薬師岳 ~敗退の危機からカムバック、絶景堪能~
- GPS
- 17:04
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,981m
- 下り
- 1,980m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 9:25
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 7:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
乗用車は、2,000円 自分たちは、AM5:00頃並んだ。先には10台程着いていた。1時間仮眠した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
滑落する様な危険箇所は特に無し。 ゴロゴロ岩地帯が有るので、挫かない様に。 |
その他周辺情報 | グリーンパーク吉峰 立山吉峰温泉ゆ~ランド 大人700円 JAFやモンベル会員証提示で630円 |
写真
感想
『備忘録的に長文です』
薬師岳山荘の営業最終週に、ご来光狙いで、トレランOGさんとカメラマンUS君の三人で登って来ました。
テンクラ中心に予報見てましたが、秋雨前線の影響で登る週末予報がCで、山荘キャンセルかなぁ〜と思っていたら、出発前日の金曜日の朝から一気に予報好転して出発決定。
予定では、折立→太郎平→北ノ俣岳→太郎平→薬師岳山荘宿泊→薬師岳の計画です。
なんちゃって登山始めて10年にして初の折立に来ました。
7:00出発で、高度上がると雲の上に出ていい感じ。そこそこ遠望もあって良かったです。
太郎平手前の2km程は太郎兵衛平と言って、左手に薬師岳を眺めながらの、楽園ロードです。折立〜太郎平の道は、前半にグーっと高度を上げて、後半はなだらかです。その道中で同じ福井出身のテント泊のお二人さんとの談笑が楽しかったです。ショックだったのは、テント泊の二人より、自分のザックの方が重かった事。山泊に慣れていないので、過剰に荷物を持ってきてしまうことです。
10:30頃、太郎平に着いて、早目の昼食して北ノ俣岳へ向かいます。目の前に、北ノ俣岳とその奥の黒部五郎岳が鎮座してて、周回や縦走する方はこれを越えていくのか!と驚きました。地図で見るのと本物とでは迫力が違います。自分の脚力では、野垂れ死確定です。TJARレースの方々は、剱岳から立山、薬師岳越えてきてここ通って、槍、上高地へ行くとか、それがまだまだ序盤戦とか末恐ろしい〜
北ノ俣岳へは高低差300mあり、向かって行きましたが、昼食で持参したキーマカレーとご飯がイマイチだったのか、どんどん気分が悪くなって来て吐き気もある感じで、まさかの高山病か?と思いながら休憩したら今度は脚が攣ってますます悪化して行きました。OGさんの判断で北ノ俣岳は諦めて、太郎平小屋へ戻る事にしました。戻る途中の太郎山の三角点はgetしておきました。
13:30頃、グロッキーのまま太郎平小屋(2,330m)に戻って、休んで回復する可能性に賭けて外のベンチで寝ました。30分ほど休んでもまだ動けず、標高2,700mにある薬師岳山荘に入るリミットも近づいて来たので、OGさんとUS君には、自分は回復しない感じなので、太郎平小屋泊か、折立まで降りて車で寝るわ。と伝えて出発して貰いました。
とは言え、自分はここまで来てご来光や山頂を諦めたくなかったので悪あがきで、もう少し休んでからジャッジしようと思い、US君が気休めで置いて行ってくれたキャベ2コーワを飲んでまた30分ほど寝ました。
そして14:30に起きたら、あれれ!?歩けるぞ!
ワォ、治ったんかいな?とりあえず薬師岳山荘に向けて行ってみよう。となりました。自分でも驚きの回復です。
道のり3km高低差50m下ってからの、登り400mで、ゆっくり2時間掛かっても16:30なので、山荘に電話しておけば大丈夫な時間帯に着ける。と言う計算で、一歩一歩登りました。
薬師峠キャンプ場を過ぎて、ごろごろ大岩地帯を目の前にまじか!とはなりましたが、足が動くので登り一択で行きました。
太郎平近辺はauの電波が入りにくい地域で、途中でかろうじて圏内なアンテナ状態になったので、山荘に電話したら女将さんでした。事情を話したら状況をあっという間に理解してくれて、先に2名着く事、1名はほぼキャンセルだったけどやっぱり泊まる為に登ってる最中と言う事。がサッと伝わって助かりました。
さすが山の女将さんだな〜と感心しきり。ゆっくりでいいよ〜と言って頂いて焦りも無くなりました。なんだかんだで、16:15ぐらいに着けたのでよかったです。先に着いてた2人は、登ってきた自分に驚きつつつも、缶ビール飲んでくつろいでました(苦笑)
通常なら自分も1杯となるところですが、チョー我慢しました。
夕食は18:10からだったので、体休めようと仮眠しました。
食事呼ばれて夕食を前にしたら、恐ろしいほど食欲が無く、いつもの自分は消えてました。OGさんとUS君にオカズを食べてもらって、食べられそうなのだけ食べました。隣でまたビールを飲むOGさんが羨ましかったです。
この日は山荘営業終了1日前なので、余った食材の大放出サービスデーでした。
通常ならやった!とばかりにおかわりをするところですが、全く食べられず。。とほほとなりました。お味噌汁の汁とお茶が喉を通ったので、それは美味しく頂きました。
2日目はご来光(5:50)狙いで、4:40ぐらいに山荘を出発しました。山頂まではコースタイム58分、高低差200m程です。
星は見えていたので、ガスワールドにならなければご来光見れるかなと期待高まりつつ山頂へ向かいました。
そして薬師岳(2,926m)に登頂して、感無量。諦めずに体力回復待ててよかったです。
道中の風は暴風で10m以上はあったとおもいます。山頂には祠があるので、風よけになり助かりました。
ご来光時間では、ちょっと雲が多めでしたが、まずまずな感じで見れてよかったです。
ひっきりなしにガスがかかったり切れたりの繰り返しで、
ガスが切れたときの絶景は感動モノでした。
ブロッケンやアークのおまけもありました。
1時間ほど山頂で景色を堪能して、山荘へ戻って、山荘お弁当を頂きました。ご来光にいくと、朝食時間6:30までに戻るのは厳しいのでお弁当に変更してもらっていました。
あとは、折立まで戻るだけなので景色を楽しみながら降りていきました。
見えた黒部五郎、双六、鷲羽、三保蓮華、槍とかほんとオールスターで楽しめました。特に印象に残ったのは、雲ノ平の台地。えぐいほど急登を登らないとたどり着けない場所だなっと目で見て実感しました。いつか行ける日があるかな〜
一時は敗退の危機まで行きましたが、なんとかメンバーの助けを借りつつ目的を達成できました。OGさんUS君心配かけてすんませんでした。
ほんといい山でした。
おわり
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