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Yamareco

記録ID: 7228384
全員に公開
沢登り
甲信越

越後駒ヶ岳・オツルミズ沢

2024年09月12日(木) ~ 2024年09月13日(金)
 - 拍手
ぞうげ その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
17:07
距離
19.5km
登り
2,896m
下り
2,892m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:23
休憩
0:01
合計
11:24
5:09
5:10
11
5:20
5:22
661
16:22
宿泊地
2日目
山行
5:31
休憩
0:11
合計
5:42
5:38
119
宿泊地
7:36
7:36
17
7:53
7:59
11
8:33
8:34
118
10:32
10:37
18
10:55
10:55
5
10:59
11:00
10
11:10
11:11
9
天候 9/12 晴れたりガスったり
9/13 ガスのち雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
◯入渓〜カグラ滝落口
オツルミズ沢を過ぎて20mくらいの踏み跡から巻き道へ。
登っても登っても巻き道があるのでおかしいと思ったらカグラ滝の落口より上まで来ていた。
降下しながらトラバースし修正を試みたが、結局カグラ滝の落口へ直接トラバースし巻き道は終了。
巻きの時間ははかなり少なくていいようだ。

◯ゴルジュ帯
左のリッジを登りヤブに突っ込む。
主に灌木のヤブ。

◯サナギ滝
左側のヤブから登る。
最初は容易だが段々と灌木帯になり、傾斜もかなり強くなる。
岩壁になるとさらに傾斜が増す。
スリップは、即、死につながる。
岩壁になったら水流に近づきながら登る。
最後の滝最上部へのトラバースはよくない。

◯サナギ滝最上部
クラックを登る。
よく探せば手がかり、足がかりがある。
ハーケンが3本打たれており安心感はあるもののトップはかなり恐怖心があるだろう。
ロープは30mで足りるが、その他諸々考えると50mロープ持ったほうがいいだろう。

