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Yamareco

記録ID: 7742291
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

御正体山(尾崎山~文台山~ハガケ山~御正体山VR)

2025年01月26日(日) [日帰り]
1拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
08:18
距離
32.2km
登り
1,897m
下り
1,819m
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20 km
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:11
休憩
1:05
合計
8:16
距離 32.2km 登り 1,897m 下り 1,819m
7:32
15
7:47
7:56
24
8:20
8:24
4
8:28
8:29
14
8:43
22
9:05
9:07
11
9:18
9:23
44
10:07
2
10:09
10:14
4
10:18
46
11:04
11:10
37
11:47
11:49
11
12:00
17
12:17
12:23
14
12:37
12:44
7
12:51
12:52
7
12:59
13:03
10
13:13
25
13:38
13:39
27
14:06
14:11
46
14:57
37
15:34
15:41
7
15:48
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:谷村町駅下車
帰り:東桂駅乗車
コース状況/
危険箇所等
■十日市場~古城山~697m点
縦走路前半の一般道区間・道標あり
古渡地区の清浄院跡から獣害防止の柵を開けて入山する。住吉神社の北に鉄塔がありここで東に下りて巡視路を利用する形で向かいの山に取り付く。都留アルプスの終点として設定されているため道標も多く、道も良く踏まれて歩きやすい。

■697m点~尾崎山~文台山
バリエーション・道標一部あり
尾崎山北の分岐からは踏み跡が薄くなるが基本的には尾根通し。新旧テープの道案内もある。道が険しくなるのは尾崎山南東約1kmにある屈曲点から。ブレーキが利かない位の急斜面を下り、痩せ尾根を渡った後文台山の急斜面に取り付く。ここにもテープがあるものの道不明瞭。足場もあまり良くないため正確なルートファインディングが求められる。
文台山(西峰)は眺望は梢越しの広々として気持ちの良いピーク。

■文台山~ハガケ山~文台山分岐
バリエーション・道標一部あり
文台山東峰より100mほど東へ細尾根を進むと「登山道」の標識がある。これを背に南の尾根に入る。尾根は林道で寸断されていて登山道はいずれも東側から出入りできるように整備されている(道標あり)。
鉄階段で再度尾根に乗った後は一部灌木や崩壊地があるものの比較的明瞭な道が続く。小コブが連続するので登るたびに進行方向は確認し直す。
ハガケ山の東隣にあるピークからの下降が今回の核心部。次の岩峰と呼ばれる1320m圏ピークとの間に地形図に出ないギャップがあり、低木のトンネルを過ぎた先の平場から直進すると崖に出てしまう。南側にテープがあり崖を迂回できるもののこちらも谷に向かって切れ落ちているため慎重に足場を確保する。対岸の登りもルートが不明瞭でギャップまで深い谷が迫っているためミスをすると危険。岩峰にはおなじみとなった道標がある。ここから先は危険個所はなし。

■御正体山(文台山分岐~峰宮跡~御正体山山頂)
一般道・道標あり
分岐からは県設置の指導標が立つ。道幅も広がり穏やかな傾斜で峰宮跡を経て山頂に立てる。直下で露岩の小ギャップがあるが見た目ほどの危うさはなく、慎重に進めば問題なく通過できる。山頂からの眺望はなく、分岐点や道中の木々が途切れる箇所から富士山・南アルプスが望める。

■御正体山(池の平ルート)
一般道・道標あり
ハガケ山から道を合わせた分岐まで戻り南へ下る。落ち葉で滑りやすい意外に不満のない良く踏まれた登山道が続く。32番観音を過ぎると鉄塔巡視路のような階段道で瀧ノ口のある沢沿いまで一気に下りる。そこから沢沿いを何度か橋で渡って下りていくと作業道に出る。沢沿いのルートはよくあるごろごろ石の荒れた感じもあまりせず、さすがはプリンスルートといったところ。
池の平から御正体山神社間の林道細野鹿留線は現在車両通行止め。
https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=118
その他周辺情報 ■三十三観音
麓の御正体神社から妙心上人堂跡まで33体の観音像が設置されている。これは近年地元の有志によるもの。基本的に道脇にあるのだが中にはちょっと見つけづらい場所に置かれているものもあるのでそれらを探しながら歩くのも一興。数は少ないものの江戸時代の古い石仏(こちらは観音像とは異なる)も道中には残っているらしい。

■田原の滝
十日市場駅より徒歩5分。国道から簡単にアクセスできる。
水煙を上げて豪快に落ちる段瀑は迫力がある。付近に休憩所・トイレ・駐車場・自販機あり

■天の滝
三つ峠駅から徒歩約15分。案内等はなく、獣害防止用のゲートを開けてやや荒れた道を東へ下ると滝壺に出る。柱状節理の割れ目から噴き出すように流れ落ちる本流と、下段で漏れ出した潜流瀑を一望できる。

