折立〜薬師岳〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳〜笠ヶ岳
- GPS
- 33:39
- 距離
- 70.8km
- 登り
- 5,332m
- 下り
- 5,699m
コースタイム
池袋 23:00
第1日 (9/18,FRI) 着時刻 発時刻 実働
休憩
起床 5:00
富山駅前着(朝食) 5:25 6:10
折立 7:50 0:15 8:05 1:16
三角点(1871m) 9:21 0:09 9:30 0:10
有峰湖が見えるベンチ 9:40 P 9:40 0:55
五光岩ベンチ 10:34 0:12 10:46 0:39
太郎平 11:25 0:29 11:54 0:16
薬師峠 12:10 P 12:10 0:30
薬師平 12:40 0:05 12:45 0:37
薬師岳山荘 13:22 0:11 13:33 0:40
薬師岳 14:13 0:40 14:53 0:30
薬師岳山荘 15:23
実働計 5:33
総行動 7:18
第2日 (9/19,SAT) 着時刻 発時刻 実働
休憩
起床 4:00
薬師岳山荘 5:15 0:25
薬師平 5:40 P 5:40 0:31
薬師峠 6:11 0:01 6:12 0:09
太郎平小屋 6:21 0:10 6:31 0:54
中間点(?) 7:25 0:05 7:30 0:40
北ノ俣岳(L1) 8:10 0:15 8:25 0:38
赤城岳 9:03 P 9:03 0:27
中俣乗越(L) 9:30 0:40 10:10 0:59
(休憩) 11:09 0:05 11:14 0:10
カール分岐 11:24 P 11:24 0:10
黒部五郎岳 11:34 0:20 11:54 1:13
黒部五郎小屋 13:07 0:13 13:20 0:48
(休憩) 14:08 0:05 14:13 0:19
巻き道分岐 14:32 P 14:32 0:51
三俣山荘 15:23
実働計 8:14
総行動 10:08
第3日 (9/20,SUN) 着時刻 発時刻 実働
休憩
起床 4:15
三俣山荘 5:25 0:39
三俣蓮華岳巻道分岐(三俣峠) 6:04 6:04 0:15
三俣蓮華岳 6:19 0:14 6:33 0:42
中道分岐 7:15 P 7:15 0:20
双六岳 7:35 0:17 7:52 0:28
中道分岐 8:20 P 8:20 0:03
巻道分岐 8:23 P 8:23 0:13
双六小屋(L) 8:36 0:54 9:30 1:00
弓折乗越 10:30 P 10:30 0:07
弓折岳 10:37 0:05 10:42 0:12
大ノマ乗越 10:54 P 10:54 0:34
大ノマ岳 11:28 0:06 11:34 0:08
小ピーク 11:42 P 11:42 0:25
秩父平 12:07 P 12:07 0:20
稜線 12:27 0:07 12:34 0:45
抜戸岳 13:19 0:09 13:28 0:45
(休憩) 14:13 0:04 14:17 0:25
笠ヶ岳小屋 14:42 0:16 14:58 0:14
笠ヶ岳山頂 15:12 0:19 15:31 0:09
笠ヶ岳小屋 15:40
実働計 7:44
総行動 10:15
第4日 (9/21,MON) 着時刻 発時刻 実働
休憩
起床 3:10
笠ヶ岳小屋 4:25 0:19
笠ヶ岳山頂 4:44 0:59 5:43 0:58
(休憩) 6:41 0:07 6:48 0:13
雷鳥岩 7:01 P 7:01 0:45
(沢:地図よりも上) 7:46 0:12 7:58 1:02
(沢) 9:00 0:05 9:05 0:55
槍見館 10:00 P 10:00 0:12
中尾高原口バス停 10:12 10:58
平湯バスターミナル 11:28 14:48
新宿 23:30
自宅 0:00
