唐松岳から祖母谷 行く人はまれ!?
- GPS
- 24:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 2,250m
コースタイム
天候 | おおむね曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
唐松岳〜祖母谷は通行する人が少ない割にはわかりやすい道だった。 唐松岳直下は鎖がついたトラバース、その後は水場までひたすら下る。 餓鬼山の登り下りは北側がスッパリ切れ落ちている。絶対に踏み外さないように! 48曲がり〜登山口付近は下草刈りをしていただいたので、道が明瞭でした。感謝です。 登山道が南越沢沿いになると高巻きと急降下、不安定なトラバースの繰り返しになり、なかなか高度が下がらない。同じ日にこのルートを歩いた74歳の男性が(唐松岳直下のトラバースで追い抜いた方だと思われる)、この付近(標高1,000メートル)で10メートル滑落。幸運なことにケガなく、無事1週間後に救助されたところでもある。気の抜けない道が続くので集中を切らさないように。 餓鬼山から祖母谷への下りは思いのほか急坂&長い道のりだったので、下りが苦手な人にはすすめられない。 |
その他周辺情報 | 唐松岳山荘 テン場代¥1000/人 水0.2ℓから販売 0.5ℓ¥80 1ℓ¥150 ただし要煮沸 祖母谷温泉 ¥600 |
写真
感想
身体の故障や仕事が激忙で山どころではなかった日々だったが、やっとフツウの生活に戻り山行復活!
当初は唐松岳→白馬岳→祖母谷温泉→唐松岳周回というトライアングルコースを考えていたのだが、予報に振り回されて唐松岳→祖母谷温泉の1泊2日で決行することにした。
早朝、あずさに乗車。松本から白馬の車窓は雨が激しく降っていたり、まったく降っていなかったりとかなり気まぐれな空模様。
八方山荘からの歩き出しは雨…。だったが、しばらくしたら雨は上がってしまった。山行をサボッていたわりには快調に3時間で山荘に到着。テン場はかなりギュウギュウだったが、何とか張れそうスペースを見つけて設営する。万一、張れなかった場合は強制的に山小屋に宿泊となるので、けっこうな斜面だったり、反則スレスレの登山道沿いにも張っている人も多かった。夜8時頃ひと雨降ったが、9時にはやんで星も見えるようになった。
翌日、予報通りなんとなく晴れて祖母谷温泉へ出発。テン場を下降し、五竜岳を横目に、剱岳を正面に見ながら進む。しばらくは鎖場がところどころある道をトラバース。そしてひたすら下降。道は明瞭で、登山者が少ないわりには道はしっかりしている印象を受けた。
水場から餓鬼山は標高差300メートルくらいなのだが、これがなかなかキツい。道中雲海に隠れて全容がハッキリ見えていなかったのだが、山の形がガタガタしており、急登&平坦の繰り返し、ハシゴ、そして北側斜面がスッパリ切れ落ちていて、なかなかの高度感。餓鬼山から避難小屋までの間もめんどくさい道が続く。厄介なことに、前日の雨でさらに滑りやすくなっており、木の根っこには泣かされた。
避難小屋からは道はかなりよくなり一安心。しかし、ここから先が長かった。しばらく比較的平坦な道が続きなかなか標高が下がらない。餓鬼ノ田圃らしきところを通過し、南越峠も過ぎ去ってから「あそこが峠だったかも」と思い返すほど目印が乏しい。峠からはさらに急降下すると、南越沢に合流する。沢沿いは高巻きの急登と急降下と不安定な足元のトラバースの連続で、思うように標高が下がらない。先輩と励まし合ってやっと祖母谷温泉に到着。餓鬼山から約4時間かかって下山。長かった〜。何とか無事にケガなく下山することができ、ホッといました。
このコースですれ違った人は1人。追い越しした人1人。いったん追いつかれたけどその後追いつかれなかった人1人と、メインルートに比べて極端に少なく、静かなコースでした。「自己責任」の重さもかみしめた山行でもありました。
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