八ヶ岳(赤岳、横岳、硫黄岳縦走)
- GPS
- 30:47
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
赤岳展望荘12:55→13:34赤岳14:06→14:40赤岳展望荘
二日目:赤岳展望荘6:17→7:32大権現→7:45三又峰→9:09横岳→
9:24硫黄岳山荘9:57→10:30硫黄岳10:45→11:00赤岩の頭11:07→
12:14赤岳鉱泉12:38→14:17美濃戸
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
おまけに駐車場では大量のアブに辟易した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*美濃戸から行者小屋までは沢を何度も渡り岩道の樹林帯を歩く道程三分の二位から緩やかな登山道 *地蔵尾根は最初急登の樹林帯、森林限界を過ぎると梯子や鎖場があり滑りやすいザレたガレバを足元に注意 *赤岳から横岳、硫黄岳の稜線は注意して歩けば問題ない *赤岩の頭から赤岳鉱泉までは樹林帯の登山道で九十九折りになっており危険個所はない *赤岳鉱泉からは沢沿いに整備されており歩き易いが堰堤からの林道は砂利道で美濃戸迄長く感じた *温泉は原村もみの湯500円 |
写真
感想
初めての赤岳から横岳、硫黄岳の縦走、自宅発早朝4:00美濃戸口で奥の美濃戸の駐車場が空いているかを確認し、パンクするのではとヒヤヒヤしながら悪路を走行し美濃戸に7:20に着く。身支度を整え南沢コースから行者小屋へ。涼しげな沢音を聞きながらも樹林帯の中の石と岩の平坦でない道は歩きにくく3回程休憩をとりながら進む。三分の二程すすむと緩やかな歩き易い道になり、ヘリポートを見るとすぐ行者小屋についた。行者小屋で休憩後青空にくっきりと稜線を描く八ヶ岳の山並みにわくわく感を募らせ地蔵尾根へ向かった。
地蔵尾根はかなりの急登で梯子やクサリ場がありザレたガレ場を慎重に登った。行者小屋を見下ろしたり、横岳の岩峰や赤岳を望みながら何度も休憩してゆっくりゆっくり登った。お地蔵さんの見守る地蔵の頭に辿り着くと聳える赤岳に疲れが吹っ飛び、展望荘手前ではやさしく出迎えてくれたコマクサやヤツガダケキスミレに癒された。赤岳展望荘で受け付けを済ませ景色を眺めながらの昼食は絶品だった。午後から赤岳頂上をめざした。登山道西側のお花畑、ミヤマダイコンソウ、チョウノスケソウ、オヤマノエンドウ、ミヤマシオガマ、黄、紫、青、白カラフルに咲き競う花々を楽しみながら高度を上げる。頂上直下の急斜面はクサリに摑まりながら・・・コースタイム通りに頂上到着。展望は素晴らしく阿弥陀岳、明日通過する横岳、硫黄岳の稜線、遠くは雲に囲まれた富士山までもが望めた。記念撮影後下山してめずらしい五右衛門風呂で汗を流し、下界の暑さがうそのように涼しい中夕食までの時間を花々を愛でたり、景色を十分楽しんだりした。
翌朝4時起床してご来光を楽しみこの日の晴れを確信する。富士山、南アルプスの山々、北アルプスの山並み(特に槍ヶ岳、大キレットから穂高岳)が雲海に浮かび絶景を醸し出していた。
朝食後6:17出発。横岳の取りつきは鉄梯子を登り二十三夜峰を巻く事から始まったのだが次々とクサリばや鉄梯子を上り、下りしながら岩場をクリア、日ノ岳、鉾岳、を知らないうちに通過して頂上に大権現の石標がある石尊峰に着き360度の展望を楽しむ。この間にも花畑にはオヤマノエンドウ、ミヤマシオガマ、ウルップソウ、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ等が咲き誇り岩場にはイワベンケイや咲き始めのチシマギキョウが張りついて楽しませてくれた。三又峰、横岳奥の院でも360度の景色を満喫した。奥の院からはカニの横ばいを通過したが名称程でなかった。正に花と岩峰の横岳は素晴らしかった。横岳過ぎからの砂礫には待望の女王コマクサが硫黄岳の麓まで続いて道の両側に咲き誇り、珍しい白いコマクサも撮ることができて大満足。途中の硫黄岳山荘でトイレ休憩を(因みにウオシュレット付きでとても清潔だった)。
硫黄岳まではケルンを頼りになだらかに登り凄まじい爆裂火口に驚いた。
赤岩の頭付近で歩いた稜線を望み八ヶ岳への別れを惜しみながら赤岳鉱泉へ下り美濃戸へ戻って帰路についた。
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