実働計 4:24
総行動 5:47
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
【9/17】
夜は立食の懇親会があり、19時に終了。さっさと抜けて帰宅。
シャワーを浴び、用意されていた軽いものを食べて21:40頃に自宅を出る。
妻が不在のため、目黒駅まで徒歩。
大分涼しい時期になったので、クロロファイバーの半袖にユニクロの半袖シャツ。
下は薄手のナイロンズボン
池袋のバス停を確認して、近くのファミマで食料を買う。
どういう訳か賞味期限が3〜4時間しかない。結局、朝食分しか買わない。
バスは連休前だが結構本数があり、明日の増便ではどうなるのか不安・・・
3列シートの1C(右前)。足下が若干寸詰まり気味だが、前から倒れてこないので良い。
上里SAと、蓮台寺PA(糸魚川)でトイレ休憩。
【9/18】
5時頃起床
富山駅には定刻通りに到着。とりあえずローソンで昼食のパンを購入。
朝食の前にキジうちに行く。
富山駅のトイレにはロールが無い。逆に折立のトイレにはあった!(水洗トイレ)
落ち着いてからおにぎりで朝食、3つは食べきれずにバスに乗る。(バス内で残りを)
まだ平日と言うこともあり、満席にはならなかった。有峰口で二人乗り込む。
折立には早めの7:50に到着。
給水(生水は飲まないように書いてあるが)、登山届けを書いて出発。
とりあえずピッチを上げずに抑えて登り始める。
三角点まででは予定を若干短縮した程度。一つ目のパンを食べて早めにスタート
天気はやや雲が出ているが晴れ。途中で写真を多く撮りながら登っていく。
特にペースは上げていないが、ここからは予定が長めなので短縮出来る。
太郎平には11:25に到着。薬師岳山荘まで行くことにして、カレースープで3個目のパン。
水はここで補充しておく。
薬師峠からの登りは岩がゴロゴロで聞いていたとおり歩きづらい。
薬師岳山荘で宿泊の手続きをして、サブでピークを目指す。
部屋は1階の食堂前の12畳(定員24名)
ガラの多いルート。まあそれほど嫌な感じではないが。
峠にテントの高校生パーティーとすれ違う。ピークに着くと誰もいない。展望を独占め!
五色ヶ原から来たという女性単独者と交代で写真を撮る。
スゴ乗越で刻まなくても来れるんだ・・・残してしまったルートはいつか行かなければ。
東南稜のケルンを見て小屋へ戻る。
今日の宿泊客は8名(夕食以降に2名到着→2Fで合計10名)で、ゆったり。
ビールは(3泊とも)買わずに持参の41.1度の焼酎を飲み、絵はがきを買って宛名書き。
夕食のみそ汁には大根・にんじんと共に里芋スライスが多く入っていて美味しかった。
薬師岳山荘は10月の連休前に閉じ、来年のシーズンまでに建て替えるとのこと。
早めに布団へ。8時過ぎまで起きている人もいたようだが。
【9/19】
4時起床
小屋の食事は5:30なので、その準備前なら食堂利用OK(火は土間で)。
アルファ米のお赤飯と牛肉の大和煮、みそ汁で朝食。お茶は省略。
5時には出られる状態だったが、少し待って5:15にヘッデンなしで出発。
しばらくは下りなのでゆったり、薬師峠からの登り返しも短いので直ぐに太郎平着。
薬師岳山荘が天水小屋だったので、ここで水を補給。カップも洗っておく。
紅葉には若干早いものの、草紅葉はそこそこ。ルートには立派な霜柱も。
北ノ俣岳を過ぎて、立ち止まって山を眺めていると背後で雷鳥の鳴き声がする。
よく見るとハイマツから頭だけ出して周囲の様子を窺っている。
多少距離があるのでカメラを向けても気にしていない様子だった。
中ノ俣乗越付近でブルーベリーも食す。
黒部五郎岳はザックのままピークへ。天気が良く、時間に余裕があるので稜線ルートを狙う。
ピークから三俣山荘に電話。今日の混雑状況を聞くと布団は一人一組あたるという。
3時には着かないと思い、夕食と宿泊をお願いした。
展望は最高。カールの道も楽しそうだが、見通しがあるので先は伸びたが稜線を行く。
