八ヶ岳縦走トレラン(赤岳、蓼科山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 3,689m
- 下り
- 3,501m
コースタイム
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:05
天候 | 16日:雨のち曇りときどき晴れ間 17日:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
04:35 観音平出発予定 ----------------------------------------------------- 登山口から駅まで ※時間があえば乗るバス 蓼科山登山口 (11:30/12:50/15:40/16:50) 蓼科温泉プール平(下山後の温泉) http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/onsen/tateshin.htm 帰りのバス 蓼科温泉プール平はバスの路線が2本交差するポイントなので、ここで温泉に寄ってからバスに乗ったほうが帰りやすい プール平ー茅野駅 36分 (12:05/13:25/16:15/17:25) 5月3日〜5月6日運行、7月19日〜10月26日の土曜日・日祝日運行、7月26日〜8月24日運行 https://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/tateshinaround2014.pdf (9:23/12:03/13:23/15:23/16:33) ※16:33は土日祝日のみ http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1385440384648/files/zikokuhyo.pdf ----------------------------------------------------- |
コース状況/ 危険箇所等 |
ガレとぬかるみが多く、まったくといっていいほど走れない。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
1週間前ぐらいから天気予報を見ておりましたが、雨だったり晴れだったり、くもりだったり。いまいち安定しません。ということは曇りなのでしょう。そして下が曇りなら山の上は雨。
だからといって予定を変えるようなことはしません。
【観音平ー編笠山ー権現岳ー赤岳】
着いたのは予定よりも結構早い4時前。直前の甲斐駒の登山口に着くときにぼんやりと起きていたのですが、3時半を回ってゲイター、カーフカバー、心拍計を用意します。直前のサービスエリアについたときにコンタクトをつけておけば良かったです。これは反省。到着まで寝ます。
到着して結構雨降っています。そして暗いです。
気温はそんなに高くもなく、低くもないですが、雨なのと朝なのでカッパを上下つけて出発。すぐに暑くなり。カッパの上を脱ぎ、折り畳み傘をさしつつ行きます。押手川の分岐まで頑張りましたが、疲れてきたのでカッパとストックに切り替えます。
やっぱ朝は調子が上がらないのと、眠いです。
編笠山までは我慢の時間です。
編笠山に着くと雨が特になくなってきたのでカッパの上下を脱ぎます。
青年小屋までは大きい石を渡り歩きながらの下りです。歩きにくい。
権現岳の分岐に行くまでに段々晴れ間が多くなってきました。
遠くのほうでは富士山が雲の上に出てるのが見えます。
サンシェードをバイザーにくっつけます。日射病が怖いですからね。
権現岳からキレット小屋を通り、赤岳への道は特別しんどいってことはないですが、細かいアップダウンが続くのでまったく時間が縮められていない気がします。
時計はざっくりとしか見ていないので、補給の感覚もざっくりです。
とにかく荷物を軽くしたいので前日に買っておいたおにぎりを食べます。
しかし心拍数が上がっていると、とにかく固形物が入っていかないので、ポケットに入れて、ちょいちょいパクつきながら進みます。
赤岳の登りはしんどかったあ
でも、晴れになったので赤岳からの展望はバツグンでした。
まあすぐに進んじゃいますけどね!
