立山 内蔵助氷河を見に

2024年10月01日(火) [日帰り]

• GPS: 06:40
• 距離: 12.5km
• 登り: 1,117m
• 下り: 1,111m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:58
• 合計: 6:58

9:04 室堂
9:42 祓堂社
9:53 10:08 一の越山荘
10:56 11:05 雄山
11:22 11:23 立山
11:23 大汝休憩所
11:25 11:26 立山
11:29 大汝休憩所
11:40 11:47 富士ノ折立
12:21 真砂岳
12:30 内蔵助山荘
12:45 12:57 内蔵助氷河
13:18 13:19 内蔵助山荘
13:36 真砂岳
14:48 14:50 浄土橋
15:00 15:03 雷鳥沢ヒュッテ
15:17 15:18 雷鳥荘
15:34 みくりが池温泉
15:46 15:47 立山室堂山荘
15:57 16:02 ホテル立山
16:02 室堂

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き
JR大糸線信濃大町駅前から扇沢駅前行きバスで終点下車
扇沢から関西電力の電気バスで黒部ダム
黒部ダムから徒歩で立山黒部貫光ケーブルカー黒部湖駅へ
ケーブルカーとロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ室堂へ

帰り
室堂からバスで美女平
美女平駅からケーブルカーで立山駅
立山駅から富山地方鉄道で電鉄富山駅へ

JRの企画商品・立山黒部アルペンきっぷ（名古屋発しらさぎコース）を使用
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/otoku_tateyamakurobe/

立山黒部アルペンルート料金表
https://www.alpen-route.com/access_new/fare/person/

※扇沢からの電気バス・立山駅からのケーブルカーに乗車する際は乗車整理票（時間指定）が必要
その他は不要

コース状況／危険箇所等

よく整備されています
雷鳥沢〜エンマ台間では火山ガスに注意

その他周辺情報

日本最高所の温泉・みくりが池温泉
室堂ターミナルに売店・食堂等あり

写真

10/1 6:50

関西電力トンネルバス扇沢駅
今年でトンネルバスは60周年
関電トンネルを通るのなら木本正次の小説「黒部の太陽」を読んでから行くことをおすすめします
映画より小説の方が良いです
因みに木本正次は近鉄の名古屋進出を描いた小説「東への鉄路〜近鉄創世紀」の作者でもあります。

10/2 18:27

黒部ダムから見る黒部別山と大タテガビン
大タテガビン（黒部の魔人）は黒部三大岩壁の一つです

10/1 8:54

今年限りで廃止されるトロリーバスの集電装置（コレクター）
普通の電車はレールに電流が流れるので架線は1本ですが、トロリーバスは道路に電流が流せないので架線は2本あります

