谷川岳馬蹄形縦走 白毛門〜蓬ヒュッテ泊〜西黒尾根

2015年09月21日(月) ~ 2015年09月22日(火)

• GPS: 33:57
• 距離: 25.0km
• 登り: 2,763m
• 下り: 2,775m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:34
• 休憩: 0:24
• 合計: 9:58

距離 13.6km 登り 1,898m 下り 1,060m

3:56 東黒沢
5:51 6:07 松ノ木沢の頭
7:10 白毛門
8:14 笠ヶ岳
9:38 9:41 朝日岳
10:09 10:10 ジャンクションピーク
11:50 11:54 清水峠白崩避難小屋
12:00 清水峠
13:03 七ツ小屋山
13:54 蓬峠

2日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:23
• 合計: 8:13

距離 11.5km 登り 870m 下り 1,715m

5:33 蓬峠
6:29 武能岳
6:59 笹平
8:22 8:31 茂倉岳
8:57 一ノ倉岳
9:12 9:17 ノゾキ
10:02 谷川岳
10:16 谷川岳（トマノ耳）
10:32 10:36 ザンゲ岩
11:35 ラクダのコル
11:40 ラクダの背(ラクダのコブ)
13:23 13:26 西黒尾根登山口
13:33 13:35 土合口
13:45 白毛門登山口駐車場
13:46 ゴール地点

天候

21日　時間と場所にもよりますが概ね晴れ
22日　一日を通して快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

