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Yamareco

記録ID: 122737
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳〜八方

2011年07月16日(土) ~ 2011年07月18日(月)
 - 拍手
GPS
52:20
距離
23.9km
登り
3,008m
下り
2,501m

コースタイム

●7月16日(土)
6:30柏原新道登山口〜10:00種池山荘10:35〜11:20爺ヶ岳南峰12:00〜12:15爺ヶ岳中央峰〜13:20冷池山荘〜テント場

●7月17日(日)
4:10冷池山荘〜5:15布引山〜6:10鹿島槍ヶ岳南峰6:35〜7:10北峰分岐、北峰往復7:20〜8:50キレット小屋(本隊5人と分離)9:10〜10:05口上沢のコル10:10〜12:45五竜岳13:15〜13:55五竜山荘
(本隊5人は15:25五竜山荘着)

●7月18日(月)
4:35五竜山荘〜7:05唐松頂上山荘7:15〜7:30唐松岳7:50〜8:05唐松頂上山荘8:30〜9:00丸山〜10:05八方池〜10:50八方池山荘
天候 3日とも 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
・信濃大町駅〜扇沢 : 北アルプス交通のジャンボタクシー(事前予約)を利用。
 タクシー利用の場合、近くの駐車場を利用できる。
・兎平〜八方駅 : リフト、ゴンドラ
・八方駅〜白馬駅 : 徒歩
・白馬駅〜信濃大町駅 : JR大糸線
コース状況/
危険箇所等
危険箇所
八峰キレット、唐松岳南の牛首周辺。
クサリやハシゴもあって難なく進めますが、岩場に慣れていない人は止めたほうが良いと思います。
柏原新道登山口
2011年07月16日 06:30撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/16 6:30
柏原新道登山口
柏原新道の特徴的な排水パイプ
2011年07月16日 07:17撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 7:17
柏原新道の特徴的な排水パイプ
扇沢と針ノ木岳。
左に蓮華岳。
2011年07月16日 07:32撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 7:32
扇沢と針ノ木岳。
左に蓮華岳。
ツマトリソウ
2011年07月16日 07:58撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 7:58
ツマトリソウ
ゴゼンタチバナ
2011年07月16日 08:10撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 8:10
ゴゼンタチバナ
畳石
2011年07月16日 08:56撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 8:56
畳石
水平道
2011年07月16日 09:01撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 9:01
水平道
シラネアオイ
2011年07月16日 09:11撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 9:11
シラネアオイ
ガスに包まれる蓮華岳
2011年07月16日 09:27撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 9:27
ガスに包まれる蓮華岳
種池山荘
2011年07月16日 09:59撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 9:59
種池山荘
コイワカガミ。
山荘そばにて
2011年07月16日 10:01撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:01
コイワカガミ。
山荘そばにて
チングルマ。
山荘そばにて
2011年07月16日 10:01撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:01
チングルマ。
山荘そばにて
山荘付近より爺ヶ岳を望む
2011年07月16日 10:37撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:37
山荘付近より爺ヶ岳を望む
開花間近のコバイケイソウ
2011年07月16日 10:39撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:39
開花間近のコバイケイソウ
鹿島槍ヶ岳
2011年07月16日 10:40撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:40
鹿島槍ヶ岳
種池山荘と剱岳
2011年07月16日 10:41撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:41
種池山荘と剱岳
爺ヶ岳
2011年07月16日 10:44撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:44
爺ヶ岳
ウラジロナナカマド
2011年07月16日 10:46撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 10:46
ウラジロナナカマド
爺ヶ岳の斜面に多く咲くミヤマダイコンソウ
2011年07月16日 11:17撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 11:17
爺ヶ岳の斜面に多く咲くミヤマダイコンソウ
爺ヶ岳南峰より中央峰を望む
2011年07月16日 11:26撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 11:26
爺ヶ岳南峰より中央峰を望む
鹿島槍ヶ岳はガスに覆われ始める
2011年07月16日 11:26撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 11:26
鹿島槍ヶ岳はガスに覆われ始める
クモマスミレ。
爺ヶ岳南峰直下にて
2011年07月16日 12:07撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/16 12:07
クモマスミレ。
爺ヶ岳南峰直下にて
爺ヶ岳中央峰より南峰を望む
2011年07月16日 12:19撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:19
爺ヶ岳中央峰より南峰を望む
ミヤマトウキ
2011年07月16日 12:32撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:32
ミヤマトウキ
イワツメクサ