10/1 9:06

多くの人たちで賑わう室堂ターミナルから行動開始です

10/1 9:08

立山の名がつくタテヤマアザミ
一部で花が残っていました

10/1 9:13

室堂から立山

10/1 10:06

一の越山荘のそばで咲いていたイワツメクサ

10/1 10:31

ニノ越付近から室堂平と大日連山
この辺りの登山道は渋滞していましたが室堂から一ノ越への道はほとんど人がいません
バスの時間の関係でしょうか？

10/1 10:48

薬師岳方面
左は黒部五郎岳・笠ヶ岳

10/1 10:56

御前沢氷河
日本で最初に確認された氷河です

10/2 18:33

ツガザクラ

10/2 18:34

雄山の一等三角点と山岳方位盤

10/1 10:56

雄山山頂
最近は登拝料が要るみたいですが、シーズンが終わったせいか自由に入れました

10/1 10:57

中央の餓鬼岳の奥に富士山らしき山が
その右は南アルプス？

10/1 10:57

左横に槍・穂高岳
中央やや右に水晶岳（黒岳）
その右奥は乗鞍岳・御嶽
右に笠ヶ岳

10/1 10:59

花冠に毛がないので多分イワギキョウ

10/1 11:27

大汝山から黒部湖・針ノ木岳方面

10/1 11:27

大汝山山頂
岩がゴロゴロする狭い山頂ですが富山県・越中国・北陸地方の最高峰です

10/1 11:42

内蔵助カールと劔岳

10/1 12:04

内蔵助カールと後立山

10/3 5:39

内蔵助山荘は営業終了ですが内蔵助山荘経由で内蔵助カールに向かいます

10/1 12:46

内蔵助氷河
ただの雪渓のように見えますが下には日本最古の氷体があるそうです

10/1 13:01

内蔵助氷河

10/1 13:31

真砂岳山頂

10/1 13:38

ここから大走りコースを下ります

10/1 13:40

縞状の植生
構造土の一種？

10/1 14:00

狂い咲きのチングルマ

10/2 18:59

シラタマノキの実

10/1 14:06

大日岳への稜線

10/1 14:09

黃葉するイワイチョウ

10/1 14:34

咲き残りのミヤマキンバイ

10/1 14:35

雷鳥沢から浄土山

10/1 14:38

ナナカマド

10/3 6:11

雄山の名がつくオヤマリンドウ

10/1 15:05

地獄谷
昔立山に登った時は地獄谷経由で室堂に出た記憶がありますが現在は通行禁止です
当時より火山ガスが増えているみたいでハイマツも枯れていました

10/1 15:24

リンドウ池

10/1 15:29

血の池

10/1 15:36

みくりが池
火口湖です

10/1 15:39

ミドリガ池
これも火口湖

10/1 15:52

チングルマ
草ではなく木です

10/1 15:54

室堂の遭難者供養塔

10/2 20:00

花が終わったヤマハハコ

10/3 1:52

ミヤマコウゾリナ？

10/1 16:02

室堂ターミナル屋上からの立山
昔よりハイマツの緑が増えてるように見えるのは気のせいでしょうか？
私は立山というとU2の「終わりなき旅（I Still Haven't Found What I'm Looking For）」を思い出します。
前に登った当時流行っていた曲です。

10/2 19:03

室堂駅の撮影スポット

10/1 16:07

室堂ターミナルにはトロリーバスの架線に関する展示がありました

10/1 17:26

立山駅にもありがとうトロリーバスの文字が

10/2 9:23

次の日は黒部湖遊覧船ガルベに乗りました
この船も今年限りで廃止です

10/2 13:49

立山駅近くでスイッチバックする立山砂防軌道の列車を発見
急だったのでシャッターチャンスが遅れてしまいました
立山ケーブルカーの線路のすぐ横です
因みに富山県では立山の砂防施設を世界文化遺産にしようとの運動を行っています。

撮影機器：

SO-53B Sony

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 笛 予備電池 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル チェーンスパイク

感想

ｍｙｕｎ４８

久しぶりに立山に行ってきました
立山は学生時代に1回登った事があります。当時の電鉄富山駅のホームは木製だったのを覚えています。
以前中部ローカル番組の中部ネイチャーシリーズで立山・劔岳の氷河をやっていたのを見て内蔵助氷河に行きたくなりました。
内蔵助氷河は一年に2〜3cmしか動かないそうですが、日本最古の約1600年前の氷体があるそうです。
内蔵助カールには岩石氷河やプロテーラスランパート、永久凍土もあるそうです。
永久凍土が確認されているのは本州では富士山とここだけです。

大町市に前泊して信濃大町駅前から始発のバスに乗り、立山黒部アルペンルートから室堂に行きました。
アルペンルートは紅葉シーズンで多くの人たちで混んでいました。
今年限りのトロリーバスにも乗りました。
立山黒部アルペンルートは料金が高く、大観峰〜室堂のトロリーバスなど3.7kmしかないのに2200円もします。格安高速バスの東京〜大阪間の料金並みです。
うちの方からは割り引ききっぷを使ってもLCCで北海道に行くのと同じような料金がかかります。
待ち時間も多く、階段が多くてバリアフリーにもなってません。
それでもほとんどの人は「行ってよかった」と言う素晴らしい観光地です。

室堂から一ノ越経由で雄山へ。
雄山までは多くの人たちが登っていて渋滞もありました。白山には雲がかかっていましたが、他の山は大体見えました。
雄山からは登山者は減りますがそれでも他の山と比べたら多いです。
内蔵助山荘の分岐からカールまでは誰も登山者には会いませんでした。
内蔵助氷河は氷体が露出してるかと思いましたが、まだ夏の雪渓のままでした。
去年は9月末には氷体が出ていたそうですが。
真砂岳からは大走りコースを下りました。この道は立山登拝の古道だそうです。昔の人は浄土山・雄山・別山の三山に登った後に真砂岳に戻ってこの道を下ったそうです。
雷鳥沢ではチングルマなどの紅葉が綺麗でした。
雷鳥沢に下ってからの階段の登りはきつかったです。
室堂から美女平へのバス道沿いには木の柱のようなものが立てられていました。
除雪の目印でしょうか？

今回はJRの立山黒部アルペンきっぷ名古屋からのしらさぎコースを使用しました。
安いひだコースではなく高いしらさぎコースにしたのはこの春開業した北陸新幹線金沢〜敦賀間に乗りたかったからです。
これでJR鉄道線完乗のタイトルを防衛しました。