白馬三山縦走(栂池入り~不帰の嶮~八方尾根下山)
- GPS
- 14:16
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,872m
- 下り
- 2,856m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:18
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:55
天候 | 9/26 午前中は標高2000m以上は快晴、昼からガスが上がってきて14時頃にはガスガスに。 夕方日没直前に晴れ間が出る 9/27 早朝はガスと東の空の雲で御来光は拝めず。 日の出後はしばらくは高曇り時々晴れ間。 昼前にはガスが上がってきて13時以降は完全にガスの中 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
栂池高原ゴンドラ+ロープウェイは2100円。平日はチケット販売は7:30から 唐松岳から下山の八方尾根リフト2本とゴンドラの料金は1900円。 八方池山荘から1本目のリフトはチケット無しで乗り込み、1本目を降りたところで改札orチケット購入する。 八方尾根下山後、タクシーで栂池中央駐車場まで戻る料金は3800円でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
栂池自然園~白馬乗鞍岳:天狗原までは樹林帯。天狗原から白馬乗鞍岳までは結構な急登、岩場もあるので足を削られる。 白馬大池~白馬岳:当日は雲海に浮かぶ最高の雲上界をアップダウンはあるものの爽快な縦走路を歩けた。 旭岳:一応「登山道はありません。入林許可必要」と看板があるが、破線コース扱いの割に踏み跡は結構明瞭で、注意して歩けばコースは分かりやすい。 ただし、下部のザレザレの辺りは小石が流れやすくスリップと落石には要注意。ここで怪我するとかなり叱られそうなので自信がないなら行かない方が無難。 白馬三山縦走路:文句無しの爽快稜線歩き。危険箇所は無いが、杓子岳の登りは短くてもかなり急なので疲れる。 稜線の東側はずっと断崖絶壁なので間違っても東に落ちてはいけない!(しかし崖下を覗き込みたい誘惑に駆られる) 天狗の大下り:300mを一気に下る。上部の長鎖よりも、その下の長過ぎるザレザレの方が滑りやすくて気を使った。 鎖の跡に去年の遭難者が迷い込んだらしき沢筋があり、バツ印が執拗に書いてあった。確かに沢筋が薄く踏み跡の様に見えるし、トラバースする正規ルートを見落とすとつい降りてしまいそう。 不帰の嶮:1,2峰のアップダウンが足に応える。 有名な2峰の鎖祭りはなかなか手強い。グレーディングの扱いは大キレットより優しいが、大キレットとの違いはピンを登り降りする場所が無いだけで、実感では危険度、体力度とも大キレットと同等に思えた。 八方尾根:北アルプス入門の初心者でも安心のコース。ガスが上がってきて景色も楽しめず、のんびりしていると雨が降りそうだったのでハイペースで下ったら1.5時間でリフトに着いてしまった。 |
その他周辺情報 | 八方周辺に日帰り入浴出来る施設多数有り。 栂池にはないので車回収後に八方で入浴 |
写真
感想
夏のメインイベントの予定だった後立山縦走は台風に台無しにされてはや1ヶ月。
やっとめぐってきた休みと晴天予報で短縮バージョンの白馬三山縦走を決行。
当日の栂池の朝は予報より雲が多く微妙な雰囲気だが、ヤマテンを信じてロープウェイからスタート。ロープウェイ山頂駅を降りた時点で上空には雲が立ち込め先行き不安になるが、天狗原から一転して快晴の青空に。
白馬大池の真っ青な湖面に心踊らせながら見渡す先には北アルプスオールスターが雲海の上に勢揃い。
雲海は遥か先まで広がり、富士山も南アルプスも見えないが、これはこれで日本に高山は北アルプスしかないように見えて、唯我独尊感がマシマシ。
爽快稜線歩きで昼には無事に白馬岳に着いて絶景を堪能した後は、贅沢に二畳個室を予約した白馬山荘にチェックインすると、なんと「客が少ないので、6畳間一人占めにグレードアップ」とのこと。ありがたいことこの上なし!平日最高!
チェックインも済ませてやることも無いし時間も早いので、部屋にも入らずにそのままついでの予定だった旭岳へ向かう。
破線ルートはやや不安だったが、以外と問題無く登頂するも、周囲はガスに包まれて景観楽しめずやや残念。
山荘で夕食後に外に出ると時々ガスが切れている。そのまま夕日を待っていると日の入り直前にガスが抜けて完璧ではないもののアーベントロートを楽しむことも出来た。
夜は星空が広がり、一年ぶりの天の川と夏の大三角を気温8℃のなか、震えながら満喫。
翌朝はガスと曇り空で御来光は早々に諦めてのんびり小屋で朝食を食ってから、やや遅めの6時半に白馬三山縦走に向かうが、予報は少し悪くなり午前中曇りがちの昼からにわか雨の可能性有りとのこと。
不帰キレットで雨は嫌だが、鑓温泉は通行止めなので天狗山荘まで行ってしまうとエスケープが無い。出来れば昼までには唐松岳に到着したいのでペースを上げて行くことにする。
しかし予報は少し良い方に外れ、白馬鑓ヶ岳までは晴れ間も覗く絶景縦走を満喫出来た。
天狗山荘に着いた時点でキレットに雲が上がってきているのが見えていたが、なんとか昼までは持ちそうなのでそのままの勢いで不帰の嶮に突撃!
グレーディングが大キレットより格下なのでなめていたが、実際歩くとなかなかの手応え。
大下りのザレザレ道と1,2峰の激しい登下降には手こずったが、ずっとガスガスではなく、時々見える急峻な岩場にドキドキしながらも、3峰の手前ではしれっと通りすがる雷鳥にも出くわし、三大キレットの一角を満喫。
唐松岳からの下りはほぼガスに包まれ、景色も楽しめないので、雨に降られないようにアホの様に飛ばして下山した。微妙な天気ながら北アルプス入門コースは大人気で予想外の人の多さ。
もっと紅葉を楽しみたかったが雨に降られずに済んだだけでも良しとしよう。
今年のアルプスは心残りが多いまま終わることになりそうだが、それでも一泊2日でこれだけ満喫出来たので十分満足の山行だった。
ほんとは五竜も八峰キレットも鹿島槍も悪沢岳も行きたかったなぁぁぁ
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