大西山ー白沢山
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- GPS
- 10:33
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険満載のコースですから、マネをしてはいけません。登山道の情報は、別にお探しください。 |
写真
ん?もう上(身長)は伸びようがないから・・・んんんっ!? ko
超頑張ってます。パワー使い果たしました。。登り切った1320ピークの石祠を撮り忘れたのが今回心残りです(;_;) ko
ひとりだったら、5連敗となるところでした。y
感想
伊那山脈第3ブロックの北端白沢山から大西山を縦走したのは一昨年5月。そしてこの山行きがきっかけで伊那山脈の縦走を志すようになったのでした
昨年7月に南端まで線を繋ぎ第3ブロックを終了としたものの、縦走を意識せず歩いた白沢山・大西山辺りの線が今一つしっくりしなかった事を以前yama-takeさんに話していたんでしょう
「いつでもいいけど大西山-白沢山はkokuzooさん向けに取ってあるから」と言って頂いたのにありがたく便乗させていただきました
計画段階でyamaさんが「予定の尾根に等高線が省略されている箇所がある(^_^;)」と発見。
「行けるかな〜・・でもyamaさんとならダイジョブでしょ♪」と相変わらずお気楽に出発
詳しい状況はyamaさんが書いてくれているので省略しますが、いや〜・・厳しかったです。1300までは両手フルに使ってよじ登った感じでした。この岩の次はどうなってるんだろ??先行したyamaさんが岩の露頭が橋のように続く尾根を見て「いや、うまく繋がってるもんだね」と言った言葉が印象的でした。
終わってみればクリアした充実感がハンパなく楽しかったですが(笑)
主稜線へ出てから大西山へは遅れを取り戻して到着。う〜ん・・4回目かな?記憶をたどるとメインルートと言うべき大鹿から上がったことがない事に気付いてしまった(笑)
昼を済ませて白沢山へ。以前逆コースを歩いたわけですが、切れ切れの記憶しかなく特に1450mから北に下る曖昧な尾根(というより斜面)は悩みました
それでも何とかクリアして白沢山へ最後の登りです。1250mから1320mへ70の登り返しがすごくきつく感じましたが、yamaさんが呆れるくらいここの登りを頑張った理由はこの上にいる「神様」に会いたかったから。大好きな場所なのです
やっと着いたピークには簡素な石祠。「ここ?」と言うyamaさんに「ハイ。。」と答えたものの、何かが違う!?小さいし中に納められているはずの刀やお札がありません。
「いや、違うだろ。」というyamaさん。地図を見返すと私の目指す祠は隣の1359ピーク。石祠は二つあったのです。
残念なことに小さい祠の写真を撮り忘れてしまいましたが、新たな発見でした。これからはできるだけピークを巻かないようにしよう
1359祠ピークで参拝を済ませ、白諏神社へ。
取りつき道路もない山奥に素晴らしく立派な社殿があるのに驚かされるのですが、不思議な事に神社マークが地形図にはありません。なんでかなぁ?
白沢山から先「さてここから北東に下るですね♪」と言う私にyamaさんは「??」なんとありえないことに事前にルートを見ているにも関わらず私が地形図に引いてきたのは違う尾根下り・・・(^□^;。。
yamaさんは松除橋への尾根末端へきれいな線を引いてくれてあったのですが、危険な未知の尾根下りが暗くなるのを用心してエスケープルートの桶谷トンネル下りに変更。1200m辺り、尾根分岐で北東に進もうとする私に後ろからyamaさんの「違わねぇ?」の指示でリルート。
そのまま突っ込むとまた「等高線が省略されている箇所」でした(汗)
最後の尾根下り300mくらいで予定の尾根を外し4連敗中というyamaさん。小渋川まで目測あと250m。コンパスを振っても同じ向きの下り尾根・・・この辺りも少し間違うとヤバい。道路へ出るのも間違えると崖マーク続き。すごく慎重に考えて選んだ尾根は大正解!これ以上ないくらいピッタリな場所に降りてこられました
先の見えないルートにドキドキしたり、人の気配がない自然林にどっぷり浸り、先人の山への敬虔な気持ちに思いを馳せ、最後にクリアできた充足感を味わった良い山でした
企画してくれたyamaさんと山に今回も感謝です。ありがとうございました
大西山と未踏の白沢山を結ぶ。松川町側が手ごろだろうが、大鹿村からのルートを考えた。伊那山脈(狭義ではその第3ブロック)の北端も極めようという訳である。
はじめの高度差600mがいかにも急だ。等高線の込み具合は今までの経験値内と考えたが、ここを考えはじめてから何度も大鹿村の山に向かうたびに、とんでもなく急な所で岩もいくらでも隠されていそうだと見あげていた。よくよく等高線をみると50m間隔のなかに3本しか書かれていない=1本省略されている=箇所もあるのだ。(この近辺には2本しかない斜面もある。線の省略(?)なんてはじめて気づいた)前夜あらためて地図に4つの危険ポイントに赤丸(急斜3つと尖ったようなヤセ尾根)をつけ、20mロープをザックの最上部に入れた。相当ビビっていたのである。
