きく迂回しているので、この道が長いぞ。地形図にはない近道があるかもしれない。
旭山記念公園。
2024年09月02日 10:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 10:18
旭山記念公園。
立派な公園。
2024年09月02日 10:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 10:26
立派な公園。
公園に藻岩山登山口があった。
2024年09月02日 10:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 10:31
公園に藻岩山登山口があった。
こっちの森の方がいい感じ。
2024年09月02日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 10:51
こっちの森の方がいい感じ。
クルマバソウかな。実になっている。大きな群落でした。
2024年09月02日 10:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 10:56
クルマバソウかな。実になっている。大きな群落でした。
ヌスビトハギの実。この鞘が盗人の足跡に似ているからその名がある。
2024年09月02日 10:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 10:59
ヌスビトハギの実。この鞘が盗人の足跡に似ているからその名がある。
あれが、藻岩山の山頂だな。円山で疲れてしまったので体調の心配したが、調子が出てきた。すいすい行く。変化に富むがアップダウンは小さく歩きやすいです。
2024年09月02日 11:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 11:27
あれが、藻岩山の山頂だな。円山で疲れてしまったので体調の心配したが、調子が出てきた。すいすい行く。変化に富むがアップダウンは小さく歩きやすいです。
最後だけ九十九折の岩混じりをひと登りで、、、
2024年09月02日 12:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:08
最後だけ九十九折の岩混じりをひと登りで、、、
山頂です。意外にあっけなかった。そして、いきなりの建物にゲンナリ。ここまでいい森だったんです。
2024年09月02日 12:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:23
山頂です。意外にあっけなかった。そして、いきなりの建物にゲンナリ。ここまでいい森だったんです。
インカルシベ、アイヌにとっての聖なる山、とあった。伝統儀式もやっているんだね。やはりロープウェイは似合わないな。
2024年09月02日 12:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:37
インカルシベ、アイヌにとっての聖なる山、とあった。伝統儀式もやっているんだね。やはりロープウェイは似合わないな。
展望素晴らしいです。札幌の大都会ぶりは圧巻です。とんでもない巨大都市。こんな大都会を眼下に見渡せる山は他にないでしょう。
2024年09月02日 12:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:31
展望素晴らしいです。札幌の大都会ぶりは圧巻です。とんでもない巨大都市。こんな大都会を眼下に見渡せる山は他にないでしょう。
札幌駅と北大あたり。
2024年09月02日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:33
札幌駅と北大あたり。
大都会の展望に比べると、色あせてしまうが、遠方右側のピークが札幌岳、その稜線を左に辿って、少し離れて聳えているのが恵庭岳、さらに左の最も遠方が樽前山だ。
2024年09月02日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:28
大都会の展望に比べると、色あせてしまうが、遠方右側のピークが札幌岳、その稜線を左に辿って、少し離れて聳えているのが恵庭岳、さらに左の最も遠方が樽前山だ。
札幌市街地の南方。右寄りの丸い白いドームが真駒内スケートリンクだ。これからあそこに降りていく。
2024年09月02日 12:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 12:30
札幌市街地の南方。右寄りの丸い白いドームが真駒内スケートリンクだ。これからあそこに降りていく。
下山は途中まで、中間駅への舗装された道となる。
2024年09月02日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 12:44
下山は途中まで、中間駅への舗装された道となる。
ここから登山道。あの山のを越えて、白い真駒内スケートリンクへ降りる。
2024年09月02日 12:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
9/2 12:54
ここから登山道。あの山のを越えて、白い真駒内スケートリンクへ降りる。
セントウソウかと思ったが、それは初春の花。ヤブジラミにしてももう遅すぎ。しかし北海道図鑑で調べたらヤブジラミは9月まで咲くと分かった。
2024年09月02日 13:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 13:02
セントウソウかと思ったが、それは初春の花。ヤブジラミにしてももう遅すぎ。しかし北海道図鑑で調べたらヤブジラミは9月まで咲くと分かった。
ヤマハハコだ。
2024年09月02日 13:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 13:03
ヤマハハコだ。
コウゾリナ。
2024年09月02日 13:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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コウゾリナ。
ヤマハハコがたくさん。
2024年09月02日 13:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ヤマハハコがたくさん。
いい森ですね。市街地から近いというのが何よりだ。
2024年09月02日 13:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 13:10
いい森ですね。市街地から近いというのが何よりだ。
山鼻山。そう登っていない。
2024年09月02日 13:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 13:19
山鼻山。そう登っていない。
下山しました。藻岩山は多くの人が歩いていた。市街地から近いし軽く登れる普通にいい山でした。(北海道まで来て、物足りなさは残ったけど)
2024年09月02日 13:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 13:51
下山しました。藻岩山は多くの人が歩いていた。市街地から近いし軽く登れる普通にいい山でした。(北海道まで来て、物足りなさは残ったけど)
左上から右下のルートをたどったわけだ。
2024年09月02日 13:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 13:51
左上から右下のルートをたどったわけだ。
ここでオヒョウが登場。何本かあった。【3日目8/31】の浦河博物館で紹介したアイヌ衣装・アットゥシを織るのに、この樹の樹皮が使われる。
2024年09月02日 14:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:03
ここでオヒョウが登場。何本かあった。【3日目8/31】の浦河博物館で紹介したアイヌ衣装・アットゥシを織るのに、この樹の樹皮が使われる。
オヒョウの葉の形は特徴的。
2024年09月02日 14:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:04
オヒョウの葉の形は特徴的。
真駒内の街に出てきた。
2024年09月02日 14:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:07
真駒内の街に出てきた。
こんなところで熊が出没するんだ。藻岩山の森は深そうだったったが、クマには住みにくくなってるんだろうか。
2024年09月02日 14:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:10
こんなところで熊が出没するんだ。藻岩山の森は深そうだったったが、クマには住みにくくなってるんだろうか。
こっちの方が怖いかな。
2024年09月02日 14:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:11
こっちの方が怖いかな。
藻岩山。東京でいうと、東京駅から新宿あたりまでの距離が、札幌駅からの距離に等しい。新宿に標高500mの山があるのと同じ。
2024年09月02日 14:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:18
藻岩山。東京でいうと、東京駅から新宿あたりまでの距離が、札幌駅からの距離に等しい。新宿に標高500mの山があるのと同じ。
真駒内スケートリンク。札幌オリンピックが懐かしい。あれは1972年。50年以上前だ。札幌はまだまだ成長を続けている。北海道内では独り勝ちって感じ。
2024年09月02日 14:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:30
