山ガール!?の足攣りでスローペース 谷川岳 〜天神平ピストン〜
- GPS
- 06:28
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 956m
- 下り
- 954m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 6:27
※しかも下山時は肩の小屋〜熊穴沢避難小屋までの間で渋滞に巻き込まれたうえ、2度の嫁の脚攣りがあり、時間的に大きくロスしています
天候 | 晴れ♪ ※午後からは雲が多くなるも終日遠景もOK(^_-) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※5階建ての大きな立体駐車場です(入口は1階、出口は6階で入場時に料金の支払いを求められます) http://www.tanigawadake-rw.com/access/ ※関越自動車道水上ICから約15km(約30分) ※駐車料金:500円(※2月1日〜4月30日の平日は駐車無料(1月2日3日は除く) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通じて大きな危険個所はありませんが 1.肩の小屋からトマの耳までの間に鎖場があります。滑りやすい蛇紋岩の露出した急斜面が2か所ほどあり登りはともかく、下りでは慎重に歩いた方が良いかと思います 2.トマの耳、オキの耳は切り立った場所です。湯檜曽川側に寄りすぎると危険です 3.オキの耳から奥の院を経由して「ノゾキ」まで日帰りで往復可能かと思いますが、奥の院から見ただけでも一の倉沢の上部にあたるため、もし滑落した場合1000m下に落ちることになりますので要注意かと思います ※ロープウェイ情報 ・立体駐車場を兼ねているベースプラザの6階がロープウェイ乗り場です ・往復:2060円(モンベルカード提示で100円割引の1960円になりました) ・定員:22名(16名分の座席あり) ・所要時間は約15分で、白毛門や谷川岳の雄大な姿をゴンドラの中から眺めることが出来ます http://www.tanigawadake-rw.com/price/ 【ロープウェイ天神平駅〜熊穴沢避難小屋】 ・緩い斜面の登りから始まり、やがて木道、木製階段の道となります。比較的歩きやすいかと思いますが、天神尾根上ですので左右に灌木があって気づきにくいですが、左右の斜面に滑り落ちると危険ですので注意が必要かも知れません ・2か所ほど鎖の設置された岩場がありますが、慎重に歩けば鎖を使わずに通過できます ・熊穴沢避難小屋は展望はありませんが、小屋は解放されており内部にベンチもありますし、周囲も多少休憩できる場所があるので、行程の1/3程度にあたることもあり休憩適所かもしれません ※熊穴沢避難小屋から南西方向に進む「いわお新道」は崩落のため通行禁止でした(避難小屋付近にトラロープが張られています) 【熊穴沢避難小屋〜肩の小屋】 ・しばらくは樹林帯の中の尾根上を緩く登りますが、灌木が低くなり展望が開け始めると岩場の登りが始まります。なかなかの急斜面で岩は蛇紋岩ですので油断すると滑ります ・森林限界を超えると肩の小屋に到着です ・肩の小屋は有人の宿泊できる山小屋でコンパクトで可愛らしい小屋でした ・小屋周辺にはベンチが設置されており休憩適所です ・小屋周辺からは登ってきた天神尾根が見通せ、天気が良ければ南側に赤城、榛名、子持、十二ケ岳等の群馬の山々、西には万太郎山方面に続く雄大な尾根と山々などの気持ちのよい展望が広がります ※肩の小屋直前に雪渓がわずかに(数m)残っている場所を通過しますが、残雪は完全に緩んでいるためツボ足で問題なく通過出来ました。危険なのはこの雪渓下部の斜面で残雪が解けた水が流れ込んでおり、この水が蛇紋岩を濡らすことで滑りやすくなっています 【肩の小屋〜トマの耳】 ・10分程度の緩い登りです ・トマの耳からは360度の大展望が広がっています 【トマの耳〜オキの耳】 ・10分程度の所要時間で、一旦下り登り返すとオキの耳に到着です ・オキの耳からも360度の大展望が広がっています 【オキの耳〜奥の院】 ・5分程度の下りです。 ・コンクリート製の立派な鳥居をくぐると小さな祠と賽銭箱が設置された奥の院に到着です ・奥の院からも素晴らしい展望が広がっています 【復路】 ・往路を戻ります ※冒頭にも記載しましたが谷川岳は滑りやすい蛇紋岩が多く、濡れていると非常に滑りやすく、乾いていても滑ります。岩場の下りもありますので疲れた脚でこらえきれずに滑らないように注意が必要です ※トイレ情報 ○ロープウェイ山麓駅 ・チケット売り場(6F)の車両出口方向にトイレあり ○ロープウェイ天神平駅 ・乗り場の北側にトイレあり ○肩の小屋 ・小屋のトマの耳側にポットントイレが2基設置されています(協力金:100円) |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア(上下) 1 ノースフェイス レインテックプラズマ
ソフトシェルジャケット 1 ミレー薄手
エマージェンシーキット 1 エマージェンシーブランケット・薬類、ナイフ、テーピング、ライター他
カメラ(M4/3機) 1 GM1+12-32
手袋 2 ウィンドシェルタイプ、簡易レインタイプ
ゲイター 1 ノースフェイスゴア(ショートタイプ)
帽子(キャップ) 1 マムート(グレー)
スマートフォン 1 外部バッテリー1個
ヘッドライト 1 予備電池1set
速乾性タオル 1 60x30サイズ
水(1.0L) 1 モンベルボトル
多機能ウォッチ 1 SUNTOベクター
ダウンジャケット 1 モンベルアルパインダウンジャケット
ストック 1 LEKI サーモライトAS
サングラス 1 オークリー
熊よけ鈴 1
チェーンスパイク 1 モンベル
ダウンパンツ 1 フェニックス
着替え 1 長袖シャツ・長ズボン・ソックス
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共同装備 |
GPS 1 eTrex30J、予備電池1set
自動車 1 プリウス(紺)
行動食 1 ナッツ、菓子類他(1食分)
タブレット 1 電解質タブレット、ブドウ糖タブレット
地図 1 山と高原地図コピー、1/2500地形図
水(1.0L) 1 プラティーパス
昼食 2 コンビニおにぎり他
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感想
当初は6月恒例の小浅間山ハイクを計画し、長野県警に登山計画書までWEB提出していましたが、週半ばにふと未踏の谷川岳のことが頭に浮かびました
早速、週間天気図で予想天気図を確認すると、移動性高気圧が少しだけ東海上に抜けるくらいで大荒れはしそうにありません。「てんくら」でも少々風があるものの何とか天気が持ちそうなので急きょ予定を変更して谷川岳に登ることにしました
いつもの通り、5時起床の6時半出発!
1時間半弱で谷川岳ロープウェイ土合駅併設の駐車場に到着
駐車場もまだまだ余裕があり、ロープウェイも待ち時間なしで乗車することが出来ました
ゴンドラの中から白毛門やこれから登る谷川岳の双耳峰が見えてテンションもアップ!
天神平駅から軽やかに登り始めました
良く整備された登山道で木道や階段もほぼ完ぺき
心配していた鎖場は高度感もなく、鎖やロープに頼ることなく登り下り出来ました
肩の小屋手前の残雪も緩んでいるうえ極僅かな距離ですし、仮に滑っても滑落するような状態ではなかったためツボ足で問題なく通過
コースタイムよりかなり時間はかかりましたが、無事、トマの耳、オキの耳まで歩くことが出来ました♪
奥の院方向に僅かに下った場所でランチを終え、奥の院にお参り
そこで何と!地元の牛伏山で出逢ったナイスミドルな男性に声をかけられました
牛伏山でも大きなバックパックを背負っていらっしゃいましたが、今回も日帰りにしては大きなバックパックで驚き!
先週は小屋泊(避難小屋泊!?)で万太郎山方面への縦走をされたとのこと
その体力と脚力に驚かせられました
下山は往路を戻るだけ・・・なのですが、午後になり残雪が解けた水が登山道の蛇紋岩を濡らし滑りやすくなっていて緊張
案の定、嫁はスリップして左手の筋を痛めてしまいました
しかも四阿山の下山時と同じ内腿がつり、芍薬甘草湯(漢方)を服用するほど
さらに下りでは小さなお子さん連れや山慣れしていない方のスローペースもあり渋滞気味!
