荒地山〜七兵衛山〜打越山〜東おたふく山〜黒岩谷西尾根〜六甲山最高峰〜湯槽谷山〜灰形山〜落葉山
- GPS
- 10:30
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 1,573m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:30
ヤマレコMAPの灰形山山頂の位置は、実際の山名碑のある山頂とは別の位置にあるようです。
単なるミスなのか、何か理由があるのかは分かりませんが。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - 神戸電鉄有馬線の有馬温泉駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 所々でややこしく感じる箇所もあるので、その辺りは注意して進みたいですね。 以下に別途記述した以外には特に危険箇所はなし。 ■荒地山 岩稜帯があるので、注意が必要。 はっきりとした目印が見られず、どう進むのかの判断を誤ると身動きができない状況になってしまう可能性もありそう。 迂回ルートがあるのかなと思いますが、岩場に慣れていない初級者は経験者との同行が望ましいでしょうか。 詳しい事は分からないので、この一帯を熟知されている方の記述を参考にするのが良いでしょう。 ■黒岩谷西尾根 やや急な傾斜もあるザレ気味のやせ尾根で、下る場合は注意して歩きたいですね。 笹ゾーンの少し下辺りは登山道として整備されたようで、それが荒れた状態で残っていて、つまずきの原因になりそうなので、足下を良く見て下りましょう。 ■有馬三山 急階段区間があります。 下る場合は膝への負担も大きそうだし、足を引っ掛けて転んでしまいやすそうだったりするので、ゆっくりと慎重に進みたいですね。 |
その他周辺情報 | 芦屋川駅前と最高峰直下にトイレがあります。 ドリンクの自販機は一軒茶屋前と極楽茶屋跡にあります。 |
写真
感想
今回は六甲山系で、昨年の5月と11月に次いで、これが3度目ですね。
初訪問の時に見かけたコアジサイとベニドウダンをまた見ようとの事でコースを設定しましたが、下山ルートは決められず、道中に決めようという感じでした。
以下、いつも通りに長文です。
今回も阪急の芦屋川駅からスタートで、ここから荒地山へ向かいます。
山道に入ると、地元の散歩コースになっているのか、それらしき人がちらほらとおり、歩いている人は少なくない。
地味な道が続きますが、所々で展望があり、眺めては写真を撮りながらも軽く休憩。
登山道は次第に岩っぽくなり、荒地山の岩稜帯が近づいて来たのが分かります。
少し進むと有名な岩梯子があり、高所恐怖症の身なので少し不安がよぎりますが、基本通りに登れば大丈夫なはずなので、よじ登り開始。
ほぼ想像していたぐらいの難易度で、緊張はするものの怖さはあまりなく、途中で振り返りの展望写真を撮ったりして、きっちりと登り切りました。
その後も岩場なんだけど、目印が目に入らず、どっちに進むのか分からなくて、とりあえずで進んでみました。
すぐに新七右衛門瑤見えて来て、一安心して、これに取り付きます。
最後はザックを外さねばならず、身動きが限定された姿勢で少し苦労したけれど、岩の間をくぐり抜けました。
この後もロープ場があったりで、そこも慎重に進んで、何とか岩稜帯を突破。
下りだと難易度が高そうで行きたくないけど、登りならスリルもあって楽しいと言えなくもない。
ちょっと怖かったけど。
緩やかな道を進むと、荒地山山頂に到着。
なかみ山山頂を経て、途中の分岐で左に進み、メインの登山道に合流。
ちょっともたついた後、横池に到着。
スイレンの花がきれいに咲いていて、撮影タイム。
池を半周して南の斜面に登り、前回に続いて少し先の展望所にてパン休憩。
ここは人もおらず、お気に入りの場所。
方々が見渡せるし、登って来た荒地山も見えています。
その後、七兵衛山と打越山を経て先へ進んでいると、コアジサイが見られるようになりました。
昨年は少しだけしか花に気付かなかったのだけど、今年はまだピーク手前という感じながらもたくさん咲いていました。
香りも嗅いでみました。
住吉川を渡ると、小さな花を発見。
ユキノシタで、ここでも撮影タイム。
五助堰堤とその上の土砂堆積地を通過し、石畳の住吉道を少し進んだ所で右折し、黒五谷方面へ。
打越峠から進むと早いんだろうけど、コアジサイを見るために回り道なのです。
おかげでユキノシタも見られたし。
