白峰三山縦走 北岳~間ノ岳~農鳥岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,444m
- 下り
- 3,144m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:00
天候 | 10/19晴れ→ガス 10/20快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
第一、第二駐車場とあり、第一は10台ほどのスペース。第一から車で5分(徒歩10分)ほど進むと第二があり、トイレ有。 奈良田に下山する場合、下山口から近いのは第二駐車場になるが、シャトルバスは第一駐車場から回収になるため、混雑が予想される日は第一の停留所まで歩くと良いのかも知れません。 平日でしたので、始発が8:07でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト、水場は広河原山荘にあります。 危険箇所はとくにありませんが、大門沢~大門沢小屋までが急坂で足場が悪いので注意が必要です。渡渉箇所もあり、増水時注意です。木の橋も滑ります。 |
その他周辺情報 | コンビニは国道52号線が最後になります! 奈良田の里温泉http://spa.sound-f.com/kyonan/jyotei.html ぬるぬるとした非常にいいお湯でした。飲用もできます! 奈良田温泉白根館(受付16時までです!)http://www.nukuyu.com/shiranekan/ |
写真
6時に到着!バス時間まで約2時間ほどあり、仮眠を取ろうとするも、この日に限って何故か数匹の犬が吠え続けていて眠ることができず・・・涙
普段はどんな状況でも寝つけるのに、初の南アルプスで緊張していたのもあったのかな・・
不眠での挑戦に緊張度が増す・・
セルフで撮影していたところ、千葉と神奈川から来たトレランのお兄さん達に出会い写真を撮っていただく。有難うございます♪
千葉のお兄さんは同じ北岳山荘泊で明日奈良田に下りるとのこと。早そうだけど、仲間ができて心強い!
神奈川のお兄さんはなんと今朝奈良田から来たそうで、そのまま広河原に下りると・・!!日帰り白峰三山・・・!凄い方と出会いました。恐るべし!
テン場は平らで広いです。真正面には富士山も望め、展望最高です!
この後ガスに覆われ、日の入りはお預け
今回は二日目の行程が長いので自炊の小屋泊にしました。
秋の平日でしたので、部屋は二人だけ!相部屋の方は、山レベルの高い女性!!沢山お話を聞かせてもらいましたが、途中睡魔が・・・。もっとお話ししたかったので残念・・涙 かっこよかったー!
談話室では途中でお会いした百名山を目指しているご夫婦と(ビール御馳走様でした!大変美味しかったです!有難うございました)、百名山を制覇したご夫婦と消灯時間ぎりぎりまで山談義!同性の方の話は非常に参考になります!
お世話になった方々にきちんとお礼ができずすみませんでした・・有難うございました!!またどこかの山でお会いできるといいな
まずは間ノ岳を目指します
せっかくなので、テン場で2回目の朝食!目の前に富士山が望め、最高のロケーションでした。
空中トイレも見学すればよかったと後悔・・
ここまで長かったーー
小屋の左側に水場があります。冷たくて美味しい水でした。
昨日シャトルバスで一緒だった東京の方と合流
美味しい水でコーヒーを入れ、ランチ休憩をします
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
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感想
初南アルプス、そして晩秋ということで、沢山の方のヤマレコを参考にさせていただきました。有難うございました!!
標高日本第2位、3位の北岳、間ノ岳に今シーズン中に行きたいと熱望していたが、8月後半~9月にかけ不安定な天気でなかなか決行できず・・・
10月後半でしたが、なんとか滑り込みで行くことができました。
涸沢でお会いした静岡の方に、行くなら白峰三山の稜線歩きを勧められ、ヤマレコを参考にさせていただき、頑張れば1泊で行けそうと判断。挑戦することに!!
晩秋で陽が短いのと、シャトルバスの時間の関係で今回は小屋泊を選択。
朝6時、奈良田第一駐車場に到着。10台ほど停められそうなスペースに車は1台もなく、不安になり奥の第二駐車場へ。ここには数台の車とトイレ、水場(飲用不可)があり。
第二駐車場に車を停め、バスの時間まで仮眠をとることに。ところが数匹の犬が吠え続けなかなか寝つけず・・・涙
結局一睡もできずにバスの時間に・・・。
この日の乗車人数は5人ほど。駐車場で隣だった東京の方が同じ行程で歩く予定とのことで、少しほっとする。
40分ほどで広河原に到着。橋を渡ってすぐに広河原山荘があり、ここでは給水可能。
15分ほど?歩くと分岐があり、大樺沢方面へ
◆広河原~大樺沢二俣
歩き始めは緩やかな樹林帯。途中登山道に沢水が流れている箇所あり。増水時などは注意が必要。沢沿いの樹林帯をしばらく登っていくと大樺沢二俣へ。この辺りに仮設トイレあり。
◆大樺沢二俣~八本歯のコル
左俣コースと右俣コースの分岐周辺は広いザレ場(岩場?)の為、道間違いに注意が必要。道標があるのでしっかり確認しながら進む。
ちょうどいい場所があったので、昼休憩をとる。坂道をいいペースで歩く健脚の方がいると思ったら女性(!)でした。(北岳山荘で再会します)
沢沿いを歩き終えると梯子の連続!急斜面を一気に上がっていくため息が切れる。
しばらく梯子を登っていくと、八本歯の頭が見え、コルに達する。道中間近に見えた北岳バッドレスは圧巻!!
