ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 936341
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

軽量化の代償事故!常念乗越⇒大天井⇒燕 〜心の結び目〜

2016年08月09日(火) ~ 2016年08月10日(水)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
15:31
距離
31.3km
登り
2,552m
下り
2,358m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:23
休憩
5:34
合計
10:57
距離 16.3km 登り 1,964m 下り 358m
8:30
9
スタート地点
8:39
8:41
6
8:47
33
9:20
9:23
19
9:42
24
10:06
10:14
47
11:01
11:16
31
11:47
12:37
85
14:02
55
14:57
18:59
6
19:05
19:19
8
19:27
2日目
山行
4:28
休憩
2:37
合計
7:05
距離 15.1km 登り 592m 下り 2,024m
6:09
12
6:30
6:31
77
7:48
7:59
10
8:09
8:11
25
8:36
9:04
4
9:08
10
9:18
9:20
1
9:21
9:33
2
9:35
9:37
9
9:46
5
9:51
10:23
24
10:47
10:53
6
10:59
11:13
15
11:28
11:39
11
11:50
11:55
19
12:14
12:22
12
12:34
12:45
24
13:09
13:13
1
13:14
ゴール地点
データはGPSで採取した正確なものです。
標準コースタイムだけでは何も計画できないと思うので今回少しまじめに書きます。

※まず、山頂往復登山者と稜線縦走者とではその歩速が全く異なります。
私は縦走を伴わないピストンの山では先を譲っていただくことが多々あり、逆に抜かれることはほぼゼロのペースで歩きます。
おそらく相当速い方ですが、それでも縦走登山者の中では遅い部類に入ります。
こういうのを十分に理解されてから登山計画を立てられることを強くお勧めします。

