常念岳・蝶ヶ岳〜三股から周回・アルプスの大展望
- GPS
- 09:57
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
三股〜前常念岳の区間:2250m付近を超えるまで泥濘な区間あり。森林限界を超えると岩の道になります。 蝶ヶ岳〜駐車場の区間:蝶ヶ岳から蝶沢は木の根や石で歩きにくい。蝶沢から下はよく整備されてとても歩きやすい。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
■はじめに
天気が良さそうなので、北アルプスです。
三股から、常念岳・蝶ヶ岳を周回するルートです。常念までは単純標高差約1600mの急登、その後蝶ヶ岳をまわって周回。コースタイム14時間超という、私が苦手とするスペックです。
時間の余裕を持つのと、早い時間に稜線につきたいので、久しぶりの5時前のスタートとします。
■三股〜前常念〜常念岳
稜線に出るまでは相当な急登です。景色の見えない樹林帯のなかを黙々と登ります。2170m付近で尾根に出ますが、泥濘がひどい(前日の雨の影響もあると思います)。トレランシューズだったので靴の中まで泥水が何度も浸入。よけるのに難儀しました。
2350m付近から、樹林帯を脱出。振り返ると雲海が広がっていました。八ヶ岳、富士、南アルプスなどの展望です。ここからは、ごろごろ岩の登りです。ハイマツの世界となり、まさに夏山という雰囲気でした。標高をあげると常念山脈の稜線から穂高岳が頭を出し始めます。そして、常念岳手前までくると、槍ヶ岳が見えるようになります。この瞬間、感動のあまり涙がでそうなほどでした。
山頂には8時半に到着。けっこう賑わっていました。昼食をすませて蝶ヶ岳に向かいます。
■常念岳〜蝶ヶ岳
2512峰、2592峰、蝶槍などいくつかのピークのアップダウンがあります。しかし、暑さと疲れで登りがきつくなり足がとまりはじめました。樹林帯は蒸すように暑い。ニッコウキスゲが美しい2592峰で休憩します。
蝶槍までも暑いですが、松本側からガスが上がり始め、直射日光も和らぎ始めました。風もすこしでてきて、楽になってきました。
蝶槍から蝶ヶ岳までは、とてもたおやかな稜線。気持ちよいところです。岩場があまり得意ではないので、こういうところは気が休まります。
常念から蝶ヶ岳の稜線ですが、槍〜穂が見ながら歩けます。とても素晴らしいところでした。
■蝶ヶ岳〜三股
蝶ヶ岳から下山します。得意な下りですが、寝不足もあって、疲れがピークになってきました。ほんと、降りるだけという感じですが、木の根や岩で歩きづらい道でした。蝶沢を過ぎると、とても良く整備された道となり、走れるような道ではありましたが、その気力はなくて、今回は100%歩きとなりました。
■水
3L担ぎましたが、蝶ヶ岳ヒュッテまでに2.5L消費。ヒュッテで1.4L購入しました。トータルで約4.5Lの消費でした。
ヒュッテで購入した水が冷たくてうまかったです。1Lを一気のみしてしまいました。2592峰付近の失速は水不足かもしれません。
■下山後
疲れました。しかし、谷川主脈に続き、このようなハードなルートもなんとかあるききることはできるのだなと思いました。
ほりでーゆ530円で入浴してから帰りました。
sat4さん、こんばんは
槍ヶ岳が見えて感動の涙、その気持ちは100%共感です。
今回登った合戦尾根は5回目でしたが、
それでも槍が見えた瞬間には、思わず声が出てしまいました。
特に常念岳〜蝶ヶ岳の稜線は槍・穂高が近いので、
なおさら感動が強いですよね。
ここの稜線は秀逸だと思いますが、好天で良かったですね。
さすがのsat4さんも今回はランはなしでしたか。
せっかくの景色なので、走る必要もないですが。
谷川主脈に今回のロング周回、次はどちらなのか、楽しみです。
hirokさん、こんばんは。
本当に好天に恵まれました。
登ってく行くと槍がみえてくるという、常念山脈の特権ですね。
このところ低山も楽しいのですが、やはりアルプスは別格だと思いました。
今回は走れませんでした。
蝶槍〜蝶ヶ岳は走れますが、こういうところは歩かないと、もったいないです。
下山の蝶沢〜駐車場までは走れますが、余力がありませんでした。
大標高のルートは苦手ですが、すこしづつ、慣れていきたいと思います。
sat4さん、こんばんは。
よい日に周回しましたね。
このコース、大好きなルートです。
特に前常念の手前で花崗岩とハイマツの中を
歩くようになってから常念岳までの間が一番すきです。
ここのところ、行ってないなあ。
雷鳥は見ませんでしたか?蝶槍のあたりで
見かけることが多いのですが。
youtaroさん、こんばんは。
同感です。
森林限界を超えたところからハイライトが始まりました。
上を見ればハイマツと花崗岩、振り返れば雲海。
前常念から常念岳の間も、天空の散歩道のようでした。
ラストは、常念山脈縦走路との合流点直前で槍がどーんと。
こんな、感動があるようなルートはそうそうないですね。
蝶槍のあたりは雷鳥見かけるのですか。
私は残念ながら見れませんでした。
まあ、これで雷鳥が見られたら贅沢すぎるかもしれません。
雲海の向こうの山並み、圧巻の景色ですね。健脚ぶりもすごいです。ここのところ山に行けてませんが、山行の気分が湧いてきました。
el_pontaさん、こんばんは。
素晴らしいルートでした。
大標高差の急登ですが、森林限界さえ超えれば、素晴らしい景色が待ってます。
蝶ヶ岳ヒュッテ泊にすれば、行程の余裕もできますので、いかがでしょうか。
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