エアリアでは波線で2時間コースだが、ギャップは大きめなもののそこまで大変ではない。
1時間15分ほどで黒部五郎小屋に到着。クッキーで休憩。
登り返しは疲労感もあってスローペースで確実に。
三俣蓮華岳は巻き道へ行く。思い出したがこの道は結構きつい。後半に急登がある。
そして下りには雪渓のトラバース。この時期なので万年雪なのだろう。
15:23に三俣山荘到着。受付、祖父ヶ岳部屋の95番。外へ出て焼酎を飲む。
槍はこのころから見え隠れしたが、鷲羽岳はでかくて迫力がある。
夕食は1回目、展望食堂にて三俣蓮華岳を見ながら採った。
ハンバーグとポテトサラダ。焼き茄子があった。
外で話しかけてきた同室のおじさんと、自炊場所で飲みながら話をした。
学生時代(明治?)は山岳部は大変なので自分で、その後山岳会に入って結構ハードにやったらしい。
【9/20】
昨日ここまで来たので、少々遅らせ4:15起床、直ぐにお湯を沸かす
朝食後、小屋の前で暫く眺めていたが5:25に歩き始める。風が強め。
三俣蓮華岳への途中で登山道脇に雷鳥が2羽出てきた。
三俣峠からピークへ向かうが、風が非常に強い。耐風姿勢を取りたくなるほど。
山頂でセルフタイマー写真を撮るが、旨くフレーミングできずに2度3度。
風で雲が無く、眺めは最高だが寒いので早々に縦走路へ。
稜線ルートは風が強く歩きにくい。
この辺りから次第にすれ違う人が出てくる。これまでは本当に静かな山だった。
双六岳にはかなりの人がいる。写真を撮って小屋に下る。
まだ大分時間は早いが、水とテーブルがある小屋なので昼食にする。
笠ヶ岳山荘は天水なので、明日予定していたラーメンと入れ替える。(それは正解)
テーブルでは風が強く、コンロが吹き消されてしまう。
小屋を回り込んだ自炊場の外でラーメンを作る。
食事後に洗い物と給水を済ませ(このときの1Lは自宅へお土産となった)先を急ぐ。
懐かしいテント場を過ぎ、弓折岳へ向かう。
一昨日、薬師ヶ岳山荘であった人が追いついてきた。昨日は黒部五郎小屋泊まり。
さすがにガラガラだったらしい。
今日の笠ヶ岳山荘はかなり混むということを確認し、その人は下山するとのこと。
混むのは仕方がない。折角なので予定通り行く。
そこそこのペースで歩いているつもりだが、この日だけは予定タイムと殆ど変わらない。
とにかく天気は終日ピーカンなので、写真の被写体には事欠かない。
大ノマ乗越へ急降下、秩父平からの急登もこなし、抜戸岳へ。
縦走路からの直登ルートはどうもあまり歩かれていない? すれ違いが3〜4人
三角点のあるピークには誰もいない。笠新道側に行く道がエアリアにあるので、そちらに
行くと、別ピークに二人。
笠新道と合流して先を急ぐ。大分疲れが出てきている。
笠への急登、特にテント場を過ぎてからが非常につらい。
何とか14:42、目標の3時前に到着した。
既に相当に混んでいる。まずは手続き、布団1組に二人の配分。食事は6:45からの3巡目。
薬師岳部屋の下段の6番。5番の人はやや体格がよい。
サブの準備をしてピークへ。ガラガラの道は割と歩きにくいしすれ違いの人も多い。
ピークは人が多いが展望は最高。双六で割り水してきた焼酎を少々ピーク杯として飲んだ。
小屋に戻って荷物の片づけやバッテリー交換。
Lumixは沢山撮ってバッテリーゲージが1つ落ちたくらいだが、入れ替えておく。
GPSは今回から省エネモード&電子コンパスOFFにしたので3日間持って残りゲージ1で交換。
Optioは朝から電源が入らず? 交換した。帰宅後見てみると問題なかったのだが。
両足の踵に貼ったバンドエイドの高級なやつがはがれたので貼り直し。ここまでノートラブル。
全て終わって絵はがきを書いた。食事まではまだ間があるので、残っていた焼酎を空ける。
かなり混み合ってきて、夕食の時間に下に降りると廊下も土間も玄関も人があふれている。
どうやら定員90人(?)に今日は230人が泊まっているようだ。
夜中に起きると食堂はもちろん、2Fの廊下や更衣室,トイレの前まで人が寝ていた。