今回の私の場合、、、
●一ノ沢⇒常念乗越
・かなり多くの方に先を譲っていただいたので平均よりも相当早いペースだと思います。
●常念乗越⇒大天井
・明らかに縦走装備の縦走者と比較すると少し遅いペースです。
・山頂往復組の登山者がここに来たと仮定するとザックが軽くても着いていくのはかなり厳しいペースだと思います。
●大天井⇒燕山荘
・山頂往復組の登山者がここに来たと仮定するとザックが軽くても着いていくのは大変なペースだと思います。
●燕山荘⇒中房温泉
・山頂往復登山者と比較すると平均的なペースだと思います。
天候 Day1
AMは快晴。昼〜夕刻は基本的に晴れだけどガスの流れが速く、夜間は快晴。
Day2
朝まで快晴だけど超強風。AMは快晴で昼頃から少し雲が出てくる。
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
一ノ沢登山口より入山。
下山は中房温泉。
コース状況/
危険箇所等
危険個所は特になし。一ノ沢からの登山道は水没箇所が多々ある。防水性の高い靴でないとまちがいなく濡れる。
その他周辺情報 しゃくなげの湯に立ち寄る。
ついでに安曇野のモンベルショップも!
一ノ沢登山口から入ります。
一ノ沢登山口から入ります。
序盤は普通の里山みたいな道が永遠と続く。
序盤は普通の里山みたいな道が永遠と続く。
途中登山道が水没している箇所がいくつもある。
ゴアなど防水性の高い靴でないと確実に浸水する。
途中登山道が水没している箇所がいくつもある。
ゴアなど防水性の高い靴でないと確実に浸水する。
途中、開けた場所から常念が姿を見せる。
途中、開けた場所から常念が姿を見せる。
ずっとガスに追われて登ってきている。
スタートがあと15分遅かったら視界ゼロの登山だった。
ずっとガスに追われて登ってきている。
スタートがあと15分遅かったら視界ゼロの登山だった。
こういった水場がたくさんあって、助かる。冷たくて気持ちい。
汗をかいては水場で流しまた乾いて汗をかく。
こういった水場がたくさんあって、助かる。冷たくて気持ちい。
汗をかいては水場で流しまた乾いて汗をかく。
胸突八丁にてガスに追い付かれる。
視界が奪われたが、急に涼しくなって、これはこれでアリかも・・・。
胸突八丁にてガスに追い付かれる。
視界が奪われたが、急に涼しくなって、これはこれでアリかも・・・。
最終水場。飲み水を汲み、頭、帽子、タオルを洗う。
すっきり!さっぱり!気分爽快!
最終水場。飲み水を汲み、頭、帽子、タオルを洗う。
すっきり!さっぱり!気分爽快!
いよいよ近づいてきた。
いよいよ近づいてきた。
常念!!
しかしピークハンターではない自分はここに登る気は無し!
常念!!
しかしピークハンターではない自分はここに登る気は無し!
常念乗越着。ここまで180分。イイ感じのペースだ!
常念乗越着。ここまで180分。イイ感じのペースだ!
これから向かう横通岳。風が気持ちいい。
これから向かう横通岳。風が気持ちいい。
常念小屋と北アルプス南部の主峰郡。ちょうど3,000m付近にガスがかかっていて主峰郡のピークがチラチラ見える程度。
常念小屋と北アルプス南部の主峰郡。ちょうど3,000m付近にガスがかかっていて主峰郡のピークがチラチラ見える程度。
こちらは常念。プランⅣで登るので今日はこっちは行かない。ザックを置けば目測で往復1.5時間ってとこか。
こちらは常念。プランⅣで登るので今日はこっちは行かない。ザックを置けば目測で往復1.5時間ってとこか。
常念のテント場。小屋前のテント場が狭いと思ったけど、横通岳側に広いのがあるんだね。大天井よりも広いかも。人通りも少ないし。
常念のテント場。小屋前のテント場が狭いと思ったけど、横通岳側に広いのがあるんだね。大天井よりも広いかも。人通りも少ないし。
横通岳への登山道。
横通岳への登山道。
常念小屋を振り返る!
常念小屋を振り返る!
涸沢カール発見!穂高は曇っていそうだね。
涸沢カール発見!穂高は曇っていそうだね。
出てきたぞ〜!!
君に会いたかったよ!やっと出てきてくれたね。
出てきたぞ〜!!
君に会いたかったよ!やっと出てきてくれたね。
こんな道がひたすら続く。
こんな道がひたすら続く。
しかも暑い。
画面右に見えるのは廃道。
画面右に見えるのは廃道。
常念山脈を境に雲が切れる。
常念山脈を境に雲が切れる。
あれは多分ヒュッテ西岳。結構幕が多いなぁ。さすが北アルプスの主道。
あれは多分ヒュッテ西岳。結構幕が多いなぁ。さすが北アルプスの主道。
越えても越えても大天壮は見えてこない。
越えても越えても大天壮は見えてこない。
そしてやっと見えた大天壮!