尾根にとりついて20分、正面に第1の岩があらわれた。シカ道をたどってクリアすると、第2の岩。そのキワを上がる。2丁あがり!と声を出したのは覚えているが、このあとはいくつ岩場がでてきたのか、続いていたのか、数えることも無く・・・・。岩登りというのはほとんどなくて、岩を捲いて急斜面を木につかまって這い上がるって感じ。いよいよ進退窮まる箇所があったらどうするのだろう、登るはいいけど引き返す事態になったら困難極めるだろうなと思いながら・・・・。
赤丸も3つをクリアした小ピークで、「そろそろおなか空きませんか?」そうそうkokuzooさんと歩くとこの言葉が聞かれるんだった。実はそろそろ出るかなと思っていたのでニヤリ。(おにぎり何個ずつ買ったかは、ナイショにしておきましょう)
このあとはもうひと上りして1300mからは尾根が緩くなり危険地帯は終了。カラマツの造林地、小屋の残骸や大量のビール瓶などにうんざりする場面もあったが、やがて白沢山と大西山を結ぶ主稜線に到着、ここには熊獲りの檻がある。巨樹の森、カラマツ林を経て、左からの登山道をあわせて大西山、ワタシは3回目になる。
さて後半戦、さっきの檻まで戻り、まず300mの下りがある。1箇所尾根が不鮮明な所があったが、見事にクリア。
最後の70mの大のぼり。kokuzooさんは明らかにスイッチが入ったようで、グングン引き離された。理由は↑ それに勘づいたので、こっちはマイペースで行く。この方のギアチェンジに付いていってはいけないのだ。小さな石祠(?)を経て大きな石祠1359mで最後の休憩。(ホントはこの登りの手前で休んで欲しかった!)
白諏神社の大きさには驚かされる。でもその直近の高点である白沢山三角点は地味だ。ここから、あれっ? kokuzooさんと下りる尾根計画が違う! しかも2度も思い違いがあったが・・・・あらためて着地予定地を一致させる。
さてワタシは尾根下りでこのところ4回続けて迷走しているので、途中でどうも決断できない。kokuzooさんの「こっち」という判断に導かれた。結局は地図よりも現地の方が尾根がはっきりしていて素直に下りれば良かったよーだ。kokuzooさんのおかげで5連敗は免れたが、あそこでの迷いは・・・・う〜ん、まだまだ甘いな。(ワタシはGPSを見る誘惑にかられていたけど、見ずにおわりました)
標高が高くはない山だったが、とても山の面白さを感じることができました。今日は落ち葉を何十万枚、何百万枚?踏んだのだろう。穏やかな秋の日でした。
コメント
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kokuzooさん、yama-takeさん、こんばんは。
相変わらずの最強ペアが全力で挑む“超”高難度の山歩きですね。
いつも大鹿へ向かう途中の国道から見上げている崖尾根に上がってしまうとは
私には眺める山ですが、お二人にとっては正規登山コースですね。
地形図確認しました。『本当』に等高線が省略されてますね。
50mに2〜3本ではいけませんね。
勉強になりました。今後、バリルート歩くときは、事前にじっくりチェックします。
それにしても山の奥深いところにある立派な白諏神社や、素朴な石の祠、素敵ですね。
可愛い祠でkokuzooさんにピッタリです
バリ尾根は私には無理ですが、白沢山の神社や祠は行ってみたいと思いました
totokさんこんばんわ
いいえ〜
yamaさんとなので何とか行けましたが
白諏神社、石の祠・・・機会があればぜひ訪れてみてください
白沢山のふもとの『峠』や『部奈』集落もステキなところですので
時間があれば寄り道どうぞ
ども♪yama-takeさん、kokuzooさん、こんばんは♪
なんかこれは楽しそう〜
藪藪は心が削られてグッタリするけど、これくらいなら楽しそう
今度こういう感じでゆっくりルーファイ講習お願いしますよ〜
私は先日猿岩で隊長と懸垂下降の練習してきたので実戦で降りたいなぁ〜っと思ってる今日この頃です
こんばんわ〜
おお〜
次回は華麗なロープワークを期待してます
情報のないヤセ尾根・激混み等高線ならおそらくそんなに藪もないし
スリルがありそうですが、下りでそういう所に突っ込む勇気は私には無いので・・・
登りで挑戦したいかも
下降は達人(┐気鵝砲肇船礇譽鵐犬靴討澆堂爾気い泙
ところでいよいよ寒くなってきて、momoさんの大好きなラッセルの時期が来ましたね
白×赤の世界を期待してます
また すごいというか 思いもかけないところに登られてますね。 そこでいろんな発見 イヤー 楽しそうですね。 私なぞは あの辺りの道路を車で走っても、 あそこに登ろうなどという思いつきさえもしないです。 やっぱり普通とチョット違うお二人の頭をかち割って中を見てみたいですね。
こんばんは
私もいつも見上げてて「あそこ登れるかなぁ
実はもうひとつ東側の尾根に興味があるのですが・・・
いかがですか
・・を読んで 思わず”ブッ
そろそろ忘年会の季節で 酒を飲まなくても出席しますのでちょっと忙しいです
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