ライチョウ現る鷲羽岳への道、虹かかる笠ヶ岳への道
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- GPS
- 57:08
- 距離
- 48.4km
- 登り
- 3,851m
- 下り
- 3,848m
コースタイム
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 12:20
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:37
天候 | 8月20日:晴れのち雨(昼頃からガス) 8月21日:晴れのち雨(昼頃からガス) 8月22日:晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
23時半頃到着。一番奥に2台だけ空きがあり駐車。その後入口を見たら駐車場係が満車として入らないように案内していました。いつも前夜0時前でも満車ですが、昨年に続き今年も奇跡的に駐車できました。これでコースタイムが片道30分くらいは短縮できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●各区間の状況は省略します(基本的によく整備されています。特に小池新道は歩きやすいです)。弓折岳から笠ヶ岳への稜線の一部は片側切れているところがあるので要注意です。 ●登山ポスト 新穂高登山指導センターにあり(記入用紙もあります)。下山届も提出できます。 ●三俣山荘 http://kumonodaira.net/mitsumata/ ★夏休み直後でかつ日曜が雨予報のせいか、一人一枚の布団確保できました。展望レストランでのマロンケーキは最高です。サイフォンコーヒーも美味しかった〜! ●笠ヶ岳山荘 http://kasagatake.com/ ★日曜であること、明日台風が本州上陸予報であることから、ここでも宿泊者が少なく、一人一枚の布団確保、部屋割りも余裕がありました。食事も美味しく、デザートについたフルーツポンチ?の甘味が身に沁みます。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉:ひがくの湯 http://www.okuhida.or.jp/gourmet/detail?id=1704 露天風呂だけのこじんまりとした温泉ですが、食事メニューも充実していてお勧めです。 ●下山後の甘味:赤かぶの里 http://www.akakabu.com/ ソフトクリームが美味しいですよ。 |
写真
感想
♪ライチョウ現る鷲羽岳への道、虹かかる笠ヶ岳への道♪
ほんの1週間前に南アルプス南部を歩いたばかりだったが、代休が取れたので、かねてから行きたかった鷲羽岳・笠ヶ岳に、夏休み第2弾として行ってきた。
まずは新穂高の無料駐車場に車を停められるかという難題。夏休みは終盤とはいえ、金曜の夜だから無理だろうと思っていたら、なんと数台だけ空いていてラッキーな出だし。今夜はナイトハイクで三俣山荘を目指す。
★Day1(新穂高登山指導センター〜三俣山荘)
毎度のことながら途中睡魔に襲われつつも、良いころ合いで鏡平に到着。残念ながら風があったため、鏡池に映る「鏡槍」は見られなかったが、槍穂の景色を眺めて次のポイント双六小屋へ。この双六小屋へ近づいていく景色は大好き!大きな鷲羽岳をバックに赤い屋根の双六小屋が絵になる。
双六小屋でコーラフロートなるお洒落な?ドリンクをいただいて、次は本日の宿泊地三俣山荘へ。三俣山荘へは巻道を使ったが、この道本来はお花が多いはずなのに今年はもうお花は終わりかけ。チングルマもすべて穂になっていた。秋は早くやってくるのかな〜?
三俣山荘に到着後、受付をすませ、おなかが空いたので山荘のランチメニュー「オムライス」をいただき、いざ鷲羽岳へ!何だかガスが多くなってきたけど、足早に登って下ったおかげで雨には降られず、山頂でもガスガスということもなかった。しばらくすると案の定雨が降ってきてあたりもガスガス。
山荘の夕食はこだわりの鹿肉ジビエシチュー。よく煮込まれた鹿肉は柔らかくて美味しかったですよ。
受付時に今夜は2枚の布団に3人と言われていたが、結局一人一枚の布団が確保されホッとして布団にもぐりこむ。
★Day2
今日も暗いうちから山荘を出発。本日の行程も決して楽ではないので、双六岳には登らずに再度巻道利用で笠ヶ岳を目指す。
巻道の途中でご来光タイム。今日も美しいご来光を眺めながら山荘の朝食弁当をいただく。下界にいては味わえないとっても贅沢な時間だ。
今朝も昨日と同様に朝から槍ヶ岳にガスがかかり始めている。ということはまた夕立になる可能性大なので、笠ヶ岳まで急がなければ。
今日は双六小屋をスルーして弓折乗越へ。さあここから笠ヶ岳へ向かう。笠新道登りがキツイことは噂に聞いていたが、この稜線歩きもそんなに楽ではない。先週の南アルプス聖岳を彷彿とさせるアップダウン。おまけに笠ヶ岳方面がガスに覆われ、目指すピークが見えない。次々と現れるニセピークに落胆しながら、笠新道分岐までたどり着いた時にはようやくホッとできた。
最後の笠ヶ岳山荘への登り、「ガンバ」「もうひといき」などのペンキマークに励まされながら無事到着。受付をすると「本日はガラ空き」とのこと。良かった〜布団一人に一枚確実だね。
指定された場所に荷物を置いて、ガスの中空身で笠ヶ岳山頂へ。今まで他の山から見てきた笠ヶ岳のイメージとはずいぶん違って、笠ヶ岳の山頂って意外と狭いんだ〜。さて、雨が降ってきそうだからさっさと山荘へ戻ろう。
山荘のランチメニューは何故かほとんど売切れになっていて、残っていた「うどん」と「おでん」をいただきまったりとくつろぐ。今日も昨日と同じく午後3時頃から雨が降ってきた。台風も接近しているようだし、明日はもしかしたら雨の中下山になるのかな?
★Day3
本日もまた暗い中出発。幸いなことに雨は降っておらず天気もよさそうだ。笠新道分岐までの間にご来光タイムを迎え、毎日こんな美しいご来光を眺めることができて幸せだな〜と思っていたら、さらに追加ご褒美のように笠ヶ岳方面に二重の虹が出ているではないか!なんてきれいなんだろう!
さて、ここからいよいよ笠新道を下る。登りがキツイということは、下りも相当な激下りが予想される。まずは杓子平まで頑張るぞ。
杓子平までは順調、そんなにキツイとは思わなかった。ここから樹林帯に入っていくがここからが真骨頂なのか?
確かに樹林帯の中の岩や木の根が滑りやすく歩きにくい感じではあるが、そう、どこかに似ていると思ったら「早月尾根」に似ているかも。
結局コースタイムより早く林道まで抜けることができた。でも登りはホント難儀なことになるんだろうな〜。
ここから新穂高までは快調に歩き、予定していたより早く指導センターに到着。下山届を提出して駐車場に戻る。
★★雑感★★
この8月、南アルプス4日間&来たアルプス3日間歩いて、いずれも早出早着を心掛けた結果大きな天気の崩れもなく、山歩きを満喫できた。
山の様子はもう秋の気配。次回の山歩きはもう秋の山に変わっているのかな〜。
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