燕〜大天井〜常念〜蝶（行先＆日程変更の表銀座縦走はやはり強風＆雪不足）

2016年05月01日(日) ~ 2016年05月03日(火)

• GPS: 22:35
• 距離: 27.7km
• 登り: 2,908m
• 下り: 3,079m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:21

距離 4.2km 登り 1,260m 下り 19m

9:25 中房温泉
9:59 10:05 第１ベンチ
10:35 10:36 第２ベンチ
11:05 第３ベンチ
11:51 11:53 富士見ベンチ
12:26 12:37 合戦小屋
12:58 合戦山(合戦沢ノ頭)
13:46 燕山荘

2日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:40

距離 11.5km 登り 739m 下り 990m

6:32 燕山荘
6:38 いるか岩
6:52 めがね岩
6:59 7:09 燕岳
7:13 7:14 めがね岩
7:25 いるか岩
7:36 7:43 燕山荘
8:30 8:31 蛙岩
8:56 9:09 大下りの頭
11:01 11:03 小林喜作レリーフ
11:09 11:10 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
11:54 11:58 大天井岳
12:26 大天荘
13:19 13:20 東天井岳
15:12 常念小屋

3日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 1:00
• 合計: 9:32

距離 12.0km 登り 922m 下り 2,095m

5:21 常念小屋
6:34 6:38 常念岳
10:27 10:28 蝶槍
10:35 10:36 蝶ヶ岳三角点
10:42 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
11:13 11:48 蝶ヶ岳ヒュッテ
11:52 11:53 蝶ヶ岳
11:57 12:05 蝶ヶ岳ヒュッテ
12:06 蝶ヶ岳
13:40 13:50 まめうち平
14:21 ゴジラの木
14:42 三股登山口
14:53 ゴール地点

天候

5/1　曇り（ヤマテンさん予報では朝から晴れでしたが・・・）
5/2　晴れ（予報通り）
5/3　晴れのち曇り（同上）
稜線は5/2の夕方〜夜以外は強風or暴風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

行き：自宅3:00〜7:00しゃくなげ荘登山者用P（名古屋〜中津川のみ高速利用）
しゃくなげ荘〜中房温泉は乗り合いバス
帰り：しゃくなげ荘登山者用P16:00〜20:20自宅（中津川〜東名三好のみ高速利用）
三股〜しゃくなげ荘は蝶ヶ岳日帰りの方の車に乗せて頂く