昨年、黒五谷では保護ゾーンでクリンソウが咲いているのを見たんだけど、今回はそちらへの道が目に入らず、クリンソウも見られませんでした、残念。
メインの登山道と合流し、ゴルフ場の敷地内を進みますが、この先の道もコアジサイがいっぱい。
たくさんの人と共に雨ヶ峠に到着し、今回も人の少ない東おたふく山方面へ。
途中の笹ゾーンはきれいに整備されており、青空に映える中を気分良く進み、東おたふく山山頂に到着。
土樋割峠を経て、今回も黒岩谷西尾根を通って最高峰へ向かいます。
取り付きがはっきりとしないけど、少し探すと踏み跡があり、そこから尾根へ向けて急斜面を登ります。
この後はザレ気味のやせ尾根という印象で、下りだと少し注意を要する箇所があると思います。
登りだと気付きにくいけど展望が所々であるので、ちらちらと振り返りつつベニドウダンを探します。
最初に目に入ったベニドウダンは右側の斜面を少し下った位置にあり、近づくのは危険そう。
さらに進むと近くにも咲いていますが、ちょっと位置的に撮影しにくくて苦労しつつの撮影。
もう少し先でヤマツツジが咲いている場所で振り返ると、きれいにベニドウダンが咲いており、ここは撮影もしやすい。
腕は悪いながらも頑張っての撮影タイム。
ただし、すぐ横は崖なので、あまり撮影に夢中になり過ぎないように。
この先は登山道として整備されたゾーンがあるのだけど、今となっては障害物でしかない感じで、下る際には足を引っ掛けて転倒しないように注意が必要。
笹ゾーンを経て、一軒茶屋前に到着。
ハイカーや自転車乗りの人など、それなりに人も多く、人気の山だと改めて実感。
最高峰の山頂に着くと、さらに賑わっており、山名碑の後ろにも陣取って昼食タイムの団体があり、この人達をフレーム内に収めないようにするのに一苦労。
山名碑と一緒に写ろうとする人は理解できるけど、記念撮影ポイント近くに居座るのは止めて欲しいと個人的には思います。
少し移動して、この後のルートを思案しつつの昼食です。
結局、下山ルートを確定できず、有馬と六甲山上の両にらみで六甲全山縦走路を進む事に。
車道と並行する区間なので、どんな感じかなと思っていましたが、特に問題はなく、沢を渡渉するような感じで車道を横断して進みます。
道中はヤマツツジが満開で、これは拾い物で随分と目を楽しませてくれました。
歩いているうちに心を決め、有馬へ向かう事にし、極楽茶屋跡で右折し、有馬三山方面へ。
疲れているせいか、地味ながらも意外とアップダウンのある道に苦しめられます。
特に急階段の下りは自分の歩幅で進む事ができないので、膝への負担が大きく感じられる。
転倒だけはしないように注意し、湯槽谷山を経て、灰形山に到着。
ここからの下りの際に久しぶりにギンリョウソウを発見。
以前に見た時はあまり関心がなかったので、じっくりと観察するのは初めて。
改めて間近で見ても、不思議な植物だなと思わずにはいられませんね。
ポンポン山にもよく咲いているようなので、また近いうちに見たいものです。
落葉山周辺をうろうろして有馬三山を完歩して、有馬へ下山。
有馬は想像していたのとは少し違っていたけど、疲れているので観光はまたの機会にして、駅へ。
有馬温泉駅に到着し、この日も無事にゴールです。
半年ぶりの六甲山という事で、結果としては初めてのコースも思っていた以上に歩く事ができたし、良い山行になったんじゃないでしょうか。
荒地山の岩登りはほぼ思っていたぐらいの難易度で、怖さも少しはあるものの、しっかりと進もうという緊張感の方が大きかったですね。
高所恐怖症なので、基本的には岩場はあまり好きではないのだけど、自分のレベルに合うコースで少しずつ経験を積みたいとの思いがあるので、ここがそれ向きかも知れませんね。
微妙に不安ではあるけど。
有馬三山は疲れもあったせいか、思っていた以上に歩き応えのあるコースでした。
もう少し分かりやすい見所があれば良いのだけど、帰宅の面倒さがあるので、有馬方面へ下るのは選択肢としての順位は低めになってしまいます。
これまでに歩いていたコースでは目的のコアジサイとベニドウダンをしっかりと見られたし、満足です。
他にもユキノシタやギンリョウソウを見る事ができたし、これまでの六甲山訪問の中では最も充足感がありました。
次はあまり間隔を置かずに再訪したいけど、どうなりますか。
足の具合は左足の外側のくるぶしに違和感のある時間帯があったけど、大した事はなさそう。
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