双門ルート・八剣谷から八経ヶ岳〜弥山川詰めて近畿最高峰へ
- GPS
- 12:57
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,095m
- 下り
- 2,110m
コースタイム
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 2:53
- 合計
- 12:52
天候 | 曇り時々晴れ(高湿度) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
双門コース 現状のルート状況ですが、崩落等通行に問題のある箇所はありません。破線ルートとは思えない大変整備の行き届いたコースでした。 岩場は濡れると難易度が激変すると思いますので、この日は歩きやすいコンディションだったと思います。(蒸し暑さはハンパなかったですが…) 危険箇所もありますが、極端な高度感は無く、空中に体を乗り出したり、特別な技術が要るような箇所は無いように思います。前半(河原小屋跡まで)は体力勝負のハードトレッキング、後半(河原小屋跡〜狼平まで)はルーファイ等が要求されるコースと思いました。 引き込まれそうな二股の踏跡や、崩落箇所の巻道で戸惑う箇所も数か所ありましたが、おかしいと思ったら引き返しましょう。大体そんな所には大体目印(リボンやケルン)があります。(今回2回高巻きすぎました) 八剣谷 沢靴に履き替えて遡行しました。難易度は高くはないですが、読図やルーファイなどの最低限の備えは必要です。 狼平からしばらく進むと二股に分かれる場所がありますので、そこは右俣を進みます。 右俣を最後まで詰めると崩落地に到達し伏流となります。 伏流となった箇所から東側の斜面にガレ場がありますのでそこを更に詰め、適当な場所(乗り上げ可能な場所)から右岸(北側)に乗り上げます。 右岸に乗り上げると枯れたトウヒとシダ類の斜面となりますので、とにかく高い方へ進むと、上手くいけば八経山頂、あるいは八経から明星方面の登山道に乗り上げられます。 |
写真
装備
備考 | 行程が長く、草付、泥、苔多数のルートにアプローチシューズは無いな…と。 八剣谷を除くルートはトレッキングシューズがベスト。 お助け紐代わりに長めのスリング持参したけど使わず仕舞い。 八剣谷進むなら登山靴で巻きながら進むより、沢靴でじゃぶじゃぶ行った方が快適&楽。 |
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感想
新たなチャレンジとしてロープやら靴やら買い揃え、散財しまくりな最近…
新しい道具でいつもの金毘羅で岩トレしようと思ったけど梅雨前線がどうもイヤな感じ。でも南の高気圧が頑張ってくれてそうなので近畿南部は雨はなさそう。
と言う事で久々に大峰の地図を広げてみる。
うーん…尾根道は暑そうだし、沢筋はヒルいそうだし…と思いながら目に付いたのは双門滝ルート。
ついでに八剣谷詰めて八経…これイイんじゃね??
てな具合で前日土曜日にルート決定。
急いで情報を集め、少なくとも6月初旬では大規模な崩落などは無いことが分かったので計画書を作成。
それにしても最近は岩トレばっかりで体もナマッてそう…各自水分2.5L、沢靴、食料なんかで日帰りなのにソコソコの荷物になったね。夏に向けての良いトレーニングになりそうだ。
CTも長いし、早めの出発が望ましいので熊渡で車中泊。前夜12時過ぎに到着したけど、既に数台の車が停まってました。(土曜日から泊まりの方が多かったと思います)
朝4時に起きて朝食取って着替えて…5時前に出発という我が家らしからぬ計画的な行動。さぁ出ようぜ…と進むも…
ん??車にキー掛けたかな…と道中引き返すハメに…(掛け忘れてました…)
大峰は以前に黒滝の道の駅でウタとオトを忘れて来た事もあり、大峰は父にとって物忘れが多発する場所となりつつあります。気を付けよう…
結局、再出発は5時過ぎに…
気を取り直して先を進み、尾根コースとの分岐で沢に降り、いよいよ関西屈指の難コースと言われる双門滝コースへ…