真駒内スケートリンク。札幌オリンピックが懐かしい。あれは1972年。50年以上前だ。札幌はまだまだ成長を続けている。北海道内では独り勝ちって感じ。
真駒内教会。
2024年09月02日 14:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:43
真駒内教会。
あれれ。ここに古書店「サッポロ堂書店」があるはずなんだが。アイヌ・北海道関係のことを調べている人ならば知らない人はいない店といわれている。先に触れた、石原真衣さんの父親の店。(帰宅後調べたら、奥の建物の一室のようだった。看板なかったなあ)
2024年09月02日 14:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 14:52
あれれ。ここに古書店「サッポロ堂書店」があるはずなんだが。アイヌ・北海道関係のことを調べている人ならば知らない人はいない店といわれている。先に触れた、石原真衣さんの父親の店。(帰宅後調べたら、奥の建物の一室のようだった。看板なかったなあ)
真駒内駅です。ここから地下鉄ですすきのに戻る。
2024年09月02日 15:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/2 15:10
真駒内駅です。ここから地下鉄ですすきのに戻る。
【6日目9/3】実質、最終日は江別駅です。札幌駅からJRで25分。札幌のベッドタウンといってよい人口12万人の江別市。観光的には何にもないが、、、
2024年09月03日 08:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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【6日目9/3】実質、最終日は江別駅です。札幌駅からJRで25分。札幌のベッドタウンといってよい人口12万人の江別市。観光的には何にもないが、、、
駅前にいきなり登場するのが、火薬庫。
2024年09月03日 08:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 8:59
駅前にいきなり登場するのが、火薬庫。
まず、屯田兵により開拓が進められた町。
2024年09月03日 08:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 8:58
まず、屯田兵により開拓が進められた町。
他に何もない駅前に、立派な屋根付きの歩道橋がある公共施設の充実した町。ベッドタウンにしては、人口停滞している。なんか寂しい町です。
2024年09月03日 09:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:02
他に何もない駅前に、立派な屋根付きの歩道橋がある公共施設の充実した町。ベッドタウンにしては、人口停滞している。なんか寂しい町です。
立派な江別神社。由緒に「熊本県より移住した屯田兵の守護神として加藤清正公を江別市緑町の飛鳥山にお祀り申し上げたのが創始」とある。
2024年09月03日 09:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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立派な江別神社。由緒に「熊本県より移住した屯田兵の守護神として加藤清正公を江別市緑町の飛鳥山にお祀り申し上げたのが創始」とある。
眞願寺。浄土真宗。ここが興味深かった。
2024年09月03日 09:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:15
眞願寺。浄土真宗。ここが興味深かった。
ちょっと読みにくいので、HPにあった文章を引用する。「対雁に本州より開拓のため入地し、その後江別屯田分隊の入植されたり。樺太からは移住殉難者百八戸が入地され皆、故郷を離れただひたすらに開墾の日々を送られたり。明治十五年樺太移民指導者上野正氏という念佛者ありき氏を中心に屯田兵有志ら相集い寺院建立を札幌別院に懇願され(中略)しかしながら、樺太移住殉難の人々 伝染病などにより一カ年に三百余名が次々と犠牲となられただ涙と悲しみの中にあれり、その葬儀等の法要を当説教所により修行され…」。
2024年09月03日 09:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:16
ちょっと読みにくいので、HPにあった文章を引用する。「対雁に本州より開拓のため入地し、その後江別屯田分隊の入植されたり。樺太からは移住殉難者百八戸が入地され皆、故郷を離れただひたすらに開墾の日々を送られたり。明治十五年樺太移民指導者上野正氏という念佛者ありき氏を中心に屯田兵有志ら相集い寺院建立を札幌別院に懇願され(中略)しかしながら、樺太移住殉難の人々 伝染病などにより一カ年に三百余名が次々と犠牲となられただ涙と悲しみの中にあれり、その葬儀等の法要を当説教所により修行され…」。
対雁(ツイシカリ)とは、江別市の北部の地名。そこは樺太アイヌが強制的に移住させられてきた地なのだ。その悲惨さは2020年直木賞の川越宗一『熱源』に描かれる。(写真は、車が少ないのに地下道があるという光景)
2024年09月03日 09:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:22
対雁(ツイシカリ)とは、江別市の北部の地名。そこは樺太アイヌが強制的に移住させられてきた地なのだ。その悲惨さは2020年直木賞の川越宗一『熱源』に描かれる。(写真は、車が少ないのに地下道があるという光景)
江別市郷土資料館。ここも充実していた。江別市には、興味深い遺跡もあるのだ。遺跡の宝庫と言っても良い。
2024年09月03日 09:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:32
江別市郷土資料館。ここも充実していた。江別市には、興味深い遺跡もあるのだ。遺跡の宝庫と言っても良い。
江別市年表。こんなに小さな市なのに、旧石器時代から現代まで語れるってすごいと思う。続縄文期には江別式土器があり、擦文時代には古墳があり、樺太アイヌに屯田兵だ。榎本武揚もいる。
2024年09月03日 09:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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江別市年表。こんなに小さな市なのに、旧石器時代から現代まで語れるってすごいと思う。続縄文期には江別式土器があり、擦文時代には古墳があり、樺太アイヌに屯田兵だ。榎本武揚もいる。
そして、樺太アイヌのコレラ死。樺太アイヌは、宗谷を希望し、対雁への移住を全面的に拒否していた。近くに和人が多く疫病を懸念し、石狩川の中流ではなく海岸でなければ生活が成り立たないからという申上書が残っているという。それを開拓使長官黒田清隆が拒絶。その結果としてのコレラ。残る全員が対雁を離れ、日露戦争による南樺太割譲により樺太に戻ったという(*6)。(ついでながら、黒田に次ぐ地位だった松本十郎は、黒田の強制移住に抗議して辞職、故郷の鶴岡に戻って農民として生涯を終えた。松本十郎はアイヌ語を話しアットゥシを着たのでアッシ判官とよばれた。いろいろな歴史がある)
2024年09月03日 09:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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そして、樺太アイヌのコレラ死。樺太アイヌは、宗谷を希望し、対雁への移住を全面的に拒否していた。近くに和人が多く疫病を懸念し、石狩川の中流ではなく海岸でなければ生活が成り立たないからという申上書が残っているという。それを開拓使長官黒田清隆が拒絶。その結果としてのコレラ。残る全員が対雁を離れ、日露戦争による南樺太割譲により樺太に戻ったという(*6)。(ついでながら、黒田に次ぐ地位だった松本十郎は、黒田の強制移住に抗議して辞職、故郷の鶴岡に戻って農民として生涯を終えた。松本十郎はアイヌ語を話しアットゥシを着たのでアッシ判官とよばれた。いろいろな歴史がある)
江別市の遺跡一覧。すべての時代を網羅している。
2024年09月03日 09:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:39
江別市の遺跡一覧。すべての時代を網羅している。
だから、この土器ったら、壮観だ。これほど並んでいるのは初めてかも。しかも様式の違いが丁寧に説明してあった。(が、紹介は省略)
2024年09月03日 09:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:40
だから、この土器ったら、壮観だ。これほど並んでいるのは初めてかも。しかも様式の違いが丁寧に説明してあった。(が、紹介は省略)
注目したのは、「古墳」。「古墳」とはヤマト朝廷の人の墓のことをいう用語だ。つまり日本人の墓。
2024年09月03日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 9:54
注目したのは、「古墳」。「古墳」とはヤマト朝廷の人の墓のことをいう用語だ。つまり日本人の墓。
江別で発掘された円墳は、東北地方の円墳と同じだという。
2024年09月03日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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江別で発掘された円墳は、東北地方の円墳と同じだという。
江別古墳群の模型。最北の古墳だという。どう解釈するか。瀬川拓郎さんは、7〜8世紀に東北北部の日本人が移住してアイヌと共存したとみる。移住者の遺跡がみられなくなった9世紀にはアイヌに同化してしまった(*5)、と。
