のんびり白馬三山縦走△天気イマイチだけどお花バッチリ

2017年08月10日(木) ~ 2017年08月12日(土)

• GPS: 26:57
• 距離: 33.2km
• 登り: 3,233m
• 下り: 2,678m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 1:01
• 合計: 7:01

距離 8.2km 登り 1,209m 下り 454m

8:06 猿倉荘
8:52 水芭蕉平
9:06 猿倉台地（1502m）
9:26 中山沢
11:11 12:12 小日向のコル（1824m）
12:55 サンジロ(三白平)
13:30 杓子沢
13:40 落石沢
13:44 崩沢
14:25 鑓沢
15:07 白馬鑓温泉小屋

2日目

• 山行: 7:49
• 休憩: 1:20
• 合計: 9:09

距離 9.3km 登り 1,395m 下り 719m

6:14 白馬鑓温泉小屋
8:49 9:01 大出原
9:43 10:30 鑓温泉分岐
11:15 11:26 鑓ヶ岳
12:52 13:02 杓子岳
15:09 丸山
15:23 白馬岳頂上宿舎

3日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 2:58
• 合計: 10:02

距離 15.7km 登り 635m 下り 1,517m

7:01 白馬岳頂上宿舎
7:24 9:06 白馬山荘
9:25 9:30 白馬岳
10:18 10:23 三国境
11:06 11:21 小蓮華山
12:19 船越ノ頭
13:01 13:52 白馬大池山荘
14:49 乗鞍岳
15:58 風吹大池方面分岐
16:12 天狗原/白馬岳神社
17:03 栂池山荘

天候

8/10(木) 晴れのちくもり
8/11(金) 霧ときどき日が差す、のち雨
8/12(土) 雷雨のち霧と雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　夜行バス利用　白馬八方〜猿倉　路線バス\930
復路　栂池パノラマウェイ（ロープウェイ+ゴンドラ）　自然園〜栂池高原　\1920

コース状況／危険箇所等

・猿倉〜小日向のコル〜鑓温泉　小日向のコルから先、数十メートルの雪渓のトラバースが3ヵ所あります。どれも高低差は少ないのでアイゼンなしで問題ありません。
・鑓温泉〜大出原〜白馬鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬頂上山荘　大出原までに鎖場のある岩場があります。難しくはありませんが、雨で岩が濡れているときは滑るので注意。
・白馬頂上山荘〜白馬岳〜白馬大池〜白馬乗鞍岳〜天狗原〜自然園　乗鞍岳〜天狗原間に100m弱の雪渓の下りが1ヵ所あります。補助ロープもありアイゼンなしで問題ありません。乗鞍岳前後の巨岩の上り下りは要注意（特に急な下り）。すれ違いで待つこともしばしばあります。