土合橋の駐車場

コース状況／危険箇所等

馬蹄型コース全般にしっかりしています
笹は綺麗に刈り払われています　ズボンを濡らさずに
歩けるので感謝です　

写真

9/21 3:52

重いザックを背負い
じわじわと歩きはじめます

9/21 5:43

日の出までにはと松ノ木沢ノ頭を目指しましが
ほんのちょっと間に合いませんでした

9/21 5:47

日の出と武尊山

9/21 5:50

朝日が一ノ倉沢を優しく映し出します

9/21 5:52

トマからもこっちを見てるみたいですね

9/21 5:56

9/21 6:00

やっとジジ岩ババ岩が見えるところまで来ました

9/21 6:41

タテヤマウツボグサ

重いザックなのでしゃがめません

9/21 6:56

白毛門から笠ヶ岳　小烏帽子　大烏帽子の
綺麗な稜線
歩くと結構きついです

9/21 7:05

今日は天気も良く視界が良いので
長い道のりも景色が背中を押してくれます

9/21 7:10

白毛門山頂より

9/21 7:13

9/21 8:17

ヒィ〜ヒィ〜言いながら　
やっと到着です

9/21 8:17

明日のメインイベント茂倉岳が良く見えます
長くキツイ登りですね　ここから見れば
偽ピークもよく分かります

9/21 8:20

小烏帽子　大烏帽子

9/21 8:29

小烏帽子から笠ヶ岳を振り返ります

9/21 8:50

9/21 9:14

烏帽子を振り返ったところ
この辺の紅葉は綺麗です　がまだ未完成でしょうか

9/21 9:16

朝日岳の山頂が確認できました

9/21 9:29

山頂手前の池塘

9/21 9:37

山頂直下の紅葉は綺麗でした

9/21 9:41

山頂

9/21 9:53

草紅葉も8割方ってとこでしょうか

9/21 10:06

朝日岳の西斜面は見頃を向かえてます

9/21 10:25

これから向かうジャンクションピーク方向

9/21 10:44

だんだん進む方向の角度が変わってきます
これも馬蹄を歩いていて励みになります

9/21 10:53

ジャンクションピークから長い下り途中から
一部泥濘に苦しめられますが　この日は
乾いている方だと思います

9/21 10:58

アキノキリンソウ

9/21 10:59

またもや振り返る

9/21 11:12

次の目標が見えてきました
この辺は歩きやすいし　良い眺めです

9/21 11:17

皆さんのもがいた跡が残ってます

9/21 11:27

イワショウブ

9/21 11:46

今が旬のウメバチソウ

9/21 11:55

七ッ小屋山に向けての
ワクワクする斜面です

9/21 12:34

笠ヶ岳　朝日岳は終始ガスに囲まれてましたが
たまに見せてくれます

9/21 13:46

清水峠から長い稜線を歩いてやっと見えてきました

9/21 14:13

絶景と我が家

9/21 14:43

水場に向かう道に沢山花が咲いてました

9/21 14:44

オニシオガマ

9/21 14:46

オヤマボクチ

9/21 14:51

ウメバチソウが沢山咲き乱れていました

9/21 15:00

最後の水場で
最高の水場です

9/21 15:07

ヒュッテに戻る途中で

9/21 16:04

キンポウゲ

9/21 16:05

ヒュッテのテント場
良い距離を保って張れてます

が　暗くなって到着された方々が増え
結局連休らしいテント場になりました

9/21 16:53

担ぎ上げてきたご褒美とご馳走

9/22 4:39

夜中もずっとガスで真っ白でしたが
日の出前から薄っすらと前方の山々が見えるようになり
明けの明星も見る事が出来ました

9/22 4:48

9/22 5:07

優しいピンク色をしています

9/22 5:38

日の出を待たずに出発して早々に
武能岳が染まりました

9/22 5:39

大きい赤城山

9/22 5:44

苗場山

9/22 5:54

ダイヤモンド朝日岳にはなりませんでしたが
良い感じです

9/22 5:59

山の朝は素晴らしい

9/22 5:59

反射する光に細い目がもっと細くなってしまいます

9/22 6:01

どうりでテント場がガスる訳ですね

9/22 6:02

9/22 6:08

若い青空と真っ赤な紅葉

9/22 6:19

こんな所に猫ちゃんが

9/22 6:26

ここまでは本日の予選みたいなもんです

9/22 6:30

元気を出してあの坂を上りましょう

こんな最高のコンディションで歩けるのだから
どんな斜面でも喜んで歩きます

9/22 7:11

第一段階

9/22 7:16

9/22 7:41

途中武能岳を振り返り
この登って来た自分にビックリします

9/22 7:43

第二段階

9/22 7:47

ノコンギク

9/22 7:50

紅葉していたら見ごたえがあると思います

9/22 8:05

茂倉岳の避難小屋が見えてきました
前日は満員だったそうです

9/22 8:23

ようやく茂倉岳に着きました　

9/22 8:23

肩の小屋も良く見えます
雲が本当にありません

9/22 8:35

至仏山　燧ケ岳も近く良く見えてます

9/22 8:39

オジカ沢の頭に向かう見事な稜線美

9/22 8:53

稜線の日差しで首が大変な事に

9/22 9:01

一ノ倉岳からの下りを前に
高い所から見る谷川岳はここが
最後になります

9/22 9:05

紅葉ピークは今週末位でしょうか

9/22 9:12

9/22 9:19

9/22 9:26

激下りを終えて一ノ倉岳を見ます

9/22 9:29

岩峰が荒々しいです

9/22 9:30

定番のノゾキから覗きますが
こんなにクリアに見えるのも初めてかも

9/22 9:44

主脈だってこんなに綺麗でクリアに
見渡せます

9/22 9:56

9/22 10:02

違う意味でこんな谷川岳見たことがありません

山頂は一応踏みました

9/22 10:18

締めくくりの西黒尾根

9/22 10:18

9/22 10:21

今日はこのケルンも誇らしげです

9/22 10:36

さぁ〜下りは慎重に
時間的に西黒尾根の上部まで
結構な人達です

登る皆さん苦しそうですが
良い顔してます

9/22 10:59

この景色ともそろそろお別れです

9/22 11:34

アザミ

9/22 11:38

ミヤマリンドウ

9/22 11:39

ゴマナ

9/22 11:40

今日　谷川岳に登られた方達は
最高の景色でラッキーでしたね

9/22 11:57

実ではなく虫だそうです
ナラハヒラタマルタマバチ

9/22 12:36

静かな西黒尾根

9/22 13:17

カメバヒキオコシ

9/22 13:25

怪我無く無事に歩けました

ありがとうございました　感謝

9/22 13:29

ミゾソバ

撮影機器：

Canon EOS 70D Canon

感想

キジムナ

蓬峠　ここには何時か泊まってみたいと思っていました　
せっかく泊まるならそこからの星空が見たく　それも谷川岳で2日間好天が続くなんてのもなかなか無いようなチャンスで　シルバーウィークに普段平日休みの自分の休みがぶつかってしまいましたが思い切って荷支度をして出かけました