2024年09月03日 09:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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江別古墳群の模型。最北の古墳だという。どう解釈するか。瀬川拓郎さんは、7〜8世紀に東北北部の日本人が移住してアイヌと共存したとみる。移住者の遺跡がみられなくなった9世紀にはアイヌに同化してしまった(*5)、と。
北海道の縄文人に対して、オホーツク人も同化し、日本人も同化し、アイヌ人となっていったという見立てだ(*4*5)。アイヌ文化の成立は13世紀ごろとされる。その遺跡の代表格が、このチャシだ。
2024年09月03日 10:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:01
北海道の縄文人に対して、オホーツク人も同化し、日本人も同化し、アイヌ人となっていったという見立てだ(*4*5)。アイヌ文化の成立は13世紀ごろとされる。その遺跡の代表格が、このチャシだ。
特別展示・高砂遺跡。今でも続々と発掘が続けられており、最新報告がされていた。
2024年09月03日 10:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:22
特別展示・高砂遺跡。今でも続々と発掘が続けられており、最新報告がされていた。
遺跡をいくつか見に行く。まずは飛鳥山公園。
2024年09月03日 10:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:47
遺跡をいくつか見に行く。まずは飛鳥山公園。
丘の上に屯田兵の開村記念碑があった。
2024年09月03日 10:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:35
丘の上に屯田兵の開村記念碑があった。
丘は古砂丘なのね。開拓がこの町の誇りなのかも。
2024年09月03日 10:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:36
丘は古砂丘なのね。開拓がこの町の誇りなのかも。
遊歩道を通ると、、、(公園がとても多い)。
2024年09月03日 10:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:53
遊歩道を通ると、、、(公園がとても多い)。
蔦屋書店。ボーネルンドやスタバ、カルディなどのお店もある。唯一みかけた商業施設。あとはコンビニだけ。
2024年09月03日 10:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 10:55
蔦屋書店。ボーネルンドやスタバ、カルディなどのお店もある。唯一みかけた商業施設。あとはコンビニだけ。
また、公園?
2024年09月03日 11:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:01
また、公園?
旧町村邸とある。「きゅうちょうそん」て何だろう、と不思議に思ったら、、、
2024年09月03日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:02
旧町村邸とある。「きゅうちょうそん」て何だろう、と不思議に思ったら、、、
町村敬貴(まちむら)さんだった。北海道では有名人のようだ。ここは、もともと町村牧場だったようだ。
2024年09月03日 11:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:03
町村敬貴(まちむら)さんだった。北海道では有名人のようだ。ここは、もともと町村牧場だったようだ。
目的の江別古墳が見えてきた。
2024年09月03日 11:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:42
目的の江別古墳が見えてきた。
国指定史跡。
2024年09月03日 11:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:43
国指定史跡。
確かに円墳だ。これは7世紀ごろ。
2024年09月03日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:46
確かに円墳だ。これは7世紀ごろ。
そして、すぐのところに、、、。
2024年09月03日 11:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:55
そして、すぐのところに、、、。
江別チャシ。13世紀以降。隣の「旧豊平河畔遺跡」は紀元前後の続縄文期のムラが発掘された。
2024年09月03日 11:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:55
江別チャシ。13世紀以降。隣の「旧豊平河畔遺跡」は紀元前後の続縄文期のムラが発掘された。
これが江別チャシ。
2024年09月03日 11:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これが江別チャシ。
江別チャシからは豊平川が望める。
2024年09月03日 11:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 11:57
江別チャシからは豊平川が望める。
ガガイモの花。沖縄を除く全国に分布するが、北海道にはごく普通にみられるという。
2024年09月03日 12:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:02
ガガイモの花。沖縄を除く全国に分布するが、北海道にはごく普通にみられるという。
なぜここに遺跡が多く、開拓もされたのか。それは石狩川のため。石狩川に行ってみよう。河川敷が広い。
2024年09月03日 12:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:21
なぜここに遺跡が多く、開拓もされたのか。それは石狩川のため。石狩川に行ってみよう。河川敷が広い。
石狩川です。綺麗に見えないのは雨のせい?でも降ったの3日前だな。
2024年09月03日 12:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:24
石狩川です。綺麗に見えないのは雨のせい?でも降ったの3日前だな。
この河川敷は、対雁。樺太アイヌの居住地はここだったのか。
2024年09月03日 12:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:53
この河川敷は、対雁。樺太アイヌの居住地はここだったのか。
黄色い花が綺麗だが、、、
2024年09月03日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:52
黄色い花が綺麗だが、、、
セイタカアワダチソウか、オオアワダチソウか。いずれにせよ外来種だが、茎に毛が多いのでセイタカアワダチソウだろう。だとすると要注意外来生物として駆除対象だ。
2024年09月03日 12:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:21
セイタカアワダチソウか、オオアワダチソウか。いずれにせよ外来種だが、茎に毛が多いのでセイタカアワダチソウだろう。だとすると要注意外来生物として駆除対象だ。
これはクサフジ。外来種のナヨクサフジかと思ったが、花柄が萼筒の先についているので在来のクサフジ。植物の世界も在来と外来の争いになっている。
2024年09月03日 12:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 12:59
これはクサフジ。外来種のナヨクサフジかと思ったが、花柄が萼筒の先についているので在来のクサフジ。植物の世界も在来と外来の争いになっている。
河川敷の内陸側は広大な工業団地になっている。樺太アイヌの居住地はこのあたりだったのか。
2024年09月03日 13:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:05
河川敷の内陸側は広大な工業団地になっている。樺太アイヌの居住地はこのあたりだったのか。
そこには榎本公園があった。
2024年09月03日 13:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:05
そこには榎本公園があった。
対雁番屋の説明版。河川敷に対雁の市街地があったとある。
2024年09月03日 13:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:06
対雁番屋の説明版。河川敷に対雁の市街地があったとある。
榎本公園にはもう一つ、、、
2024年09月03日 13:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:06
榎本公園にはもう一つ、、、
榎本武揚像。
2024年09月03日 13:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:07
榎本武揚像。
榎本武揚は、五稜郭の戦いに負けた後、開拓使となりここ対雁を開拓したわけだ。その後、明治政府で大臣を歴任する。むしろ気になったのは、北海道知事町村金五の名前。先ほど通った町村牧場を開いた町村敬貴の弟であることを知る。
2024年09月03日 13:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:08
榎本武揚は、五稜郭の戦いに負けた後、開拓使となりここ対雁を開拓したわけだ。その後、明治政府で大臣を歴任する。むしろ気になったのは、北海道知事町村金五の名前。先ほど通った町村牧場を開いた町村敬貴の弟であることを知る。
石狩川の支流・豊平川沿いを進む。