その他周辺情報

栂池高原ホテル泊　ゴンドラ駅舎からすぐで便利

写真

8/10 6:35

猿倉荘までバスでアクセス。朝は久し振りの晴天とのことで、荷揚げのヘリがひっきりなしに飛んでいました

8/10 6:38

いざスタート

8/10 8:20

大雪渓方面との分岐。大半の方が大雪渓方面へ向かっていました

8/10 8:56

サンカヨウの実。花はなかなか見られない

8/10 9:00

タマガワホトトギス。エゾアジサイもたくさん咲いていました

8/10 10:02

このときは最終日に行く稜線がよく見えましたが、雲が増えてきた

8/10 10:13

シモツケソウとウツボグサ

8/10 10:20

カラマツソウのどれか

8/10 10:22

キヌガサソウ

8/10 10:56

イワイチョウとミズバショウ

8/10 11:06

小日向のコルを越えると、

8/10 11:10

白馬鑓と鑓温泉が見えてきます

8/10 11:27

この辺でお昼ごはん

8/10 12:17

クルマユリたくさん咲いていました

8/10 12:46

はじめに三白沢を越える

8/10 12:55

八方・北尾根、カフェテリア黒菱、白馬の市街地がよく見える

8/10 13:04

頭をぶつけそうでした

8/10 13:06

午後になり雲底が下がってきました

8/10 13:09

杓子沢の雪渓が見えてきます

8/10 13:24

ヤマルリトラノオとイワオウギ

8/10 13:26

雪渓上部が崩れ始めているため、やや下ったところを渡るようになっています

8/10 13:34

上部はすごい勢いで水が流れている

8/10 13:40

落石沢と崩沢が続きます。上方に注意して横断

8/10 14:14

二つ目の雪渓

8/10 14:38

鑓温泉もうすぐ。なぜか鍬が置いてある

8/10 14:45

三つ目の雪渓

8/10 14:52

最後に沢を渡渉します。水量豊富

8/10 14:55

白が混じったミヤマキンポウゲ

8/10 15:04

鑓温泉に到着

8/10 15:06

テン場の左側に足湯

8/10 15:23

仮設とは思えない立派な建物です

8/10 15:24

小屋の中。まあまあ空いていました

8/10 16:28

温泉でのんびり汗を流します

8/10 17:01

夕食はハヤシライス（おかわり自由）でした

8/11 6:09

翌朝は霧雨の中を出発。本降りになりませんように

8/11 6:21

雨に濡れて生き生き

8/11 6:29

8/11 6:34

雨が続いていてどの沢も水量豊富です

8/11 7:08

大出原手前の鎖場。クサリに頼らなくても登れますが、濡れた岩は滑りやすい

8/11 7:15

ウサギギクも季節です

8/11 7:40

大出原のお花畑で

8/11 7:43

アカモノ

8/11 7:45

ハクサンコザクラ

8/11 7:47

アオノツガザクラ

8/11 8:11

お花畑が続いています

8/11 9:07

8/11 9:15

ハクサンコザクラの群落。ガスが切れて稜線が見えてきました

8/11 9:20

ミヤマアキノキリンソウや、

8/11 9:23

ミヤマダイコンソウもシーズンです

8/11 9:26

クロトウヒレン

8/11 9:30

イワツメクサ

8/11 10:29

8/11 10:32

ミヤマウイキョウ。もしゃもしゃした葉が好きです

8/11 10:33

タカネイブキボウフウ

8/11 10:35

強風を懸念して稜線直下で早い昼食にしましたが、それほど強くありませんでした

8/11 10:51

イワキキョウとタカネ？ホソバ？ツメクサのコラボ

8/11 11:09

ここから山頂をピストン

8/11 11:22

山頂は展望ありません。西側から霧雨が吹き付けたので、めがねの左側だけが曇っている

8/11 11:37

ムカゴトラノオ

8/11 11:38

イブキジャコウソウ。香りをかいでみたのですがよくわからず

8/11 11:42

タカネシオガマ

8/11 11:45

チシマキキョウ

8/11 12:07

こちらがホソバツメクサ?

8/11 12:08

ガスの中に杓子岳

8/11 12:09

チョウノスケソウおわっています

8/11 12:14

8/11 12:32

ザックを置いて杓子岳山頂へ向かう

8/11 12:56

山頂の向こう側は絶壁

8/11 13:27

稜線のハイマツ沿いにゴゼンタチバナ

8/11 13:40

ハイマツの実

8/11 13:41

「ニホンジカの生態調査」とのことです

8/11 14:02

ガスが切れて白馬岳が見えてきました

8/11 14:10

ゴツゴツした杓子岳もカッコイイ

8/11 14:15

対照的な西側のなだらかな斜面

8/11 14:27

丸山手前の最低鞍部から杓子岳

8/11 14:41

ハクサンフウロと白馬岳

8/11 14:57

タカネナデシコ

8/11 15:04

シロウマタンポポ

8/11 15:17

テン場混みあっています

8/11 18:14

白馬岳頂上宿舎の夕食はバイキング方式です。山の日ということで記念品をいただきました（タオル）

8/12 7:00

最終日、雨の様子を見ながら遅めの出発。小屋前に遅咲きのウルップソウ

8/12 7:03

小屋前のハクサンイチゲとミヤマキンバイのお花畑

8/12 7:15

複雑に縞々の模様が入った岩。歴史を感じます

8/12 7:23

白馬山荘前にミネウスユキソウ

8/12 9:26

白馬三山コンプリートですが、三山とも眺望なしでした

8/12 9:39

うっすら旭岳

8/12 10:00

地形好きにはたまらない二重山稜です

8/12 10:23

三国境。雪倉・朝日方面見えません

8/12 11:04

もうすぐ小蓮華山ですが、ずっと展望ありません。ここからの白馬三山の眺めが見事なのですが

8/12 11:33

一瞬だけ白馬大池が見えた

8/12 11:38

見事なハクサンイチゲの群落

8/12 12:29

雷鳥坂のハイマツは登山道確保のため切られていました。ありがたいですがちょっと複雑な気持ち

8/12 12:52

エゾシオガマ

8/12 12:54

チングルマとイワイチョウ

8/12 12:56

白馬大池周辺のチングルマは見事です

8/12 13:33

白馬大池のテン場も満員

8/12 13:53

小屋の左横から白馬乗鞍岳へ。最終ロープウェイ5時20分

霧の中に幻想的な白馬大池

写真ではわかりにくいですがクロサンショウウオが見えました

大きな岩が積み重なった山体を登っていく

平らな頂上付近

比較的長い雪渓を下る

天狗原まで巨岩を伝って急降下

木道が出てくると巨岩の道は終わりです

天狗原から自然園も雨の影響でドロドロでした

栂池自然園入口の横で登山道は終了

撮影機器：

SO-02F Sony

感想

uk365

自分が山歩きを始めるきっかけになった知人の毎年恒例の企画で、白馬三山の縦走に8名で行って来ました。
初日の午前中のみ晴れていましたが、それ以降はほぼ霧と雨で天気には恵まれませんでした。
特に三日目の朝は500hPaで-6℃の寒気を伴う気圧の谷が能登半島に接近しており、朝から断続的に強い雨が降っている中を、気象庁の高解像度降雨ナウキャストとにらめっこしながら出発時間を調整しましたが、雲を読み切れず白馬岳山頂まであと10分というところで雷が鳴り始め、急いで白馬山荘まで引き返してやり過ごすという状況になりました。
それでも8年ぶりに鑓温泉の湯につかり、豊かな白馬のお花たちを満喫することが出来て良い山行となりました。