写真

5/1 9:49

一日目
乗り合いバスでしゃくなげ荘から中房温泉へ
マイクロバスはほぼ満車

4/27 9:15

（三年前の雪景色の登山口）

5/1 10:04

当然登り始めは雪なし

5/1 11:03

ヤマテンさんの予報では「常念山脈は朝から晴れ」だったが晴れてくるか？

5/1 11:33

第二ベンチ過ぎてから少しづつ雪が出始める

5/1 12:04

第三ベンチ以降はあらかた雪道となり

5/1 12:22

富士見ベンチにてアイゼン装着

5/1 12:39

大天井方面
まだ晴れてくる気配なし

5/1 13:05

合戦小屋に到着！

4/27 13:05

（三年前の合戦小屋の積雪量）

5/1 13:27

なんかさっきより雲が増えたような

5/1 13:41

三年前はホワイトアウトで赤旗が無ければ小屋に行けない状態だった

5/1 13:54

左手の燕岳山頂はガスの中

5/1 14:05

燕山荘までもうすぐ

5/1 15:35

皆さんテントは風雪よけブロックの中に

5/1 16:47

で自分も1時間ほどで設営完了！
スコップは小屋で借りれます（もちろん無料）

5/1 16:46

昨年新調したダウンマットを今回ようやく使用
確かに雪面からの冷えはなかった

5/1 16:47

ほぼガスってた裏銀座方面も少し見えた

5/1 18:55

燕岳登頂は明日にします

5/1 19:14

皆さん夕焼けを期待するが

5/1 18:55

初日はこれが限界でした

5/1 19:30

夕食も取りすることないので20時に就寝

5/2 5:23

二日目
雲で日の出は見えなかったがガスもほぼ取れた

5/2 7:13

朝一は燕岳へ

5/2 7:16

槍もしっかり見える

5/2 7:18

岩には前日までの風雪の跡が

5/2 7:29

やはり今年は雪が少ないか

5/2 7:32

メガネ岩

5/2 7:45

燕岳到着！
確か4回目

5/2 7:42

山頂より北ア北部

5/2 7:40

立山＆剱アップ

5/2 7:40

針ノ木＆蓮華アップ

5/2 7:40

後立山は黄砂の影響でぼんやりと

5/2 7:45

有明山

5/2 7:43

これから歩く常念山脈の山々

5/2 7:43

最後に槍穂と裏銀座の山々

5/2 8:04

おなじみのイルカ岩

5/2 8:25

これから二回目のGW表銀座縦走に
今回も強風の中出発！

5/2 8:35

縦走路と槍穂
まずは雪道が続く

5/2 8:38

立山の上には薄い笠雲が
立山も風が相当強そう

5/2 8:58

黒い岩に白い槍が映える

5/2 9:02

ライチョウのオスがいました
ハイマツの中にメスもいるとのこと

5/2 9:09

雪が少ないためカエル岩の下が通過できた

5/2 9:12

相変わらず槍の写真ばかり

5/2 9:22

やはり風の強いところは雪が少ない

5/2 9:35

大下りの頭に到着！

5/2 9:57

大天井までまだ遠い

5/2 10:37

この辺も風強く、3年前も雪はほとんどなかった

5/2 11:45

槍への分岐
GW期の表銀座から槍へのレコはほとんどない

5/2 12:06

これから大天井に向かう

5/2 12:22

大天井の急登

5/2 12:22

今回唯一ピッケルが必要な場所

5/2 12:26

後ろ立山もしっかり見えるようになってきた

5/2 12:26

黒部湖も見えてきた

5/2 12:34

大天井山頂に到着！
絶景見ている風で撮って頂いた

5/2 12:35

槍アップ
子槍もしっかり見える

5/2 12:51

一昨年前の夏にテン泊した大天荘

5/2 13:18

ここから常念乗越まで3時間

5/2 13:36

大天井から常念乗越まではほぼ夏道でアイゼン不要

5/2 13:58

東天井〜常念〜蝶

5/2 13:58

時折雪渓のトラバースあるがノーアイゼンで問題無し

5/2 14:38

穂高アップ
涸沢が見える

5/2 14:46

槍〜南岳アップ

5/2 15:16

もうほぼ夏山

5/2 15:21

常念も山頂直下まで夏道

5/2 15:21

常念小屋が見えてきた
テン場に雪無し

5/2 15:40

乗越直線の樹林帯の残雪に少し苦労しました

5/2 17:02

常念小屋に到着
3年前は小屋入口階段のツルツル雪に苦労した覚えあり

5/2 18:24

小屋前ベンチで夕食＆ビールの後、突然ウサギとテンの追いかけっこが始まり

5/2 18:25

ウサギがテンに捕食されてしまった
野生の厳しさに圧巻された

5/2 18:50

抜群の景勝地にテント設営

4/28 18:14

（三年前は雪上にテント設営）

5/2 19:01

夕暮れの東鎌尾根と飛行機雲
夕方から夜半は風も無くなり、まったりとした良い時間でした

5/2 19:04

槍アップ
更に別の飛行機雲も

5/3 5:33

三日目
日の出は薄っすらと
この日も遠望今一つですが幻想的

5/3 5:34

よって槍もモルゲンにならず

5/3 6:05

常念山頂に向け出発！
相変わらず風が強い

5/3 6:14

8割以上は夏道

5/3 6:35

予報通り午前中は晴天が期待できそう

5/3 7:01

ここからアイゼン装着

5/3 7:02

たくさんの踏み跡あり

5/3 7:04

朝日と雪面

5/3 7:04

槍を見ながら暴風の中もうひと踏ん張り

5/3 7:23

常念山頂到着！

5/3 7:14

乗鞍と霞沢アップ

5/3 7:15

槍アップ

5/3 7:15

穂高アップ

5/3 7:21

これから歩く蝶ヶ岳までの縦走路

5/3 7:42

