明神平〜大台ケ原〜大杉谷
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- GPS
- 43:21
- 距離
- 72.0km
- 登り
- 6,409m
- 下り
- 6,494m
コースタイム
- 山行
- 12:13
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 13:09
- 山行
- 11:08
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 12:05
- 山行
- 12:18
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 13:35
天候 | 12日〜15日 晴れ 16日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自宅〜阪急・地下鉄〜上本町(8:31)〜近鉄〜榛原(10:23) <近鉄750円> 榛原(11:10)〜奈良交通〜東吉野村役場前(11:50) <880円> 東吉野村役場前(11:52)〜コミュニティバス〜大又(12:40) <100円> ○帰り 大杉谷登山口(12:10)〜エスパール交通〜道の駅奥伊勢おおだい(13:40) <2500円> 完全予約制 090-6398-8901 三瀬谷駅(14:21)〜JR〜松阪(14:55) <特急1230円> 松阪(15:03)〜近鉄〜上本町(16:29) <特急2880円> ・道の駅からJR三瀬谷駅までは歩いて10分弱 ・松阪駅でホームを移動するだけで近鉄に乗り換えできます |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山ポスト 明神平へ向かう大又登山口のポストを利用。 大台ケ原ビジターセンター、大杉谷登山口にもポストがあります。 ○コース状況 ■大又登山口〜明神平〜池小屋山 明神岳まではわかりやすい登山路です。 明神岳を過ぎるとテープは少なくなりますが、はっきりした登山路があります。 千石山付近が広い山頂で迷いやすいかもしれません。東の尾根に進みたくなりますが、南の急斜面を下ります。 全体に危険個所はありません。 ■池小屋山〜大台ヶ原 池小屋山から南西方向に伸びる台高山脈踏み出すと、登山路もはっきりしないところがあります。 テープも少なくなりますが、少し歩いて出てくる古びたテープを発見すると、道が合っていることが分かりホッとします。 分岐には、進む方向にテープがある場合が多く間違いにくいようになっていますが、それでも間違って違う尾根に進む場合があります。 分岐ではGPSでこまめにチェックするほうが無難です。 ある程度進んで間違いを発見するとがっくりします。 何度か間違いました。 大きくルートミスしたのは、馬の鞍峰での分岐、大台辻から筏場道へと進むところです。 馬の鞍峰では、川上村方面への登山路と南東の台高主脈方向への路が分かれていますが、進行方向から向かって右にテープと路があったので川上村方向の下山路に進んでしまいました。 地図を見てチェックしておけば間違わなかったのですが。 大台辻では通行止めのロープがあったので、進行方向左が筏場道かと思いどんどん進んで行き詰りました。 GPSで確認するととんでもない方向へ来ていました。 ここは、通行止めのロープの左を尾根に上ると、テープがあってそれを追って行くと筏場へ出ます。 尾根もアップダウが多く時間とともに登りの苦しさが増してきます。 所々にピークを巻く踏み跡や薄っすらと道らしきところがあり、なんとかなりそうなところは利用しました。 緩やかなピークで巻けそうなところは結構ありましたが、初めてではなかなか利用しにくかったです。 痩せ尾根や岩場などがあって、巻くために一旦急降下しするところもかなりありました。 川上辻から大台辻までの筏場道は通行止めのようです。 橋も架かっていて通行はできますが、崩壊箇所が度々出てきます。 ロープ等が手当されていますが、集中して歩く必要があり気が抜けません。 ■大杉谷 日出ヶ岳から堂倉滝吊橋までほ、よく整備された登山路を下ります。 危険個所も迷うようなところはありません。 堂倉滝吊橋から桃の木山の家までは、大杉谷の渓流に沿って桟道のような道を歩きます。 山側には鎖があります。 岩が濡れていると滑るので、鎖を掴んでいる方が安全です。 数回滑ってしまいました。 土石流で崩れた大岩が堆積しているところがあり、こんなところを越えられるのかと思えますが、目印を頼りに進むと越えられます。 桃の木山の家から登山口までほぼ同じような道が続きます。 沢筋では崩れたところがありますが、こちらは越えるのに苦労はしません。 ここも濡れた岩は要注意です。 ○キャンプ地、水場 1日目は明神平で幕営しました。 