2024年09月03日 13:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:16
石狩川の支流・豊平川沿いを進む。
この丘の上に、江別チャシや江別古墳があるわけだ。
2024年09月03日 13:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:34
この丘の上に、江別チャシや江別古墳があるわけだ。
江別の住宅街は綺麗だった。色の違う同じ形の住宅が並ぶ。
2024年09月03日 13:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:43
江別の住宅街は綺麗だった。色の違う同じ形の住宅が並ぶ。
対雁小学校。
2024年09月03日 13:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:56
対雁小学校。
対雁小学校のレンガの体育館が立派だ。
2024年09月03日 13:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 13:58
対雁小学校のレンガの体育館が立派だ。
小学校に隣接する公園。あの丘は、古砂丘なのだろうか。
2024年09月03日 14:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:00
小学校に隣接する公園。あの丘は、古砂丘なのだろうか。
静かな住宅街に江別神社の旗が目立つ。賑わいは全然見られなかった。
2024年09月03日 14:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:18
静かな住宅街に江別神社の旗が目立つ。賑わいは全然見られなかった。
江別市役所。
2024年09月03日 14:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:38
江別市役所。
江別市郷土資料館で特別展示されていた高砂遺跡。
2024年09月03日 14:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:43
江別市郷土資料館で特別展示されていた高砂遺跡。
高砂遺跡は、発掘後、埋め戻されたのだろう。自治会館となっている。
2024年09月03日 14:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:44
高砂遺跡は、発掘後、埋め戻されたのだろう。自治会館となっている。
高砂駅。このあと野幌森林公園に歩いていく手もあったが、どっと疲れて電車に乗る。歴史の重みだろうか。(こういうこともあろうかと、野幌森林公園は2日前に一部前倒ししておいた)
2024年09月03日 14:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:53
高砂駅。このあと野幌森林公園に歩いていく手もあったが、どっと疲れて電車に乗る。歴史の重みだろうか。(こういうこともあろうかと、野幌森林公園は2日前に一部前倒ししておいた)
そういえば、【4日目9/1】の道立博物館で説明されていた、江別の消滅したサノイベというアイヌコタンは、この方角の少し先あたりだ。市街地の中なんだろう。
2024年09月03日 14:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 14:56
そういえば、【4日目9/1】の道立博物館で説明されていた、江別の消滅したサノイベというアイヌコタンは、この方角の少し先あたりだ。市街地の中なんだろう。
札幌駅に戻ってきた。15時半。少し早すぎたが、最後の夜だ。ゆっくり過ごそう。
2024年09月03日 15:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 15:27
札幌駅に戻ってきた。15時半。少し早すぎたが、最後の夜だ。ゆっくり過ごそう。
すすきのへ向かう地下街に、アイヌ文化を発信する空間「ミナパ」というのがあった。休憩スペースなんだが、、、
2024年09月03日 16:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:00
すすきのへ向かう地下街に、アイヌ文化を発信する空間「ミナパ」というのがあった。休憩スペースなんだが、、、
流れている映像は多彩で、これなんかはアイヌ文様を使ったフランスのアーティストのアニメーション作品。
2024年09月03日 15:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 15:41
流れている映像は多彩で、これなんかはアイヌ文様を使ったフランスのアーティストのアニメーション作品。
作品解説。
2024年09月03日 15:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 15:58
作品解説。
シマフクロウ像。
2024年09月03日 16:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:01
シマフクロウ像。
貝澤徹の最近作。
2024年09月03日 16:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:00
貝澤徹の最近作。
地下街をさらに歩いていくと、また作品展示があった。
2024年09月03日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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地下街をさらに歩いていくと、また作品展示があった。
アイヌ文様。
2024年09月03日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:03
アイヌ文様。
市民参加型アイヌアートとあった。
2024年09月03日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:03
市民参加型アイヌアートとあった。
時計台は、メインの通りから少し入る。新しい高層ビルに隠れるよう立っていた。
2024年09月03日 16:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:13
時計台は、メインの通りから少し入る。新しい高層ビルに隠れるよう立っていた。
これも北海道大学の施設だったんですね。演武場として建てられた。北大の源流は、明治5年の開拓使仮学校(札幌に移すつもりで東京に開設したので仮)である(Wiki)ので、源流からして違う。
2024年09月03日 16:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:26
これも北海道大学の施設だったんですね。演武場として建てられた。北大の源流は、明治5年の開拓使仮学校(札幌に移すつもりで東京に開設したので仮)である(Wiki)ので、源流からして違う。
札幌農学校時代の卒業生。他に有島武郎、志賀重昂とまあ多彩な人材を生み出している。町村金弥というのは、午前中に知った町村敬貴・町村金五の父親。
2024年09月03日 16:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:20
札幌農学校時代の卒業生。他に有島武郎、志賀重昂とまあ多彩な人材を生み出している。町村金弥というのは、午前中に知った町村敬貴・町村金五の父親。
札幌は、ある意味、植民地の首都として建設されたことを、今回ほんのさわりだけだが歴史を垣間見て実感した。まだまだ成長を続ける札幌は今後どうなっていくのだろう。少なくとも北海道の歴史はしっかり知らなければなるまい。
2024年09月03日 16:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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9/3 16:36
札幌は、ある意味、植民地の首都として建設されたことを、今回ほんのさわりだけだが歴史を垣間見て実感した。まだまだ成長を続ける札幌は今後どうなっていくのだろう。少なくとも北海道の歴史はしっかり知らなければなるまい。
最後の〆は、札幌元祖味噌ラーメン。どこでも食べられるとはいえ、絶品でした。(アイヌ料理を探したがすぐには見つからなかった。ウポポイで食べることはできるが、札幌にももちろん店はある。完全に事前調査不足)
2024年09月03日 18:06撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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9/3 18:06
最後の〆は、札幌元祖味噌ラーメン。どこでも食べられるとはいえ、絶品でした。(アイヌ料理を探したがすぐには見つからなかった。ウポポイで食べることはできるが、札幌にももちろん店はある。完全に事前調査不足)
空いていたのでふらっと入ったのだが、出てみたら行列でした。
2024年09月03日 18:14撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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空いていたのでふらっと入ったのだが、出てみたら行列でした。
翌朝の新千歳空港のLCCは満席。定刻でした。ユーカラを読みながら、出発を待つ。
2024年09月04日 09:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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翌朝の新千歳空港のLCCは満席。定刻でした。ユーカラを読みながら、出発を待つ。