■太郎・次郎滝
東桂駅より徒歩約10分。案内に従って住宅地から柄杓流川へ通路を下りていくと滝下へ到達できる。広範にわたって展開する潜流瀑も見所だが川の本流ではなく全体が夏狩湧水群というのも風変わりで面白い。
<谷村町駅>
レトロ風駅舎の谷村町駅より行動開始。下りたのは自分ともう一人だけ。
2025年01月26日 07:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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1/26 7:30
<谷村町駅>
レトロ風駅舎の谷村町駅より行動開始。下りたのは自分ともう一人だけ。
駅から既に富士山がちらり。
2025年01月26日 07:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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駅から既に富士山がちらり。
都留アルプスの案内板。今回歩くのは一番左の古城山だけ。
2025年01月26日 07:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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都留アルプスの案内板。今回歩くのは一番左の古城山だけ。
<龍石寺>
ほぼ駅直結という風変わりな立地にあるお寺。都留市の役所も都留市駅ではなく谷村町駅が最寄り。
2025年01月26日 07:31撮影 by  X30, FUJIFILM
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<龍石寺>
ほぼ駅直結という風変わりな立地にあるお寺。都留市の役所も都留市駅ではなく谷村町駅が最寄り。
境内には石仏・祠が整然と並ぶ。
2025年01月26日 07:31撮影 by  X30, FUJIFILM
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境内には石仏・祠が整然と並ぶ。
都留アルプスには向かわず車道を歩いて西へ。
2025年01月26日 07:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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都留アルプスには向かわず車道を歩いて西へ。
三ツ峠も良く見える。今日の山行が不安で何度あちらに予定変更しようと思った事か。
2025年01月26日 07:44撮影 by  X30, FUJIFILM
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三ツ峠も良く見える。今日の山行が不安で何度あちらに予定変更しようと思った事か。
<田原神社>
国道と桂川の交差する佐伯橋手前に鎮座する。こぢんまりとしているが起源は平安時代と古い。鬼瓦の桜の紋様や独特な書体の扁額が目を引く。富士に近いだけあってコノハナサクヤヒメや浅間大神を祀っているらしい。
2025年01月26日 07:47撮影 by  X30, FUJIFILM
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<田原神社>
国道と桂川の交差する佐伯橋手前に鎮座する。こぢんまりとしているが起源は平安時代と古い。鬼瓦の桜の紋様や独特な書体の扁額が目を引く。富士に近いだけあってコノハナサクヤヒメや浅間大神を祀っているらしい。
神社裏手は芭蕉ゆかりの地で句碑も建つちょっとした公園になっていた。「勢いあり 氷消えては 瀧津魚」
2025年01月26日 07:48撮影 by  X30, FUJIFILM
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神社裏手は芭蕉ゆかりの地で句碑も建つちょっとした公園になっていた。「勢いあり 氷消えては 瀧津魚」
<田原の滝>
佐伯橋手前で折れると突如響く水の音。流量もさることながら奥行きのある段瀑が現れる。
2025年01月26日 07:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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<田原の滝>
佐伯橋手前で折れると突如響く水の音。流量もさることながら奥行きのある段瀑が現れる。
周囲の木は水飛沫で霧氷に。
2025年01月26日 07:51撮影 by  X30, FUJIFILM
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周囲の木は水飛沫で霧氷に。
駐車場のある上流側まで寄ると轟音とともに引き込まれそうな迫力を感じることができる。脇の岩壁は柱状節理。何より住宅地の真裏にこんな光景が広がるというのが面白い。
2025年01月26日 07:52撮影 by  X30, FUJIFILM
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駐車場のある上流側まで寄ると轟音とともに引き込まれそうな迫力を感じることができる。脇の岩壁は柱状節理。何より住宅地の真裏にこんな光景が広がるというのが面白い。
佐伯橋よりもう一枚。
2025年01月26日 07:55撮影 by  X30, FUJIFILM
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佐伯橋よりもう一枚。
<十日市場駅>
田原の滝のすぐ上流にある小ぢんまりとした駅。駅ホームから滝は見えるのかな。
2025年01月26日 07:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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<十日市場駅>
田原の滝のすぐ上流にある小ぢんまりとした駅。駅ホームから滝は見えるのかな。
駅のすぐ西側に色褪せた鳥居。奥には覆屋のような建物が見える。さすがに渡るわけにもいかないけど近くに有効な踏切なんてあるのだろうか。
2025年01月26日 08:00撮影 by  X30, FUJIFILM
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駅のすぐ西側に色褪せた鳥居。奥には覆屋のような建物が見える。さすがに渡るわけにもいかないけど近くに有効な踏切なんてあるのだろうか。
線路沿いに西へ移動するとこれと思われるような簡易踏切があった。
2025年01月26日 08:01撮影 by  X30, FUJIFILM
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線路沿いに西へ移動するとこれと思われるような簡易踏切があった。
線路は越えて桂川を見下ろす。
2025年01月26日 08:02撮影 by  X30, FUJIFILM
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線路は越えて桂川を見下ろす。
どうも先程見えた社殿に参拝するには線路脇を歩いて行かなければいけない様子。思案していたらほとんど無音で上り電車が通過していき肝を冷やした。何となく見咎められそうな気がして参拝はやめておいた。
2025年01月26日 08:02撮影 by  X30, FUJIFILM
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どうも先程見えた社殿に参拝するには線路脇を歩いて行かなければいけない様子。思案していたらほとんど無音で上り電車が通過していき肝を冷やした。何となく見咎められそうな気がして参拝はやめておいた。
気を取り直して国道へ合流し、北向かいの小丘に鎮座する小篠神社へ。
2025年01月26日 08:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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気を取り直して国道へ合流し、北向かいの小丘に鎮座する小篠神社へ。
<小篠神社>
スサノオを祀る旧村社。都留市のマスコットキャラクターにもなったムササビが棲んでいたそう。屋根棟にある卍紋が珍しいというが、本殿側で左右に張り出した社殿の構造もそう多くはない。
2025年01月26日 08:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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<小篠神社>
スサノオを祀る旧村社。都留市のマスコットキャラクターにもなったムササビが棲んでいたそう。屋根棟にある卍紋が珍しいというが、本殿側で左右に張り出した社殿の構造もそう多くはない。
奥宮という位置付けだろうか、本殿のさらに先にも社殿が設けてあった。
2025年01月26日 08:05撮影 by  X30, FUJIFILM
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奥宮という位置付けだろうか、本殿のさらに先にも社殿が設けてあった。
もう一度富士急行線を跨いで山側へ。踏切名は「山梨踏切」。
2025年01月26日 08:09撮影 by  X30, FUJIFILM
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もう一度富士急行線を跨いで山側へ。踏切名は「山梨踏切」。
北に開けて三ツ峠山がよく見える。
2025年01月26日 08:12撮影 by  X30, FUJIFILM
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北に開けて三ツ峠山がよく見える。
<蒼竜峡>
すぐ上流で桂川と鹿留川が合流することもあって流れが強く大きくうねっている。まさに蒼い竜のよう。
2025年01月26日 08:13撮影 by  X30, FUJIFILM
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<蒼竜峡>
すぐ上流で桂川と鹿留川が合流することもあって流れが強く大きくうねっている。まさに蒼い竜のよう。
南に鉄塔の立つ小高い山を見上げる。あれが本日最初のピークである古城山。ただ、国道側からは直接取り付けないので大きく回り込んでアプローチする。
2025年01月26日 08:14撮影 by  X30, FUJIFILM
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南に鉄塔の立つ小高い山を見上げる。あれが本日最初のピークである古城山。ただ、国道側からは直接取り付けないので大きく回り込んでアプローチする。
<早作の石仏群>
国道から直接南下してくる道と合わせまた左右に分かれる。交差点には榎を中心に多数の石仏が並べられている。
2025年01月26日 08:15撮影 by  X30, FUJIFILM
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<早作の石仏群>
国道から直接南下してくる道と合わせまた左右に分かれる。交差点には榎を中心に多数の石仏が並べられている。
解説板によると御正体山上人堂の参詣路に並ぶ一番観音らしい。
2025年01月26日 08:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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解説板によると御正体山上人堂の参詣路に並ぶ一番観音らしい。
<鍛冶屋坂水路>
桂川の水はこの辺りで取水されて谷村発電所へ流れていく。猿橋や駒橋あたりの水道橋と同じく年季が入っていて重厚感がある。
2025年01月26日 08:17撮影 by  X30, FUJIFILM
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<鍛冶屋坂水路>
桂川の水はこの辺りで取水されて谷村発電所へ流れていく。猿橋や駒橋あたりの水道橋と同じく年季が入っていて重厚感がある。
<おなん淵の滝>
本日2つめの滝見。鹿留川が柱状節理の岩を断ち割る様にして注ぐ。傍らに設置された解説板で淵の名前の由来となった伝説を読む事ができる。
2025年01月26日 08:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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<おなん淵の滝>
本日2つめの滝見。鹿留川が柱状節理の岩を断ち割る様にして注ぐ。傍らに設置された解説板で淵の名前の由来となった伝説を読む事ができる。
淵の対岸には祠に彫られているのは三体の地蔵だろうか。それとも三猿?
2025年01月26日 08:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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淵の対岸には祠に彫られているのは三体の地蔵だろうか。それとも三猿?
おなん淵の滝を上流側から。ごつごつとした特徴的な岩の様子が分かる。
2025年01月26日 08:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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おなん淵の滝を上流側から。ごつごつとした特徴的な岩の様子が分かる。
<古城山清浄院跡(登山口)>
水道橋の南でコの字に古渡の住宅地を折れていくと登山口に辿り着く。
2025年01月26日 08:21撮影 by  X30, FUJIFILM
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<古城山清浄院跡(登山口)>