2011年07月16日 12:33撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:33
イワツメクサ
棒小屋沢と剱岳の山体
2011年07月16日 12:33撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:33
棒小屋沢と剱岳の山体
爺ヶ岳北峰のトラバース道
2011年07月16日 12:44撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:44
爺ヶ岳北峰のトラバース道
2011年07月16日 12:48撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:48
ハクサンチドリ
2011年07月16日 12:59撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 12:59
ハクサンチドリ
冷乗越へのジグザグ下り道
2011年07月16日 13:04撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 13:04
冷乗越へのジグザグ下り道
ミヤマキンポウゲ。
冷池山荘の前にて
2011年07月16日 14:31撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 14:31
ミヤマキンポウゲ。
冷池山荘の前にて
冷池山荘と爺ヶ岳。
小屋〜テント場間の道より
2011年07月16日 18:59撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 18:59
冷池山荘と爺ヶ岳。
小屋〜テント場間の道より
夕日と剱岳。
冷池山荘のテント場より。
2011年07月16日 19:03撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/16 19:03
夕日と剱岳。
冷池山荘のテント場より。
2日目。
冷池山荘を出発てすぐ。
左から布引山、鹿島槍ヶ岳南峰、北峰。
2011年07月17日 04:29撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 4:29
2日目。
冷池山荘を出発てすぐ。
左から布引山、鹿島槍ヶ岳南峰、北峰。
シナノキンバイ
2011年07月17日 04:30撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 4:30
シナノキンバイ
キヌガサソウ
2011年07月17日 04:45撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 4:45
キヌガサソウ
朝日に照らされる立山、剱岳
2011年07月17日 04:47撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 4:47
朝日に照らされる立山、剱岳
布引山への登り
2011年07月17日 04:56撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 4:56
布引山への登り
立山、剱岳。
ハクサンイチゲの花畑と
2011年07月17日 05:12撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 5:12
立山、剱岳。
ハクサンイチゲの花畑と
布引山から見る爺ヶ岳
2011年07月17日 05:18撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 5:18
布引山から見る爺ヶ岳
布引山から鹿島槍ヶ岳南峰、北峰を望む
2011年07月17日 05:23撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 5:23
布引山から鹿島槍ヶ岳南峰、北峰を望む
ハクサンイチゲ
2011年07月17日 05:37撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 5:37
ハクサンイチゲ
イワベンケイ
2011年07月17日 05:38撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 5:38
イワベンケイ
鹿島槍ヶ岳(南峰)への登り
2011年07月17日 05:41撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 5:41
鹿島槍ヶ岳(南峰)への登り
鹿島槍ヶ岳南峰頂上
2011年07月17日 06:36撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:36
鹿島槍ヶ岳南峰頂上
南東方向に八ヶ岳、富士山、南アルプスを望む。
2011年07月17日 06:11撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:11
南東方向に八ヶ岳、富士山、南アルプスを望む。
南。
布引山、爺ヶ岳から続く後立山連峰、槍・穂高、常念山脈、左奥に中央アルプス。
2011年07月17日 06:11撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:11
南。
布引山、爺ヶ岳から続く後立山連峰、槍・穂高、常念山脈、左奥に中央アルプス。
南西〜西。
薬師岳、立山、剱岳
2011年07月17日 06:13撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:13
南西〜西。
薬師岳、立山、剱岳
北には八峰キレット、五竜岳、白馬岳
2011年07月17日 06:16撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:16
北には八峰キレット、五竜岳、白馬岳
南峰から望む北峰
2011年07月17日 06:16撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:16
南峰から望む北峰
南峰の下りから見上げる南峰
2011年07月17日 06:57撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:57
南峰の下りから見上げる南峰
2峰の鞍部から見る北峰
2011年07月17日 06:59撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 6:59
2峰の鞍部から見る北峰
後立山連峰、槍・穂高、常念山脈、左奥に中央アルプスを望む。
北峰より
2011年07月17日 07:17撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 7:17
後立山連峰、槍・穂高、常念山脈、左奥に中央アルプスを望む。
北峰より
鹿島槍ヶ岳南峰。
北峰より
2011年07月17日 07:17撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 7:17
鹿島槍ヶ岳南峰。
北峰より
八峰キレット、五竜岳、白馬岳を望む。
北峰より