そしてやっと見えた大天壮!
大天壮着!疲れた〜!
2
大天壮着!疲れた〜!
今日の幕を張り、ビールを飲んで一休み。
そしたら寒気と気持ち悪さに襲われしばし耐える。
1
今日の幕を張り、ビールを飲んで一休み。
そしたら寒気と気持ち悪さに襲われしばし耐える。
日没間際外に出てみる。
日没間際外に出てみる。
夕日を拝みに大天井登頂!
夕日を拝みに大天井登頂!
大天井のピーク。夕日を待つ人々。
大天井のピーク。夕日を待つ人々。
槍ヶ岳にシルエットを残しながら、あんな強烈だった太陽が今はもうその力を弱め沈んでいく。
槍ヶ岳にシルエットを残しながら、あんな強烈だった太陽が今はもうその力を弱め沈んでいく。
きれいさが伝わらないよね。ばかちょんカメラのレンズ越しでは。
きれいさが伝わらないよね。ばかちょんカメラのレンズ越しでは。
今日は疲れたけどとってもいい山歩きだった!
今日は疲れたけどとってもいい山歩きだった!
明日下る表銀座の峰々。雲がかかっている。
明日下る表銀座の峰々。雲がかかっている。
月も出て感動的な夜が始まる。
月も出て感動的な夜が始まる。
大天壮の朝食部屋はムーディに見えたなぁ・・・(笑)
ここで朝陽を見ながら朝食が取れるっぽい。
ちなみに夕食は西側の部屋で食べていた。
2
大天壮の朝食部屋はムーディに見えたなぁ・・・(笑)
ここで朝陽を見ながら朝食が取れるっぽい。
ちなみに夕食は西側の部屋で食べていた。
コーヒー飲めます!300円だったかな。
コーヒー飲めます!300円だったかな。
さぁ、先ほど寒気に襲われたがあれは高山病だったと決めつけてリベンジ。
さぁ、先ほど寒気に襲われたがあれは高山病だったと決めつけてリベンジ。
深夜、天の川がはっきりと見える最高のプラネタリウム。
写真撮ったけど夏の大三角形しか取れない・・・ダメだなこのカメラ。
深夜、天の川がはっきりと見える最高のプラネタリウム。
写真撮ったけど夏の大三角形しか取れない・・・ダメだなこのカメラ。
翌朝、明るくなり始める。写真からは伝わらないけどこのとき危険レベルの超強風。5時半までに撤営を言われているので強風に耐えながらテントをたたむ。
翌朝、明るくなり始める。写真からは伝わらないけどこのとき危険レベルの超強風。5時半までに撤営を言われているので強風に耐えながらテントをたたむ。
朝陽を迎えに再び大天井のピークに立つ。
間もなく出てくるぞ!
朝陽を迎えに再び大天井のピークに立つ。
間もなく出てくるぞ!
出た!力強い光線!
2
出た!力強い光線!
槍ヶ岳連峰のアルペングリューエン!!
2
槍ヶ岳連峰のアルペングリューエン!!
太陽と地平線のコラボが山肌に描く天然の等高線!
太陽と地平線のコラボが山肌に描く天然の等高線!
エネルギーをもらい一気に目が覚める。
エネルギーをもらい一気に目が覚める。
予想通り信州側は雲海。朝陽に輝く。
予想通り信州側は雲海。朝陽に輝く。
槍穂も超快晴だね。
槍穂も超快晴だね。
天候は予定通り。最高の登山日和だ。
天候は予定通り。最高の登山日和だ。
画像では伝わらない感動。
画像では伝わらない感動。
画像なんかでは伝えたくない感動。
2
画像なんかでは伝えたくない感動。
朝陽に包まれる大天壮。
朝陽に包まれる大天壮。
テント場から見る朝陽。
テント場から見る朝陽。
今日は雲海を見ながらの山行だな。
今日は雲海を見ながらの山行だな。
6時00分、荷揚げのヘリが来た。こいつのせいで幕営組は5時半撤収を命じられていたのだ。まぁ、山小屋営業のために欠かせない資材なんだろうけど。
6時00分、荷揚げのヘリが来た。こいつのせいで幕営組は5時半撤収を命じられていたのだ。まぁ、山小屋営業のために欠かせない資材なんだろうけど。
それにしてもこの強風の中でビタ止めのホバリングとはさすがプロだ!自分はこんなのできない。(まぁ自分のヘリはラジコンだけど・・・)
2
それにしてもこの強風の中でビタ止めのホバリングとはさすがプロだ!自分はこんなのできない。(まぁ自分のヘリはラジコンだけど・・・)
さあ行きます!表銀座!
さあ行きます!表銀座!
さらば大天井!お世話になりました。大天壮。
さらば大天井!お世話になりました。大天壮。
ここでトラブル発生!!ステッキが折れた!
これ1本11,000円也。
でも一本単位で売ってくれないので22,000円の計画外出費が確定する。
2
ここでトラブル発生!!ステッキが折れた!
これ1本11,000円也。
でも一本単位で売ってくれないので22,000円の計画外出費が確定する。
予定通りの超快晴!
仕事を投げ出して来た価値がある!
予定通りの超快晴!
仕事を投げ出して来た価値がある!
これから進む表銀座。