感想

(計画経緯)
6月に思い立って、ほぼ無目的で久しぶりに行った北海道。5日間道南の低山巡りをしたが、植生や花が本州と違っていて(同じところもあるが)楽しかったが、<北海道らしさ>がよくわからず心残りで、「北海道には通い続けたいと思うのだった。」と感想を結んだ。

※【道南】駅からハイク5連弾★函館山・駒ケ岳・歌才ブナ林・鷲別岳・有珠山★このマンテマとチドリは珍しいのか(2024年06月23日〜27日)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6983100.html

通い続けるには費用のことも考えなければいけない。これまでLCCを使ったことがなかったので、まずはこれを試そうと、安値を探したら8月末までは全然安くない。しかし通い続けることを目論んで、8月末の最安値を選んだ。

しかし、この時期は一般的には、秋の花が楽しめそうだが、北海道では花の時期は終りのようだった。アポイ岳ならまだ咲いていそうなので、これをメインにした。この時期なら、アポイマンテマが咲き残っていそうなのが魅力だった。6月の道南の低地で遭遇したマンテマの正体がなんだったのか確かめたかったのだ。

(難航した計画づくり)
アポイ岳だと、新千歳空港が一番近い。しかしJR日高本線が廃線となって、とんでもなく遠くなった。近くに手頃な山もなく、6月の登山5連弾のような山づくしは無理そうだった。

その代わりに、アポイ岳は日高地方の南端にあるわけだが、日高というのはアイヌについていろいろ言及されることが特に多い地域だ。しかし、アイヌには興味は持っていて、10年前に初めて北海道に旅行した時(当時は鳥見が目的だった)に、二風谷(日高地方の北端)を訪問したが、その文化や芸能に感動するということはなかった。

どうするか悩んだ末に、まだ時間があったのでアイヌ関係の本を読み漁った。読んでこれは行かなくてはならないと思った。

ヤマレコなので、アイヌのことは後述するが、こうして、今回の旅は、山はほどほどにして、アイヌをめぐる旅、それはすなわち北海道の歴史を訪ねる旅となった。

(アポイ岳のこと)
山の感想を先に述べておこう。アポイ岳(2日目)は、5合目までの、ここにしかないと思われる特異な針葉樹林帯(キタゴヨウとアカエゾマツ)。その上の、かんらん岩の岩場に咲く花々。これらを見るのが楽しかった。

岩場は、それなりの岩場だが、思いのほか登りやすかった。アクセスのしにくさえなければ、何度でも登りたい山だ。

かんらん岩とは、地中のマントルのことだ。だから地球の大部分はかんらん岩が占める。しかし地中深くにあるため普通は見ることが出来ない。地表に出てきても、水と反応して大抵は蛇紋岩になってしまう。

なのにアポイ岳は、山まるごとが純度の高いかんらん岩だという。日本では他になく世界でも珍しい貴重なものとされる。日高山脈はプレート境界にあり、東側の北米プレートが西側のユーラシアプレートの乗り上げて出来た。その時に、地下深くのマントルの一部が押し上げられて出来たのがアポイ岳だという(*1)。時期的には地形図によると漸新世と中新世の間の地層なので2000-2500万年前くらい。そう古くはない。

そんな珍しい岩が、簡単に見られるわけだ。しかし、見ただけで、かんらん岩と分かるわけではないのだった。珍しい高山植物と同じで、いきなり、珍しいかんらん岩を見てもわかんないものだというのが感想だ。

蛇紋岩の山は、高山植物が多い(早池峰山とか至仏山)。特定の植物しか育たないからだ。かんらん岩も似ているのかもしれない。だからアポイ山も、花の山と言われるのだろう。

その花はどうだったか。かんらん岩の岩場には、それなりに咲いていて楽しかった。キンロバイやチシマセンブリは他ではそうは見ることが出来ないだろう。そうは珍しくないダイモンジソウが完璧な姿で岩場に咲いている姿も美しかった。ダイモンジソウは見たことがあるが、草の陰に隠れている場合が多いのものなのだ。

しかし、目当てだったアポイマンテマは見つからなかった。針葉樹林帯にも花は全然見つからなかった。現地に掲示してあった10日前の開花状況では、いろいろ咲いているとされていたのにである。去年も、この時期でもアポイマンテマが咲いていたという報告がある。

どうも、ここ1週間のこの地方はかなり冷え込んだようだ。一気に終わってしまったのかもしれない。アポイ岳の花の最盛期は5月から6月のようなので、ぜひその時に再訪したい。

(藻岩山のこと)
もう一つの山は、後に述べる行程上、札幌近郊の山にしたかった(5日目)。札幌岳、空沼岳もあるが、みな似た様な感じの山だ。そこで、札幌に最も身近な山の藻岩山にした。すすきのから歩いていけるし、円山と組み合わせれば北海道神宮にも参拝できる。アイヌが信仰する山というのも気に入った。

しかし円山と藻岩山が、こんなに離れているとは思わなかった。間に一山あって、そこは完全に開発され住宅街になっていた。円山は意外に急登で、森もなぜか美しいとは思えなかった。標高200mの低山なのであっというまに登れたが疲れてしまい、体調不良なのかといぶかった。