河原歩きを経て釜滝からいよいよルートの核心…と思ってたけど、もの凄い整備が行き届いたコースでビックリしました。今まで歩いたどの破線ルートよりしっかり整備されております。道中、遭難者のご遺族が登山道整備に尽力されている旨のプレートを発見。三人で遺族への感謝の気持ちを胸に、故人に向けて手を合わせました。
このルート、基本的には河原歩きと巻きの連続で、巻いた後に素晴らしい渓相に出会えた時の感動はたまらんす。しばらく降雨が無かったのか、岩場も滑ること無く順調に…って思ったけど、沢筋外れて巻き始めると暑すぎる…湿度高すぎだわ…
三人とも普段そんなに水分取らないんだけど、この日は飲まずにいられない…巻いてはスポドリガブガブ、巻いてはスポドリガブガブ…
三人で7.5Lのスポドリ、いつもは7割方余ります。でもこの日は早々に足りなくなることが判明。でもいつでも水分補給は可能なのが沢ルートの良い所ですな。
釜滝から双門滝の望める吊橋までは特に問題もなく…滝見が出来る岩の上で立派な滝に感心すると同時にこの滝を高巻くのかぁ…汗ダラダラかきながら見上げる父…
ウタとオトはお菓子ボリボリ…
緊張感ねぇなぁ…
その高巻き…噂通りハシゴの連続。このハシゴ登り、滝側に付いてる時は風が入るけど、裏側になると無風多湿の激暑に…この日はまだ曇りがちで助かったのかもしれませんが、とにかくサウナかと思うほど暑い…
こりゃ今日は暑さとの戦いだな…と。
高巻きを終えて、河原に出ると風が吹く。少々生暖かい風だけど、それでも涼しい。
とにかく水分補給の休憩を多数とりながら先を進みます。
ちなみにこの日は三人ともアプローチシューズ。沢沿いの登山道=岩多いんじゃね??的な安易な発想。普通に考えれば巻道は湿ってるし、苔や泥もあるに決まってるやんか…
素直にトレッキングシューズが最適と思います…
そんなこんな、高巻きを終えてしばらくすると河原小屋跡の崩落地に出ます。
もっと荒れ荒れなのかと想像してたけど、ピンポイントで崩落が小屋に直撃しちゃったのね…
崩落地をセオリー道理り対岸から巻こうとするとしっかり目印が…大体迷いそうな場所はピンポイントでリボンやケルンがあります。ホントに頭が下がります。
河原を歩き、細かく巻きながら更に沢を詰め、噂の空中ハシゴと空中回廊へ…ん??…今日は乾いてるからだねって事であっさり通過。
空中回廊があるゴルジュ帯の巻道を終えると、なんとなく狼平が近づいて来たのが分かります。いよいよこのコースも終了かぁ…としみじみ。
一応、狼平12時着をタイムリミットに、これ以上掛かってしまったらそのまま下山しようと思ってたけど、何とか11時台に到着。
小屋前で前日から泊まりの方としばし話をし、食事&沢靴に履き替え12時過ぎに出発。
八剣谷…気持ちいい…素敵な渓相の沢をじゃぶじゃぶ…狼平から序盤、右俣をしばらく進むまではホントに気持ち良い沢歩きを楽しみました。
沢を詰めていくといよいよ源流へ。崩落跡なので進むペースも一気に下がるけど、最後まで詰め切るとおそらく近畿で一番高い水場に到着します。
で、ここから最後の登り…あぁ…また暑さとの戦いかぁ…
ガレ場をエッチラホッチラ、乗り上げて枯れトウヒの斜面をエッチラホッチラ…トウヒの森の尾根を登る三人…
もうすぐ山頂。ピンポイントで山頂着きたいねって事で、オトに匂いを嗅ぎ分けてくれと頼む父とウタ
結果…外しよった…明星寄り20mtってトコに乗り上げガックシ…
久々の八経ヶ岳。時間的に人いないかなって思ったけど、大勢の方で賑わってました。道中殆ど人に出会わなかったので少し新鮮な感じ。
しばし山頂を堪能、靴を履き替えて下山スタート。人が多そうな弥山を避け、明星・日裏方面から下山します。
オオヤマレンゲを鑑賞し、明星ヶ岳周辺の苔とトウヒの森の美しさに感激しながらも、日没が気になる時間なのでペースアップ。んが…
はやりこの日は暑さとの戦い。ポイント毎に休憩取らなやってられん。
カナビキ尾根出合で最後の休憩で残った食べ物を口にし、一気にカナビキ尾根を下山。