予定よりは若干遅くなってしまい松の木沢頭からの日の出には間に合いそうもありません　ましてこの重いザックといきなりの急登で汗が噴き出ます　前にも思いましたがここ白毛門は夜間歩行の方が気持ち的に楽な気がします　急な斜度や周りの景色が見えないのでひたすら足元と進路に集中できるので精神的に楽です

やっぱり登っていると日の出が気になります　間に合わないのは承知なのですが周りが少しずつ明るくなるにつれ気持ちは焦ってきます　自然に力が入り気が付くと物凄い心拍でそれでも無情に松の木沢の頭手前の樹林で日の出を迎えました　それでも急ぎ足で頭を目指し真っ赤に染まる谷川には間に合いませんでしたが朝日に照らされる谷川岳を見れて満足です　ここまででこの日の体力の8割を使ってしまった感じです

白毛門を順調に過ぎ笠ヶ岳の登り返しは結構しんどいですが　この頃になると周りの景色が背中を押してくれ辛い場所も少しずつでも進むことが出来ます　
　
紅葉の綺麗な稜線を見ながら歩くとそんなに疲れを感じる事なく朝日岳に到着して　そこから後半のルートが確認できます　今日は泊まりなので焦りは無いのですが　何故かここからジャンクションピークまたその下りで足が速くなって滑って尻餅をついてしまいました　この稜線は蛇の生活圏です

清水峠に着くと避難小屋泊をされる方が早々と到着されていて小屋の掃除をしてくれていました　本当にありがたい事です　前日も白崩避難小屋はいっぱいだったそうでその方曰く人が使った割には汚れていると言っていました　なるほどなぁ〜って思いしらされこのことは強く心に刻んでおきます

そこからはもうひと踏ん張りで七ッ小屋山を越え結構長い稜線歩きが続き気持がチョットだけ萎えたりもしたりします　ここも微妙な偽ピークが幾つかあるので
精神的に疲れます　そしてあの茶色い建物が見えたときは今日の疲れが吹っ飛びました　テント泊者はまだ来ておらず風向きを考えて良い場所に張ることが出来て待ちに待った乾杯です　もう今朝からここで飲むビールのことばかり考えて正に馬と人参です　
夜はガスっていましたが風が強く吹くことも無く朝までぐっすり寝られ元気を回復します　このサイトは下が草地なのでマットから体が外れても気にならずに眠り続けられます
目が覚めた時は周りが真っ白でガッカリでしたが次第にガスが切れ眩い金星と朝日岳の重々しいシルエットが見る事が出来　それだけでも大満足です

この日の日の出は武能岳の途中で迎え　これも凄い神秘的でなかなか足が進みません武能岳の急登には適度な休憩が入ってかえって良かったです
さて〜と　これから本日のメインイベントです　茂倉岳まではおおまかに3段になると思います　以前に通過したことがあるので分かってますが偽ピークを承知して急登を噛みしめながら予想通りもがきながら亀足で茂倉岳に到着です　ここで少しの間体を休ませてちょうど山頂に居合わした方にこの山域の素晴らしさを改めて聞かされもっと深く知りたくなりました　と言うかまだまだですね〜痛感です
　
ここから一ノ倉岳を越えオキの耳に近くなるとすれ違う人達で道を譲ったりで丁度いい休憩になります　本人的にはどうぞ〜なんて声かけてますが逆に休ませてもらってありがとうございますです　
そして二つの山頂では今までに見たことの無いような光景でで山頂標識の前には列が出来ていて大変な事になってます　自分は記念写真はいらないのでその列には並びませんが　でもしっかり山頂は超えていきます　
この日は最高の登山日和となり　主脈の奥まで綺麗に眺めることが出来ました

そして最後の核心　西黒尾根の下りです
上部の蛇紋岩地帯はこの時間でも結構な人達です　中にはどう見ても初めての登山でここに取り付いちゃったような方を複数拝見したような気がします　結果的にどうにか登れてしまえば下りは天神尾根でしょうから　そうゆう意味では厳と楽が良いバランスなので最高の満足感と今日の天気で最高の高揚感が味わえるのが谷川岳なのだと思います　それでも何処でも危険はあると思いますので気を引き締めます

