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Yamareco

記録ID: 868872
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

雪山がもつ魅力と怖さを肌で感じた「立山三山」

2016年05月07日(土) ~ 2016年05月08日(日)
 - 拍手
iamclimber その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
11:10
距離
11.0km
登り
985m
下り
980m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:46
休憩
0:03
合計
0:49
12:04
9
12:13
12:13
7
12:20
12:21
15
12:36
12:37
9
12:46
12:47
6
2日目
山行
5:44
休憩
4:05
合計
9:49
7:44
7:56
73
9:09
9:37
18
9:55
9:56
3
9:59
10:00
16
10:16
10:22
96
11:58
14:11
48
14:59
16:03
17
16:20
天候 5/8 (土)天候:曇り一時雨 気温:5℃
5/9 (日)天候:快晴    気温:テン場10℃ 山頂20℃
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
▼ルートの設定について
立山駅か扇沢のどちらから行こうか悩みました。
我が家からだと立山駅まで車で5.5時間、扇沢駅まで3.5時間となりますが、
アルペンルートの移動時間を考えると到着時間は同じぐらいとなり、
立山駅からだと4310円に対し、扇沢からだと9050円となるため立山方面に決定!

▼駐車場
立山駅前の駐車場を利用
【台数】1000台(臨時500台)
【料金】無料
【設備】トイレあり

立山駅からはケーブルカーとバスを乗り継いでの移動になります。
チケットは始発の40分前より発売になりますが、Webで事前予約もできるようです。
【料金】往復で4310円
【始発】7:00※立山駅発ケーブルカー
【終発】17:05※室堂発バス
【時間】ケーブルカー7分/バス50分
【URL】http://www.alpen-route.com/
コース状況/
危険箇所等
▼登山ポスト
室堂で提出するように山岳警備隊に声をかけられます。

▼立入禁止区域
地獄谷内とライチョウ保護区域は立入禁止になります。

▼電波
接続率ドコモ 96.3%

▼危険個所
【雄山〜富士ノ折立】
浮き石が多く、氷と岩のミックスが続きます。
氷結したトラバースなどもあるため、アイゼン・ピッケルはもちろん
確実な冬山登山技術を要します。
ヘルメットや補助ロープなどあるとより良いかと思います。

【全般】
視界不良時に道迷いに注意してください。
その他周辺情報 ▼雷鳥沢キャンプ場
【料金】1人1泊500円
【設備】水場・トイレあり
【URL】http://www.info-toyama.com/s/spot/31029/

▼温泉
テン場に一番近い雷鳥沢ヒュッテで温泉。最高でした。
【名称】雷鳥沢ヒュッテ
【料金】600円
【時間】10:00〜18:00
【設備】シャンプー・ボディーソープあり
【URL】http://www.raichozawa.net/