鞍部までオール夏道

5/3 7:57

蝶槍＆蝶

5/3 8:39

常念山頂を振り返る

5/3 8:47

雲の動きも早い

5/3 9:14

鞍部からの登り
地味にきつい

5/3 9:23

常念を振り返る

5/3 9:44

登り切ったところで小休止
蝶槍への登りもきつそう

5/3 10:17

やっぱりきつい

5/3 10:18

ここはアイゼン履きました

5/3 11:10

蝶槍付近より穂高〜槍アップ
まずは前穂

5/3 11:10

奥穂＆涸沢岳

5/3 11:10

北穂

5/3 11:10

南岳＆中岳

5/3 11:10

最後に槍

5/3 11:16

梓川もよく見える

5/3 11:27

写真では分かりににくいが暴風の中進む

5/3 11:49

蝶ヶ岳ヒュッテに到着
自炊場で30分の大休止

5/3 12:31

ヒュッテで大休止後、蝶ヶ岳に無事登頂！

5/3 12:32

最後に穂高から

5/3 12:32

槍と蝶ヶ岳ヒュッテ

5/3 12:50

下山します
最初はノーアイゼンでザクザク下る

5/3 13:04

樹林帯に入り若干硬くなったのでアイゼン装着

5/3 13:31

下山途中より常念と前常念

5/3 13:37

倒木のアーチ

5/3 13:54

しばらく樹林帯の雪道

5/3 13:56

残り約半分

5/3 14:42

まめうち平からは夏道

5/3 15:01

すっかり有名になりました

5/3 15:01

なんとベンチまで

5/3 15:13

雪解け水で豪快な沢

5/3 15:31

無事三股に到着！
しゃくなげ荘まで蝶ヶ岳日帰りの方に送って頂きました

撮影機器：

PENTAX Optio W90 PENTAX

感想

nobuharu

前日まで
今年のGWは白馬＆上信越の山を計画していたが、寒気＆低気圧で北部の山行は厳しい状況に。
よって散々悩んだ挙句、3年前のGWに経験済だが危険度が低い燕〜常念〜蝶の縦走に。
かつ4/30の天気の荒れる予報だったので、一日ずらして5/1〜3の二泊三日の山行とした。

一日目
この日のヤマテンさんの予報では「常念山脈は朝から晴れ」。
しかしながら北ア稜線は強風＆ガスの荒れ模様の一日だった。
まあ3年前の初日は合戦小屋から先は10m先も見えないホワイトアウト＆暴風だったので、それよりは全然ましかと。
よって燕岳登頂は翌日とし時間があったので、夕食まで燕山荘の食堂でコーヒーを飲みながら1時間ほどまったり。
この日は気温はさほど下がらず、モンベル#1＋新調したダウンマットで快適に寝ることができた。（厚手のダウンを着ると暑いくらい）
夜半からは星も出て、翌日の天気に期待。

二日目
朝起きると雲が多くご来光は拝めなかったが、徐々に天候回復。
相変わらず強風だが燕岳登頂後に縦走開始。
大天井までは思ったよりも雪があり終始アイゼン歩行できたが、大天井からは急に雪が少なくなりほぼ夏道であった。
常念小屋のベンチとテン場では二組のヤマレコユーザさんとお話でき楽しいひと時であった。

三日目
天気次第では常念登頂後一ノ沢へ下るつもりだったが、午前中は晴天予報だったので予定通り蝶ヶ岳へ縦走することに。
鞍部からと蝶槍への登りに苦労するも強風のため体温もあまり上昇せず、それなりに快適に縦走することができた。
但し蝶槍から蝶ヶ岳の稜線は強風というよりも暴風でなかなかシビアな山歩きとなった。
今回も三股からしゃくなげ荘Pへの足が懸案だったが、三股でお声をかけた飛騨古川にお住まいの方に親切にもしゃくなべ荘Pへ送って頂いた。（最初はふもとまでの予定だったが、遠回りながらもしゃくなげ荘Pまで行って頂いた）
この場を借りて改めてお礼申し上げます。

最後に
帰宅後、穂高や立山での遭難事故が立て続いて発生し、計5名の方が亡くなったことを知った。（ご冥福をお祈りいたします）
今回は行先変更や日程変更で危険な目に合うことはなく、また天候的にもまずまずの山行となったが、判断が違えば自分も同じ状況になる可能性は十分あった。
今後もGW期のアルプスの山行は、ルートの事前情報や天気予報により慎重な計画・行動を心掛けたい。

コメント

nao &るー🐈

こんにちは
今回は山域は同じだったけれど、日程がずれましたね〜
日程変更して正解でしたよ。
私が見た常念岳と違うもの（笑）
常念テン場からの槍穂が素敵

nobuharu

Re: こんにちは
今年のGWの天候は安定しませんね。
強風続きでしたが縦走するにはベストのタイミングだったと思います。
ところで写真にもある常念乗越でのテンとウサギには驚きました。
ライチョウも捕食されているのでは思うと少し心配です・・・

taka_korin

縦走お疲れさまでした！
常念小屋のベンチでご一緒させてもらった二人です。
色々と山のお話をさせてもらいましてありがとうございました。

鈍足の私たちは蝶ヶ岳ヒュッテから出てくるnobuharuさんを遠くからお見かけしました。最後にご挨拶がしたかったですが、追いつけませんでした
蝶ヶ岳稜線の強風はすごかったですね。あの強風は初体験でした
nobuharuさんも無事に下山できてよかったです。

またどこかの山でお会いできたらよいですね。
山行記録も今後の登山の参考にさせていただきます

taka_korinでした。

nobuharu

Re: 縦走お疲れさまでした！
こんばんは！
常念小屋のベンチでお二人のお邪魔をするのは悪いかなと思いながも声をかけさせて頂きましたが、楽しくお話しさせて頂きありがとうございました！
確かに蝶ケ岳の稜線の暴風はすごかったですね。
しかし三股からしゃくなげ荘まで送って頂いた方によると、昨年来た時は四つん這いにならなければ飛ばされそうなくらいの爆風で、今回はまだましだったとのことです。
山の世界はまだまだ奥深いですね。