2011年07月17日 07:19撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 7:19
八峰キレット、五竜岳、白馬岳を望む。
北峰より
鹿島槍ヶ岳北峰。
北峰の下りから
2011年07月17日 07:31撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 7:31
鹿島槍ヶ岳北峰。
北峰の下りから
カクネ里の雪渓
2011年07月17日 08:05撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 8:05
カクネ里の雪渓
ハクサンシャクナゲ
2011年07月17日 08:25撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 8:25
ハクサンシャクナゲ
キレット
2011年08月04日 00:32撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
8/4 0:32
キレット
窓から剱岳を覗く
2011年08月04日 00:32撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
8/4 0:32
窓から剱岳を覗く
クサリ伝いに岩壁を巻く
2011年07月17日 08:43撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 8:43
クサリ伝いに岩壁を巻く
キレット小屋、左奥に五竜岳
2011年07月17日 08:49撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 8:49
キレット小屋、左奥に五竜岳
鹿島槍ヶ岳北峰(左)と南峰(右)
2011年07月17日 09:13撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 9:13
鹿島槍ヶ岳北峰(左)と南峰(右)
五竜岳。
三段登りの上部から
2011年07月17日 09:38撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 9:38
五竜岳。
三段登りの上部から
三段登り
(僕は下りでした)
2011年07月17日 09:42撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 9:42
三段登り
(僕は下りでした)
2011年07月17日 09:51撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 9:51
立山と剱岳
2011年07月17日 09:52撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 9:52
立山と剱岳
口ノ沢のコル手前より五竜岳を望む。
2011年07月17日 10:03撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 10:03
口ノ沢のコル手前より五竜岳を望む。
なかなかの急傾斜。
写真に写っているグループとは抜きつ抜かれつ。
2011年07月17日 10:29撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 10:29
なかなかの急傾斜。
写真に写っているグループとは抜きつ抜かれつ。
北尾根ノ頭よりG5、五竜岳を望む。
東からガスが迫ってくる。
2011年07月17日 10:38撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 10:38
北尾根ノ頭よりG5、五竜岳を望む。
東からガスが迫ってくる。
北尾根ノ頭の先にあるハシゴ。
2011年08月05日 01:18撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
8/5 1:18
北尾根ノ頭の先にあるハシゴ。
G5と五竜岳。
砂礫地のトラバースの後にG5が待ち構えている。
2011年07月17日 11:13撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 11:13
G5と五竜岳。
砂礫地のトラバースの後にG5が待ち構えている。
G5に迫る。
2011年07月17日 11:18撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 11:18
G5に迫る。
激しい山肌。
2011年07月17日 11:34撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 11:34
激しい山肌。
ハードな道に疲れたふくらはぎが辛い
2011年07月17日 11:44撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 11:44
ハードな道に疲れたふくらはぎが辛い
2011年07月17日 11:54撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 11:54
G5を過ぎるとしばらく緩い道。
2011年07月17日 12:01撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:01
G5を過ぎるとしばらく緩い道。
五竜岳を見上げる。
2011年07月17日 12:10撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:10
五竜岳を見上げる。
五竜岳の急登前、砂礫のやせ尾根より東の谷を見る。
2011年07月17日 12:12撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:12
五竜岳の急登前、砂礫のやせ尾根より東の谷を見る。
オヤマノエンドウ。
五竜岳への急登開始点にて
2011年07月17日 12:13撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:13
オヤマノエンドウ。
五竜岳への急登開始点にて
ウルップソウ。
五竜岳への急登開始点にて
2011年07月17日 12:13撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:13
ウルップソウ。
五竜岳への急登開始点にて
ミヤマオダマキ。
五竜岳への急登開始点にて
2011年07月17日 12:14撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/17 12:14
ミヤマオダマキ。
五竜岳への急登開始点にて
五竜岳の斜面から見るG5(中央)とG4(左)
2011年07月17日 12:22撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/17 12:22
五竜岳の斜面から見るG5(中央)とG4(左)
割れ岩の塊
2011年07月17日 12:26撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:26