イージーに見えて結構大変なんだな。これが!
これから進む表銀座。
イージーに見えて結構大変なんだな。これが!
途中梯子もあったり。
軽い岩場もあったり。
途中梯子もあったり。
軽い岩場もあったり。
大天井は快晴だ!
大天井は快晴だ!
いや、北アルプス全域快晴だ!
いや、北アルプス全域快晴だ!
南銀座の峰々。
常念からの下りが見える。この下り線のちょうど真ん中あたりでステッキが折れた。
常念からの下りが見える。この下り線のちょうど真ん中あたりでステッキが折れた。
一部稜線の東側に道が作られているが、こちら側は風が当たらないため暑い。
一部稜線の東側に道が作られているが、こちら側は風が当たらないため暑い。
信州の平地は曇りか。山の上はヤバいくらい快晴なのに。
信州の平地は曇りか。山の上はヤバいくらい快晴なのに。
この辺はね、ムンムンしてるよ。湿気が多い。でも気温は低いから不快度は低い。
この辺はね、ムンムンしてるよ。湿気が多い。でも気温は低いから不快度は低い。
来た道を振り返る。
来た道を振り返る。
平らな稜線に見えてこういう急登がいくつもある。
平らな稜線に見えてこういう急登がいくつもある。
名も無い開けたピークに出る。
風が最高に気持ちいぜ!!
名も無い開けたピークに出る。
風が最高に気持ちいぜ!!
中間地点突破!
あと3辧⇒祥気世福
中間地点突破!
あと3辧⇒祥気世福
燕岳に近づくと岩が増えてくる。
燕岳に近づくと岩が増えてくる。
ヤマレコでよく見るこの写真。
この間を通ります。体格に恵まれた方はお気をつけてお通りください。私は余裕でした。。。
2
ヤマレコでよく見るこの写真。
この間を通ります。体格に恵まれた方はお気をつけてお通りください。私は余裕でした。。。
見えたー!燕山荘。
見えたー!燕山荘。
8時半頃、燕山荘着。人気のスポットなハズだけどガラガラ
8時半頃、燕山荘着。人気のスポットなハズだけどガラガラ
しばし休憩、トイレと給水を済ませて燕岳を目指そう。
しばし休憩、トイレと給水を済ませて燕岳を目指そう。
燕山荘からの眺め。
燕山荘からの眺め。
燕山荘前もガラガラ。これには驚きだなぁ。もっと混んでると思った。
燕山荘前もガラガラ。これには驚きだなぁ。もっと混んでると思った。
双六岳とか野口五郎岳とか水晶岳とか。どれがどれかは知らん!でもそっちの方向。
双六岳とか野口五郎岳とか水晶岳とか。どれがどれかは知らん!でもそっちの方向。
燕山荘からは槍も丸見え!
燕山荘からは槍も丸見え!
燕山荘はかなり巨大な小屋だったなぁ。
燕山荘はかなり巨大な小屋だったなぁ。
みんなこの写真撮ってるからお約束なのかと思い、一応撮っておいた。
みんなこの写真撮ってるからお約束なのかと思い、一応撮っておいた。
そして今回の最後。燕岳登頂!
そして今回の最後。燕岳登頂!
先日登頂した浄土山と一昨年前に歩いた立山の主峰。
先日登頂した浄土山と一昨年前に歩いた立山の主峰。
槍も穂も今日は快晴だなぁ。
槍も穂も今日は快晴だなぁ。
北燕岳方向。険しそう。
北燕岳方向。険しそう。
今回の山行で歩いた道を振り返る。
今回の山行で歩いた道を振り返る。
燕山荘も荷揚げ中。
燕山荘も荷揚げ中。
なんか不思議な感じがするなぁ。燕岳って。
2
なんか不思議な感じがするなぁ。燕岳って。
大と小と極小のアルプス一万尺の槍トリオ。
大と小と極小のアルプス一万尺の槍トリオ。
もう一度燕岳を振り返る。
もう一度燕岳を振り返る。
名残惜しいけど、、、もう下りなきゃ。
名残惜しいけど、、、もう下りなきゃ。
朝10時にしてすでに今夜の宿泊組が続々と到着している。
山の日をめがけて来た方々だろう。
朝10時にしてすでに今夜の宿泊組が続々と到着している。
山の日をめがけて来た方々だろう。
名残惜しのショット!
名残惜しのショット!
名残り惜しのショット2!
名残り惜しのショット2!
下山は途中からガスかな・・・その方が涼しくていいかも。
下山は途中からガスかな・・・その方が涼しくていいかも。
さらば燕岳!
さらば燕山荘。
何度も振り返る。
何度も振り返る。
結構最後まで槍はその姿を臨ませていた。
結構最後まで槍はその姿を臨ませていた。
縦走してきた脚には合戦尾根の急登が響く。
しかもステッキが片方ないし。
縦走してきた脚には合戦尾根の急登が響く。
しかもステッキが片方ないし。
大天井が見えるのもこの辺で最後かな。
大天井が見えるのもこの辺で最後かな。
この下りはかなり長く感じるなぁ。でももう少しだ!
この下りはかなり長く感じるなぁ。でももう少しだ!
中房温泉着!
疲れたぞい!!結局ガスの中には一度も入らなかった。
中房温泉着!
疲れたぞい!!結局ガスの中には一度も入らなかった。