ところが、旭山記念公園口から藻岩山の登山道に入ると一変した。適度なアップダウンで変化もあり楽しい道なのだ。森も美しく感じた。大都会札幌とは思えなかった。最後の九十九折の岩ゴロもそう長くはなく、突然、山頂に出た。

目に飛び込んだのが、ものものしい巨大なロープウェイの駅舎だった。唖然とした。

山頂からの展望は素晴らしかった。何より眼下の大都会札幌の威容だ。それは円山からも旭山記念公園からも垣間見れたのだが、藻岩山からの札幌は衝撃的だった。札幌の全貌が見渡せるのだ。石狩湾と石狩川までにアメーバーのように広がる市街地。その成長し続ける姿にだ。

下りのスキー場ルートは、スキー場を下るのかと心配したが、草地あり森ありの、これもなかなかよいコースだった。気軽に楽しめる良い山だと思った。

(アイヌのこと 石原真衣さんの本)
先に述べたとおりアイヌは興味はあったけど、アイヌ文化、例えば10年前に、二風谷でアイヌ文様や民具を見たり、洞爺湖で踊りを見ても何も感じなかったし、ユーカラを読んでも感動することはなかった。最近になってやっと(2019年)、法律で日本の先住民族と規定されても、何が変わるというのか。アイヌ文化を伝えるのは大切なことだけど、自分にどう関係するのか。自分にとってのアイヌの意味が分からなかった。

今回の計画を立てていた時は、だからアイヌより、北海道の旧石器時代の遺跡に目が向いていた。八ヶ岳の旧石器遺跡に行ってきたばかりだった。

そんなときに読んだのが、現在北海道大学准教授の石原真衣さんの『<沈黙>の自伝的民族誌 サイレント・アイヌの痛みと救済の物語』(*2)という本だった。面白くて夢中になって一気に読んだ。感動した。それは博士論文なのに。

石原真衣さんは、1982年にアイヌのハーフの母親と琴似屯田兵(斗南藩の入植)を祖先に持つ和人の父親の間に生まれた。12歳の時に母親からアイヌの出自を持つことを知らされた。母親は、彼女がアイヌの出自を持つのに、アイヌに差別的な眼差しを向けてほしくなかったからだという。彼女は、その事実を隠蔽した。そのことにさえ触れなければ、普通の日本人として生きていくことが出来た。

大学卒業後、高校の英語教師になって生活が安定し、アイヌの出自を持つことをカミングアウトした。差別はされなかったが、アイヌと位置付けられて、和人であることが無視された(3/4は和人なのに)。アイヌの出自を持つことがどういうことか分からず、勉強のため北海道大学大学院に入学した。

そこで初めて、アイヌの世界に踏み込んだ。平取(アイヌコタンとして有名)の親族は全くアイヌ文化を継承しておらず、それまでアイヌに触れることは全くなかった。祖母の代からアイヌにまつわるあらゆることが徹底的に回避され、祖母すら生活様式は100%日本人だった。

和人に理解されないのならと、アイヌの人との出会いを求めたが、知れば知るほど共有するものがなかった。アイヌ文化に親近感を持てず苦痛だった。全く通じ合わなかった。

彼女の声は和人にもアイヌにも届かず、彼女は透明人間になった。絶望し、そして<沈黙>した。

転機は、2016年に訪れた。北海道大学納骨堂から遺骨12体が返還され、浦河町杵臼コタンで行われたカムイノミイチャルパ(先祖供養の儀式)に参加したことだった。遺骨返還訴訟のアイヌ民族の原告に返されたのだ。

「遺骨たちは、普通の生涯を遂げた骨とは違っていた。頭蓋骨のみが入るサイズの箱を見たとき、心が張り裂けそうになる。体は、どこに行ってしまったのだろう」(同書p3)。
遺骨の沈黙に、彼女の沈黙が重なり、彼女は遺骨の声を聞き取る。
-----------------------------------------------------
遺骨たちは、「私」をつかまえて、離さない。そして、叫び続ける!
「忘れるな!」「沈黙から言葉を紡げ!」
「そして癒すのだ!」「癒すのだ!」「癒すのだ!」
                        同書p270
---------------------------------------------------------
こうして、彼女は語り始める。沈黙から言葉を紡ぎ始めた。それは痛みの物語だ。自伝的民族誌という文化人類学の手法により、自分と母親や祖母の家族史を書くとともに、なぜ自分が<沈黙>したか、なぜ透明人間で、なぜ自分の語りが了承されなかったかを理論的・歴史的に明らかにしたのが本書である。

その<沈黙>は「北海道のポストコロニアルな歴史的帰結であり、北海道と日本の社会構造を映し出す鏡である」とし、そして「構造と秩序から排除され忘れ去られた、たくさんの沈黙の痛みの物語が、聞かれることを待っている」(p271)という。

彼女の痛みの物語は痛切であり、一方、サバルタンなどを援用した分析は鮮やかだった。ていねいに分かりやすく書かれていた。よくぞ書いてくれたと思った。

(アイヌをめぐる旅)
これを読んで、一番良かったのは、(著者の一番の趣旨とは違うと思うが)現在のアイヌの現実を知った思いがしたことだ。アイヌとはアイヌ文化とイコールではなく、アイヌ文化を継承しないアイヌがたくさんいて、皆日本人として生き、<沈黙>しているようだ、ということだ。痛みを伴って。

そんな中、自分がアイヌ文化に感動できないのは当たり前だと思う一方、自分は北海道の歴史を知らなければならない、それが日本人として義務だと思った。自分が<沈黙>を聞き取るのは難しいとしても、先人が聞き取った歴史は知りたいと思った。

こうして、今回の旅は、アイヌを巡り、北海道の歴史を訪ねる旅になった。

★石原真衣さんに導かれて

まず、石原真衣の本をたどった。導かれた感じだ。

北海道大学を訪ねたのは(4日目)、石原さんの<沈黙>の遺骨から聞き取ったことに少しでも近づきたいと思ったからだ。カムイノミイチャルパが行われた浦河町杵臼コタンは、アポイ岳の麓町の隣にあるが、海岸から7km離れた内陸になる(そこで、浦河町立郷土博物館(3日目)で妥協したが全くこのことに触れらていなかった)。しかし北海道大学納骨堂は、大学公式の地図には記載がなかったが、Goegle Mapに投稿されていた。もちろん現地には何ら説明がなかった。しかし静かに、手を合わせることができた。ちなみに、ウポポイの国立アイヌ民族博物館には、人骨返還問題の説明があった(1日目)。