割れ岩の塊
五竜岳への登り
2011年07月17日 12:28撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/17 12:28
五竜岳への登り
五竜岳頂上から五竜山荘、白岳、唐松岳を望む
2011年07月17日 12:53撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 12:53
五竜岳頂上から五竜山荘、白岳、唐松岳を望む
G0付近にて
2011年07月17日 13:46撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 13:46
G0付近にて
ライチョウ。
五竜山荘付近にて
2011年07月17日 13:49撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 13:49
ライチョウ。
五竜山荘付近にて
五竜山荘とテント場
2011年07月17日 13:57撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/17 13:57
五竜山荘とテント場
3日目。
シラタケ沢の雪渓と遠見尾根、遠景は浅間山〜志賀高原の山並み
2011年07月18日 04:32撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 4:32
3日目。
シラタケ沢の雪渓と遠見尾根、遠景は浅間山〜志賀高原の山並み
白岳の分岐から五竜岳を望む
2011年07月18日 04:42撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 4:42
白岳の分岐から五竜岳を望む
白岳の分岐から唐松岳を望む
2011年07月18日 04:43撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 4:43
白岳の分岐から唐松岳を望む
白岳の分岐から毛勝三山、駒ヶ岳を望む
2011年07月18日 04:43撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 4:43
白岳の分岐から毛勝三山、駒ヶ岳を望む
白岳からの下りにて。
2011年07月18日 04:44撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 4:44
白岳からの下りにて。
ミヤマダイコンソウと五竜岳
2011年07月18日 04:50撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/18 4:50
ミヤマダイコンソウと五竜岳
ゴゼンタチバナ
2011年07月18日 05:01撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:01
ゴゼンタチバナ
後ろに五竜岳
2011年07月18日 05:11撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:11
後ろに五竜岳
チシマギキョウ
2011年07月18日 05:12撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/18 5:12
チシマギキョウ
大黒岳、牛首、唐松岳。
2011年07月18日 05:12撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/18 5:12
大黒岳、牛首、唐松岳。
朝の太陽と戸隠連峰〜頚城山塊の山並み。
2011年07月18日 05:13撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:13
朝の太陽と戸隠連峰〜頚城山塊の山並み。
大黒岳と肩に唐松岳。
2011年07月18日 05:23撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:23
大黒岳と肩に唐松岳。
後ろにハイマツ、樹林帯と白岳、G0、G2。
最低鞍部付近にて
2011年07月18日 05:24撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:24
後ろにハイマツ、樹林帯と白岳、G0、G2。
最低鞍部付近にて
剱岳〜毛勝三山
2011年07月18日 05:37撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:37
剱岳〜毛勝三山
大黒岳先の鞍部から南東に遠見尾根を望む。
手前の花はミヤマシシウド(?)とヨツバシオガマ。
2011年07月18日 05:45撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:45
大黒岳先の鞍部から南東に遠見尾根を望む。
手前の花はミヤマシシウド(?)とヨツバシオガマ。
広い砂礫地の休憩ポイント。
2011年07月18日 05:48撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 5:48
広い砂礫地の休憩ポイント。
丸っこい丘を登ると険しい山肌が見えてくる。
2011年07月18日 06:04撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:04
丸っこい丘を登ると険しい山肌が見えてくる。
最初は軽いジグザグ登り。
2011年07月18日 06:10撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:10
最初は軽いジグザグ登り。
振り返って五竜岳。
何度見ても素晴らしい。
2011年07月18日 06:15撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:15
振り返って五竜岳。
何度見ても素晴らしい。
牛首への急な登りにかかる。
2011年08月08日 22:47撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
8/8 22:47
牛首への急な登りにかかる。
山腹の道を一旦下ってまた急な登り。
2011年08月31日 02:45撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
8/31 2:45
山腹の道を一旦下ってまた急な登り。
コマクサが咲く急斜面の礫地。
2011年07月18日 06:42撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:42
コマクサが咲く急斜面の礫地。
今日も奥秩父、八ヶ岳、富士山、南アルプスが見える。
牛首の途中にて。
2011年07月18日 06:46撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:46
今日も奥秩父、八ヶ岳、富士山、南アルプスが見える。
牛首の途中にて。
五竜岳。
牛首のクサリ場手前にて。
2011年07月18日 06:55撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:55