三人とも今日はコレが一番きつかった…と。
大峰のCTってキツめだよなって改めて思った次第。
林道出て早足で歩いて何とか17時台に車に到着。最後のカナビキ尾根下山で一気に体力持っていかれた感じ…
とにかく距離や標高差以上にハードな行程でした。これって冷たくて気持ちイイって言いながら歩いた八剣谷遡行で足元冷やしちゃったからかも。
そんなこんな、関西屈指の難ルートと言われる双門コース&美渓を詰めて八経への山歩きを堪能しました。
景色の美しさ、達成感…超一級品であります。
暑さとの戦いでフラッフラになった三人ですが、また秋の紅葉時にでも再訪したいねって話をしております。
いよいよ夏山シーズン。色々楽しみだなぁ…
utaちゃんotoちゃん&パパ こんばんわ。
”ウチラ殆ど人に会わんかった”って言うからどこ登ったんかと思えば
双門コース〜八剣谷って。。。そりゃ狼平と山頂以外に人居ませんわ
それにしてもサクッと登ってしまう感じで最近の岩トレの成果ですかね
う〜ん いつかは行ってみたい双門コース。
オオヤマレンゲとセットでって魅力的ですが、下山が大変そうやですねー
お疲れ様でした
さとくんさん、こんばんは。
山で会ったかも…に沢山のレコが上がっており、狼平と山頂の2回人と出会ったので、この中にいてはるかな??って思いましたが、レコの方とは誰にもお会いしてなさそうでした
暑いの想像して沢筋選んだんですけどねぇ…風が全く入らんという…山頂で思いの外、風が強かったのでビックリしました。我が家は完全に風裏ばっか歩いてたみたいです…
このコース、八剣谷を歩いたからはっきりしませんが、CTで言えば12〜13時間と思います。
8掛け目標で9掛け位かな…なんて思いましたが、休憩取りまくりで結局13時間…
はよ歩く必要は特にないんですが、安全面を考慮するともう少しはよ歩きたいトコです…
やっぱまだまだイケてねぇなぁ…と
でも静かな山歩きに、オオヤマレンゲと沢歩きのセット、イイですよ〜
utaちゃん(さんかな?)、otoちゃんの成長にはビックリです
狼平小屋の前で写された姉妹の写真を拝見するとotoちゃんの
身長にはすごすぎです。もう少しでutaちゃんの身長を追い抜きそうですね
でも、otoちゃんの昔から変わらず、あどけなさが残り元気一杯ですね
これからも安全登山を
すみまるさん、こんばんは。
ウタが160センチ、オトが150センチになり、今年は山服なんかの出費もかなりかさんでしまいました…
去年までの服着せると、特にオトはパツパツに…
まぁ山での行動は小さい頃からなんも変わりません。
人が多いと恥ずかしいので、出来る限り静かな場所で…
utaotoさん、お久しぶりです。
ご無沙汰で失礼していましたが、uta&otoちゃんもずいぶん大きくなられましたね (上の方も言ってますが)成長期は着るものが大変!?
で、レコ、最初どこ登ってるんかな?
と地図見ずにレコ読み進めたら、え?狼平?え?八経ヶ岳!!
だったんですね
相当珍しい双門コースだったとは、サスガに岩場+沢歩きのオンパレード
しかもutaotoちゃんも相当岩慣れしてスタスタ、ここを日帰りとは素晴らしすぎます。またファミリーレコ楽しみにしています
ShuMaeさん、こんにちは。
こちらこそ、大変ご無沙汰しておりました
ホントにこの一年間で一気に身長伸びました。山道具も殆ど一新しなければならないという…
歩くのは確かに速くなり、難所での体の使い方も上手にはなってきましたが、堪え性がないのは父譲りで、暑さや空腹には全く耐えられません
この辺までが我が家では日帰りで計画できるギリギリのラインです…コレ以上となるとリスク管理が出来なくなっちゃうので、もう少し体力付けばなぁ…と思う今日このごろ…
パパ、こんばんは。
1日違いで八経ヶ岳だったのね。でも双門ルートからだったとは!私も誰か双門に一緒に行かないかな〜なんて思ってたんだけど、惜しかった…
条件が良かったとは言え、このロングコースをサクサク行ってしまうウタとオトはすごいなぁ〜♪夏休みに向けて着々とトレーニングできてますね〜!
