2024KOBE六甲全山縦走大会
- GPS
- 12:45
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 2,757m
- 下り
- 2,723m
コースタイム
- 山行
- 11:36
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:46
天候 | 雲多めの晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスタ新宿→京都駅:高速バス (大会と関係ない目的で京都へ) 京都市内→神戸三宮駅:阪急京都本線・神戸本線 (好日山荘へ) ※神戸市須磨区内で宿泊→徒歩で須磨浦公園へ 【帰り】 宝塚駅→神戸市内:阪急今津線・神戸本線 (所要と下山メシへ) 元町駅→福島駅:阪神本線 (銭湯「延命湯」へ) 福島駅→大阪駅:JR大阪環状線 大阪駅→用賀PA:JR高速バス (バスタ新宿下車予定だったが、事故渋滞のため用賀PAに臨時停車したところで下車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【全般】山道は概ね歩きやすく整備されているが、硬い舗装路も多く足への負担が大きい。 [須磨浦公園→鵯越駅] 断続的に山道と須磨区や長田区の住宅街を行き来する。馬の背は名前の通り細い岩稜帯だが、三点支持を要するような場所は無い。ただし、重大事故も起きている模様。 距離的には鵯越駅あたりで全体の1/4くらいとなる。 [鵯越駅→菊水山] 駅を越えると舗装の無い公園となるが、引き続き舗装路も現れる。 菊水山の上りに入ると、急で長い道のりが堪える。上りの区間としては最も険しいという印象。 菊水山を登ったところが大会のチェックポイントとなっていた。ここで全体の1/3くらいになる。 [菊水山→市ヶ原] 菊水山を下って天王吊橋を越えると鍋蓋山の上りに入る。 菊水山ほどでは無いが、やや急な上り坂となる。鍋蓋山も広い展望台となっていて眺めがいい。 下って市ヶ原まで辿り着くと、全縦走と半縦走とで分かれ道となる。 [市ヶ原→掬星台] 全縦走コースに進むと、いよいよ摩耶山の名前が標識に現れてくる。 標高的にもかなり高くなってくるはずだが、菊水山ほどの激しい登りではない。 上がって下がってを繰り返して掬星台へ辿り着くと、大会チェックポイントが現れる。こちらで全体の半分くらいになる。 掬星台はホットレモンの他、兵庫県柔道整復師会による処置のサービスも提供されていた。 [掬星台→六甲ガーデンテラス] 何故か周りの人が一気に減った。 はじめは一般の歩道と山道が交互に現れ、後半はほとんど舗装路歩きになる。 急な上り下りは無い。 景色が特によく、ゴルフ場や「六甲おろさない」等の看板は気分転換にもなった。 売店・自販機や撤退ポイントはこちらがほぼ最後になると思われる。キャッシュレス決済できる自販機が有難い。 [六甲ガーデンテラス→船坂谷登り詰め] 概ね兵庫県道16号明石神戸宝塚線の車道と山道が併走しており、どちらも歩ける。縦走路から少し外れると最高峰があり、まもなく一軒茶屋チェックポイントに至る。 チェックポイントから先は県道歩きとなり、芦屋市→西宮市へ入っていく。 [船坂谷登り詰め→湯本台広場] 下り基調の山道となり、時々舗装路も現れる。一部で少し上がる部分もあるが、本格的な登り返しはない。 塩尾寺で完全な舗装路となり、最後まで下り坂が続く。住宅地から県道沿いの街に入ると、まもなくゴール地点に辿り着く。 【自販機・売店】 高取神社下や大龍寺付近、掬星台、六甲ガーデンテラスなど。 【お手洗い】 妙法寺小学校、高取神社、市ヶ原、掬星台、杣谷峠、六甲ガーデンテラス、一軒茶屋チェックポイントなど。 |
その他周辺情報 | 入浴や飲食できる場所は、ゴール地点の湯本台広場や宝塚駅周辺に点在。 |
写真
装備
個人装備 |
ウィンドシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
化繊インサレーション
雨具
ゲイター
サンバイザー
帽子
着替え
靴
サブザック
昼ご飯
飲料
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
---|---|
備考 | インソールの選択を失敗した。クッション機能の高いものがよかったと思われる。 |
感想
ちょうど昨年のこの時期、皆さんの投稿を見ていたら目に入った六甲全山縦走大会。
その距離の長さに度肝を抜かれると同時に、自分も出てみたいと思ったのでした。
公式サイトによると距離にして約56km、累積標高差は3000mに及ぶということでかなりハードな内容です。(計測値はもう少し小さい数字でした)
それをたった一日で成し遂げてしまうという点に、非常に興味が湧いたのでした。
公式紹介ページに「この大会は、初心者から中級者を対象にしています」という一文がある一方で、たとえば標準コースタイム1.0倍で歩いたなら既にタイムアウト(制限時間17時間)になるなど、とても初心者向けには思えない点も気になります。
(技術的には確かに際立った難所は無かったように思います)
実際に歩いてみた感想は、とにかくきつかったの一言です。
途中の景色がいいことは勿論、途中に住宅地を歩く点、鵯越など歴史を感じる地名が現れる点、沿道の応援してくれる人など癒しもあるのですが、体力的には悶絶です。
今回どうにか制限時間内にゴールできましたが、大会でなければ踏破できなかったと思います。
もともと大会2日前の時点で左足が痛く、自身のコンディションはよくありませんでした。さらに、前日も横になってもなかなか眠りにつけず完全に寝不足状態です。
途中で棄権する可能性が高いのだろうと思ってスタートしました。
全体の1/4にもならない長田区の住宅街を歩いている時点で既に足が痛く、鵯越駅の時点で到着予想に余裕の無さを感じるのでした。はじめから痛かった左足が気にならないくらい、全体的に痛いです。
周りには休憩する人はいても、明らかに辛そうな人は見当たりません。
皆さん談笑しながら、もしくは黙々と涼しそうなお顔で進んでいきます。
参加者の皆さんの体力には驚くばかりです。
菊水山、鍋蓋山では長めの休憩を取りましたが疲れはあまり改善せず、市ヶ原からそのまま新神戸へ降りることも考えました。(考えたものの、気付いたら摩耶山へ向かっていました…)
さらに、掬星台での休憩時もずっと足が痛く、柔道整復師の先生に「あと28km」と言われたときには、もう無理かもしれないと思ったのでした。
(処置していただいたので、もう少しだけ進むことにしました)
結果的には事故もケガも無くゴールできましたが、これが普段の縦走なら途中の市ヶ原か掬星台あたりで断念していたに違いありません。
達成感、満足感は勿論、人の温かさも如実に感じられる大会だったと思います。
大会を支えていただいた皆さん、本当にありがとうございました!
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