五竜岳。
牛首のクサリ場手前にて。
薬師岳、立山、剱岳。
牛首のクサリ場手前にて。
2011年07月18日 06:56撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:56
薬師岳、立山、剱岳。
牛首のクサリ場手前にて。
唐松岳も近くなった。
牛首のクサリ場手前にて。
2011年07月18日 06:55撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:55
唐松岳も近くなった。
牛首のクサリ場手前にて。
牛首のクサリ場
2011年07月18日 06:58撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 6:58
牛首のクサリ場
唐松岳頂上山荘、奥に天狗ノ頭と白馬三山。
2011年07月18日 07:05撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:05
唐松岳頂上山荘、奥に天狗ノ頭と白馬三山。
山荘より唐松岳へ向かう
2011年07月18日 07:18撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:18
山荘より唐松岳へ向かう
唐松岳頂上
2011年07月18日 07:31撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:31
唐松岳頂上
頸城山塊〜戸隠連峰、飯縄山。
飯縄山の奥には苗場山も見える。
2011年07月18日 07:33撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:33
頸城山塊〜戸隠連峰、飯縄山。
飯縄山の奥には苗場山も見える。
唐松岳頂上山荘と牛首。
遠景は浅間山から四阿山を経て志賀高原へと続く山並み
2011年07月18日 07:34撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:34
唐松岳頂上山荘と牛首。
遠景は浅間山から四阿山を経て志賀高原へと続く山並み
五竜岳
2011年07月18日 07:35撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:35
五竜岳
薬師岳、立山、剱岳
2011年07月18日 07:37撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:37
薬師岳、立山、剱岳
毛勝三山、駒ヶ岳
2011年07月18日 07:38撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:38
毛勝三山、駒ヶ岳
手前に天狗の頭、奥は旭岳、白馬三山と小蓮華岳
2011年07月18日 07:38撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 7:38
手前に天狗の頭、奥は旭岳、白馬三山と小蓮華岳
八方尾根を下る。
2011年07月18日 08:35撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 8:35
八方尾根を下る。
曲がり道からは正面に五竜岳が見える。
G2の肩には鹿島槍ヶ岳。
2011年07月18日 08:45撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 8:45
曲がり道からは正面に五竜岳が見える。
G2の肩には鹿島槍ヶ岳。
チングルマ
2011年07月18日 08:48撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 8:48
チングルマ
2011年07月18日 08:50撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 8:50
ツガザクラ
2011年07月18日 09:01撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:01
ツガザクラ
展望の良い丸山ケルン。
前方には頸城山塊〜戸隠連峰、飯縄山が見える。
2011年07月18日 09:03撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:03
展望の良い丸山ケルン。
前方には頸城山塊〜戸隠連峰、飯縄山が見える。
尾根を振り返る。
左奥は牛首
2011年07月18日 09:04撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:04
尾根を振り返る。
左奥は牛首
天狗ノ頭〜白馬岳
2011年07月18日 09:04撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:04
天狗ノ頭〜白馬岳
鑓ヶ岳〜乗鞍岳
2011年07月18日 09:05撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:05
鑓ヶ岳〜乗鞍岳
扇雪渓
2011年07月18日 09:11撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:11
扇雪渓
ユキワリソウ
2011年07月18日 09:27撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/18 9:27
ユキワリソウ
イワシモツケ
2011年07月18日 09:58撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 9:58
イワシモツケ
八方池
2011年07月18日 10:04撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 10:04
八方池
八方池と不帰ノ瞼のギザギザ
2011年07月18日 10:14撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 10:14
八方池と不帰ノ瞼のギザギザ
白馬三山と小蓮華岳
2011年07月18日 10:26撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
1
7/18 10:26
白馬三山と小蓮華岳
花畑の中の木道
2011年07月18日 10:33撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 10:33
花畑の中の木道
リフトで下りた黒菱平のニッコウキスゲ畑。
2011年07月18日 11:19撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 11:19
リフトで下りた黒菱平のニッコウキスゲ畑。
白馬の町並み。
アルペンクワッドリフトより。
2011年07月18日 11:48撮影 by  EX-Z40 , CASIO COMPUTER CO.,LTD
7/18 11:48
白馬の町並み。
アルペンクワッドリフトより。