▼温泉
帰りに利用。日本一高所にある天然温泉のようです。
【名称】みくりが池温泉
【料金】700円
【時間】9:00〜16:00
【設備】シャンプー・ボディーソープあり
【URL】http://www.mikuri.com/
----------------------------------------------------------
【今後ための備忘録】
今回寄れなかった雷鳥荘でも入ってみたいです。
【名称】雷鳥荘
【電話】076-463-1664
【料金】600円
【時間】要問合せ
【URL】http://www.raichoso.com/index.htm
ケーブルカーで移動です。
ケーブルカーで移動です。
立入禁止区域を要確認。
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立入禁止区域を要確認。
特に並ばずにスイスイ行けました。
特に並ばずにスイスイ行けました。
荷物は外のようです。
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荷物は外のようです。
海外からの団体さんが多い!
海外からの団体さんが多い!
事故も多い!
室堂に着くとガッスガス。
室堂に着くとガッスガス。
日本一高所にある温泉のようです。
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日本一高所にある温泉のようです。
テン場が見えてきました。
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テン場が見えてきました。
全部で10張。空いてて良かった!
全部で10張。空いてて良かった!
あっという間に到着。
あっという間に到着。
立派に整地され、ブロックも積み上がっており、我々のテントのサイズにピッタリの土地をお借りします。
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立派に整地され、ブロックも積み上がっており、我々のテントのサイズにピッタリの土地をお借りします。
ピッケルやシャベルでガイドロープを張り
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ピッケルやシャベルでガイドロープを張り
テント設営完了!
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テント設営完了!
テン場に一番近い
テン場に一番近い
雷鳥沢ヒュッテで温泉に入ります。
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雷鳥沢ヒュッテで温泉に入ります。
ぽっかぽかのうちに夕飯準備
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ぽっかぽかのうちに夕飯準備
日が落ちて来ました。
2
日が落ちて来ました。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
おはようございます。
おはようございます。
雲ひとつない晴天!
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雲ひとつない晴天!
こりゃ焼けそうだ…。
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こりゃ焼けそうだ…。
ブル道歩いて
一ノ越を目指します。
一ノ越を目指します。
アイゼンを履いて
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アイゼンを履いて
直登することに。
直登することに。
人もいなく静かな朝です。
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人もいなく静かな朝です。
一ノ越山荘に到着
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一ノ越山荘に到着
ん?雪面を直登するトレースがあるなぁ…
ん?雪面を直登するトレースがあるなぁ…
雪質もいいから直登しよう!と仲間に言われ
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雪質もいいから直登しよう!と仲間に言われ
アイゼンとピッケル頼りに
150mほど登ることに(泣
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アイゼンとピッケル頼りに
150mほど登ることに(泣
傾斜はこんな感じです。
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傾斜はこんな感じです。
なんとか登り切りました。
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なんとか登り切りました。
さてここからはガレ場を登って行きます。
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さてここからはガレ場を登って行きます。
所々に凍っており注意しながら
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所々に凍っており注意しながら
雄山に到着!
360℃の大展望!
富士山も見え
山頂方位盤に記載ある山
全て見えました!
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山頂方位盤に記載ある山
全て見えました!
ヤベー最高!
真ん中が富士山
立派な雄山神社
今後の山行の無事を祈って
今後の山行の無事を祈って
大汝山を目指します。
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大汝山を目指します。
嫌なトラバースを超え
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嫌なトラバースを超え
ガレ場を下ります。
ガレ場を下ります。
雷鳥さんの足跡をあるものの…
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雷鳥さんの足跡をあるものの…
あなたは何処にいるの…?
あなたは何処にいるの…?
緑深い黒部湖
休憩所はまだ雪の中で休眠中のようです。
休憩所はまだ雪の中で休眠中のようです。
富士ノ折立直下にて
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富士ノ折立直下にて
シュラフやサバイバルシート、ビーコン、食料などが散らばっている異様な光景を目の当たりにした。
シュラフやサバイバルシート、ビーコン、食料などが散らばっている異様な光景を目の当たりにした。
不吉な影を感じたので登りたい気持ちを抑え下山することに。
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不吉な影を感じたので登りたい気持ちを抑え下山することに。
最後に現れた雪面ではこれまたアイゼンとピッケル頼りの下り
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最後に現れた雪面ではこれまたアイゼンとピッケル頼りの下り
長いクラック!
テン場に向かって
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テン場に向かって
ひたすら尻セード!
2
ひたすら尻セード!
あっという間に
テン場に到着
テントを回収し、使わなかったスノーシューで直登することに。
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テントを回収し、使わなかったスノーシューで直登することに。
階段を掘りだしてくれてるスタッフ。有り難いです。
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階段を掘りだしてくれてるスタッフ。有り難いです。
地獄谷は黄色く染まってます
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地獄谷は黄色く染まってます
みくりが池温泉でひとっ風呂!
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みくりが池温泉でひとっ風呂!
窓からの景色が最高です。
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窓からの景色が最高です。
みくりが池は既に融雪している所も。
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みくりが池は既に融雪している所も。
最後の最後で雷鳥さんが現われてくれました!
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最後の最後で雷鳥さんが現われてくれました!
お疲れ様でした!
1
お疲れ様でした!

感想

GW序盤は山形の飯豊山、中盤は大島の三原山、そして最後に富山の立山三山を縦走してきた。
避難小屋、船、キャンプ場、車中泊、雪山と毎日のように寝床が変わる1週間だったため、
ベッドで寝れる日は有り難さを感じた。

立山はというと正直想像してた以上に精神的にキツイ山行となった。
一乗越し〜雄山までガレ場の道を登ればいいのに、雪質もいいから直登しよう!と
仲間に言われ雪面をアイゼンとピッケル頼りに150mほど登ることに。
高所恐怖症の僕は一手、一歩出す度に独りで「怖くない」と声を出し、
精神をすり減らしながらなんとか雄山に到着。
雲一つない360度の絶景が待っていた。

雄山〜富士ノ折立は、がれ場と氷のミックスした道が続く。
浮石が多く落石の危険性もあったので仲間と距離をあけ下山していく。
途中のいやらしい氷のトラバースで1度アイゼンが滑り滑落しそうになって
心はポッキリ折れる。そして最後に現れた雪面ではこれまたアイゼンとピッケル頼りの下りが待っていた。
無事に降りれた瞬間、集中力が切れ、その場に座り込みタバコを吹かす。

立山三山最後の富士ノ折立直下に着くと
シュラフやサバイバルシート、ビーコン、少量の食料などが散らばっている
異様な光景を目の当たりにした。
誰かいないか確認するも人の姿はなく滑落痕などもない。
不吉な影を感じたので、富士ノ折立まで標高差10mしかないが、
登りたい気持ちを抑え下山することにした。
テン場に戻り管理人に報告すると、山岳警備隊から連絡があり詳細を伝える事となった。

今回は天候にも恵まれ、雪質も良く無事に登る事ができた。
ただ天候が悪化していたら…自分たちも同じ末路を辿っていただろう。
雪山は凄く綺麗だ。でもとても怖い場所でもあることを改めて認識させられた。

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予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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