甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳 北沢峠でお手軽テント泊は過去最高の人出??
- GPS
- 17:31
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,610m
- 下り
- 2,657m
コースタイム
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 10:15
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:11
天候 | 9月20日 晴れ時々曇り 9月21日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
過去最高の混み具合だったらしい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
甲斐駒ケ岳の8合目からの直登ルートは、岩場のぼりとなります。 途中、クサリもハシゴもありません。三点確保で慎重に登れば、難しくはありませんが、距離が長いので体力に自信のない人は巻き道ルートを選んだ方が良いと思います。 仙丈ケ岳は特に危ない所はありません。 |
その他周辺情報 | 仙流荘に日帰り温泉があります。600円。 高遠城近くに、高遠温泉さくらの湯。伊那IC近くに、羽広温泉みはらしの湯があります。いずれも600円。仙流荘のバス窓口で割引券がもらえます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
シルバーウィークの9月20日、21日で甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳に登ってきました。
長衛小屋のテント場にテント泊して、お手軽に百名山2座をゲットです。
今回は、S夫妻と3人での山行です。
前日の19日お昼頃自宅を出発し、途中高遠温泉さくらの湯でお風呂に入って
夜8時頃仙流荘の無料駐車場に到着。
駐車場は混み合っていましたが、なんとか入り口に近い場所に駐車することができ、
軽く宴会後車中泊。
明け方にかけて次々と車がやってくる音がして、混雑ぶりがうかがえます。
この日の始発バスは朝6時05分。朝4時に起きてトイレに行くと、バス停にはすでに始発バスに並ぶ人たちがいました。準備をして朝5時前にバス停に行くと、ものすごい人の列。ほどなく、「混み合ってきたのでバスの運行を開始します」とのアナウンスがあり、始発バスが入ってきました。混雑に合わせてかなりフレキシブルに運行してくれるようです。4台目のバスに乗ることが出来ました。
上空は厚い雲がおおい展望がありませんが、バスが高度を上げていくと雲の上に出て、美しい雲海を見ることができ、鋸山がきれいに見えました。
朝6時頃北沢峠に到着。10分程歩くと、長衛小屋のテント場に到着です。
広いテント場は、大混雑。かなり奥まで場所を探して何とかテントを張る場所を確保できましたが、登山後ざっと数えてみると300張以上のテントが並んでいました。
ちなみに、翌日の帰りのバスで運転手が、過去最大の人出だったと言っていました。
テントを張って、アタックザックに水と雨具を詰めていよいよ登山の始まりです。
今日は甲斐駒ケ岳を目指すことにしました。
仙水峠経由のルートを選び、最初は、樹林帯の登り。しばらくするとゴロゴロの岩場が現れ、振り返ると小仙丈ケ岳がきれいに見えました。
仙水峠に到着すると、甲斐駒ケ岳と摩利支天がすごい迫力で見えます。
ここからだんだんと岩場が現れ、高度に体が慣れていないせいもあり、ペースが上がりません。急登にあえぎながら駒津峰に到着。
ここから岩岩の稜線を進みます。紅葉も始まっていて、とてもきれいです。六方岩を過ぎたところで直登コースと巻き道の分岐。しばし思案の後、直登コースを進むことに。
この直登コースは最初に核心部があり、大渋滞してます。
クサリもハシゴもありませんが、高度感で足がすくむこともないので、三点確保で慎重に登ればそれほど難しいこともありません。しかし高度差300mにわたって延々と岩場が続くので体力に自信のない人は巻き道が無難かもしれません。
やっとの思いで山頂に到着。山頂は思ったより広くてたくさんの人が休憩してました。お天気は悪くないのに、ガスが多くて遠くの展望はありません。
このあと摩利支天に寄り道して、双児山経由で下山。この双児山直前にかなりの登り返しがあり、疲れた足にはつらいルートでした。
下山後、長衛小屋で生ビールを一気飲み。あーうまい。このために山に登ってるようなもんですな。
テントに戻って、担ぎ上げてきたビールとワインをネットに入れて横の小川で冷やします。その間に夕飯の準備。今夜のメニューは、まず焼き肉、続いてウィンナー焼き。小川で冷やしていたビールは15分程度でキンキンになってました。
続いてお鍋。赤ワインを1本空けて、ホットウィスキーで〆て早々に就寝。空は満天の星。明日も良い日になりそうです。
翌日、朝4時に起床。ラーメンと煮込んだおもちで朝食後、仙丈ケ岳を目指します。
昨日は軽い高度障害と岩場の連続でかなり苦戦したのですが、今日は高度順応もバッチリ。しっかり食事もしているので、軽快に高度を上げます。
穏やかな樹林帯をサクサク登って、5合目に到着。
まずは、小仙丈ケ岳方面を目指してさらに高度を上げていくと、一気に展望が開けました。昨日登った甲斐駒ケ岳、摩利支天。それに続く鋸山。さらにその奥には八ヶ岳連峰。赤岳がはっきり見えます。小仙丈ケ岳からは、富士山、北岳、間ノ岳の日本の標高No1、2、3を同時に見ることが出来ます。鳳凰三山の地蔵岳オベリスクに、中央アルプス。さらには北アルプスの槍ヶ岳、大キレット、穂高連峰まで見ることが出来ました。そういえば、海の日に槍ヶ岳に登った時は悪天候のため、槍の肩からも槍ヶ岳の姿が見えなかったのに、100km以上も離れた場所から、はっきり見えるなんて皮肉だなぁ・・・。そして小仙丈カールに抱かれた仙丈ケ岳の美しい姿が感動的です。仙丈ケ岳の稜線を歩いていくと、今度は仙丈小屋に向けての藪沢カールが美しい景観を見せてくれます。仙丈ケ岳の山頂は狭くて、とても混み合っていました。
仙丈小屋で少し休憩した後さらに下って馬の背ヒュッテの手前で振り返ると、大絶景でした。藪沢カールとそれに続く稜線。登山道の周りの紅葉とが最高の景色です。
この後、雲が上がってきてだんだんと景色が見えなくなってきました。
やっぱり山は朝だね。
無事に下山して、テントを撤収。帰りのバスもちょうど定員となってすぐ出発してくれました。帰りのお風呂は、仙流荘の日帰り温泉は混雑しているとバスの運転手が言っていたので、19日に行った高遠温泉さくらの湯に行ったもののここも満員御礼。そこで伊那IC近くの羽振温泉みはらしの湯に。ここは新しくてとてもきれいな施設で、満足のうちに今回の山行を終えることが出来ました。
帰りの高速で大渋滞に巻き込まれ、帰宅が深夜になってしまったのはおまけです・・。
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