八月の北岳2（×1.0）

2016年08月06日(土) ~ 2016年08月07日(日)

• GPS: --:--
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,677m
• 下り: 1,679m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:10
• 合計: 4:50

11:20 広河原インフォメーションセンター
11:40 白根御池分岐
13:10 大樺沢二俣
15:00 15:10 草すべり分岐
16:10 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:10
• 合計: 5:40

3:30 北岳肩ノ小屋
4:10 5:20 北岳
5:30 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
7:20 大樺沢二俣
9:00 白根御池分岐
9:10 広河原山荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

6日（5日含む）：内子（宇和海）〜松山（石鎚）〜高松（サンライズ瀬戸）〜富士〜甲府　山梨交通バス（9:00→11:25）

7日：山梨交通バス(10:20→12:17）甲府〜静岡（ひかり号）〜岡山（しおかぜ）〜松山（宇和海）〜内子

コース状況／危険箇所等

特に危険な箇所は無いが、夏なので虫が多い。
ハッカ油のスプレーを準備したが、休憩中ブヨに1箇所噛まれた。
ハエは無数に寄ってくるが無視。

大樺沢二俣から左俣コースの途中、沢を渉る箇所があるが、流れの中の石がとても滑りやすいので注意。（痛かった）
大樺沢沿いのコースは所々涼しい場所があり助かった。
はしごや木橋など登り下りの離合がし難い箇所があり、団体さんが多い日はコースタイムに余裕が必要かも？

その他周辺情報

四国からの山小屋1泊登山では、周辺の温泉に入る時間が無くて残念。
次回があったら、是非温泉を楽しみたい。

写真

1/21 11:46

冬に北岳上空を通過した時の写真

8/5 21:17

サンライズ瀬戸　5日 21:26発。
シングルの地下部屋でした。
（のびのびシートは大人気で取れませんでした）

8/6 11:20

甲府駅からの山梨交通バスは30分遅れで広河原に到着。
午後からの天気が気になりますが、さあ出発！

8/6 11:21

吊り橋
無事に帰って来られますように。

8/6 11:45

林間を進みます。

8/6 11:54

最初のうちは、登山道は濡れています。
しかし泥濘ではなく、軽快に歩けます。
気持ちいい。

8/6 12:00

だんだんと雲がわいてきた。
あれが北岳なのか？とワクワクしながら進みます。

8/6 13:08

雪渓が見える頃にはガスが出て来ました。
う〜ん。雷は大丈夫だろうか？

8/6 13:20

分岐点はもうすぐ。
右俣コースを上ります。
山頂はすっかり雲の中。

8/6 14:26

前半ペースが早すぎたのか？
このあたりからもうギブアップ状態。
息子はパラパラっと降った雨に反応し、雨具着用。
父ちゃんは汗まみれなので、そのまま進みます。
遠くで雷鳴が・・・

8/6 15:14

やっとの思いで草すべり分岐
あ〜、しんど。
雨の心配は無くなりホッ。
さあ、今日のハイライトの稜線はもうすぐだ。
老体にむち打ちって言いたいところだけど、周りは私より年上の方々ばかり。
みなさん、元気だわ。