水道橋の南でコの字に古渡の住宅地を折れていくと登山口に辿り着く。
以前はこの平場にそれなりのお寺があったようだけど今は集められた石仏が整然と並び静かにその栄枯盛衰を伝えている。
2025年01月26日 08:21撮影 by  X30, FUJIFILM
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以前はこの平場にそれなりのお寺があったようだけど今は集められた石仏が整然と並び静かにその栄枯盛衰を伝えている。
谷村町から小一時間歩いてようやく身体も暖まってきたので上着や帽子を脱いで登り始める。参道は想像以上にきれいに整備されていて獣害防止のゲートまで設置されていた。
2025年01月26日 08:25撮影 by  X30, FUJIFILM
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谷村町から小一時間歩いてようやく身体も暖まってきたので上着や帽子を脱いで登り始める。参道は想像以上にきれいに整備されていて獣害防止のゲートまで設置されていた。
入山してすぐに郭や堀切と思しき地形が続き、アカマツの明るい林を登っていくとじきに住吉神社の境内に入る。
2025年01月26日 08:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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入山してすぐに郭や堀切と思しき地形が続き、アカマツの明るい林を登っていくとじきに住吉神社の境内に入る。
<住吉神社>
海のない山梨にどうして住吉神社と思ったが、麓からこの山を見上げると海を行く舟の形に似ている事から海上守護の神様が勧請されたという。
2025年01月26日 08:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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<住吉神社>
海のない山梨にどうして住吉神社と思ったが、麓からこの山を見上げると海を行く舟の形に似ている事から海上守護の神様が勧請されたという。
拝殿手前にある小さな祠には丸石道祖神。道中参拝してきた田原神社や小篠神社にも小さな丸石が祀られていた。
2025年01月26日 08:27撮影 by  X30, FUJIFILM
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1/26 8:27
拝殿手前にある小さな祠には丸石道祖神。道中参拝してきた田原神社や小篠神社にも小さな丸石が祀られていた。
住𠮷神社本殿を覗く。朱塗りで凝った彫り、鬼の面と甲州街道沿いにしばしばみられる江戸後期の派手な構成。
2025年01月26日 08:27撮影 by  X30, FUJIFILM
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住𠮷神社本殿を覗く。朱塗りで凝った彫り、鬼の面と甲州街道沿いにしばしばみられる江戸後期の派手な構成。
<古城山山頂>
住𠮷神社のある一帯が小山田氏が烽火台として使用した古渡城の主郭跡らしい。
2025年01月26日 08:28撮影 by  X30, FUJIFILM
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<古城山山頂>
住𠮷神社のある一帯が小山田氏が烽火台として使用した古渡城の主郭跡らしい。
実際の最高点は社殿真裏の塚状に高くなった場所。
2025年01月26日 08:28撮影 by  X30, FUJIFILM
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実際の最高点は社殿真裏の塚状に高くなった場所。
<東京電力山中線 21号鉄塔>
山頂のやや北に建つ。この先P697まではこの線の巡視路のお世話になる。
2025年01月26日 08:28撮影 by  X30, FUJIFILM
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<東京電力山中線 21号鉄塔>
山頂のやや北に建つ。この先P697まではこの線の巡視路のお世話になる。
足元には都留アルプスの登山道表記。
2025年01月26日 08:28撮影 by  X30, FUJIFILM
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足元には都留アルプスの登山道表記。
東電のゴム製階段を辿って谷へと急下降。
2025年01月26日 08:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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東電のゴム製階段を辿って谷へと急下降。
下り立った先は刈り払われて気持ちの良い広場。ベンチまで設置されていた。
2025年01月26日 08:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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下り立った先は刈り払われて気持ちの良い広場。ベンチまで設置されていた。
沢を越え対岸に取り付く。歩きやすいけど登り一辺倒で足にくる。
2025年01月26日 08:36撮影 by  X30, FUJIFILM
1
1/26 8:36
沢を越え対岸に取り付く。歩きやすいけど登り一辺倒で足にくる。
<東京電力山中線 20号鉄塔>
20号は木立に囲まれていて眺望に乏しい。
2025年01月26日 08:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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<東京電力山中線 20号鉄塔>
20号は木立に囲まれていて眺望に乏しい。
<697m点/東京電力山中線 19号鉄塔>
なおも続く階段道をあえぎながら歩いて行くと松の葉が敷き詰められた地道に変わり多少ましな登りになる。開けたと思い空を見上げると19号鉄塔が立っていた。
2025年01月26日 08:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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<697m点/東京電力山中線 19号鉄塔>
なおも続く階段道をあえぎながら歩いて行くと松の葉が敷き詰められた地道に変わり多少ましな登りになる。開けたと思い空を見上げると19号鉄塔が立っていた。
西に三ツ峠。
2025年01月26日 08:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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西に三ツ峠。
東側は今倉山?
2025年01月26日 08:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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東側は今倉山?
697m点の先で都留アルプスとは道を分ける。
2025年01月26日 08:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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697m点の先で都留アルプスとは道を分ける。
道標を見て南の尾崎山へ続く尾根へ。
2025年01月26日 08:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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道標を見て南の尾崎山へ続く尾根へ。
踏み込むなり急に踏み跡が薄くなる。そして傾斜が一気について鉄砲登りとなる。
2025年01月26日 08:46撮影 by  X30, FUJIFILM
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踏み込むなり急に踏み跡が薄くなる。そして傾斜が一気について鉄砲登りとなる。
急登の途中、ちらちらと木立の向こうに富士山が見え隠れする。
2025年01月26日 08:52撮影 by  X30, FUJIFILM
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1/26 8:52
急登の途中、ちらちらと木立の向こうに富士山が見え隠れする。
標高850mを過ぎれば地形図上めちゃくちゃなな登りではないはずなのだけど、どうも足元がふわふわとしていて登り辛い。
2025年01月26日 09:00撮影 by  X30, FUJIFILM
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標高850mを過ぎれば地形図上めちゃくちゃなな登りではないはずなのだけど、どうも足元がふわふわとしていて登り辛い。
<尾崎山山頂>
まだ今日の山行の1/3も消化していないのに肩で息をつきながら尾崎山に登頂。尾崎山の標識は消えかかっている。また、アカマツ交じりの明るい山頂ながらあまり眺望は利かない。
2025年01月26日 09:05撮影 by  X30, FUJIFILM
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1/26 9:05
<尾崎山山頂>
まだ今日の山行の1/3も消化していないのに肩で息をつきながら尾崎山に登頂。尾崎山の標識は消えかかっている。また、アカマツ交じりの明るい山頂ながらあまり眺望は利かない。
967.8m三等三角点「辺殿」
2025年01月26日 09:05撮影 by  X30, FUJIFILM
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967.8m三等三角点「辺殿」
尾崎山まで登ってしまえば小野分岐まではごく緩やかな下りが続く。こちらの方が正規ルートの感があり歩きやすかった。
2025年01月26日 09:08撮影 by  X30, FUJIFILM
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尾崎山まで登ってしまえば小野分岐まではごく緩やかな下りが続く。こちらの方が正規ルートの感があり歩きやすかった。
小野分岐手前のやや痩せたコル。分岐までは少しだけ登り返しがあった。
2025年01月26日 09:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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小野分岐手前のやや痩せたコル。分岐までは少しだけ登り返しがあった。
梢越しの都留市街と大菩薩へ連なる山稜。
2025年01月26日 09:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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梢越しの都留市街と大菩薩へ連なる山稜。
振り向くと尾崎山越しの三ツ峠。
2025年01月26日 09:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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振り向くと尾崎山越しの三ツ峠。
<分岐>
緩く登り上げた先で三叉路に入る。「文台山」の案内あり。
2025年01月26日 09:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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<分岐>
緩く登り上げた先で三叉路に入る。「文台山」の案内あり。
やっと富士山が開けて見えた。
2025年01月26日 09:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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やっと富士山が開けて見えた。
ここからがバリエーション本番。グリップの効き辛い斜面を急下降。
2025年01月26日 09:21撮影 by  X30, FUJIFILM
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ここからがバリエーション本番。グリップの効き辛い斜面を急下降。
安全地帯より振り返って。等高線はあまり信用しない方がいい。
2025年01月26日 09:23撮影 by  X30, FUJIFILM
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安全地帯より振り返って。等高線はあまり信用しない方がいい。
続けて下ろうとすると一体どうやって登ってきたのか獣害防止のネットが張ってある。突然首の高さに張り綱が引かれているのでぎょっとした。
2025年01月26日 09:23撮影 by  X30, FUJIFILM
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続けて下ろうとすると一体どうやって登ってきたのか獣害防止のネットが張ってある。突然首の高さに張り綱が引かれているのでぎょっとした。
しばらくするとネットは東の谷へ逸れていく。掴まるものがなくなるので木の幹に飛び移る様にして滑り落ちていった。
2025年01月26日 09:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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しばらくするとネットは東の谷へ逸れていく。掴まるものがなくなるので木の幹に飛び移る様にして滑り落ちていった。