山頂手前に水場がありますが、天理大山小屋の裏にも流れがあり水が補給できるようです。 小屋裏にテントも1張ありました。 千石山を下ったところにキャンプ適地があります。 横に渓流があり水も確保できます。 馬の鞍峰の手前P1166m付近は霧の平と呼ばれているようです。 テン場、水場ともにあります。 2日目は馬の鞍峰を過ぎたところにあるキャンプ適地を目指しましたが、道を間違ったので、西尾根のP1073と山頂の平場でテン泊しました。 地池越の水場では、倒木がふさいでいたので引き返しました。 父ヶ谷高手前のブナノ平で給水しました。 ここは広大なキャンプ適地があります。 振子辻を過ぎたところで、引水迫の水場と思い込んで沢筋を下りました。 かなり下ったところで給水できましたが、振子辻の水場に近いところのようです。 引水迫は御座嵒の手前の鞍部でした。 近くに流れがありカエルも泣いていました。 筏場道には金明水がありますが、途中にきれいな流れがあります。 上には自然しかないので冷えた水を飲みました。 大杉谷はキャンプ禁止です。 水場は粟谷小屋の手前に延命水という引水があります。 |
その他周辺情報 | ○桃の木山の家 山小屋ですが風呂があるのがありがたい。 この風呂にも惹かれて大杉谷を下ることにしました。 |
写真
感想
台高山脈の縦走に出かけました。
連休明けからきままに遠征しようかと思っていましたが、歯医者へ通わなくてはならなくなりました。
長期間家を空けることができません。
それなら近場で以前から行きたいと思っていた、大峰奥駈、台高縦走に行こうかと考えました。
大峰奥駈は、私の足では5泊6日かかりそうです。
出かけるには1週間ほど晴天が続く必要があります。
天気予報をチェックしていると、12日から15日まで晴天で16日曇り予報だったので、台高山脈の縦走にでかけることにしました。
せっかく大台ケ原まで行くのだったら大杉谷もということで今回の山行を計画しました。
台高北端の高見山から入りたかったのですが、交通の便が悪いのであきらめました。
榛原からバスを乗り継いで明神平から入ることにしました。
台高縦走は、あまり人が入っていない山域で、自然と触れ合いながら静かな山行が楽しめます。
しかし、その工程はかなりハードでした。
私の鈍足ではもう1泊いれてもよかったかもしれません。
テント泊装備の荷物を担いでの登りは消耗するので、できるだけゆっくり登りました。
そうすることで、何とか長時間の歩きに堪えることができました。
歩き始めてすぐに、時計が電池切れで使えなくなりました。
時間はスマホで確認することにしました。
スマホは機内モードにして電池の消耗を極力抑えて、位置・ルート確認と時間確認のためだけに使いました。
そのため、15日夜には30%ほど電池が残った状態でした。
多くの道間違いや現在位置の確認ミスなど、いろいろ失敗を重ねました。
振子辻を過ぎたところで、迷いポイントと表示があり、少し歩いて90度に曲がりました。
それで、そこが水引迫と思い込んでしまいました。
水を確保する必要があるため、水場を信じて谷筋を下りました。
水が確保できて一安心しました。
翌日、水引迫を通ったのですが、広くてテントが張りやすい場所で、近くに水も流れていました。
やはり、時計を見ながら時間管理をしてゆとりをもってあるかないと失敗が増えそうです。
今回の山行にあたっては、nanfutsuさんの詳細なレコが助けになりました。
プリントアウトして持参しておけば、もう少し間違いを少なくすることができたかもしれません。
この縦走ができたのもnanfutsuさんのおかげです。
ありがとうございました。
日本3大渓谷の大杉谷もすごいところでした。
滝や巨石の河原、透明でブルーな水。
迫力ある気色を見ながら歩けます。
もっとゆっくりと大杉谷を歩きたいですね。
しかし、帰りのバスで着替えたら、座席に丸々と血を吸ったヒルが転がっていました。
背中をかまれていたようです。
雨の日にはヒルが多いそうです。
これからの季節は要注意です。
バスの運転手さんは、上の木から落ちてくると言っていました。
そんなこんなで、台高を満喫しました。
帰りの松阪駅では、お巡りさんがたくさんいました。
電車の中から見ると、腕に大分県警と書いていました。
もうすぐサミットですね。
全国からお巡りさんご苦労様です。
コメント
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タノシクさん、こんにちは
5月のいい時期にしばらくレコがあがってないなぁって思っていましたが、すごい山行に出掛けられていたんですね
大台ケ原の日ノ出岳をひょいっと登った私とは訳が違いますね
私の日ノ出岳山行の20倍はあるいているのではないでしょうか(⌒^⌒)b
それにしてもここをテントを担いで縦走されるとはホントにすごい!!