食事はこんなに混んでいるにしては割と良い。
唐揚・魚の切り身・キャベツ・マカロニ・漬け物などの皿と、サラダ、炊き合わせ、ソバもある。
水は天水ながら節約のお願いがあるだけで料金はかからない。無理して担ぐことはなかったか。
どうせ眠れないだろうが、早めに布団に入る。
割と早い時間に8番さんが反対を向いたので、俺も逆向きになって板の間の方へシフトした。
それでも寝返りは難しく、つらい一晩になった。
12時過ぎにトイレに立つ。この人数で個室は4個(だったと思う)、この時間も満室!?。
当然、朝は無理なのでこんな時間にキジうち。でも出て良かった。
3時過ぎまで寝たり起きたり・・・
【9/21】
3時に早い人が起き出した。少し考えたが更衣室もないので、タイツに履き替えて出る。
外の様子を見に行ってから、玄関で少し過ごす。3:30に荷物を持って外へ。
昨日スケジュール変更したマジックパスタで朝食。これで良かった。
予定より早いが、下りも不安だったので4:25にヘッデンで歩き出してしまう。
4:44頂上到着、前に二人いた。
まだ暗い中、槍穂の稜線に向けてカメラを構える。
結局、南岳の上に朝日が上がるまで、約1時間も山頂にいた。
下山はピークの反対側、クリア谷ルートへ。
昨日見たときには若干のペンキ跡しか見えずどうなのかと思ったが、ちょっと下るとハッキリした。
先行者がいたのでちょっと安心。ピーク発が20分遅れたのでテンポ良く下る。
今日も天気が良く、笠ヶ岳を振り返り、穂高連峰を眺めながら下る。
途中の1枚岩で右足がスリップし、左膝を打撲した。ちょっとつらい。
それでも雷鳥岩を通過したあたりで時間を短縮できていることが判り安心した。
高速バスは予定の14:30の前は午前便であり、急いでもしょうがなかったのだが流れで降りる。
徒渉点の水は少なく問題なし。雨の季節は確かに危ないかも。
槍見館には丁度10時着。風呂は10時からとのことで早速入ろうとしたが石鹸・シャンプーNGとのこと。
新穂の方へ戻れば他があるらしいが距離感が判らない。当初予定の平湯温泉にする。
バス停では45分も待ち時間があるが、近くに食事をするところもビールの販売機もない。
新穂高へ向かう道は渋滞気味で時々バス停の向こう側に列が出来るような状態。
河原に新穂高の湯という無人温泉(200円)があるが、女性もおり水着が基本のよう。
バスで平湯ターミナルへ。とりあえず腹が減ったので昼食を先にする。
3Fの温泉はまだ混んでいなかった。2時間以上もあるのでのんびり鉄分の多い赤い湯に入る。
(出る頃には洗い場がふさがっていた)
温泉の広間で生ビールを飲み荷物の整理。お土産を買ってバス停で待った。
バスの到着は若干遅れ、出発は20分程度の遅れ。通常より4時間余計に掛かる見込みという。
鎌トンネル入口を過ぎ、対向車線は長蛇の列。道幅も狭いので時々すれ違いに苦労をする。
松本ICまでも渋滞あり、塩尻の手前から渋滞。SAは避けてみどり湖のPAへ。
20分足らずでは軽食も不安で、かと言って持ち出せるものも少ない。
アメリカンドッグとメンチカツ,お焼き。後で境川PAでパンを買った。
渋滞は相模湖を過ぎるまで断続的に続き、新宿到着はなんと23:30!
ここからさらに遠い人はどうなるんだろう。まだ後のバスが2本もあるし・・・・
(当初予定では翌日の15:30のバスだった!!)
目黒まで迎えに来て貰い、何とか24時に帰宅できた。お土産買っておいて良かった。
今回は4日間、結構ハードに歩いた。夏よりはきついが、それでも筋肉痛は軽い。
上旬の奥多摩ではもっと疲れたので、やはりアミノバイタルを継続的に飲んだためだと思う。
とにかく天気が良く、混雑も後半だけで非常に良い山行だった。
混む時期には、きつくないコースでテント泊というのも有りだな、と帰りのバスで隣の人
と話ながらそう思った。
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