次のP895の途中にある痩せ尾根は足早に通過。
2025年01月26日 09:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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次のP895の途中にある痩せ尾根は足早に通過。
895m点は特徴が薄く、かえって警戒しながら南へ下りた。
2025年01月26日 09:32撮影 by  X30, FUJIFILM
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895m点は特徴が薄く、かえって警戒しながら南へ下りた。
次の小コブからは北に笹尾根のあたりへ開けている。
2025年01月26日 09:34撮影 by  X30, FUJIFILM
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次の小コブからは北に笹尾根のあたりへ開けている。
鞍部から文台山への荒れた登り返し。この辺りは序の口。
2025年01月26日 09:40撮影 by  X30, FUJIFILM
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鞍部から文台山への荒れた登り返し。この辺りは序の口。
標高950mを超えるとテープはあるものの踏み跡はほぼ消滅してルートファインディングが求められる。好みによるかもしれないが今回は正面の大岩を西にかわして次の岩場を直登した。
2025年01月26日 09:46撮影 by  X30, FUJIFILM
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標高950mを超えるとテープはあるものの踏み跡はほぼ消滅してルートファインディングが求められる。好みによるかもしれないが今回は正面の大岩を西にかわして次の岩場を直登した。
テープはあくまで目安程度。
2025年01月26日 09:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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テープはあくまで目安程度。
岩場を這いあがる。足元はぐずぐずで木の根や崩れる岩も掴まざるを得なかった。見た目以上に危ない。
2025年01月26日 09:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩場を這いあがる。足元はぐずぐずで木の根や崩れる岩も掴まざるを得なかった。見た目以上に危ない。
1000mを過ぎると尾根らしくなり多少は地に足が付いた感じになる。
2025年01月26日 09:53撮影 by  X30, FUJIFILM
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1000mを過ぎると尾根らしくなり多少は地に足が付いた感じになる。
振り向くと文台山の影が。ここを下りたいとは思わない。
2025年01月26日 09:53撮影 by  X30, FUJIFILM
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振り向くと文台山の影が。ここを下りたいとは思わない。
急登はまだ200m近く続く。杓子山越しに南アルプスが見える。冬場でなければ心が折れそうな登りだった。
2025年01月26日 09:58撮影 by  X30, FUJIFILM
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急登はまだ200m近く続く。杓子山越しに南アルプスが見える。冬場でなければ心が折れそうな登りだった。
直下に出ても依然として不明瞭な山道。
2025年01月26日 10:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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直下に出ても依然として不明瞭な山道。
<文台山山頂>
緩く傾斜したピークが文台山の頂上。「登山道」の看板が白々しく見える道だった。
2025年01月26日 10:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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<文台山山頂>
緩く傾斜したピークが文台山の頂上。「登山道」の看板が白々しく見える道だった。
山頂標
2025年01月26日 10:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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山頂標
有名なツルハシと三等三角点「宮沢」
2025年01月26日 10:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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有名なツルハシと三等三角点「宮沢」
南に見えるのが御正体山だろうか。
2025年01月26日 10:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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南に見えるのが御正体山だろうか。
山頂南でがさがさいうので身構えていたら南斜面から猟犬が登ってきた。大野山あたりで2発ほど銃声を聞いたのはこれだったか。程なくして猟師も上がってきた。
2025年01月26日 10:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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山頂南でがさがさいうので身構えていたら南斜面から猟犬が登ってきた。大野山あたりで2発ほど銃声を聞いたのはこれだったか。程なくして猟師も上がってきた。
居座っていたら猟犬が落ち着かないだろうから自分は東峰の方で休む事にする。地図上では大したことない双耳峰だけど短いながらしっかりとした登り返しが待っている。
2025年01月26日 10:09撮影 by  X30, FUJIFILM
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居座っていたら猟犬が落ち着かないだろうから自分は東峰の方で休む事にする。地図上では大したことない双耳峰だけど短いながらしっかりとした登り返しが待っている。
<文台山東峰>
西峰に比べれば手狭だけど休憩するには十分。お茶を飲みながら御正体山のシルエットを眺める。
2025年01月26日 10:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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<文台山東峰>
西峰に比べれば手狭だけど休憩するには十分。お茶を飲みながら御正体山のシルエットを眺める。
100mほど下に林道が見えた。あの辺りに下りるのだろう。
2025年01月26日 10:11撮影 by  X30, FUJIFILM
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100mほど下に林道が見えた。あの辺りに下りるのだろう。
<分岐>
左右に切れ落ちた急斜面を慎重に下りていくと南尾根への分岐に出る。ハガケ山を案内する標識はないもののテープ類が賑やかなので気が付いた。
2025年01月26日 10:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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<分岐>
左右に切れ落ちた急斜面を慎重に下りていくと南尾根への分岐に出る。ハガケ山を案内する標識はないもののテープ類が賑やかなので気が付いた。
東へ伸びる尾根は細野からの正規登山道らしい。このプレートを背にして下りていく。
2025年01月26日 10:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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東へ伸びる尾根は細野からの正規登山道らしい。このプレートを背にして下りていく。
南の尾根は灌木がうるさいが足元は滑りやすいので掴まる場所に困らない。
2025年01月26日 10:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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南の尾根は灌木がうるさいが足元は滑りやすいので掴まる場所に困らない。
尾根は林道の工事で破壊されているため地図通りには歩けない。テープにが擁壁を避けて下りられるルートを案内していた。
2025年01月26日 10:21撮影 by  X30, FUJIFILM
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尾根は林道の工事で破壊されているため地図通りには歩けない。テープにが擁壁を避けて下りられるルートを案内していた。
林道を東に進むと以前はロープが下がっていた斜面は立派な階段道に変わっていた。ご丁寧に道標まで設置してある。
2025年01月26日 10:22撮影 by  X30, FUJIFILM
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林道を東に進むと以前はロープが下がっていた斜面は立派な階段道に変わっていた。ご丁寧に道標まで設置してある。
しかしこの階段、一段がやたら高くてスタミナを奪われた。
2025年01月26日 10:23撮影 by  X30, FUJIFILM
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しかしこの階段、一段がやたら高くてスタミナを奪われた。
登り切って擁壁側に移動すれば三ツ峠が大きい。
2025年01月26日 10:24撮影 by  X30, FUJIFILM
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登り切って擁壁側に移動すれば三ツ峠が大きい。
再び踏み跡の薄い尾根歩き。倒木をかわしながら冬枯れの眺めを楽しむ。この辺りまで来ると富士山は杓子山の陰だった。
2025年01月26日 10:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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再び踏み跡の薄い尾根歩き。倒木をかわしながら冬枯れの眺めを楽しむ。この辺りまで来ると富士山は杓子山の陰だった。
林道以降しばらくは大きな登りもなく小コブを淡々と消化していく。相変わらず倒木が多いのと一部崩壊地はあるものの歩くのに支障はない。
2025年01月26日 10:33撮影 by  X30, FUJIFILM
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林道以降しばらくは大きな登りもなく小コブを淡々と消化していく。相変わらず倒木が多いのと一部崩壊地はあるものの歩くのに支障はない。
明るいアカマツ林の1225m点。
2025年01月26日 10:35撮影 by  X30, FUJIFILM
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明るいアカマツ林の1225m点。
次のピークには意味ありげな石柱。
2025年01月26日 10:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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次のピークには意味ありげな石柱。
鋭鋒のハガケ山を捉えた。
2025年01月26日 10:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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鋭鋒のハガケ山を捉えた。
もう一つ先のピークで南に折れる。古いテープの道案内がありがたい。
2025年01月26日 10:45撮影 by  X30, FUJIFILM
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もう一つ先のピークで南に折れる。古いテープの道案内がありがたい。
ハゲケ山の鞍部に向けて下り始めるあたりから道が目立って荒れ始める。
2025年01月26日 10:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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ハゲケ山の鞍部に向けて下り始めるあたりから道が目立って荒れ始める。
倒木が終わると次は灌木がうるさくなる。
2025年01月26日 10:53撮影 by  X30, FUJIFILM
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倒木が終わると次は灌木がうるさくなる。
痩せた尾根から飛びつくようにして急登に移る。
2025年01月26日 10:54撮影 by  X30, FUJIFILM
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痩せた尾根から飛びつくようにして急登に移る。
ハガケ山の北面はほとんど崖のよう。