◆八本歯のコル~北岳山頂
梯子が終わると岩場になる。特に危険箇所はなし。道中百名山を目指す御夫婦に会い、同じく北岳山頂→北岳山荘を目指すということで励まし合う。北岳山頂へは登り一辺倒なので息が上がる。
吊り尾根分岐を越えると足場の悪い急坂となる。最後の登りを終えると山頂の素晴らしい眺望が待っている
山頂で目の前に迫る仙丈ケ岳を撮影していたところ、千葉から来たトレランのお兄さんと、同じく神奈川から来たトレランのお兄さんに出会う。千葉のお兄さんは北岳山荘に泊まり、明日奈良田に下りる予定とのこと。同じ行程に「宜しくお願いします!」の御挨拶をするも、明らかに速度が違いそう・・・。神奈川のトレランのお兄さんは明け方奈良田を出発し、ここまで来たとのこと。さらにこの先、広河原まで下りるという・・・。恐るべし・・・・。そんなパワフルな方と出会えて光栄です!行程がタイトな神奈川のお兄さんは早々出発しました。
千葉のお兄さんと山頂で写真を撮っていたところ、道中お会いした御夫婦も山頂に合流!肩の小屋方面の尾根が山頂かと思ったとのこと。皆で登頂を喜ぶ。
その後は撮影タイム。仙丈ケ岳、鋸岳までは見えるのだが、甲斐駒方面に雲があり見えず・・・。小一時間ほど粘るも、ガスが辺り一面を覆い尽くしてきたため北岳山荘へ向かうことに。
◆北岳山頂~北岳山荘
吊り尾根分岐から少し、高度感があり道が細いので、視界不良時は注意が必要。目印があるので確認しながら進めば問題なし。
◆北岳山荘
目の前に広いテン場があり。山荘から富士山、北岳、間ノ岳などが見られ最高のロケーション!次はテン泊してみたい!
小屋ではバスでお会いした東京の方と再会!千葉のトレランお兄さんは明日天気が良ければ北岳で御来光を見るとのこと。自分も行ければ行きたいと話すも、地図で明日のコースタイムを確認し、自信をなくす・・・。
秋の平日ということで、定員10名の部屋に自分を含め2人だけ!しかももう一人は道中お会いした健脚のお姉さんでした!お姉さんと色々な山の話をし、まだまだ話したいが睡魔が襲ってくる・・・
うとうとしたところで18時過ぎていたので、夕食を食べに(自炊)食堂へ。
ラーメンを食べていると山頂でお会いした御夫婦に再会!!
私が山頂でビールが飲みたいと話していたため、わざわざ購入し持ってきてくださいました涙涙。優しい御夫妻に感謝です。最高に美味しいビールを御馳走さまでした。
この後、山頂でお会いしたご夫妻と、百名山を制覇したご夫妻と消灯まで山談義!!
これぞ登山の醍醐味ですよね!
翌朝部屋の窓からうっすらと富士山が・・・。しかし、久々の片頭痛でなかなか起きられず・・・涙
ぎりぎりまで寝ていたため、山荘の前で日の出をを迎える。
富士山の横から太陽が顔を出す光景は見事でした。
二日目は遅くとも6時には出発しないと厳しい行程だったため、日の出を見て早々に出発。前日お世話になった方々に十分なお礼、御挨拶もできずすみませんでした・・またどこかの山で会えることに期待して!
◆北岳山荘~中白根山
西側からの強風にあおられながらペースが掴めるまでゆっくり歩く。気持ちいい稜線歩き。危険箇所はなし。
昨日八本歯のコルを越えた辺りでお会いした方と再会!山頂で写真を撮っていただき、間ノ岳までお互い頑張りましょうと励まし合う。
◆中白根山~間ノ岳
ニセピークがあり騙される。思っていたより間ノ岳までの距離を感じた。(強風のせい?)間ノ岳からも南アルプスが一望できる。
前日、百名山を達成した御夫婦が冬毛のライチョウファミリーに遭遇したという話を聞き、期待して歩くも残念ながら出会えず・・・
◆間ノ岳~農鳥小屋
農鳥小屋まで一気に下る。参考にさせていただいたヤマレコに数多く登場した農鳥親父さんが気になるも、小屋の営業が終了しており出会うことができず・・・。空中トイレだけでも見学してくればよかった・・・
せっかくなので、テン場で朝食をとる。富士山が目の前に見え、ここも見事なロケーション!