◯第二ゴルジュ
規模はだいぶ小さくなり、水流の近くを巻いたり直接突破したりできる。
泳ぎが必要だったり、巻きのホールドが悪かったりとテクニカル。

◯無名80m滝
傾斜は寝ているが水流近くは滑りやすい。
スリップ注意。

◯雪渓やトイ状滝
両岸V字の草付きになり雪渓が出現する。
基本的に右岸巻き。
チェンスパ必須。

◯ビバーク地点〜山頂
登れる滝が多くなり、巻く時も小さく巻ける。
ヌメリに注意

◯極楽尾根
地獄尾根の間違いでは?
その他周辺情報 トラバースにチェーンアイゼンが必須。
アイゼンがないとトラバースの難しさが3倍位になりそう。
遠目にカグラ滝
2024年09月12日 05:12撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 5:12
遠目にカグラ滝
カグラ滝落ち口
2024年09月12日 06:24撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 6:24
カグラ滝落ち口
ゴルジュ入口
2024年09月12日 06:52撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 6:52
ゴルジュ入口
巻き道から
写真のコップ状の滝の真上に見える樹林帯を目指して巻く
2024年09月12日 07:05撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 7:05
巻き道から
写真のコップ状の滝の真上に見える樹林帯を目指して巻く
巻き道から2
2024年09月12日 07:09撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 7:09
巻き道から2
巻き道から3
2024年09月12日 07:37撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 7:37
巻き道から3
サナギ滝全景。
まさにオツルミズ。
2024年09月12日 08:19撮影 by  SO-41B, Sony
2
9/12 8:19
サナギ滝全景。
まさにオツルミズ。
サナギ滝。
見切れている左側から巻いていく。
2024年09月12日 08:46撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 8:46
サナギ滝。
見切れている左側から巻いていく。
灌木帯から岩壁に出たところ
2024年09月12日 09:24撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 9:24
灌木帯から岩壁に出たところ
サナギ滝最上部を目指し最後のトラバース。
岩壁が外傾しておりヤブ頼みのトラバースだった。
2024年09月12日 09:48撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 9:48
サナギ滝最上部を目指し最後のトラバース。
岩壁が外傾しておりヤブ頼みのトラバースだった。
見切れているがすぐ右側に滝がある。
クラックは快適だが高度感が凄まじい。
カムは2番以上じゃないと効かないと思われる。
2024年09月12日 09:53撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 9:53
見切れているがすぐ右側に滝がある。
クラックは快適だが高度感が凄まじい。
カムは2番以上じゃないと効かないと思われる。
K氏会心の登攀。
2024年09月12日 10:10撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 10:10
K氏会心の登攀。
ビレイヤーのぞうげ。
ハーケンとカム0.75でビレイポイント構築。
カムは1番のほうがよかったが持ってこなかった。
ハーケンはバチ効き。
2024年09月12日 10:13撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 10:13
ビレイヤーのぞうげ。
ハーケンとカム0.75でビレイポイント構築。
カムは1番のほうがよかったが持ってこなかった。
ハーケンはバチ効き。
ゴルジュを偵察するK氏。
このあとここを突破した後に残置スリングでゴルジュ脱出。
2024年09月12日 10:58撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 10:58
ゴルジュを偵察するK氏。
このあとここを突破した後に残置スリングでゴルジュ脱出。
濡れたくなくてトラバースするK氏。
見事に突破した。
ぞうげは泳いだ。
2024年09月12日 11:17撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 11:17
濡れたくなくてトラバースするK氏。
見事に突破した。
ぞうげは泳いだ。
無名の80m滝。
下段は右壁を逆くの字に登った。
冗談は水流右側の乾いたところをフリーで突破。
2024年09月12日 11:37撮影 by  SO-41B, Sony
2
9/12 11:37
無名の80m滝。
下段は右壁を逆くの字に登った。
冗談は水流右側の乾いたところをフリーで突破。
ヒョングリ
2024年09月12日 13:09撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 13:09
ヒョングリ
大滝上もまだまだ滝。
2024年09月12日 13:18撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 13:18
大滝上もまだまだ滝。
源頭っぽくなるが
2024年09月12日 13:28撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 13:28
源頭っぽくなるが
雪渓がドーン
2024年09月12日 14:18撮影 by  SO-41B, Sony
1
9/12 14:18
雪渓がドーン
ガス+雪渓のモヤで怪しげな雰囲気。
2024年09月12日 14:32撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 14:32
ガス+雪渓のモヤで怪しげな雰囲気。
ぜんぜん見えぬ。
このままトラバースした。
2024年09月12日 14:45撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 14:45
ぜんぜん見えぬ。
このままトラバースした。
ここもトラバース。
ツルツルのトイ状滝が4連発。
2024年09月12日 15:36撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 15:36
ここもトラバース。
ツルツルのトイ状滝が4連発。
右岸にかろうじてへばりついているアクロバッティック雪渓。
雪渓の少し下流に薪豊富な砂浜があったが、崩壊しそうな雪渓を見てビバークを断念。
2024年09月12日 15:42撮影 by  SO-41B, Sony
9/12 15:42
右岸にかろうじてへばりついているアクロバッティック雪渓。
雪渓の少し下流に薪豊富な砂浜があったが、崩壊しそうな雪渓を見てビバークを断念。
今日のビバークポイント。
危険の少なさではココが1番だったかも。
薪は全くない。
2024年09月12日 17:00撮影 by  SO-41B, Sony
2
9/12 17:00
今日のビバークポイント。
危険の少なさではココが1番だったかも。
薪は全くない。
2日目。
滝が続くが直登したり小さく巻けるようになる。
2024年09月13日 06:10撮影 by  SO-41B, Sony
9/13 6:10
2日目。
滝が続くが直登したり小さく巻けるようになる。
水場は枯れてた。
秋も枯れっぱなしじゃなかろうか。
一応右側の水たまりは冷たい。
2024年09月13日 07:30撮影 by  SO-41B, Sony
9/13 7:30
水場は枯れてた。
秋も枯れっぱなしじゃなかろうか。
一応右側の水たまりは冷たい。
山頂ガス
2024年09月13日 07:57撮影 by  SO-41B, Sony
9/13 7:57
山頂ガス
来年は荷物をもっとコンパクトにせねば。
2024年09月13日 07:57撮影 by  SO-41B, Sony
9/13 7:57
来年は荷物をもっとコンパクトにせねば。

感想

念願だったオツルミズ沢。
ハプニングや予報より悪い天候に苦戦したがやりきった!

今までにないスケールの滝登攀、延々と続く悪い草付きトラバース、泳ぎの必要なゴルジュと沢登りの要素が詰まった沢だった。

特にサナギ滝の登攀は沢登りの経験だけではなくクライミングでボルダー3級を登れないとけっこうキビシイというか恐怖すると思う。

草付きトラバースも三国川の日帰り沢で体感してからチャレンジした方がいいだろう。

ビバークも快適なポイントはあまりないため、ゴロゴロした河原で寝てみた方がいいかも。

サナギ滝以外の登る滝は高度感があっても快適に登れるし、トラバースのルーファイも難しくはない。
雪渓処理がなければ意外とすんなり行ける素晴らしい沢だった。

ただ、1500m付近でビバークしたにも関わらず、ヌカカっぽいヤツに全身を刺されてボコボコ。
軽量化は必要だが、虫対策は万全にしたいところだ。

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コメント

一発目の巻で熱中症気味になり、ご迷惑おかけしました。今年の沢初めがオツルミズになってしまったので、もっと暑さと、沢歩きに慣れてからチャレンジすべきでした。ごめんなんさm(__)m 
2024/9/18 11:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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