8/6 15:32

遅れがちな父ちゃんを待っててくれる息子。
彼のザックは12kg強。父ちゃんのザックは9kgです。
（もう少し、ハンデをあげなきゃ付いて行けない）

8/6 15:39

ガスが出たり

8/6 15:44

時々晴れ間が見えたり

8/6 15:46

美しい高山植物も沢山咲いていました。
（名前が分からないので写真は省略します）

8/6 15:47

おお、見えた。
あれが山頂か？

8/6 15:48

ピークをなんこか越えて進みます。

8/6 15:51

振り返ると絶景！

8/6 15:57

小太郎山分岐から15分のところ
まだまだ登りがつづきます。

8/6 15:59

時々顔を出す仙丈ヶ岳
美しい山容です。

8/6 16:01

なんかいっぱ咲いています。

8/6 16:02

時々、晴れ間。
夕方には天候は急速に回復しそうです。
夜空も楽しみ。
3,000mの星空に期待。

8/6 16:05

テントが見えてきた。
北岳の肩の小屋、到着直前。

8/6 17:19

お食事まで時間があるので、先に晩酌。
屋久島の焼酎「三岳」を持参し、お湯割りお湯割り。
ハイキングの時は、GSIのクッカーとマグです。

8/6 17:19

テント泊のみなさん。
お疲れ様です。
息子がテント担いでくれるなら、次はテント泊がいいな。
（閑話休題）
山小屋の寝床は一人あたり60cmくらいのスペース。
息子はくっついて来るし、隣のお父さんは恋人か？ってくらい近いし、寝袋も敷き布団状態。
3号棟の2Fなので暑くて暑くて・・・
夜中に寝床を抜け出して、星空の写真を1時間くらい撮って遊んでました。

8/6 17:24

北岳の肩の小屋から見る北岳と息子

8/6 17:44

焼酎のお湯割りが効いてきて、イイ感じです。
気温が下がってきましたが、肌寒い程度。
天水1リットル100円、トイレ使用料100円は安いと思います。

8/6 17:57

北岳の肩の小屋の夕食
最終案内でした。
標高3,000mでこんな美味しい晩ご飯なんて！
幸せ〜。
（お向かいの娘さんは魚の皮が苦手らしく「カレーじゃなくて、カレイだ！」とちょっと残念がっていました。（笑）

8/6 18:05

隣の人ともすぐに仲良し。
山小屋もまた楽し。
彼は北岳盛り（メガ盛り）を楽しんでました。

8/6 22:43

19時には寝たのですが、暑くて目が覚めてしまい、星夜写真を撮りに外へ。
まあ、びっくりするくらいの晴天。
星々がとても綺麗でした。
天頂には夏の大三角。
北岳方面には射手座付近の銀河
感動の夜空でした。

8/7 3:28

昇るオリオン座（ブレててすみません）
そろそろ山頂に向けて出発しましょう。
肩の小屋方面から私たちより先に昇っている人は10人くらいかな？

8/7 3:46

さあ、北岳山頂をめざしてGo!
ヘッドライトをたよりに、目印を探しながら昇っていきます。
（息子いわく、ポケモンはたいしたのが居ない。そうです）

8/7 4:09

単調な写真ばかりなので、サービスショットの富士山

8/7 4:15

4時15分到着。
日の出まで山頂で待機します。
ここで防寒着を取り出し、寒さ対策。
ダウンを着るほどの寒さはないけど、風が強いので体感的には木枯らし並に冷たい。
日の出を待ってる間にお弁当も食べました。

8/7 4:16

山とエバーブレスと私

山頂は時々風速7m/sくらいの風。
体感温度は2〜3℃くらいかな？
少しでも荷物を減らしたかったので、ウインドストッパ類は持たず、軽量なファイントラックのエバーブレスフォトンを使用。
岩場で手を使いながらの登りも伸縮性のある生地なので楽に登れました。
脇のベンチレーションで温度調節でき、エバーブレスフォトンとフリース、シルクスピンコンフォT、ベースレイヤだけで、風の中でご来光を待っている間も快適でした。
屋久島でも大活躍したフォトン。今回もいい仕事してました。