2025年01月26日 10:55撮影 by  X30, FUJIFILM
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ハガケ山の北面はほとんど崖のよう。
やや南寄りに灌木の間を縫うようにして登る。ザックが何度も引っ掛けられるし足元も固まっていなくて苦しい。
2025年01月26日 10:57撮影 by  X30, FUJIFILM
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やや南寄りに灌木の間を縫うようにして登る。ザックが何度も引っ掛けられるし足元も固まっていなくて苦しい。
小さな岩場も。これは容易に越えられる。
2025年01月26日 10:58撮影 by  X30, FUJIFILM
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小さな岩場も。これは容易に越えられる。
岩場に立つと富士山が正面に。吉田口ルートの登山道もくっきりと見える。
2025年01月26日 10:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩場に立つと富士山が正面に。吉田口ルートの登山道もくっきりと見える。
急登が続くものの直下は安定していた。
2025年01月26日 11:00撮影 by  X30, FUJIFILM
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急登が続くものの直下は安定していた。
<ハガケ山山頂>
狭く、数人が立てばいっぱいになりそうな頂上に到着。山頂標はなく、テープにマジックで書かれていた山名も消えてしまっていた。
2025年01月26日 11:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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<ハガケ山山頂>
狭く、数人が立てばいっぱいになりそうな頂上に到着。山頂標はなく、テープにマジックで書かれていた山名も消えてしまっていた。
どっしりとした御正体山を眺められるのも冬場だけ。
2025年01月26日 11:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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どっしりとした御正体山を眺められるのも冬場だけ。
御正体山へ続く東尾根はいきなり落ちるような急下降。この辺りの等高線はあまり信用できない。
2025年01月26日 11:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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御正体山へ続く東尾根はいきなり落ちるような急下降。この辺りの等高線はあまり信用できない。
崩壊地に引きずり込まれないように進む。
2025年01月26日 11:12撮影 by  X30, FUJIFILM
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崩壊地に引きずり込まれないように進む。
ハガケ山東の小ピークより岩峰と呼ばれる核心部を見る。
2025年01月26日 11:14撮影 by  X30, FUJIFILM
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ハガケ山東の小ピークより岩峰と呼ばれる核心部を見る。
ピークの先、1段目はとりあえず灌木の間に付けられた踏み跡を追っていけば何とか下りられるけど……
2025年01月26日 11:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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ピークの先、1段目はとりあえず灌木の間に付けられた踏み跡を追っていけば何とか下りられるけど……
岩峰西側のコルに見える地図上の膨らみにはギャップが存在する。行き止まりのような地形から正直に東へ出ようとすると崖下りになり危ない。
2025年01月26日 11:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩峰西側のコルに見える地図上の膨らみにはギャップが存在する。行き止まりのような地形から正直に東へ出ようとすると崖下りになり危ない。
南を観察するとテープが誘導している。
2025年01月26日 11:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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南を観察するとテープが誘導している。
10mかそこらを南に下降して鞍部へトラバースする。ただしこちらもかなりの急傾斜で足場や掴まる木が少なく怖い思いをした。
2025年01月26日 11:20撮影 by  X30, FUJIFILM
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10mかそこらを南に下降して鞍部へトラバースする。ただしこちらもかなりの急傾斜で足場や掴まる木が少なく怖い思いをした。
深い谷が迫る痩せたコルに下り立つ。
2025年01月26日 11:24撮影 by  X30, FUJIFILM
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深い谷が迫る痩せたコルに下り立つ。
岩峰を振り返って。正面が崖のように見えた東斜面。下降を失敗すると先ほどの谷に転落することになる。
2025年01月26日 11:24撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩峰を振り返って。正面が崖のように見えた東斜面。下降を失敗すると先ほどの谷に転落することになる。
岩峰へ取り付くも道が不明瞭で足場が崩れやすい。
2025年01月26日 11:24撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩峰へ取り付くも道が不明瞭で足場が崩れやすい。
例の谷の縁ぎりぎりを歩くシーンもあり嫌な汗をかいた。
2025年01月26日 11:25撮影 by  X30, FUJIFILM
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例の谷の縁ぎりぎりを歩くシーンもあり嫌な汗をかいた。
意外にも緩やかな土の道を踏んで岩峰の頂上に立つ。こんな所に指導標が。
2025年01月26日 11:28撮影 by  X30, FUJIFILM
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意外にも緩やかな土の道を踏んで岩峰の頂上に立つ。こんな所に指導標が。
岩峰にも山名板等はなし。
2025年01月26日 11:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩峰にも山名板等はなし。
一般ルートとの分岐に向けて急登を突き上げる。
2025年01月26日 11:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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一般ルートとの分岐に向けて急登を突き上げる。
灌木を避けながらにじり上がると最後はほとんど直登になり苦しめられた。
2025年01月26日 11:45撮影 by  X30, FUJIFILM
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灌木を避けながらにじり上がると最後はほとんど直登になり苦しめられた。
分岐に辿り着くと鹿留・杓子山と富士山が迎えてくれる。
2025年01月26日 11:47撮影 by  X30, FUJIFILM
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分岐に辿り着くと鹿留・杓子山と富士山が迎えてくれる。
白根三山をはじめ南アルプスの面々。
2025年01月26日 11:48撮影 by  X30, FUJIFILM
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白根三山をはじめ南アルプスの面々。
<分岐>
文台山側には「歩道不明瞭」の文字。以前は通行不能の表示もあったような。
2025年01月26日 11:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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<分岐>
文台山側には「歩道不明瞭」の文字。以前は通行不能の表示もあったような。
一般ルートに入るとブナが目立ち始める。
2025年01月26日 11:55撮影 by  X30, FUJIFILM
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一般ルートに入るとブナが目立ち始める。
文台山~ハガケ山のルートとは段違いに歩きやすい。
2025年01月26日 11:56撮影 by  X30, FUJIFILM
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文台山~ハガケ山のルートとは段違いに歩きやすい。
1568m点の竜宮跡分岐点より、ここも富士山が大きい。
2025年01月26日 11:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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1568m点の竜宮跡分岐点より、ここも富士山が大きい。
<峰神社>
尾根の中央に配された石祠。片側の灯篭の胴が切り株で代用されている。
2025年01月26日 12:00撮影 by  X30, FUJIFILM
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<峰神社>
尾根の中央に配された石祠。片側の灯篭の胴が切り株で代用されている。
御正体山が近くなってきた。
2025年01月26日 12:02撮影 by  X30, FUJIFILM
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御正体山が近くなってきた。
白銀の南アルプス。
2025年01月26日 12:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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白銀の南アルプス。
心配していた雪もほとんど残っていなかった。ハガケ山の辺りで凍結していたら万事休すだったけど。
2025年01月26日 12:08撮影 by  X30, FUJIFILM
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心配していた雪もほとんど残っていなかった。ハガケ山の辺りで凍結していたら万事休すだったけど。
<御正体山山頂>
緩いアップダウンを経てブナ林の中にある山頂に到着。
2025年01月26日 12:15撮影 by  X30, FUJIFILM
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<御正体山山頂>
緩いアップダウンを経てブナ林の中にある山頂に到着。
一等三角点「御正体山」
2025年01月26日 12:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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一等三角点「御正体山」
山頂の中心地には御正体権現と山頂標が並ぶ。祠にはイザナギの札が納められていた。
2025年01月26日 12:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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山頂の中心地には御正体権現と山頂標が並ぶ。祠にはイザナギの札が納められていた。
眺めのない頂上だけど空は開けて気持ちがいい。
2025年01月26日 12:17撮影 by  X30, FUJIFILM
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眺めのない頂上だけど空は開けて気持ちがいい。
下りは池の平ルートで鹿留川に出るので一旦来た道を引き返す。写真はP1568との鞍部にある小ギャップ。見た目ほど難しくはないけど初見だとぎょっとする。
2025年01月26日 12:33撮影 by  X30, FUJIFILM
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下りは池の平ルートで鹿留川に出るので一旦来た道を引き返す。写真はP1568との鞍部にある小ギャップ。見た目ほど難しくはないけど初見だとぎょっとする。
<峰宮跡分岐>
軽く登り返して峰神社を通過。後は下るのみ。
2025年01月26日 12:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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<峰宮跡分岐>
軽く登り返して峰神社を通過。後は下るのみ。
<分岐>
ブナやミズラナの樹皮を見ながらハガケ山から合流してきた分岐に戻ってきた。ここから南へ折れて池の平に下りる。
2025年01月26日 12:51撮影 by  X30, FUJIFILM
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<分岐>
