中央アルプス縦走 越百-南駒-空木-檜尾-宝剣-木曽駒-茶臼
- GPS
- 36:11
- 距離
- 60.8km
- 登り
- 4,799m
- 下り
- 4,489m
コースタイム
3:15駐車場-5:00登山口-5:35越百山3合目-8:50越百山-10:45南駒ケ岳-12:10空木岳-13:05木曽殿越13:35-15:50檜尾避難小屋
07/17
4:15檜尾避難小屋-4:20檜尾岳4:50-7:30宝剣岳-8:20木曽駒ケ岳8:30-9:50将棊頭山-11:00茶臼山-13:15登山口-15:25原野駅
備考
1日目の駐車場-登山口のうち、歩行距離5km、獲得標高300m程度は車によるもの。
GPSロガーのバッテリが茶臼山登山口付近で尽きたので、その先はカシミールデータを追加。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
下の水場(越百山)、上の水場(越百山)、木曽義仲の力水、檜尾避難小屋の水場、行者水(茶臼山)、すべて利用可能。 ブヨが半端なく多い。 |
写真
感想
中央アルプスデビューなので、まずは登山道がよく整備されているらしい越百山から茶臼山までのざっくり縦走を計画。
1日目は、須原駅近くの大桑村スポーツ公園に駐車して、そこからスタートする。
登山口までは長いアプローチだが、半分を過ぎた辺りで越百山に登られる方に拾って頂いたため、
予定よりかなり早く登山口に到着できて助かる。
早朝にも関わらず駐車場にはすでに10台程度の車があり、なかなか盛況のよう。
登山口からしばらくは未舗装林道が続き、3合目からようやく登山道が始まる。
しばらくすると下の水場に到着。水量は多くないが、全行程を通じてここが断トツでおいしい。
5合目辺りで、ポケットに入れていたヘッドランプを落としていることに気付く。
どこで落としたか全く見当がつかないので諦めることにしたが、LEDやレンズを交換したりして愛着あるヘッドランプだけに落ち込む。
越百小屋を過ぎると最後の登りで、これを登り切ると南アルプスの展望が広がる。
これから歩く稜線も美しく、このために登ってきたと実感できる瞬間だ。
さっそく稜線を歩き始めるが、遠目から見て感じたほどには易しくない。特に、南駒ヶ岳手前の登りはなかなか執拗で手強い。
南駒ヶ岳を越えると多少歩き易くなり、稜線歩きを満喫しているとほどなくして空木岳に着く。
池山尾根を歩く人が多いのか、この辺りからやや人が増える。
空木岳から大きく降ると、木曽殿越に到着。
檜尾避難小屋の水場の状況が分からないので、木曽義仲の力水を汲みに行く。
味はそれほどでもないと思うが、稜線から近く水量も豊富なのはすばらしい。
木曽殿越に戻ったら、いよいよ檜尾岳へ向けてラストスパート。
疲労が溜まってきているが、ゴールが見えてきたので、なんとか足は動き続けている。
それでも、檜尾岳に着いたときは疲労困憊で、結構限界に近かった。
檜尾避難小屋は満員なので、手前の整地されたところにツェルトを張ろうとするが、
ここで、括り付けていたバゲットが無くなっている事に気付く。
せっかくお気に入りのパン屋で買ってきたのに、手をつける前に消えてしまうとはあまりにも悲しい。
2日目は、檜尾岳で御来光を見てから歩き始める。早朝の稜線は人がほとんどいなくて気持ちが良い。
歩いていると気になるのが、三沢岳とそれに向かう稜線。稜線からの見晴らしがいかにもすばらしそう。
往復で2.5時間から3時間は掛かりそうなので今回はパスしたが、次の機会にはぜひ歩いてみたい。
ロープウェイはこの時間から運行しているようで、極楽平辺りから一気に人が増える。
宝剣岳も渋滞気味で、続く中岳、木曽駒ヶ岳も、朝早いのに結構な人出。
木曽駒ヶ岳から、将棊頭山、茶臼山へと抜ける稜線は、これまでに比べれば起伏が穏やかで歩き易い。
日差しが厳しいのはつらかったが、概ね予想した時間で茶臼山に到着。
ここで縦走は終わり、後は長くて単調な下山をこなすだけ。
登山口から駅までも長いが、惰性で歩いてなんとか原野駅へ到着。
コメント
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中央アルプスデビューとのことですが、
すごすぎます。
どんな方だろうと、過去のレコも拝見しましたが
とてつもなく長い距離が得意なんですね。
関東ではやり(?)のドM軍団なのでしょうか?
私は最近南アルプスデビューを果たし、次は何にしようかと検討中です。
中央アルプスがアクセスが良く、候補としていました。
私のレベルではabeyさんの記録はすごすぎて、
参考にはできませんね。
雲海はいいですね。
やはり早朝は魅力です。
はじめまして。
今はとにかくいろいろな山に登りたい段階なので、
地図を見ながらルートを考えていると、長めの距離になりがちです。
中央アルプスは、主稜線こそ一本しかありませんが、
そこに至るルートが沢山あるので、周回ルートがやり易いのが良いです。
abeyさん、比良の縦走はこれの伏線だったのですね
これは追い込まれて快感を得るドMなのか、はたまた全てを征服してしまいたいドSなのか・・・
とにかく凄すぎます
私なんかでは考えられない行程をサラッとこなしちゃうabeyさん、かっこよすぎですって
毎回行き当たりばったりなので、今回の準備で比良に行ったというわけではないですが、
長距離歩きの自信には少しはなっていたかもしれません。
ただ、前回も今回も、舗装路歩きが長いだけで、実際は見た目の距離ほど大変ではないです。
これからいろんな趣向に走るかもしれませんが、今はどんな山をどう登っても楽しいドノーマルです。
二日でこの距離はさすがですね。
中アは名古屋からも近いので、もう少し行きたい山です。
ただ、昨年福島Bを歩いた時に、多く飛び交った大量の白い虫がトラウマだったりします(笑)
確かに交通の便はよいですね。彦根から2時間半位で着きました。
景色が良いので稜線歩きは楽しめましたが、
最初から最後まで割と一本調子なので、結構飽きました。
稜線歩きは程々にして、稜線への登り降りや、枝道を楽しむのがよさそうです。
以前見たという白い虫はなんでしょうね。アブラムシの類ですかね。
今回は、ブヨがすさまじかったです。
頭と手先だけで2、30箇所は刺されて、今も痕が痛々しいです。
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