8/7 4:53

山頂で知り合ったデビット君（ドイツから）も夢中で撮影しています。

8/7 4:54

仙丈ヶ岳　昨日は見え隠れしていた仙丈ヶ岳もくっきり

8/7 4:54

すばらしい眺望！
北岳からの眺めは最高でした。

8/7 4:54

甲斐駒ヶ岳の向こうに八ヶ岳

8/7 4:56

サンライズ北岳！
（フラッシュ機能が故障して顔が写らないけど、いいか）

8/7 5:00

富士山も今日は大混雑してるンだろうなぁ。などと思いながら、美しい富士山を眺める至福の時。

8/7 5:05

間ノ岳もモルゲンロート
朝日を浴びて綺麗に輝いていました

8/7 5:18

八本歯のコルへ下る
いつか縦走してみたいけど、テントと食料を担いでここまで上がる自信なし。

8/7 5:33

さっきまでいた山頂
夢のようなひとときでしたが、このあと悪夢のような下り坂へ突入。（笑）

8/7 5:40

バットレスの向こうに八ヶ岳
昔、黒百合ヒュッテでパトロールのバイトしていたのを思い出しました。
息子と一緒に登りたい山々。

8/7 5:54

壮観なバットレスの様子
いくつものはしご？（階段？）を下り、足はヘロヘロ。
まだ、登りの人とはすれ違わないので、少し急ぎながら下って行きます。
半端ない虫がまとわりついて来ます。
そんなに美味しそうに見えるのかな？

8/7 6:28

ザレててバランスを取りにくい下り坂
脚力の消耗が激しい。

8/7 6:28

6時ごろから登りの方たちとボチボチすれ違うようになりました。

8/7 6:33

雪渓

8/7 7:17

振り返ると山頂は見えなくなってた。
（まだ見えてる？）
ほんとにイイ天気。
ここまで降りてくると暑いです。
（半袖に着替えてたら、ブヨに食われました）

8/7 8:21

ヘロヘロになって下ってきました。
人気の北岳。
天気も最高で絶景も楽しめました。
人気ある理由が少しだけ分かった気がします。

8/7 8:46

デビット君が追いついてきて、一緒におしゃべりしながら、ゆっくり下りました。
もう、足はガクガク状態。
デビット君はお父さんが山好きで、小さな頃から山登りしていたそうです。
お父さんは岩登りが趣味だそうです。
やるなドイツ人。

8/7 9:09

下山したところで記念撮影。
「コーラ飲みたい！」で意見が一致。（笑）

8/7 9:12

ありがとう北岳と山小屋のみなさん。
付き合ってくれてありがとう、息子。

8/7 9:24

「臭いからTシャツを買います。」とのこと。
デビット君、いつか内子に遊びにおいで。
石鎚山に登りましょう。
（冬は勘弁して下さい）

8/7 9:30

デビット君の6年間履きこんだ登山靴。
MEINDL（マインデル）だったかな？
日本で有名なローバーの兄弟会社だって。

1/21 11:49

こっち側も歩いてみたいです

撮影機器：

SC-04F SAMSUNG

RICOH WG-5 GPS RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

uckyoei

北岳の知識はほとんど無く、本やNHKのTV番組をみて「登ってみたいなぁ。」と思い立ち、息子と相談。
息子は鉄っちゃんなので、「列車で行くなら、行ってみようかな。」
しかも新入社員なので年休も無く、土日で行ける所。ってことで日程調整。
南アルプス周辺なら日曜日のうちに帰って来られそう・・・
で、北岳1泊となりました。

実は7月23日を予定していたのですが、雨男と言われている私。
天気予報があまり良くない。ってことで8月6日に延期しました。
（ああ、23日も快晴だったみたい→今回、雨だったらどうしよ？）

前置きが長くなりましたが、最高の天気に恵まれ、息子も私も大喜び。
北岳の登り下りはもちろん、稜線の美しさを楽しめました。
何よりも山頂から見た景色、日の出や富士山は息子との大切な思い出です。

超満員の山小屋泊は初めてで、人いきれと室温上昇で2〜3時間しか眠れませんでしたが、小屋を出て夜空を十分楽しめました。
心配していた高山病も症状は出ず、快適に過ごせました。
（昔、ユングフラウヨッホで頭痛に悩まされて以来、3,000m級の山は怖かった）

実は今、筋肉痛でヨレヨレしています。
やはり、ザレた下り坂、滑り易い石質は思った以上に筋力を必要としました。
地道に体力をつけなきゃダメですね。