石原さんの母親は、20才前半の1970年代にアイヌ若者有志が発行した「アヌタリアイヌ」に関わり事務局の中心的役割をしたと石原さんの本にあった。最後は母親一人で編集した。無知な私は、内輪の同人誌みたいなものと思っていたが、この新聞は花崎皋平が意義を語る(*3)など有名で、今回、国立アイヌ民族博物館(1日目に写真あり)にも、道立北海道博物館にも展示されていた。

注意すべきなのは、そんな母親も石原さんの本にこうあることだ。「アヌタリアイヌ」終刊後、サッポロ、平取、様似(アポイ岳の麓)と仕事を点々とし、妻となり母となり、「結局アイヌ民族とはいうけど、私の中には何もなかった。(刺繍も)日本人の三上先生に教わった。私の中で民族的なものは何もない」。アヌタリアイヌの経験は、「アイヌの血を引くことは悪いことではない、アイヌが間違っていたのではない」という答えをもたらしたが、「私がしたのは運動ではない。何もできなかったし、結局、その後居場所を失ったのだ」と調査者(娘)に話す。

母親も<沈黙>に追い込まれた。それには痛みが伴う。

一方、和人の父親は古書店「サッポロ堂書店」を始めた、とある。これもあとで、アイヌ・北海道関係のことを調べている人ならば知らない人はいない店といわれていることを知った。道立北海道博物館ではこの書店の発行した本が紹介されていた。真駒内に、この書店を訪ね(5日目)、残念ながら見つからなかったが、この両親にしてこの娘ありと、改めて思った(本書では両親の娘への愛情の深さが語られるが、その経歴は強調されていない)。

印象的だったのは、母親が父親との結婚を決意したのは「自分たちは侵略者であった」と父親が自らの歴史観を述べたからだ、と語っていることだ。母親は、12歳の娘に「北海道の歴史を正しく理解する人にしか、アイヌの血を引いていることを言ってはいけない」と、伝えるのだ。12歳では「北海道の歴史を正しく理解する」とはどういうことかはわからなかったので、言ってはいけないことだけ受け取った、と石原真衣さんは思い返す。

★北海道の歴史を正しく理解する

歴史を正しく理解するとは、どういうことだろうか。なかなか難しいが、北海道の歴史の場合、簡単なところでは、(和人による)開拓史という一面だけを見るのではなく、石原真衣さんの父親が言うように、(アイヌに対する)侵略史というもう一面も見るということだと思った。

静内に行ったのは(3日目)、17世紀のシャクシャインの戦いの最終決戦地シベチャリチャシ跡があるからだし、江別に行ったのは(6日目)、屯田兵による開拓地であるとともに樺太アイヌの強制移住地だからだ。どちらも、現地や地元市町の資料館やお寺(眞願寺)でしっかり説明されてあった。様似も浦河も江別も、開拓の歴史がクローズアップされていたが、もう一方のアイヌについても、忘れ去られてはいなかった。開拓の本拠地・札幌にさえもアイヌの歴史があり、それが発信されていた。

明治以前はどうだろうか。日本列島の縄文人の特徴を色濃くとどめているのがアイヌといわれる(*4)。北海道における縄文、続縄文、擦文の遺跡は(旧石器と縄文の民族の断絶はなかったとされるので旧石器も(*7))、アイヌに連なる歴史ともいえる。しかしアイヌは文字を残さなかったので、その歴史はそれこそ<沈黙>のままだ。アイヌ史は19世紀までが先史となる。今回訪ねた、様似郷土館・浦河郷土博物館・江別市郷土資料館といった地域資料館は決して有名な施設ではないのに、たまたまだったかもしれないが、どこも充実していた。どこもしっかりと考古遺跡を発掘し整理し発信していた。その遺跡の多さには驚きである。

ただ引っかかったのは、この3つの地域資料館はどれも、1)考古遺跡と2)開拓史と3)アイヌ文化の展示があり、それらが相互の関係がなく全く並列していたことだ。考古遺跡はアイヌとは無関係かのようにも思えてしまう。私は、縄文以来の考古遺跡がアイヌ文化につながり、あとから和人が開拓により植民地化したと解釈しながら見学したが、植民地化しながらも1)と3)を資料として残して展示していることだけでも意味はあるかもしれない。見る方が解釈すればいいわけだから。

そして、札幌だ。無人の処女地に開拓の拠点を建設したわけではないことがよくわかった。そして広大な北海道大学の威容。この大都会は植民地の帝都を思わせた。いまや人口200万人を超えますます成長を続ける姿が、藻岩山からは石狩川までアメーバーが拡がるように見えた。その一方で、例えば様似町では人口は半減している。こういった札幌独り勝ちと広がる地域格差が、開拓の帰結なのか。

こういう両面で歴史を知ったからなのだろうか、10年前には感じることのできなかったアイヌの文化(芸能や文芸)が面白く感じられた。白老のウポポイの実演や様似郷土館のビデオ、各地域資料館や博物館の展示を楽しめることができた。アイヌ専門博物館でなくともどこでもアイヌに彩られていた。嫌いだった植物園も、北大植物園の北方民族植物標本園で植物に対するアイヌの智慧を知るのが楽しかった。

この旅で、アイヌの文化や智慧を知ることが楽しかったのが、何よりだった。アイヌから学んでいきたいなあと思うのだった。

しかし問題は、この面白さや楽しさの中身をどう伝えればいいのか、だろう。なぜ面白く、どう楽しかったのか。じつはそれを書いていない。今回の旅の感想は以上だが、私にとってアイヌとは何なのか旅後にずっと考えている。

(自分にとってのアイヌ---考え中)

★アイヌの山岳信仰

ヤマレコなので、手始めにアイヌと山との関わりから。

6月の道南の旅で、「鷲別岳(室蘭岳)は集落に近く、その立地条件や山容から、それが本州にあったなら間違いなく修験の山になっていたはずだ。しかし、その気配は全く感じられなかった」と書いた。アイヌには山岳信仰はないのかとも思っていた。

しかし、アポイ岳も藻岩山もアイヌの信仰の山とあった。そこで儀式が行われたようで、藻岩山では今でも続いているという。だが、祠や石仏のような物(モノ)には残していないようだ。(アイヌに文字がなかったしカムイの世界だから、ちょっと知ればあたりまえ、ということが後で分かった(*10))。

瀬川拓郎さんは、大雪の小泉岳付近で縄文時代の石器が発掘され、江戸末期の松浦武四郎が大雪山系を3年とか6年の間駆けまわって里に戻らないアイヌの姿を記録していることを紹介している。そして、アイヌは大雪山をカムイ・ミンタル(神・庭)と呼び、里山をチノミシリ(われら・祀る・山)と呼び、山を信仰していたという。(*5)

