☆樅沢岳〜槍ヶ岳〜南岳☆百高山97座目は周回で。。。

2016年06月19日(日) [日帰り]

• GPS: 15:53
• 距離: 44.3km
• 登り: 4,212m
• 下り: 4,207m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:47
• 休憩: 0:56
• 合計: 15:43

距離 44.3km 登り 4,212m 下り 4,212m

4:16 新穂高温泉無料駐車場
4:23 新穂高温泉バス停
4:31 4:34 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
4:47 お助け風穴
4:59 中崎橋
5:07 笠新道登山口
5:16 わさび平小屋
5:29 小池新道入口
5:57 5:58 秩父沢出合
6:08 チボ岩
6:20 イタドリが原
6:38 6:39 シシウドヶ原
7:06 7:07 鏡池
7:09 7:11 鏡平山荘
7:51 7:56 弓折乗越
8:08 花見平
8:19 くろゆりベンチ
8:37 双六池
8:45 8:49 双六小屋
9:21 樅沢岳
11:34 千丈乗越
12:53 12:57 槍ヶ岳
13:09 13:11 槍ヶ岳山荘
13:12 槍ヶ岳
13:13 13:16 槍ヶ岳山荘
13:22 13:25 槍ヶ岳山荘
13:27 槍ヶ岳
13:27 13:33 槍ヶ岳山荘
13:39 飛騨乗越
13:52 14:04 大喰岳
14:21 14:26 中岳
14:56 天狗原分岐
15:10 南岳
15:14 南岳小屋
16:29 16:31 南岳新道 救急箱
17:59 18:00 藤木レリーフ
18:03 滝谷避難小屋
18:49 白出小屋
19:18 19:19 穂高平小屋
19:41 小鍋谷ゲート
19:52 新穂高温泉駅
19:55 新穂高温泉バス停
19:59 新穂高温泉無料駐車場

天候

晴れ〜高曇り〜槍手前から風雨ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は新穂高温泉登山者用無料駐車場（深山荘前）

コース状況／危険箇所等

※ルート図の計測距離は槍ヶ岳周辺でログデータが暴れているため実距離は5km程短いと思います

【新穂高温泉〜小池新道〜双六小屋】
まずは新穂高から左俣谷沿いの長い林道歩きから
林道が終わると小池新道を鏡池へ
北アメッカの山々へ通じるメイン路線でもあることからとても整備された歩き易い道が続きます
双六小屋まで雪渓歩きが2〜3箇所ありますがアイゼンの必要性は感じない程度です

【双六小屋〜樅沢岳〜槍ヶ岳】
西鎌尾根を辿るこのルートの尾根北面は、少雪であった今年ですがまだまだ残雪が多く残ります
十数箇所の雪渓トラバースがありアイゼン必須です
何気にアップダウンがありますが槍ヶ岳を終始望みながらの稜線歩きは格別です
まだ入山者少なく最近の踏みあともなく今回一人も登山者に会いませんでした

【槍ヶ岳〜中岳〜南岳】
3000m級の稜線歩きを満喫できるこのルート
今回は天候不順で残念でしたが北アの代表的な峰々を360°望める稜線散歩は素晴らしいものがあります
足場の悪い危険箇所は槍ヶ岳取付き周辺のみですが、この時期まで雪渓が何箇所もありますので濃霧時・天候不順時はルート取りに注意が必要です

【南岳〜南岳新道〜槍平小屋】
今回初めて歩いた南岳新道ですが、新道とは名ばかりの荒れた急峻な登山道です
旧道は南沢沿いを槍平まで下るルートだったようですが今は廃道となり尾根メインの新道となっています
小屋から10分程下った箇所で一部旧道側（尾根から外れて南沢側を辿る箇所）の登山道は未だ残雪が多く二箇所ほど急峻な雪渓をトラバースする箇所があります
雪渓は幅長さ共に規模は大きくトレースがない雪渓トラバースは、今回の濃霧時には雪渓出口の登山道が判明しずらく難儀しました
ここはアイゼン・ピッケル必須です