【赤岳ー横岳ー硫黄岳ー夏沢峠ー黒百合ヒュッテ】
赤岳がこの縦走中、一番高い山でしたのでちょっとコースは楽になるかなと思いきや、以前道は険しいです。
途中濡れていたものをピンで留めて干しながら進みます。
が、横岳に進んだところでグローブの半分を落としたことに気づきます。
どこで落としたのか分からないですが、さすがに戻る気がしないです。
防水ミトンもあるので、しょうがないですが諦めます。
硫黄岳山荘を横目にすぎるころ、またも曇ってきました。
硫黄岳からの下りは爆裂火口壁が見えるのですが、ガスってます。
と思っていたら一瞬晴れました。
すさまじくえぐれてます。
ここを下るところも若干走れるところ。夏沢峠には山びこ荘とヒュッテ夏沢という2つの山小屋があるところ。なかでもこの山びこ荘はモモンガを餌付けして、毎朝来るらしいので泊まりたかったのですが、今回は縦走を優先です。
箕笠山まではとてもいい道だけど、上りなので走れない。
しかし山頂を過ぎるとまたもやアップダウンが続く険しい道
根石岳、東天狗岳を過ぎて、西天狗岳にも寄ってみようかと計画段階では考えていましたが、このガスのなかでは行っても行かなくても変わらないでしょう。
あとは天狗の奥庭と呼ばれる石を渡り歩いて黒百合ヒュッテに。
ということで1日目はここで終了。
黒百合ヒュッテ・・・・というかこの八ヶ岳はそんなに山屋という感じの人が多くありません。受付に行くと布団の案内は16時半ということでコーラを買って、カップラーメンと豚汁を沸かして食べます。汗まみれの服装から就寝用の暖かい服に着替えます。そんなことをしていたら16時半。自分の位置が決まるともう正直かなり眠いです。
ただここで眠ってしまうと真夜中に起きてしまいますので、それは我慢。
小屋にある本を読んだり、携帯に入っている本を読んだりして、19時。
もういいだろということでアイマスクをして眠りました。
イヤホンとアイマスク、マスクさえあれば雑談の声が多少大きくてもなんの問題もないです。
【黒百合ヒュッテー麦草峠ー縞枯山ー北横岳】
翌朝は3時半に起きて、ご飯を食べてすぐに出発です。
やっぱりガチな人はそんなにいないのか。
出発する4時半ぐらいまで誰も起きてきませんでした。
黒百合平からは中山、高見石小屋、丸山と続きますが、昨日と同じようにガレた道が多く、時間が短縮できません。そうでない道も大きくぬかるんでおります。
うーん、北アルプスなどと違った意味で時間を短くするのがきついですね。
麦草峠につくと24時間ぶりに道路を見ました。
車も入ってきますからここから入る人、帰る人も多いでしょう。
でも自分はここはただの中間地点。
無料の公衆トイレだけ寄って、すぐに出発。
ただ晴れ間が多く見えたので、サンシェードをしたのですが、ここから天気は徐々に悪くなっていきます。
縞枯山付近は本当に縞枯現象が多く見えますが、道は今までそこまで変わりません。
途中の四辻に出てロープウェイへの道に進むと、かなり整備された道が。
観光地化が進んでいるってことですね。
道ゆく人は誰一人なし。坪庭を通って北横岳へ。
風がどんどん強くなりますが、森林限界を超えるのは山頂付近のみだけなので、基本半袖半パン姿は変わりません。
【北横岳ー蓼科山ー蓼科登山口】
下りの道の加減も変わりませんが、左ひざ裏が痛くなってきました。
こけたときに痛めたのか、この気を遣う道がいけないのか。
ただちにどうにかしないといけない痛みではないので、たまに揉みながら進みます。
どうやら大きく筋肉が縮むときに痛いようで水平のときは痛くありません。
まあそこまで気にしなくていいでしょう。
急に視界が開けた池が見えてきて、そこが亀甲池。
そして道もよくなります。が、走れたのはほんの少しだけ。
滝ノ湯川沿いの道にいくと湿地帯なのか、あちこちに水たまりができて、これがトレランシューズだと曲者。なにせ防水ではありませんから。
天翔寺原の分岐から蓼科山へ。
今回の縦走のメイン。
隠れ100名山ハンターとしては未知の山、蓼科山に行きたかったのですが、ただ単純にいってもすぐに終わってしまうということで今回の山行にまで広げたんです。
この登り、大きいガレ場を渡り歩いて登るんですが、水のとおり道でもあるため、またも水たまりを作り、石は苔むしているというなんともテクニカルなところ。さすが100名山といったところですね。