樹林に入るころには同じペースで下山する外人さんと抜きつ抜かれつになり　その外人さん素晴らしいです　片言の日本語で登ってくる登山者を励まし　登ってくる人に気長にルートを譲り　そうゆう心のゆとりが自分には欠けていると反省しながら静かな西黒尾根の樹林を降りて馬蹄完結です

今回もヒヤッとする場面が幾つかありました　そしてまた無事に降りて来れた事　これは当たり前で無いことを承知して　山の神様　すべてに感謝です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとうございました。

コメント

umiyama39

お疲れさまでした
kijimunaさん、こんにちは

自分も同日、この季節の主脈を歩こうと計画してたんですが都合により行けず・・・

レコを拝見し！谷川の見たかった景色が見れて幸せな気持ちになれました

天候良い馬蹄形の素晴らしい景色と、旨い酒・気持ちの良いテントサイト♪神秘的な朝↑　自分もまた行きたく成りました

ありがとうございます

キジムナ

Re: お疲れさまでした
umiyamaさん　こんにちは

そうだったんですね〜

自分も主脈は10月半ば位まで狙っていますが　
どうしたってその時の都合とかやっぱりは天候に
左右されますもんね　結果的に行ければいいのですが

umiyamaさん9月に馬蹄行かれているんですね　
蓬ヒュッテのテント場は最高ですよね〜
また行ってみたいと思いますが　何としても
遠いテント場ですからね　今度は違うルートとかで
考えてます

コメントありがとうございました

kazum

最高のコンディション!!
Kijimunaさんこんにちは。
馬蹄型お疲れ様でした。
すでに日帰りで行かれてるコースに加え谷川連峰に詳しいkijimunaさん！
撮影ポイントが洗練されていて素晴らしいです!!
唯一星だけが残念でしたね…
しかもテン場がガス通り道になっていたとは…
しかし朝陽を浴びながらの稜線歩きは気持ちよさそうでしたね(^^)v
ビシビシ伝わってきます!!

私も近いうちに馬蹄型はいってみたいと思ってましたので参考にさせていただきます。でも急がないと秋が終わってしまいますね(^^;

キジムナ

Re: 最高のコンディション!!
kazumさん　こんにちは

そうこうしているうちに山の秋は終わってしまいますね
　
天気が良ければ最高のトレイルなんですが　条件が悪くなるときついですね
今回泊りで行って思ったのは　重い荷物を背負っての20キロオーバーの歩行は体に
きます　疲労感で言えば軽いザックでその日のうちに回ってしまった方が楽な感じでした

でもそこに滞在しないと見れない素敵な景色が見れたので本当に良かったです

身体の調子もほぼ問題なくなってきました　心配かけてすみませんでした
色々とありがとうございました(*ﾉωﾉ)

uutan

秋…
紅葉の季節に突入しているんですね

こんばんは
kijimunaさん

谷川方面もすっかり紅葉なんですね
山の季節は 地上より早くて
当たり前ですが…
しばらく行かない内に 秋の装い…

秋山も 行けそうにないので 素敵な写真拝見できて良かったです(^o^)/

谷川の赤は 本当に美しいですね♪

キジムナ

Re: 秋…
uuさん　こんにちは

今年は天気が長続きしませんね〜

谷川岳は良かったですよ
やっぱり山の良かった〜っていうのは
何だかんだ天候で大きく左右されますね

uuさん大丈夫ですよ　
山は逃げませんから　行けるときに行ける山に行きましょう

az2525

素敵な眺め！
kijimunaさん、こんにちは！
秋晴れの中、最高の2日間でしたね。
馬蹄形のエリアでテントを張れる場所があるのを知りませんでした。
こちらは先日、激混みの谷川岳に行ったところです。
次回はkijimunaさんが歩いたルートを歩きたいと思いました！

キジムナ

Re: 素敵な眺め！
azuさん　こんにちは

azuさんが谷川訪れた一日後だったんですよ
azuさんの登頂されたときは展望がイマイチだった
みたいですが　谷川の展望は本当に素晴らしいです

ロープウェイがあるから休日などは凄い人混みでビックリ
したんじゃないですか？
お友達も喜んでもらえて良かったですね　
azuさんの選択が良かったんじゃないですか

馬蹄形は是非歩いてください！
azuさんの足なら大丈夫です　
最高のトレイルと最高のテント場が待ってますよ

最近車を購入されたようで　くれぐれも事故などには気を付けてくださいね