南ア南部周回(荒川岳・赤石岳・聖岳)
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- GPS
- 16:42
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 4,997m
- 下り
- 4,981m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:40
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 10:01
2日目: CT 17時間45分 / 24.7km、率0.57
(荒川小屋→赤石岳 CT 2時間35分 / 3.5km、0.70)
(赤石岳→聖岳 CT 7時間40分 / 9km、率0.53)
(聖岳→椹島 CT 7時間30分 / 12.2km、率0.49)
※CT、距離はヤマプラ
天候 | 晴れのちガス |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・畑薙ダム臨時駐車場は満車で、やむなく路駐 ・東海フォレストのバスは、往路は6時半に並んだが長蛇の列で7時半のバス1台では到底乗れなくて(バス不足の模様)、乗車できたのは何と9時。復路は最終14時便が30分遅れだったが乗車はスムース ・帰路東名上りは都夫良野TN 20km、大和TN 25kmの渋滞で+1.5H |
コース状況/ 危険箇所等 |
荒川小屋: 椹島からの位置関係からか、比較的空いているようで寝床には余裕があった。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘: 下山後すぐに寄れる、適温でとても気持ち良い |
写真
装備
個人装備 |
靴:ウルトララプター
|
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感想
今回の目的は、‘の出に萌える赤石岳を見る、荒川・赤石・聖を1泊2日で踏破、上河内岳からの眺望、TJARの応援。
ヽ慇犬虜△龍烈な印象(赤黒く萌える荒涼な斜面)があってそれをもう一度見たかった。記憶が曖昧で、現地に行ってみるとたぶん大聖寺平からの登りであることに気付いた。そんなわけで日の出まで大聖寺平で待ったのだけど、赤くなる前に明るくなってしまい、イメージと全く異なる結果だった。その日の雲や大気の状態などで日の出の光の色や射し方もまた千差万別なのだろう、決まった時刻に決まった場所に来れば決まった現象に出会えるといった単純なものではない、まさにすべての夜明けは一期一会なのだ。
反時計回りには2日目の選択肢が二つあるが、(i)椹島へ戻るなら14時終バスのため急ぐ必要あり、(ii)茶臼経由畑薙へ抜けるのは長くてしんどい、というどっちもどっちな選択をしなければならない。,量榲があって赤石の手前で日の出を迎えたかったので早立ちができない。よって、聖までに時間的マージンを走力でどれだけ稼げるかにかかっていた。百間洞→聖はアップダウンが無茶苦茶激しくて、ここでマージンを稼ぐのは僕には至難の業だった。下りでマージンを稼ぎ、登りでをそれを失わないようにすることを心がけた。幸い、前聖山頂までで計画より30分のマージンを稼いだので(それでも十分とは言えないのだが)、椹島へ戻ることにした。椹島へはCT 7.5時間のところを4時間以内で下りなければならず、僕のいつもの巡航速度CTx0.62では間に合わなくてCTx0.5が必要だ。下りだけなら何とかなるかと淡い期待をしていたのだが甘かった。聖平から滝見台まではトラバース気味の道で地味にアップダウンがあり、標高が下がらないのに長くて時間ばかりかかった。聖沢吊橋からのトラバースがまた思いのほか長くてかなり焦り、桟橋が減ったところでロード並みのペースで走らざるを得なかった。全力を出し尽くしたおかげか、終バス20分前に椹島着、事なきを得た。畑薙への林道はアップダウンが多くて、復路のバスから見ているだけでもうんざりしてしまった。もしバスに間に合わなかったらこんなに長いロードを歩かざるを得なかったのかと思うと間に合って本当に助かった。
椹島へ下りたので上河内岳は達成できなかったが、ガスで眺望がまったくないので行くモチベーションもあまりなかった。今の時期は明け方しか晴れないようだ。
TJARの応援は選手との遭遇がそんなにあるとは思っていなかったのだけど、県道から山中までたくさんの選手を見かけて応援することができて個人的にはとっても嬉しかった。選手の皆さんは声掛けるとみなつらいはずなのににこやかに応えてくれた。NHKスタッフが随所にいてみな真っ黒に日焼けしてカメラを構えていた(50人くらい動員しているそうだ)。レース中の選手の生の姿を見ることができて、僕にとってはとてもよい刺激になった。狙ったわけではないものの、今回山行のいちばんの収穫かもしれない。
荒川小屋は意外にも比較的空いていて快適だった。今回もバス利用の都合もあって小屋泊を選択したが結果として正解だったと思う。夕食を食べられなかったのは残念だった。寒さ対策でヒートテックタイツを着て寝たが、暑くてすぐに脱いで短パンで寝た。テン場はほぼ満床、林間なので風も凌ぎやすそうだ。水量豊富、トイレもキレイだが、いずれも小屋本館から遠いのが玉に瑕か。
2日目朝は0235起床。もちろん周囲の人々はまだ寝静まっており、なるべくライトを使わずにこそこそと着替えて荷物をまとめ、小屋を出て外で朝食の支度をした。こういうところが小屋泊まりは気を使う。しかし起床から小一時間で出発できるのは便利だ。
聖平の手前を下っているときに右のこめかみを木に強打してしまった。足がすべってバランスを崩してしまい、またそういうところに都合よく木の枝のでっぱりがあるのだ。今のところ擦り傷程度。
荷物は小屋泊装備で水込み10kg弱。南アでCTx0.6以下で歩けたのはよかった。
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