晴れ間から一変、霧と雨の奥穂高岳。
- GPS
- 30:38
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,893m
- 下り
- 1,887m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:05
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:49
天候 | 一日目:晴れ/濃霧 二日目:豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:上高地BT(15:00発)〜新宿BT(21:10頃着) さわやか信州号、昼行便 |
コース状況/ 危険箇所等 |
以下、安全のためヘルメット&グローブは必須。 何人も亡くなっているので、事前のコース情報入手は念入りに。 重太郎新道:岳沢小屋〜前穂山頂まで約2.5km、800m程の高低差がある急峻な岩場。登りは下を見ないで済むので怖くない。全体的に整備されており、足下の不安は殆ど感じなかった。 吊尾根:標高3000m級の崖沿いのトラバースは高度感が凄まじい。道標のマーキングが分かりづらいのでルートを間違えないように注意が必要。個人的には西穂独標〜西穂山頂のコースよりやや難しく感じた。 ザイテングラード:今月だけで3件の死亡事故が下りで発生している。気を引き締めて取りかかったが、難易度はそれほど高く感じなかった。高いところが苦手な私でも足がすくみそうになる箇所がなかったが難所には変わりないので、下山時の疲れによる緊張感の緩みが事故に繋がっているように思う。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | ザックカバーを過信して失敗。これほどの大雨だと、ザックカバーの下部に水が溜まってザックの底も水浸し。着替えがほぼ全滅。 |
感想
ずいぶん以前に上高地行きの夜行バスが取れたので、9月連休は槍に挑戦しようと考えていましたが、秋雨前線の停滞により予定を再検討。土曜日のみ天気に恵まれそうだったので、一日目は岳沢から奥穂高岳に登って、二日目に涸沢経由で戻ってくるルートに決めました。
高山でのテント泊はそろそろ寒いし、険しい岩場を登り降りするので、小屋泊仕様の軽装で挑みます。
土曜の朝に上高地BTに到着。
思った以上に天気が良く、河童橋から奥穂高の山頂が綺麗に見える。
岳沢登山口に入り、穂高連峰の稜線を眺めながら岳沢小屋を目指します。
小屋前でヘルメットを装備し、最新の天気情報を確認。午後から天気が乱れるのは確実そうなので、自身の力量的に前穂高岳はパスした方がよいかもしれない。
重太郎新道に入り、次々と現れる岩場を登っていく。
難所として知られていますが、理不尽に感じる難度の壁は無いので、下を見なければ怖くない。よく整備されており気持ちよく登れました。
2h程で紀美子平に到着して一休み。
まだ時間には余裕ありますが、吊尾根から続く奥穂高岳の迫力に震えて、前穂山頂まで登る気力が萎えた。天候リミットも心配だし、まだ難所が続く事を考えると体力の消耗は抑えたかったので、今回は前穂をパスして吊尾根へ向かう。
吊尾根は…怖かったw
風も強くなった上に、道が細くて所々欠けているので山肌にへばりつくように岩を掴もうとするとその岩が緩い…、とかザラ。
岩場のマーキングが分かり辛いので、ルート間違いに注意する必要あります。
そんなこんなで奥穂高山頂間近というところで、突然の濃霧が発生して視界が悪化。もし前穂に登っていたら、一人で吊尾根で道を見失う恐れもあったのでぞっとします。
山頂で程々に過ごし、穂高岳山荘へ下る。
あまりにも視界の悪さに、鉄ハシゴを過ぎてしばらく岩場を下ってようやく山荘の赤い屋根に気がつく程でした。
二日目は朝から大雨。幸いにも風は強くない。
まずはザイテングラード経由で涸沢へ向かいます。死亡事故多発地帯&雨なので細心の注意を払って下りますが、岩場としての難易度はそれ程高くないと感じた。疲れと集中力の低下が一番の大敵かもしれない。
涸沢から横尾までは下山する登山客グループで渋滞気味。
所々大雨で登山道が沢みたいに流れており、屏風岩も見事な大滝になっていました。
(他の方のレポを読むと、数時間後に鉄砲水が発生し登山道の分断&通行止めが発生したようです)
(次の日の昼過ぎには復旧させたそうです。山屋の底力に感服)
横尾からひたすら林道を歩く。
徳澤でソフトクリームを食べて一息。
明神分岐でバテてペースが落ちる。
上高地BTに到着時には全てがずぶ濡れで満身創痍。
まあ今回もよくぞ無事に戻ってこれたものだ。
大体のコース状況は把握できたので、次行く時は晴れた日にテントを背負って涸沢でゆっくり滞在したいものです。
こんにちわ。山頂でお話ししていたみたいですね。
30分位はやければガスのなかではなかったかな?
本当に残念でした。
18日は雨の中、無事に下山出来てよかったですね。
次は天気のいい時に行きたいですね
おぉう。先日はお疲れ様でした。無事に下山出来たようで何よりです。
レポ拝見致しましたが、あの後は涸沢まではガスってなかったんですね。
穂高山荘付近は雨は降らずとも濃霧がずっと続いていました。山荘入口のドアを開けると外のガスが吹き込んでくるのが目に見えるくらい・・・
山頂の天気は残念でしたが、絶景を少しでも堪能出来たのは良かったと思います。
このシーズンにもう一度くらい足を運んでみたいですね。
本谷橋の件、納得しました(笑)
ありがとうございます。
今年初めて通過したのですが、話の流れからするとこれまでは吊り橋のみなのかな〜。
あのとき吊り橋が通行止めだったわけでもなかったし、2本かかってた意味よくわからなかった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する