写真

6/19 4:18

朝一の新穂高登山者用無料駐車場
日曜日だと言うのに30台程の車両数
今日は長い一日に成りそうです。。。

6/19 4:40

左俣林道にて
ひっそりとニッコウキスゲ♪

6/19 4:57

ウツギも綺麗に咲き誇っています

6/19 5:05

空の感じがイイ！
でも今日は下り坂です

6/19 5:17

まだ小屋開けしていないわさび平小屋を通過します

6/19 5:30

小池新道に入りました
目指す山々はまだまだ遠い

6/19 5:55

槍から朝日が昇る

6/19 5:56

歩きやすい小池新道を進むと早くも沢筋に雪渓
本日は飽きるほど雪渓歩きをしました

6/19 6:25

小さくて可愛いミヤマキンポウゲ

6/19 6:39

シシウドヶ原
ひと休みにはもってこいの休憩場所

6/19 6:55

ショウジョウバカマ

6/19 6:57

ダイナミックで美しいキヌガサソウ

6/19 7:06

鏡池に到着
槍ヶ岳は遙か彼方

6/19 7:07

水面に写る景色もまたイイ。。。

6/19 7:35

弓折に向かっての雪渓歩き

6/19 7:56

シナノキンバイ

6/19 8:00

ハクサンイチゲも元気ハツラツ！

6/19 8:02

稜線に上がり笠ヶ岳方面を望む

6/19 8:02

北方には鷲羽岳が姿を現す

6/19 8:19

樅沢岳の全貌
本日一番の目的のお山が近づいてきた

6/19 8:23

双六小屋が間もなくです
バックの鷲羽が勇ましい。。。

6/19 8:50

双六小屋は美味しい水が汲めて有難い
小休止の後、西鎌尾根に取付きます

6/19 8:58

樅沢岳に向かって少し登ると三俣蓮華岳や鷲羽岳が良く望めます

6/19 9:17

そう苦労もなく樅沢岳山頂
97座目まで積み上げてきた苦労があるので正直嬉しい。。。

6/19 9:18

笑顔で一枚

6/19 9:18

山頂より
左に双六岳
右に三俣蓮華岳

6/19 9:18

山頂から南側は閉鎖的ですが北側のロケーションは素晴らしい

6/19 9:24

そして東側には西鎌尾根を遙か辿った先に槍ヶ岳
正面に槍を見据えながらの稜線歩きの始まりです

6/19 9:29

振り返って笠ヶ岳方面の稜線
息をのむ美しさ♪

6/19 9:43

足元には健気にイワカガミ

6/19 9:54

荒々しい硫黄岳と湯俣川源流部

6/19 10:01

西鎌稜線北斜面はまだ多くの雪渓が点在します

6/19 10:06

徐々に近づいてきた槍ヶ岳

6/19 10:23

北鎌尾根の全貌
手強い小ピークが手に取るように望めます

6/19 10:24

西鎌尾根からの勇ましい槍ヶ岳
惚れました！

6/19 10:50

登山道は雪渓の下へ
雪渓の上に鎮座する槍ヶ岳＾＾

6/19 10:59

雪渓トラバース箇所の傾斜が徐々に急になってきます

6/19 11:34

南斜面の飛騨沢源頭部
来シーズンには滑りに来たい第一候補

6/19 11:34

ようやく千丈乗越に辿り着く
この頃から天気が怪しくなり・・・

6/19 11:27

飛騨沢を駆け上ったガスに槍が包まれる

6/19 11:57

天気悪い＝ライチョウ現る
期待通り槍手前でライチョウくん！

6/19 11:58

オスのライチョウくんが縄張りを警戒しています

6/19 12:07

風雨が厳しくなりカッパを着用
結局下山まで脱ぐ事はできませんでした

6/19 12:27

槍ヶ岳山荘裏
西鎌尾根の終点です
一層風雨が厳しくなりピークハントを躊躇する

6/19 12:46

ここまで来れば行くしかない
山頂直下、二連鋼製梯子を攀じ登る

6/19 12:48

よっしゃ！槍ました！（笑）
北鎌尾根攻略時と同じ風景
いつになったら晴天の山頂を踏めるだろうか、、、

6/19 12:49

貸切の山頂で一枚。。。
登りも下りも贅沢な貸切槍ヶ岳♪

6/19 13:18

ノービューの槍をそそくさと下山し、槍ヶ岳山荘で暖を取る
この一杯のホットミルクに救われた。。。

6/19 13:35

お昼を済ませスタミナ復活
外は相変わらずの天候だが前進あるのみ
飛騨沢を下るエスケープも考えましたが当初の予定通り南岳へ向かう

6/19 13:38

カッパの中と同じ
ずぶ濡れのシャクナゲ

6/19 13:53

視界不良でルーファイしながらの雪渓歩き
人影を見つけたと思ったら・・・

6/19 13:54

大喰岳でした。。。

6/19 14:23

中岳の登りでは槍直下並みの梯子あり

6/19 14:27

中岳山頂
カメラも濡れ濡れ
おのずと写真の枚数が減ります

6/19 14:51

あのトンガリの先が南岳か・・・

6/19 15:11

小ピークに幾度もだまされ
ようやく南岳に辿り着く

6/19 15:15

少し下ると濃霧の中から南岳小屋が現れた

6/19 15:16

この標識を右に折れれば南岳新道
もう下りのみと楽勝気分で初めて望んだ南岳新道だったが・・・
大きな誤算

6/19 15:32

10分程下った場所で登山ルートが急峻な雪渓に阻まれる
トレース無く視界も悪く雪渓の出口が判別不能
GPSも不具合を起こし七転八倒

6/19 15:40

一つ目の雪渓はどうにかクリアできたが、二つ目の雪渓は滑落の危険性もあり難易度が高かった
ルーファイに時間を要し慎重判断の末一時間以上の時間を掛け正規ルートに取付いた

6/19 17:19

風雨の中、荒れた南岳新道の急峻な尾根道をひたすら下り、最後に南沢の雪渓を渡れば槍平が間もなく

6/19 17:30

槍平小屋到着
正直ホッとしました

6/19 17:59

藤木さん、無事に戻ったよ。。。

6/19 18:02

ガンガン流れる滝谷をずぶ濡れで構わず渡渉し

6/19 18:46

白出沢を渡れば残すは林道歩きのみ
明るいうちにここまで辿りつけて山神様に本当感謝です
想定通り長い一日となりました。。。

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

SC-02G SAMSUNG

感想

sanpo69

二週間ほど原因不明の背中の痛みがとれず病み上がりの本日でしたが
一年で一番陽の長いこの時期でと温めていた周回ルートを決行
高山には未だ残雪多く、ゆとりを持った日帰り周回のリスクを考えると
決行にはちょっと早かったお山の状況でした
本日の後半は天候も悪化し難易度が増し、第六感までフル活動
久々ハードな山行となりました
肝に銘じた事
お山は早出が基本
基本に忠実でなければいけませんね！