日曜の暑さなら八剣谷は超気持ち良さそう♥
どるちぇさん、こんにちは。
思いつきの双門ルートでした。
みんなの土曜日の計画は知っておったんですが、金曜日の仕事が長引いて全く参加できそうになく…ご一緒したかったですが…
全然サクサクちゃいますよ。休憩取りまくりです
CTに書かれてない場所でも相当休んだので、実際は3時間以上休憩に費やしてます…
八剣谷は気持ちよかった〜
狼平を泊まらずに通過したのって初めての気がしますので、相当後ろ髪引かれましたが…
こんばんは
この時期にこの難コース、そりゃフラッフラにもなりますよね。
僕も最近岩トレばっかだったので同行してたらまず間違いなくダウン寸前だったでしょうね。
今度の遠征が不安になってきました(笑)
それにしてもウタもオトも体力ついてきましたね、子供の無尽蔵の体力が羨ましい・・・
のるさん、こんにちは。
ホンマに暑かった…ありえんほど吹き出す汗…
やっぱ岩トレじゃ体力つかんね。
ウタもオトもカナビキではふらふらやった。でも最後の林道、親父ヒーヒー言ってるのに、二人は走っとったからね…
子供が疲れたって言ってるのは嘘やって、またもや実証されたわ
ウタオトさん、こんにちは。
この週末、お天気が不安定で、さんざん悩んだ挙句、家の者にせがまれて、神戸三田プレミアムアウトレットで散財
でも、North Faceで格安のパンツを2本Getできましたよ
しかし、ボクも双門コース、行きたかったなぁ〜
あの、ハシゴ地獄に責め立てられたい
クマ
くまさん、こんにちは。
ここんとこ天気不安定ですね。
あはは くまさんも散財ですか。でもアウトレット近くてイイなぁ…
我が家は個人輸入とヤフオクが頼みの綱。
服・靴・冬増備にロープやらなんやら…カード明細見るのが超怖い
ハシゴ地獄に責められたい??
むむむ、クマさんってそっち系??
私は汗ダラダラかきながら、まっとけよ〜今からそっち行ったるさかいなぁ〜のどS系です
utaotoさん 毎度です!
双門コースね。 フムフムと読んで行ったら、狼平から沢靴に履き替えてるやないですか!!
こういうアドリブはBM自身が大好きなので、『一緒に行きたかった 』ってのが、素直な感想で〜す
もうutaもotoも普通の子供と違うんやから、”子連れ登山”の看板落ろした方がエエんとちゃう? 真似して行く家族がおったら罪やで〜
梅田・京都での飲み会は日帰りで行けるけど、大峰は遠いなぁ・・・
では来週、新宿で
BMさん、こんばんは。
エエでしょ、大峰
でもホントはもっと涼しいの想像してたんですけどね…
この日の関西は真夏並みの暑さ&湿度の高さでした…
さすがに我が家の記録だけで計画立てる人はいないかと…
ひよこマークもあと1年半と思うと感慨深いですね
ではでは来週、楽しみにしております
オトちゃん大きくなりましたよね?!
そろそろ行ってみたい双門ルート、丁寧なレコでとても参考になりました(^^)/
ここぺりさん、こんにちは。
双門ルート、やはり達成感は大きかったです。
大迫力の滝に、素敵な渓相…
天候と時間配分さえしっかり把握出来れば素敵な山行になると思います
楽しんできてください
utaotoさん、うたちゃん、おとちゃん、おはようございます!
以前ご一緒したMR-Aさんから噂は聞いていましたが「聞きしに勝る!」ですね!
親子共々元気すぎます!うちも子供たちが大きくなっても同じように一緒に歩けたらいいな〜って思いました。いっつも河原小屋跡からのルーファンはドキドキです。「ここ渡るん??」「向こうにテープあるやん!」とか言う会話が何度も繰り返されたと思います、でもあのドキドキも癖になりますね。どこかで親子そろってお会いできたらな〜って思います。約13時間!達成感大盛ですね!お疲れ様でした!
akirasさん、こんにちは。
元気ではありますが、全くもって根性ありません…
大きくなった分、歩くのは速くなり、難路での体の使い方は上手になってもスグにヘバるという…
河原小屋跡からは少し分かりにくいですね。
それでも、沢沿いオンリーのルート&我が家が登った日は、痒いところには必ずマーキングがあり、もの凄いアテにさせていただきました
どこかでお会いできるとイイですね
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