ブナやミズラナの樹皮を見ながらハガケ山から合流してきた分岐に戻ってきた。ここから南へ折れて池の平に下りる。
南アルプスの素晴らしい眺めとここでお別れ。最後の最後で甲斐駒も顔を出した。
2025年01月26日 12:51撮影 by  X30, FUJIFILM
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南アルプスの素晴らしい眺めとここでお別れ。最後の最後で甲斐駒も顔を出した。
池の平ルートは急坂ながら明瞭で歩きやすい。さすがはプリンスルートといったところか。
2025年01月26日 12:55撮影 by  X30, FUJIFILM
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池の平ルートは急坂ながら明瞭で歩きやすい。さすがはプリンスルートといったところか。
<妙心上人堂跡>
すり鉢状の山道を下りていくと突然公園風に整地されたテラスに出る。振り返ると複数の石仏。付近には都留市教育委員会の設置した解説板や2004年の皇太子殿下御登頂のプレートがある。
2025年01月26日 12:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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<妙心上人堂跡>
すり鉢状の山道を下りていくと突然公園風に整地されたテラスに出る。振り返ると複数の石仏。付近には都留市教育委員会の設置した解説板や2004年の皇太子殿下御登頂のプレートがある。
大岩の下に並ぶ風変わりな石仏は妙心はじめ3代行者の像と思われる。この岩陰が上人入定の地だろうと辺りを観察すると「座禅岩」とある。現在、故郷の岐阜県揖斐川町にある横蔵寺に祀られている上人の即身仏は坐像である。
2025年01月26日 12:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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大岩の下に並ぶ風変わりな石仏は妙心はじめ3代行者の像と思われる。この岩陰が上人入定の地だろうと辺りを観察すると「座禅岩」とある。現在、故郷の岐阜県揖斐川町にある横蔵寺に祀られている上人の即身仏は坐像である。
上人堂跡の向かいは見事な富士山の展望台。ベンチもあって広々としているので休憩するには最適。
2025年01月26日 13:01撮影 by  X30, FUJIFILM
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上人堂跡の向かいは見事な富士山の展望台。ベンチもあって広々としているので休憩するには最適。
龍ノ口と呼ばれる沢沿いまで植林の中を一気に下りていく。
2025年01月26日 13:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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龍ノ口と呼ばれる沢沿いまで植林の中を一気に下りていく。
そろそろ龍の口という所まで下ったところで唐突に32番の観音様と出会う。ここで33番は上人堂跡にいた背の高い観音像かなと想像したのだけどそれとは別に安置されているらしい。
2025年01月26日 13:07撮影 by  X30, FUJIFILM
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そろそろ龍の口という所まで下ったところで唐突に32番の観音様と出会う。ここで33番は上人堂跡にいた背の高い観音像かなと想像したのだけどそれとは別に安置されているらしい。
荒れているという情報もあったけど至って快適な山道。途中からはゴム製の階段道も現れる。
2025年01月26日 13:11撮影 by  X30, FUJIFILM
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荒れているという情報もあったけど至って快適な山道。途中からはゴム製の階段道も現れる。
<龍の口>
久々に「登山道」のプレートを見て谷に下り立つ。龍の口の解説板の足元には31番の石仏。
2025年01月26日 13:13撮影 by  X30, FUJIFILM
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<龍の口>
久々に「登山道」のプレートを見て谷に下り立つ。龍の口の解説板の足元には31番の石仏。
上人水垢離の場という事だけど上流の水量はあまりなかった。
2025年01月26日 13:13撮影 by  X30, FUJIFILM
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上人水垢離の場という事だけど上流の水量はあまりなかった。
登山口まで何度か沢を渡る箇所がある。いずれも橋が架けられているので通過は容易。
2025年01月26日 13:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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登山口まで何度か沢を渡る箇所がある。いずれも橋が架けられているので通過は容易。
地形図の実線よりやや西側で作業道に出た。雪があったのは御正体山の頂上とここくらい。
2025年01月26日 13:20撮影 by  X30, FUJIFILM
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地形図の実線よりやや西側で作業道に出た。雪があったのは御正体山の頂上とここくらい。
石仏の番号を数えながら薄暗いダートの道を黙々と下りていく。時折見逃して引き返す、というような事が何度かあった。
2025年01月26日 13:25撮影 by  X30, FUJIFILM
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石仏の番号を数えながら薄暗いダートの道を黙々と下りていく。時折見逃して引き返す、というような事が何度かあった。
P845の作業道分岐では道間違いを起こした。南側(写真右手)に下るのが正解。
2025年01月26日 13:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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P845の作業道分岐では道間違いを起こした。南側(写真右手)に下るのが正解。
この分岐に設置された登山道の案内板の位置が良くない。片方は北の作業道を指している、のだけど先が明らかに荒廃していたのですぐに間違いに気付けた。
2025年01月26日 13:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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この分岐に設置された登山道の案内板の位置が良くない。片方は北の作業道を指している、のだけど先が明らかに荒廃していたのですぐに間違いに気付けた。
正解の池の平側の作業道から。右手の22番の石仏が景色に溶け込んでいて下りてくる時には見落としていた。
2025年01月26日 13:31撮影 by  X30, FUJIFILM
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正解の池の平側の作業道から。右手の22番の石仏が景色に溶け込んでいて下りてくる時には見落としていた。
<池の平>
川沿いにゆるゆると下り登山口に到着。
2025年01月26日 13:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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<池の平>
川沿いにゆるゆると下り登山口に到着。
今上天皇はここから登られたのかな。
2025年01月26日 13:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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今上天皇はここから登られたのかな。
所々に解説板などがあったので読み読み下りてきたけど龍の口から続くこの沢の名前は出てこなかった。
2025年01月26日 13:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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所々に解説板などがあったので読み読み下りてきたけど龍の口から続くこの沢の名前は出てこなかった。
池の平から先は舗装路の林道細野鹿留線。南側には木製アーチの虹の木橋。綺麗な駐車場まである。
2025年01月26日 13:39撮影 by  X30, FUJIFILM
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池の平から先は舗装路の林道細野鹿留線。南側には木製アーチの虹の木橋。綺麗な駐車場まである。
少し先には立派なあずまやも。ハイカーが結構利用するのかなと思ったら林道は年中閉鎖されている事をこの後知る。
2025年01月26日 13:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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少し先には立派なあずまやも。ハイカーが結構利用するのかなと思ったら林道は年中閉鎖されている事をこの後知る。
鹿留川の美しい水色。
2025年01月26日 13:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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鹿留川の美しい水色。
観察難易度の高い11番観音。崩落で林道が作り直されたのか道から離れた法面中段に同化するように立っている。
2025年01月26日 13:45撮影 by  X30, FUJIFILM
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観察難易度の高い11番観音。崩落で林道が作り直されたのか道から離れた法面中段に同化するように立っている。
ズームにしないと彫られた十一番の字も読めない。
2025年01月26日 13:45撮影 by  X30, FUJIFILM
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ズームにしないと彫られた十一番の字も読めない。
8番観音は岩陰に。
2025年01月26日 13:51撮影 by  X30, FUJIFILM
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8番観音は岩陰に。
ここは珍しく他の石仏と一緒。恐らく旧三十三観音の一体と思われる。平成8年に地元有志の手によって安置された「新」三十三観音はみな聖観音菩薩像だが、こちらの旧観音さまは千手観音像。”妙心”講の再興にあたり予算や彫り手に制約が付いたのだろうと無粋な想像をした。
2025年01月26日 13:52撮影 by  X30, FUJIFILM
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ここは珍しく他の石仏と一緒。恐らく旧三十三観音の一体と思われる。平成8年に地元有志の手によって安置された「新」三十三観音はみな聖観音菩薩像だが、こちらの旧観音さまは千手観音像。”妙心”講の再興にあたり予算や彫り手に制約が付いたのだろうと無粋な想像をした。
3番観音は小さな祠の境内に立つ。山の神様だろうか。他にも昭和に建てられた馬頭観音もあった。
2025年01月26日 13:57撮影 by  X30, FUJIFILM
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3番観音は小さな祠の境内に立つ。山の神様だろうか。他にも昭和に建てられた馬頭観音もあった。
岩の上で手を合わせる石仏。番号がないけどこちらが2番かと思ったらちゃんと2番観音はその先にいた。
2025年01月26日 14:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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岩の上で手を合わせる石仏。番号がないけどこちらが2番かと思ったらちゃんと2番観音はその先にいた。
そうこうしているうちに林道ゲートに出る。冬期規制かと思ったら年中通行止めだった。車道のどこにも落石はなかったしつい最近できたかのような整備具合だったので驚きだ。
2025年01月26日 14:05撮影 by  X30, FUJIFILM
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そうこうしているうちに林道ゲートに出る。冬期規制かと思ったら年中通行止めだった。車道のどこにも落石はなかったしつい最近できたかのような整備具合だったので驚きだ。
<御正体神社>
ゲートのすぐ先に御正体神社の参道入口。
2025年01月26日 14:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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<御正体神社>
ゲートのすぐ先に御正体神社の参道入口。
「御正体山」の扁額が掛かる鳥居の足元には1番の石仏。
2025年01月26日 14:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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「御正体山」の扁額が掛かる鳥居の足元には1番の石仏。