瀬川さんは、日本の修験の山岳信仰と結びつけ、修験もアイヌも源流は同じ縄文だとする。その当否はともかく、アイヌに山岳信仰はあったのだろう。文書や物的資料がないなら、ユーカラなどに口承で伝えられていないのだろうか。これを探ってみたい。

★そして、、、

様似郷土館のビデオでは、アイヌ文化が町のサークル活動のような形で伝承されているといい、その楽しそうな活動の様子が報告されていた。一旦去った若い人が戻ってきて子どもと一緒に参加しているという。これって町のコミュニティ活動そのものだ。様似町はここ50年で人口が半減しているが、今後アイヌの智慧が生かされるかもしれない。

つまり、これからの過疎地の山漁村での生き方は、情報ツールは駆使しながらも狩猟採取生活に近くなるとすると、アイヌの智慧が生かされるかもしれない、と感じたのだ。

アイヌの智慧と簡単に書いてしまった。これが、「私にとってアイヌの何が楽しかったのか」、ひいては「私にとってアイヌとは何か」のひとまず回答なのだが、恐らく言い足りていない。

よく引かれる知里幸恵の『アイヌ神謡集』序文。

「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、自然の寵児、なんという幸福な人たちであったでしょう」

日本語の名文であり、私もかつてこれを読んで感動した。

狩猟採取民族として、自然と共生する智慧を引き継いできたアイヌ。

しかし、縄文時代のアイヌのままで歴史を過ごしてきたわけではない。縄文時代から日本でいう江戸時代にあたる時期までに、貧富の差が生まれ、部族間の抗争をし、日本と交易することで富を蓄え、オホーツク人を追いやってサハリンにまで進出し元が派遣した軍隊と戦争し、シャクシャインの戦いでは鉄砲(日本との交易品)を用い、首長は数十人の隷従民を抱えていた。アイヌが農耕社会に移行しなかったのは(農業はやった)寒冷地だったからでも食料資源が多く生活に必要がなかったからでもなく、日本との交易のためには狩猟採取(サケなど)の方が富の蓄積(すなわち階層化の拡大)になるからであり、従って特定種に頼らない柔軟な生業システムをもち多様で分散的な縄文社会とは異なる、特定種に頼った硬直した自然利用と過剰生産の社会に変わったという説もある(*11)。

そうしなければ、生き残れなかっただろうし、同化されただろう。

しかし、それでもアイヌは、農耕社会を選択せず、国家も選択しなかった。

デヴィッド・クレーバーやジェームズ・C・スコットのように、農耕→国家→資本主義が決して<一本の道>ではなく、たまたまそうなったという議論が最近盛んだ。西洋近代を、様々な形で問い直すことは長い間続けられてきたが、いよいよその議論は高まっているように感じる。この議論もその一つだ。

アイヌはまさに、農耕社会化という早い段階から、その<一本の道>とは別の道をずっと歩んできた。

文字を残さなかったのが、恐らく関係している(インカ帝国は文字がなくても国家をつくったけど)。文明は、文字を発明したことにより発展したが、逆に失ったものも多いはずだ。口承文芸を伝えるアイヌの記憶力は驚くべきものだ(*10)。その記憶力は、恐らく量だけではなく、質が違うのではないか。ユーカラなどが伝えるカムイの世界は、人間と自然との関係だとか、人間とカミの関係だけでなく、発想だとか、論理とか、ひいては哲学が違うように感じる。そして、そのかつての智慧が伝えられてきた。和人にないか喪ってしまった多くのものがある。

これが私が惹かれたアイヌの智慧だ。今後学んでいきたい自分にとってアイヌだ。

しかし一方、旅が終わってから、今回の旅を導いてくれた石原真衣さんの続編というべき新刊『アイヌがまなざす』(*12)を読み、今回の旅で北海道の歴史を垣間見たため少しは理解が進んだのだろうか、その言葉が痛切に突き刺さってきた。

本書は、現代アイヌの痛みを聞き取ることで、現代日本における日本人のマジョリティの暴力を厳しく衝いている。それは良識派の知識人/支援者の思想的消費がはらむ暴力に及ぶ。日本の植民地主義やレイシズムの構造と接続することなしには、アイヌをめぐるあらゆる議論は不毛だという。なぜならアイヌは植民地主義の被害による傷を世代間継承しているからだ。アイヌの思想的消費は、そこに生じている痛みを無視し、身体性を消去することになる。アイヌ一人ひとりのケアにつなげ、先住民としての回復を目指すことを、読者に呼び掛ける(同書p310-p329)。

アイヌの現実は甘くなく、アイヌを植民地化した和人にとってアイヌに学ぶこと(消費的にでなく)も、甘くはないことは肝に銘じておきたい。


(参考文献)
以下、特に参照・引用したものです。感想と写真コメントに(*1)等と記しました。
1 藤岡換太郎『三つの石で地球がわかる』講談社ブルーバックス(2017)[アポイ岳のかんらん岩について詳述されている]
2 石原真衣『<沈黙>の自伝的民族誌 サイレント・アイヌの痛みと救済の物語』北海道大学出版(2020)
3 花崎皋平『静かな大地 松浦武四郎とアイヌ民族』岩波現代文庫(1988/2008)[松浦武四郎の評伝だが、アヌタリアイヌなど現代アイヌについても言及あり。なお解説の池澤夏樹は、本書に喚起され小説『静かな大地』を書いている]
4 瀬川拓郎『アイヌ学入門』講談社現代新書(2015)
5 瀬川拓郎『アイヌと縄文人』ちくま新書(2016)
6 榎森進『アイヌ民族の歴史』草風社(2008)
7 佐藤宏之『ヒスカルコレクション 旧石器時代』敬文社(2019)
8 中川裕『アイヌの物語世界』平凡社ライブラリー(1997)
9 中川裕『アイヌ語のむこうに広がる世界』編集グループSURE(2010)[SUREは京都の出版社で瀧口夕美『民族衣装を着なかったアイヌ』を出版している。国立アイヌ民族博物館のアイヌのしごとコーナーでその瀧口さんがSUREの編集者だと知って驚いた。SUREの本は書店では買えないので博物館の売店で気になっていたこの本を購入した。瀧口さんも登場する]
10 中川裕『語り合うことばの力 カムイたちと生きる世界』岩波書店(2010)
11 瀬川拓郎『アイヌの歴史 海と宝のノマド』講談社選書メチエ(2007)
12 石原真衣・村上靖彦『アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき』岩波書店(2024)
13 山田孝子『アイヌの世界観 「ことば」から読む自然と宇宙』講談社選書メチエ(1994)

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