コースタイムを大幅にオーバーして往復7時間ものハイクとなりました
想定外の嫁の怪我や脚攣りこそありましたが、終日、素晴らしい谷川の山々を眺めながら歩くことが出来、大満足のハイクで終わることが出来ました
余談ですが、左手を痛めた嫁を労わって、本日の夕食は外食&お風呂洗いもすることになりました(^^;)
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最後になりましたが、人気の山にはたくさんの登山者が訪れます
中には山慣れしておらずスローペースの方もおられ、時にそれが渋滞の原因にもなるかと思います
出来れば避けられる場所を見つけて、後続の方を先に行かせる配慮をお願いしたいものです
なかなか避けられない場所も多いかも知れませんが、ちょっとした配慮で山の渋滞はかなり解消されるのではないかと感じました
またガイド登山と思われる団体さんと往復で一緒になりかけましたが、先頭を歩くガイドさん?のペースが速く、パーティーがかなり長い列をなしていました
最後尾を行くガイドさんは後続がたまってくるとパーティーを止めて先行させる配慮がありましたが、先頭のガイドさんは前のハイカーにぴったりと付き、後続を気にする風も感じられず少々困惑させられました
特に人気の山の週末では渋滞となりやすいので、小グループに分ける等の配慮があればと残念に感じました・・・が人気の山では仕方のないことなんですかね
ちなみに我が家は長い渋滞に巻き込まれない限り、後続の方がせまってきた際には必ず道を譲ることにしています
良い天気に恵まれ、よかったですね。画像を見ながら私も歩いた気分になれました。
メモの後半にあるように、リーダーの心得・遅い人の心遣い、本当にそう思います。お互いのちょっとした心遣いで、気持ちよくみなさんが歩けるなら、すべての人がとても思い出に残る山行になるはずですね。
次は、西黒尾根を下りに使えるようになると、また山歩きの力が高まりますね。ご主人が一度単独で西黒尾根を下りてみると、奥さんへのアドバイスができたり、それまでに慣らしの山行を組めたりすると思いました。
6月中旬から下旬にかけて、谷川主稜線西の平標山が花でみごとになりますね。岩々の部分もありますが、ほとんど階段や土の道ですから、滑る心配は少ないと思います。上りに山の小屋経由で、下りに松手山経由という使い方もできます。女性の場合、トイレの心配があるから、両方山の家経由という歩き方もあります。仙の倉山方面へベンチまで少し下がると、いろいろな花に出会えます。ハクサンコザクラもたくさん咲いてます。歩かれたことがあるようでしたら、ごめんなさい。
118はミツバオウレン、125はユキワリソウです。
またの山行報告、楽しみにしています。今回もありがとうございました。
suro-ninさん
いつもコメント有難うございます
万年初心者の私がわかったようなことを言うのもどうかと思ったのですが、久々の人気の山で少々思うところがありましたので書かせて頂きました
少なくとも自分が他の登山者の迷惑にならないように気を付けたいと思います
西黒尾根ですか?(^_^;)
軟弱中年ハイカーの私には日本三大急登は無理かと・・・
しかも極度の高所恐怖症ですし(笑)
花に覆われる平標山なんていいですね♪
今回のハイクでこの山域の素晴らしさを感じてしまったので、また出掛けてしまうかも知れません♪
追伸)花の名前のご教示、いつも有難うございます
早速、写真のコメントに追記させて頂きました
同じ日に、同じ山域に居ました。
谷川岳って、花が沢山咲くんですね♪
写真の枚数、200枚越え!!
お気持ち分かりますー(*^^*)
soyano999さん
お久しぶりです
コメント有難うございます
いつも、だらだらと写真ばかり多いレコですみません<(_ _)>
今回はウスユキソウには早かったようですが、ハクサンイチゲをはじめとする可憐な花に出逢うことが出来ました♪
山の花はどれも可愛くて大好きです♡
soyano999さんはまたマニアックなコースを歩かれていらっしゃいますね
我が家はオーソドックスな天神尾根コースでの往復が限界です(^_^;)
若いと何でも出来てうらやましい限りです
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