長い参道を登る。山の神社にありがちな急な階段ではなく段差が広く取ってあり歩きやすい。
2025年01月26日 14:07撮影 by  X30, FUJIFILM
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長い参道を登る。山の神社にありがちな急な階段ではなく段差が広く取ってあり歩きやすい。
拝殿内の様子。妙心ゆかりのお宮ということで神社というよりもお堂の雰囲気が濃い。東の三輪神社は御正体山をご神体としているそうだが、こちらはどうなのだろう。
2025年01月26日 14:08撮影 by  X30, FUJIFILM
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拝殿内の様子。妙心ゆかりのお宮ということで神社というよりもお堂の雰囲気が濃い。東の三輪神社は御正体山をご神体としているそうだが、こちらはどうなのだろう。
拝殿の裏に回ると隠れるように念仏塔が立てられていた。修験宗廃止の折に山中の上人堂は取り壊されたという話だけど、三代巨戒が建てたというこの塔は破壊を免れたようだ。
2025年01月26日 14:09撮影 by  X30, FUJIFILM
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拝殿の裏に回ると隠れるように念仏塔が立てられていた。修験宗廃止の折に山中の上人堂は取り壊されたという話だけど、三代巨戒が建てたというこの塔は破壊を免れたようだ。
神社を出て北上。管理釣り場の向かいは採石場になっていた。
2025年01月26日 14:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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神社を出て北上。管理釣り場の向かいは採石場になっていた。
<大山祇神社>
砂原地区南のはずれに鎮座する山の神様。境内に石仏・石祠が多数。
2025年01月26日 14:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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<大山祇神社>
砂原地区南のはずれに鎮座する山の神様。境内に石仏・石祠が多数。
拝殿を覗くと中の木祠にはそれぞれ仏像が。
2025年01月26日 14:20撮影 by  X30, FUJIFILM
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拝殿を覗くと中の木祠にはそれぞれ仏像が。
門原地区の農地?内にある四等三角点「大野」を探す。点の記にはこの電柱の近くにあるらしいのだけど見付からない。
2025年01月26日 14:34撮影 by  X30, FUJIFILM
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門原地区の農地?内にある四等三角点「大野」を探す。点の記にはこの電柱の近くにあるらしいのだけど見付からない。
10分近く探したのだけど枯草で荒れて標石は見付からず。やや離れた所に防護石にしては大きな石があったけど三角点との関連も判らずじまいだった。
2025年01月26日 14:34撮影 by  X30, FUJIFILM
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10分近く探したのだけど枯草で荒れて標石は見付からず。やや離れた所に防護石にしては大きな石があったけど三角点との関連も判らずじまいだった。
しかし門原地区の入口には古い石造物が多数あり収穫はあった。
2025年01月26日 14:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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しかし門原地区の入口には古い石造物が多数あり収穫はあった。
完全に苔に飲まれているものも含め10数基はあっただろうか。
2025年01月26日 14:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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完全に苔に飲まれているものも含め10数基はあっただろうか。
<門原不動尊>
石仏群の近くにあるお不動様。中には秋葉神社の掛け軸がある。この辺りはやはり神仏習合の名残が色濃く残っている。
2025年01月26日 14:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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<門原不動尊>
石仏群の近くにあるお不動様。中には秋葉神社の掛け軸がある。この辺りはやはり神仏習合の名残が色濃く残っている。
北側、滝子山方面の眺め。
2025年01月26日 14:48撮影 by  X30, FUJIFILM
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北側、滝子山方面の眺め。
<今宮神社>
奇異な幹回りのケヤキがある旧村社。スサノオをはじめ九柱を祀る。
2025年01月26日 14:54撮影 by  X30, FUJIFILM
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<今宮神社>
奇異な幹回りのケヤキがある旧村社。スサノオをはじめ九柱を祀る。
覆屋の中には繊細な彫刻の施された本殿がある。こちらは富士講や御正体山信仰よりも古い。
2025年01月26日 14:55撮影 by  X30, FUJIFILM
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覆屋の中には繊細な彫刻の施された本殿がある。こちらは富士講や御正体山信仰よりも古い。
鹿留発電所の鉄管。この斜面の途中にお宮があるらしいけど未踏査。
2025年01月26日 15:01撮影 by  X30, FUJIFILM
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鹿留発電所の鉄管。この斜面の途中にお宮があるらしいけど未踏査。
桂川沿いまで下りてきた。
2025年01月26日 15:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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桂川沿いまで下りてきた。
四等三角点「小沼」
標石は確認できず防護石と割れた標柱のみ。
2025年01月26日 15:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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四等三角点「小沼」
標石は確認できず防護石と割れた標柱のみ。
発電所西側にあるこちらの水路はオーバーフロー時のものかな。
2025年01月26日 15:05撮影 by  X30, FUJIFILM
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発電所西側にあるこちらの水路はオーバーフロー時のものかな。
桂川を渡る。付近にあったという小山田氏の屋敷跡に因むものだろうか、橋近くに石仏が並ぶ。
2025年01月26日 15:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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桂川を渡る。付近にあったという小山田氏の屋敷跡に因むものだろうか、橋近くに石仏が並ぶ。
予期せず富士山が。
2025年01月26日 15:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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予期せず富士山が。
中央道を潜って北の天の滝へ。獣避けのフェンスの先からちょっとした山道を下る。案内が周辺にないのでここでよいのだろうかとちょっと躊躇する。
2025年01月26日 15:16撮影 by  X30, FUJIFILM
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中央道を潜って北の天の滝へ。獣避けのフェンスの先からちょっとした山道を下る。案内が周辺にないのでここでよいのだろうかとちょっと躊躇する。
<天の滝>
次第に大きくなる轟音を辿っていくと滝壺に到達する。一帯はホールのようになっていて主瀑が立てる轟きに包まれる。あちこちから漏れ出ずる潜流瀑も見事。
2025年01月26日 15:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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<天の滝>
次第に大きくなる轟音を辿っていくと滝壺に到達する。一帯はホールのようになっていて主瀑が立てる轟きに包まれる。あちこちから漏れ出ずる潜流瀑も見事。
周辺の摂理が見える岩盤にも圧倒される。個人的には田原の滝に並ぶ名瀑だと思う。
2025年01月26日 15:19撮影 by  X30, FUJIFILM
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周辺の摂理が見える岩盤にも圧倒される。個人的には田原の滝に並ぶ名瀑だと思う。
天の滝への道の様子。急傾斜で道もやや荒れている。スニーカーだとちょっと辛いかも。
2025年01月26日 15:20撮影 by  X30, FUJIFILM
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天の滝への道の様子。急傾斜で道もやや荒れている。スニーカーだとちょっと辛いかも。
次は太郎・次郎滝を見に夏狩へ。
2025年01月26日 15:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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次は太郎・次郎滝を見に夏狩へ。
道すがらに出会った社号不詳のお宮。道祖神・月待塔が立つ。
2025年01月26日 15:33撮影 by  X30, FUJIFILM
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道すがらに出会った社号不詳のお宮。道祖神・月待塔が立つ。
耕雲院入口の石仏群。
2025年01月26日 15:34撮影 by  X30, FUJIFILM
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耕雲院入口の石仏群。
<身禄堂>
名もなき祠を見つつ東へ進んでいくと民家の一角に寄りかかるような塚状の高台に稲荷社と小さなお堂がある。実はこれは桂溶岩流の末端にあたるそう。お堂の名前は富士講の食行身禄から取られているのだろう。
2025年01月26日 15:34撮影 by  X30, FUJIFILM
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<身禄堂>
名もなき祠を見つつ東へ進んでいくと民家の一角に寄りかかるような塚状の高台に稲荷社と小さなお堂がある。実はこれは桂溶岩流の末端にあたるそう。お堂の名前は富士講の食行身禄から取られているのだろう。
お堂の脇には様々な道祖神や石仏が保存されている。特に双体道祖神などは味わい深い。
2025年01月26日 15:35撮影 by  X30, FUJIFILM
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お堂の脇には様々な道祖神や石仏が保存されている。特に双体道祖神などは味わい深い。
案内を辿り太郎・次郎滝へ。こちらは天の滝とは違い柄杓流川まで舗装路で下りられる。
2025年01月26日 15:36撮影 by  X30, FUJIFILM
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案内を辿り太郎・次郎滝へ。こちらは天の滝とは違い柄杓流川まで舗装路で下りられる。
こんな所にも馬頭観音。
2025年01月26日 15:36撮影 by  X30, FUJIFILM
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こんな所にも馬頭観音。
本流に辿り着くまでに既に断崖からの潜流瀑が楽しめる。
2025年01月26日 15:37撮影 by  X30, FUJIFILM
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本流に辿り着くまでに既に断崖からの潜流瀑が楽しめる。
<太郎・次郎滝>
名前の由来はさておき、先ほど歩いた住宅地の真裏に見事な断崖と滝まで形成されている事に驚く。十分に見応えのする光景だけど水量がもっと多い時に来ると水飛沫が気持ちよさそう。
2025年01月26日 15:38撮影 by  X30, FUJIFILM
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<太郎・次郎滝>
名前の由来はさておき、先ほど歩いた住宅地の真裏に見事な断崖と滝まで形成されている事に驚く。十分に見応えのする光景だけど水量がもっと多い時に来ると水飛沫が気持ちよさそう。
<東桂駅>
最寄りの東桂駅に引き返し行動終了。
2025年01月26日 15:47撮影 by  X30, FUJIFILM
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<東桂駅>
最寄りの東桂駅に引き返し行動終了。
撮影機器:

装備

MYアイテム
へるにゃん
重量:5.18kg

感想

御正体山には何度か足を運んでいるのだけどプリンスルートが空白だったので難路とされるハガケ山の未踏区間と繋いで歩くことにした。おまけで周辺にある滝見も兼ねる山行を計画したのだけどちょっと距離が伸びてしまう結果になった。

今回何といっても警戒したのはハガケ山西側の岩峰前後の状況だった。地形図に表れないギャップが存在しているらしく詳細を記したレポも少ない。全体に難路指定されている区間が多く計画を作成するとコースタイムがやけに長く見積もられているのも不安材料だった。
結局岩峰手前のギャップは有志のテープによる誘導で事なきを得たものの、それでもかなり慎重を要するものだった。文台山北の急坂も登山道と呼ぶにはちょっと無理があるけどこちらは正真正銘のバリルートと言える。

後者についてはやはりコースタイムの設定が長すぎる気がした。麓から御正体山まで水平10km、垂直1500mほどなので下りる頃には日が暮れていると言われるととんでもない難路を想像してしまう。先述の2箇所は別格としても通行が困難と言えるほどの藪もなくいかにも破線路らしいという程度のルートだった。といっても御正体山の一般ルートに乗った時には安堵したのだったけど。適度に眺めも得られるので冬場に来るのが正解に思う。それでも歩く人は多くないようで真新しい足跡は見付からず、古城山の登山口と御正体山の直下で2人とすれ違ったのみだった。

下山に利用した池の平へ下りるプリンスルートは今までどうして歩かなかったのかと思う位に良いルートだった。上人堂からの富士山の眺めが素晴らしい以外は至って素朴な里山の感があり、こんな道を陛下が上り下りしたのかと思うと感慨深い。現在は林道細野鹿留線の通行止めが続いているのでアクセスにやや難があるのは勿体ない。中腹から点々と配された三十三観音のうち見逃してしまったものもあるし山中に古い石仏も眠っているとかで次回の宿題もできたので折を見てまた訪れようと思う。

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