槍ヶ岳【上高地IN→新穂高温泉OUT/初日の午後から鬼が笑い、二日目朝には女神が微笑みました】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 2,210m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:33
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 7:05
天候 | 初日:晴れ→雨へ、二日目:くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
立川駅/0:56発/ムーンライト信州81号(この日は長野管内の大雨により車両の回送が間に合わず、立川始発となりました。よって立川までは中央線快速で移動)---4:33着/松本駅/松本電鉄+アルピコ交通バス4:45発---6:25着上高地BT 帰路: 新穂高ロープウエイ/アルピコ交通バス13:40発---15:50松本駅BT 16:36発/普通列車大月行にて帰京 交通費/往路:新宿〜立川乗車券470円+青春18きっぷ一日分2370円+ムーンライト信州指定券520円+松本〜上高地片道2450円 復路:新穂高ロープウェイ〜松本BT2880円+青春18きっぷ一日分2370円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地BT〜明神〜徳澤〜横尾】 梓川沿いの歩きやすい砂利道です。車両は通りませんが充分通行可能な道路です。ほぼ平坦ですが、登りがまったくないわけではないので油断をしていると疲れます。距離のみに着眼すると、この区間で上高地→槍ヶ岳の半分を経過します。 【横尾〜槍沢ロッジ〜大曲〜天狗原分岐】 ココから山道らしいごろごろ石が出始めた道になります。今までとは異なりじわじわ高度を上げる道のため堪えてきます。槍沢ロッジを過ぎ、さらに登るとババ平(槍沢のテント場)です。ここを逃すと殺生ヒュッテまでテント場がありません。体調に合わせてプランしましょう。大曲からも天狗原分岐まで槍沢沿いにじわじわとした登りを強いられます。天狗原分岐にてようやく槍ヶ岳本尊を眼前に捕えた気がします。 【天狗原分岐〜坊主岩小屋〜殺生分岐〜槍ヶ岳山荘】 天狗原分岐からはゴツゴツとした岩の登りになります。この辺りになると、今までの疲れもあり槍ヶ岳が近いのになかなか到着しないというじれったい登りに感じらるようになるので、だらけずに登る気持ちが必要です。残りの距離を示す数字が100Mごとに現れる様になりますが、ジグザグ進むのでなかなか減らない印象もあります。東鎌尾根と合流するとようやく最終ターン→槍ヶ岳山荘はもうすぐです! 【槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳】 人が大勢行き交うためヘルメットの使用を推奨します。コース自体は整備が行き届いているので、マークをきちんと辿れば難しいことはないと思います。もちろんハシゴなどでぐんぐん登るため高度感はマンテンです。 【槍ヶ岳山荘〜千丈分岐〜槍平小屋】 飛騨乗越から右へ分岐、細かい石ころの転がる下りは足元注意で下りましょう。コースは整備されています。千丈分岐を越えるとやや大きめの石が転がる下山道になります。よく下りの時に「ここを登るのは大変だなー。」と思うのですが、ここも同様です。飛騨沢のせせらぎは早い段階で聞こえてきますが、実際にお目にかかれるのは槍平小屋のわずか手前のところです。広いキャンプ場を越えると槍平小屋です。 【槍平小屋〜滝谷出合〜白出沢出合】 ココからもゴツゴツ岩の登山道を行くことになります。滝谷出合付近は大雨時には通行が困難になるようなので、直近の天気の情報には注意しましょう。大きな堰が現れ渡ると白出沢出合です。 【白出沢出合〜新穂高ロープウエイ】 ようやく乗用車が走れそうな林道にでます。緑も豊かで歩きやすいですがとにかく長い…飽きずにやり遂げてください。途中、観光放水(勝手にそう呼んでいる)が随所に見られます。飛騨平でかき氷も食べられるみたいです。(食べませんでしたが…食べたかった!) |
その他周辺情報 | 奥飛騨の湯(新穂高ロープウエイ駅から5分ほど)、800円 その他入浴可の温泉多数 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
夜行列車での旅の為、ビールを買い込みいざ乗車と思いきや、大雨の為車両の回送が間に合わず急遽中央線快速で立川まで移動することになり早くも雲行のあやしい旅情となりました。ただ列車内ではビールが効いたのか小淵沢まで熟睡し、塩尻で朝ごはん、新島々から上高地までのバスでも適度に眠れて、夜遊びした翌日の出勤程度の睡眠時間は確保できたと思います。
今回は思い切って初日に双六小屋まで…と意気込んでおりましたが、テント装備で途中で雨も降りというコンディションのなか、槍ヶ岳山荘にて我が家を設けることになってしまいました。ただ雨の中テントで過ごす時間というのも悪くないですね。雨の中の設営も覚悟していたので、意外とスムーズにできた様に思えます。結局設営後、ちょっと横になるつもりが19時前まで無意識で過ごし、夕飯後も20時に就寝、3時前に目覚めという健康的な時間を過ごすことができました。そしてのんびり朝ごはんをしているうちに外の気配もざわつき始め、テント場、山荘前、そして穂先までの登山道と賑わってまいりました。負けじとテント場上部の岩場に陣取り日の出を待つことに。明け方でしたが、さすがに夏場だけあって長袖のレイヤーのみで過ごせました。そして待望の日の出は槍の右側からきれいに見えました。これが見れたのも、昨日雨に足止めされたおかげカモしれないですね。初日の鬼の顔は二日目の朝に女神のほほえみになりました!この後満を持して槍ヶ岳にトライ。ひさびさの岩登りにやや緊張。八海山とか表妙義とは違い、足場や手の置き場を考えながらの登りを堪能しました。そして頂上では雲海に映る槍の影と、それを彩るようなブロッケンも見れました。槍穂の稜線や裏銀座方面なども拝めて、無理をしなくてよかったと思いました。テント場に戻りのんびりテントを撤収して、さてこのあとどうしようか…という段階でしたが、結局直行バスに乗るという誘惑に負けそのまま下ることに…でも千丈分岐までは素晴らしい景観でしたね。鮮やかな緑が素晴らしかった。突然ヘリの爆音が近くに→西鎌尾根付近でホバリングをして待機しているように見えました。詳細がつかめていないので何とも言えませんが、何かあったあのでしょうか?昨日無理に進んだら私がお世話になっていたかもしれませんね…槍平小屋まで下ったあと、こともあろうに登山靴からジョグシューズに換装→すぐさま岩で滑ってイテテテ状態、慌てて再換装というドジまでやらかしました。やっぱり車が通れないような道でジョグシューズはナメてましたと反省。白出沢出合にてようやく換装成功となりました。こういう道は軽い靴の効果が発揮されますね〜。
総括:今思えば、初日の槍ストップは好判断だったと思いますが、二日目は南岳ぐらいならば行ってもよかったかなとも…まあ中途半端な考えならばやらなくて正解か…
お久しぶりでございます
このルートを一泊二日で、しかもテン泊で行脚するとは素晴らしいです
こんにちは!お久しぶりです。なかなか自分に厳しくなりきれず…でも、きれいなご来光のご褒美があって良かったです また、どこかの百名山でお会いできることを楽しみにしています。
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