車で大台ケ原へ行った時もかなり山深い印象がありましたからね
日ノ出岳から大杉谷のルートはいいですねぇ♪
見所満載で私も歩きたくなりましたヽ(*´з`*)ノ
これで夏の縦走もバッチリですね♪
タイさん こんにちは
連休中はおとなしくして山行をいろいろ考えていました。
ここも、去年、時間があったら行きたいと考えていました。
いろいろ出かけたのでここまで手が回りませんでした。
大台周辺はハイキングの人が多いのですが、少し離れると人も少ないですね。
2日目は誰にも会わず。
3日目はトレランの方に追い越されて驚きました。
その日は、私と逆コースを歩く4人のパーティにであいました。
台高主脈は歩く人が少なく、自然と触れ合いながらの山歩きができます。
大杉谷いいですよ。
お勧めです。
桃の木山の家のHPでは、下りの方が事故が多いので登りをお勧めしますとあります。
名古屋、松阪経由で入山して大台から帰ればどうですか。
テン泊縦走に少し自信がつきましたが、歩く速さはゆっくりでないとだめですね。
タイさんのスピードにはついていけないかも。
すごいルートですね。
この週末、明神平からテント泊で池木屋を往復する予定でしたが、脱帽(笑)
どうしてこんなにタフなんでしょうね。
yosさん おはようございます
台高池小屋山から南は区間を区切って登るというのがむつかしいので、一気に行ってみました。
池小屋山をピストンですか。
アケボノツツジが残っていればいいんですが。
晴れていたら気持ちがいい稜線歩きができますよ。
それ程タフではないんですが、テン泊装備では、標準コースタイムの1〜28割増しで歩けば歩けると思えます。
これも慣れですかね。
tanosikuさん おはようございます
4日間も山での徘徊うらやましいです。
ワタクシの年になると徘徊という言葉がが似合う
テンさん おはようございます
徘徊するのは面白いですね。
登って下りる登山より縦走がいいです。
同じく、じいさんには徘徊が似合います。
晴れた日の徘徊は最高ですね。
また、どこかでご一緒に徘徊しましょう。
たのさん、すごいところを歩きましたね。
大杉谷はいつか歩きたいと思っていますが、なかなかタイミングがなくて。
しかも土砂崩れなどで、結構通行禁止になるので、いつ行けるのやら?
でも、たのさんのレコで楽しませてもらいました。
この調子なら奥駈もちょいちょいですね
オトさん こんばんは
台高主脈は人があまり入っていないだけあって自然たっぷりですね。
そのなかにあっても、踏み跡は着実にありました。
この雰囲気を楽しむ人がいるんだと思います。
大杉谷、数年前に通れるようになってからは通行は大丈夫みたいですよ。
ただし、台風がちょっと通るとどうなるか分かりませんが。
奥駈行きたいんですけどね。
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