感想

今回から夏キャンシーズンイン!

常念山脈を歩いてきた。

当初、薬師で計画していたが前日の天気予報が日本海側の悪天候を伝えていたため、プラン7を始動。

常に登山計画を10個持つように心がけているがその7番目が繰り上げ当選したわけだ。
一ノ沢から入り、常念山脈を北上して中房に下りる計画。

平日ともあって駐車場は空いており1Pに止めることができた。

常念乗越は良く晴れていて北アルプスの南部主峰郡がその雄姿を臨ませていた。
たいていの人はここで常念岳にもついでに登るだろうが自分はピークハンターは止めたので常念に背を向け横通に向かって歩く。

大天井までは永遠と歩く感じ。
2時間ちょっとしか歩いていないのに随分長く感じた。

大天井でテントを張った後、夕方までのんびり過ごす。

夕暮れ少し前、夕日を眺めに大天井のピークに立つ。
5人くらいしかいなくて驚いた。

夜は、天の川がきれいに見えていた。
いつも通りすごい数の星だったけど、コンデジのレンズには収めることができなかった。
しばし眺めてまた眠りに就く。

うっすらと意識があるような浅い睡眠状態が続き、夜中に風の音で目が覚める。
テントが弾性域で大きな変形を繰り返すほどの強風が朝まで続いた。

夜明けとともにテントをたたみ朝陽を見に再び大天井に登る。
どこまでも永遠と拡がる雲海の彼方から太陽が姿を見せた。
雲海が茜色に染まって美しい。
槍穂連峰のアルペングリューエンは美しく、誰もが黙り込みその絶景に見入っていた。
風の音の中にシャッター音しかなく、みんな思い思いの時を過ごしていたことだろう。

テント場に戻り、装備を整えて燕岳に向けて表銀座を行く。
ここもまた永遠と続く尾根道。明らかに対向者の方が多く、待ちも大きかった。
120分程度で燕山荘着。

今日は土曜日。ここだけを目当てに登ってくる人が多いって思っていたけど、8時半時点では燕山荘はガラガラだった。
東の雲海と西の山岳を眺め、いつまでもここで過ごしていたかったけど明朝から仕事なので燕山荘にザックをデポり燕岳をピストン。
燕山荘に戻っておでんを食べて下山開始。

中房までの合戦尾根はなんか久々に疲れた気がした。
楽勝だと思っていたけど久々の行程で結構疲れた。

でもね、感動も多い中で昨年つけた心の結び目がまだ自分の中でほどけきれていないことに気付いた。
まだ自分の足音が良く聞こえないけど、三歩か四歩いつも後ろだけど、確かなペースで進み始めている。
もう夏も半分終わりだけどね。もっとのんびり山に登れるようになりたい。

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