◆農鳥小屋~西農鳥~農鳥岳
西農鳥岳までは登りだが、見た目ほどきつくはなくほっとする。間ノ岳から先に進む人は一気に減り、静かな稜線歩きとなった。
西農鳥~農鳥岳までは若干足場は悪くなるが、危険箇所はない。中央アルプスなどの西側の景色を堪能しながら歩き続ける。
農鳥岳山頂からは南北に延びる南アルプスの稜線が眺められ、塩見岳、赤石岳なども見られる。富士山は目の前にそびえ、最高の眺望。
◆農鳥岳~大門沢下降点 ※視界不良時注意が必要。
広いザレ場、ハイマツ帯の為、道が不明瞭な箇所あり。目印が細かく記されているため、確認しながら進む。
◆大門沢下降点~奈良田
下降点から一気に下る。急坂で岩や細かい石がある足場の悪い道が1時間ほど続く。つまづいたら転げ落ちそうなので慎重に歩く。途中崩落箇所があり、トラバース時気をつかう。樹林帯の急坂を下りると大門沢小屋がある。小屋は営業終了していたが、水場があるため、美味しい水でコーヒーを淹れてゆっくり休憩をとることに。ここで昨日バスで一緒だった東京の方と合流。パンを食べながら(ごちそうさまでした!)山談義。テン場からは富士山が望める。
ゆっくり休み、腿の疲労も幾分か良くなったところで出発。急坂の下りはまだまだ続く。
木の橋が多く、濡れていると滑りやすい。
沢水が登山道に流れている箇所があり、また、渡渉箇所もあるため、降雨時、増水時には注意が必要。
トラバース箇所は道が狭く、踏み外すと危険な箇所もあるが、慎重に歩けば問題なし。
急坂をこれでもか・・と下るとやっと吊り橋が見えてくる。
舗装路に出て最後4.3キロの文字にげんなりするも、明るいうちに下山できほっとする。
大門沢下降点からは激下りの急坂の連続・・・。これが登りになるとどんなに大変なことか・・・。道中お会いした方、神奈川のトレランお兄さんには敬意を表します・・・
今回もたくさんの方と出会い、お話できたことに感謝しています。
お世話になりました!有難うございました!!
また山でお会いした時には宜しくお願いします!
2日目も天候に恵まれて最高の稜線歩きが出来たみたいですね
晴れ予報でも駿河湾の影響でガスりやすい
農鳥岳を気持ち良く歩けたのは幸運だと思います
千葉のお兄さんメチャ明るくていい人でしたね!
私はあの後、真っ暗な林道を半べそかきながら走ってました。
また南アルプスで会いましょう
ちなみに明日は仙丈ヶ岳か荒川岳日帰り狙ってます。
さぁ~出発だ!
神奈川のお兄さん、実は名古屋のお姉さんです笑
コメント有難うございます!!山頂では楽しいひとときを有難うございました!!
二日目は最高の眺望でしたよー!
千葉のお兄さん優しい方でしたね!この人に付いて行こうと勝手に思いましたが笑、勿論追いつけず笑笑 奈良田駐車場に居なかったので、無事帰られたのだと思います!
白峰三山のヤマレコ見て驚愕でした!!あのあと奈良田まで歩いたのですね・・・大門沢ルートを未明に登るだけでも相当な勇気と覚悟が必要と思ったのですが・・やはり只者ではなかったですね!!私は明るくても怖かったですよー
他のレコも拝見しましたが、恐ろしい記録ばかりーー!!早速フォローさせていただきました♪
次は悪沢岳ですかーー!!!
南は農鳥親父さん残しちゃったので、行きます笑
また南アルプスでっ!!
北岳すてきですね!
お天気もよく葉っぱも色づいていい山行ですねー
朝日がのぼるところきれいだなー
ふだん少し走っておくとグッと山での距離がのびますよー
トレイルランの下りはコブ斜面に感覚的に似ています(笑)
下りではカラダの重心ポジションが後傾にならないようセンターから前よりキープ!
コメント&アドバイス有難うございます!!
二日目が最高の天気で気持ちが良かったです!(激下りまでは・・笑)
普段は気が向いたらランニング程度しかしていないので、やはり定期的なランが必要でしょうかね・・笑 頑張らねばー(>_<)
下りは小走りから始めて、コブのポジション掴めるよう頑張ります!!
コブ斜面同様、後傾気味になってしまうので、意識が必要ですね!!
あっ・・!山スキー用の板も購入しちゃいそうです・・☆
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