奥又白池〜前穂高北尾根〜明神主稜
- GPS
- 10:40
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,845m
- 下り
- 1,845m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:40
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
パノラマルートから中畠新道へ向かう。
黄色に染まった木々が
青空に透かされて明るくなっている。
秋が進んでいる。
木立が少なくなってきて
徐々に視界が開けてきた。
中畠新道取付に着く。
紅葉した松高ルンゼの向こうには
筋雲をまとった北尾根が見えた。
奥又白池の手前の岩場で一休憩。
黄色の草原に
5/6のコルへのトラバース道が続いている。
前穂北尾根は
屹立として青空に浮かびあがり、
切れ落ちる本峰北壁と己東壁は荘厳だった。
トラバース道は分かりにくかったが、
藪を避けるように上からまわっていくと
踏み跡や丸印があった。
ルンゼの北側の尾根に上がると
たおやかに続く妻から司、縞の向こうに
優美な常念岳があった。
10時15分
5/6のコル着。
乾いた風が秋を思わせて気持ち良い。
青空に映える槍穂高連峰。
紅葉の涸沢。
いつ見てもいい景色だ。
絞、己、景と順調に進んでいく。
岩がかけないよう、一手一手確認しながらすすむ。
ずっと青空で気持ち良い。
稜線上は割合風が強く
日陰の岩は素手で触ると冷たいくらいだった。
紫色のイワギキョウは
いつも岩の隙間に強かに咲いているのだが
今回あまり見かけず、少し寂しかった。
11時50分
前穂高山頂到着。
まだまだ快晴。
奥穂高から槍ヶ岳へと稜線は続き、その彼方には剱岳が見えた。
視線をずらせば
奥穂高から西穂高への稜線。
更には明神主稜、霞沢岳、焼岳が広がる。
来る前はいろいろ躊躇ったけど
やっぱり来て良かったな。
天気はまだまだ持ちそうだし、明神主稜へ行こう。
13時。
核心の明神岳曲を登った後、ザックを下ろす。
パンを食べながらギアを片付ける。
静かで気持ち良い。
ここから先も人が少なくて気持ちのいい稜線だ。
楽しみだ。
次の休憩はたおやかな己かな。
剣八つ峰に行けなかったのは
少しだけ心残りだったけど、
乾いた風に吹かれながらの縦走は気持ち良かった。
北アルプスの静かな秋山を楽しめた山行だった。
PS1:帰りのバスはなかなか混んでいて
「あかんだな駐車場」に戻ってきた時点で既に18時。
「ひるがの高原SA」のレストラン最終オーダーは19時30分。
急いで片付けて猛スピードで「ひるがの高原SA」へ向かった。
19時26分、SAに到着、そのままレストランへ飛び込む。
まだ券売機は動いていた。
ぎりセーフ。
PS2:おうちには22時到着。
夜遅くに洗濯すると
また「深夜洗濯の注意換気」のビラを入れられちゃうんで
これまた急いで片付けて洗濯をした。
そのかいあって24時、ちょっと遅いけど何とか終了。
ぎりセーフ。
と思ったら、洗剤を入れ忘れていた。
やっぱりアウト。
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【ソロ対策】
登山計画書の提出(会社デスクの中、車のダッシュボード、登山口)
電波の入る箇所では極力、現在地と天候をLineにて友人に連絡。
また、バスの時間は気になるが、小休憩・行動食・水分はこまめに実施。
これを怠ると後々、バテてくる。
【各地点の設定リミット】
あかんだな駐車場5:20➡6:00上高地➡8:00中畠新道取付➡9:30奥又白池
➡ 11:30前穂高・北尾根5・6のコル➡13:30前穂高・山頂
前穂高・山頂に13時迄に到着しなかった場合、
重太郎新道にて下山する。
※バス始発:始発は5時20分であるが、混雑緩和の為か増便されていた。
5時出発便があり、20分ほど予定より早めることができた。
※バス最終:17:30
※高山タクシー最終(090-3303-4813):18:45(18:00迄に連絡する)
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【行動中の服装】
サイマルアルパインパンツ、アクティブスキン(上)、
コアプレシェルフーディ(マウンテンハードウェア)
手袋(インナー)
例年、朝は寒いがこの日は暑かった。コアプレシェルは途中で脱いだ。
【装備】
ザック(パタゴニア/アセンジョニスト35L※1)
懸垂下降用ザイル(20メートル)、ハーネス、ATC、
緊急用シュリンゲ(60僉2、120僉2、カラビナ×4)、
登山靴(スカルパ・リベレライト※1)、ヘルメット、
フィット靴下 、サイマルアルパインパンツ、アクティブスキン(上)、
コアプレシェルフーディー(マウンテンハードウェア;サイズS)、
R1フーディー、ナノエアフーディー
手袋(薄手インナー、インナー、オーバーグローブ)、
レインウェア(パタゴニア・ストーム10)、
シュラフカバー、 ツェルト(1人用)、
ストック(BD・ディスタンスカーボンZ)、 メガネ
食料/水分(※2) ヘッドランプ
電池、テーピング、地図、コンパス、ライター、 リップ、
ナイフ、トレペ、ウェットティッシュ、銭湯装、お金、腕時計
※1:以前、北尾根〜明神主稜を日帰りした時は軽量化の為、
アプローチシューズ(スカルパ/イグアナ)に
軽量ザック(マウンテンハードウェア/スクランブラー25L)であった。
今回は歩行性・携行性重視ということで
リベレライトとアセンジョニストザック(パタゴニア)を使用。
若干重いが、安定して歩くことができた。
軽量化も重要だが、フィットした道具を使用してもよいと感じた。
※2:食料:140キロカロリーのパン×4、100キロカロリーのパン×4
ソーセージ、アーモンド小魚(レーズン入)
ソーセージやチーズ等の塩気のある食品が食欲を誘う。
水分1.7L摂取(2.0L携行)
※登攀道具(ザイルやシュリンゲ等)は使用せずに行けるが、
ルート間違いによる懸垂下降や救助活動等の為に必要かと思う。
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