途中、将軍平に着く前に雨が結構降ってきたので、上だけカッパを来ます。
登りではほぼ人に合わなかったのですが、将軍平につくと結構な人の数、ここから山頂までの道もかなり混雑、、、渋滞しています。
あとから知ったのですが、ゴンドラリフトがあるほうの登山口が一般的みたいですね。だからここでかちあったわけだ。
山頂につくと物凄い風
そういえばなにかで蓼科山は風が強いと見たことがあります。
独立峰といえば独立峰なのでしょうが、そこまで隣の山と離れているとも思えないから地形が風を受けやすいのかな。
立派な看板があったのは山頂よりちょっと下
本当の山頂にあったのは風雨にさらされまくってボロボロになっている標識でした。
下山は女神茶屋がある蓼科山登山口へ
人がこちらは少ないようで選択は正しいですね。
しかし雨が本格的に強くなり、途中で下のカッパも装備します。
ひざ裏は相変わらず痛いし、さらにスピードダウンです。
しかしそれにしても気になるのはバスの時間
本数が少ないので計画当初はあわよくば乗ろうとだけ考えていたのですが、雨でなえてきたので、結構本気で乗りたいです。
ただいつもは地図とGPSと時間読みでなんとなしに到着時間は予想できるのですが、この装備で歩きにくいところだとその予測もいまいち。地図とGPSも濡れることを懸念してバッグの中です。
しかし時間は次のバスが車であと30分ぐらいなので、ペース決めの必要もあり、見ました。
これは微妙な距離
でもなんとか間に合いたいということで、あとの道がぬかるんでいたものの、かなり良い道だったので全部走りました。
ということでげざん!
バスの来る15分前にはついていました。
茅野駅についてから1時間後の高速バスを予約して、着替えます。
駅から高速バスの停留所まで20分歩かなければいけないので、途中のコンビニに寄り、豆乳、いちごオレ、ガリガリくん、パン、お茶を買って、準備万端。この高速バス、つい座って新宿まで行けるし、電車より安いのでつい選択してしまったのですが、よくよく考えれば高速バスには渋滞がセットでした。
それでも当初18時に新宿着の予定が20時半前到着できたので、そんなに激しい渋滞でもなかったのでしょう。
将来的には今回のコースをツェルト泊でいくのが目標です。
装備が甘かったので色々詰める必要があると思いました。
八ヶ岳全山+蓼科山制覇オメデトウございます。
これを一日でやられているレコも見ますが、どうしても夜間が絡んでしまっているので、sugajirouさんのこの行き方が安全面を考えてもモデルプランのように思いますね。いずれにしても健脚でなければ無理ですが・。
確かに南八ヶ岳の核心部は岩場が多くてなかなか速く行けませんよね〜。
行動時間二日で18時間ですか、無理すればワンデイも行けそうな気がしますが、一日でやっつける事が目標に出来ないと苦行でしかないのでそこは価値観でしょうか。
黒百合に宿泊とか、まったりした時間を過ごせられているのは何か羨ましく感じました。さて次の全山はどちらでしょうか?
お疲れ様でした!
八ヶ岳は時間が短縮しにくい道な反面、小屋が多く、逃げ場所に事欠かないという点とアクセスが良いので徐々にステップアップしていきたいですね。
でもやっぱ厳しい山なので徐々にですね。
行ったかー。GWに行ったばっかりだけど、俺はコンディション悪くて1回行者に下りちゃったからちょっとルート違うか。1dayはできなくはなさそうだけど、楽しめるかどうかが問題だ。
rockwellさんはまだ残雪期だから、自分のほうが楽でしたね
1dayはツェルト泊を覚えてからかなー。やっぱり18時間連続で動ける体じゃないし。
道も半分寝ながらだと厳しい道ばかりだし!
いつかワンデイやりたいコースです。
が、八ヶ岳は一切登ったことがないから、まずは危険箇所を明るいウチに一度下見してからですね。
体力も付けないとだし。
八ヶ岳は南八ヶ岳と北八ヶ岳に分かれていて、南は厳しく、北は優しいって感じで聞いていたんですが、まあまったく走れないですね。
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