大菩薩嶺 ~ 湯ノ沢峠泊 北→南へ一泊二日の富士見の山行
- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 2,396m
コースタイム
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 8:27
天候 | 27日:晴れー強風 28日:晴れー強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
28日:景徳院から徒歩で甲斐大和へ。甲斐大和行きのバスが出ていたが、本数少なく乗れず。 甲斐大和〜(JR)〜塩山〜(タクシー\5800円)〜柳沢峠 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体的に下りは霜柱が溶けて、かなり滑りやすくなってる。 ・小金沢山直下(直前)が少し迷いやすい ・大谷ヶ丸〜コンドウ丸間は防火帯?と交錯する場所で迷いやすい。2カ所ほど広い場所があり。いずれも南下せず、西に向かう事。 |
写真
感想
雲取と大月の間にある大菩薩嶺周辺は未開拓だったので、前から何度か行きたいと思っていたが、ようやく実現。大菩薩嶺は3、4年前に行った事があるが、縦走するのは初めて。この山塊にある見事な笹原と富士山大展望が目当てなので晴れの日にこだわったが、今回無事快晴の中スタートできた。
スタートから木を打ち付ける強い風。樹林に守られてきたが、大菩薩を通過後稜線に出ると、容赦なく強風が襲う。ただでさえ、気温が低いのにこれでは堪らない。おまけにハイドレーションも凍って使い物にならなくなる。
今回は寒さとどう付き合うかという登山になった。
平日にも関わらず、10組ぐらいの登山者と遭遇した。人気の山であることが分かるがこの時期は介山荘もやっていないため、皆外で震えていた。今日はちょっと寒すぎる。
前回、この山に来たのは6月。曇り空で絶景も見れず、また、大量のブヨ、虫にたかられ正直余良い思い出はない。
しかし、小金沢山、牛奥ノ雁ケ原摺山、、、と稜線の鞍部になると見事な笹原と富士山。強風吹きすさぶ中、寒さを忘れて景色を堪能した。
しかし、一番の絶景は白谷丸である。
もうすぐテン場、休める、なんて思いながら素通りしようとした時、大月/都留の山々の雄姿が夕陽に照らし出されていた。東側には都会のビル群。かつて行った事のある山々をこの角度から見れるとは、、と感動。
湯ノ沢峠に着く頃にはすっかり体も冷えきっていたので、外でテントを張る気もなく、避難小屋をお借りする事にした。しかし、中も相当冷え込んでいて-3℃。テント内でも2℃が精一杯だった。
平日にも関わらず4名。
翌日。朝5時に湯の沢峠には昨日よりも数台増えて、7、8台程。今日は早い時間に満車になるだろう。
当初、2日目は滝子山に行く予定だったが、大菩薩を満喫したかったので、甲州寄りのコンドウ丸を経由して景徳院に下山するルートに変更。滝子山は素晴らしい山なので、いずれまた来るだろうし、逆になんのピークもないコンドウ丸にはこの期を逃すともう二度とこないような気がしたからだ。
6時。鹿柵を何度も越えて、大蔵高丸でご来光を堪能した。思えばアルプスでのご来光は何度も有るが、低山では初めてかも知れない。どこの山でもご来光は感動する。
ハマイバ丸までの笹原を越え、西側に南アルプスのこことは全く違う別世界を従えながら平坦な道を行く。昨日に引き続き稜線に出ると風がキツい。加えて、下り傾斜がとにかく霜で滑る。おまけに笹原なので掴まる物がない。。
しかし、ハマイバを過ぎるとしだいに森の中に入り、ついに笹原とは出会う事無く下山した。
笹原といえば越後や尾瀬、谷川の2000M級の稜線で見れるが、それとは違ったこじんまりとしていて、笹で覆い尽くされてるというよりは他の植生と混在した笹原、樹もあれば、お花もさくであろう平原が、ここの景色だ。
コメント
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はじめまして。小金沢山の山頂でお会いした単独登山者です。金曜日は風が強くて寒かったですね。私は小金沢山より南はまだ歩いたことがありませんが、記録を拝見してぜひ行きたくなりました。
湯の沢峠周辺がとくに良いですね。白谷丸/大蔵高丸の小ピークはいずれも素晴らしいです。とくにご来光に染まる富士・南アルプスが何ともいえない美しさです。鹿柵が何重にも張り巡らされていてやや興ざめですが、笹原もいい感じです。
湯の沢までは車で行けるので、暖かい季節にでも是非一度足を運んでみてください!
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