感想

●7月16日(土)[扇沢〜爺ヶ岳〜冷池山荘]
広島から1台、岡山から1台の計2台で信濃大町へ向かい、マイクロバスで扇沢の登山口まで乗り付ける。
各自準備をして柏原新道を歩き始めたのは6:30。今シーズン初の重装備のためか、ふくらはぎ、ウエストベルトが当たる脚の付け根が痛い。
1時間ほど歩くと高度も大分上がり、扇沢のターミナルが眼下に、その上には大雪渓と針ノ木岳、蓮華岳が並ぶ。
空が晴れて暑いことには暑いが、道が尾根の山腹西側に付いていてずっと陰のため、体力の消耗は少なく済む。

小さな花を咲かせたゴゼンタチバナが並ぶ中を進み石畳を過ぎると、傾斜は緩くなって楽になり、種池山荘もだんだん近付いてくる。

谷を回り込むように雪渓を通過して少し進むと、周りの樹々が低くなり急に草原になる。1年振りの高山植物との対面だ。ミヤマダイコンソウ、数は少ないが蕾を付けたコバイケイソウの群落、チングルマなどの写真を撮りながら階段を進むと種池山荘に到着する。

扇沢から湧いてきたガスのために針ノ木岳や蓮華岳は見えなくなったが、爺ヶ岳、トイレの前からだが鹿島槍ヶ岳、種池の西には立山が望める。山荘の玄関で休みながら皆のジュースのおこぼれをもらい、爺ヶ岳へ向けて出発する。
少し進むとハイマツ・シャクナゲ帯になり、ところどころに淡い色の花の塊が見える。正面に爺ヶ岳、左手には鹿島槍ヶ岳。後ろを振り返ると立山はガスに包まれていたが、種池山荘の右手に剱岳が現れ、メンバーのテンションも上がる。

爺ヶ岳への登りは直線的な尾根に礫状のジグザグ道が切ってあって、脇にはミヤマダイコンソウが多く咲く。ジグザグ道を登り終えると爺ヶ岳南峰の頂上に着くが、鹿島槍ヶ岳をガスが覆い始めていたために今までの疲れは吹っ飛ばない。
40分程休んだあと爺ヶ岳の中央峰へ向けて出発し、少し進んだ中央峰との鞍部でコマクサを発見する。初日からこれほどの高山植物に出会えるとは嬉しい限りだ。
南峰より僅かに高い中央峰の頂上は狭いが、西には雪に覆われた棒小屋沢の先に剱岳の山体が見える。

北峰の基部をトラバースしたら冷乗越へ向けて緩く下り始める。赤岩尾根の分岐、冷乗越を過ぎ、10分ほど歩くと目的地の冷池山荘に辿り着く。

小屋組と分かれて「小屋から8分」と書いてあるテント場まで辟易しながら歩く。
平地は既に埋まっていて少し傾いた場所になったが、4人が各々のテントを張れた。

睡眠不足も影響して疲れきっていたので、昼寝をしてから小屋に戻ることにする。
小屋に戻って6人で晩御飯を食べた後は、外のベンチで爺ヶ岳を見ながらウメシュキーとおつまみ。酔ったMささんが喋った下ネタと、誕生日プレゼントを買ってもらう約束を取り付けたことしか覚えていない。

テント場に戻ると丁度良い時間で、剱岳のシルエットと北方稜線に沈む太陽に酔う。



●7月17日(日)[冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜五竜山荘]
この日は長丁場のため、明るくなり始めた4:20ごろに冷池山荘のテント場を出発する。
正面にどっしりと待ち構えるのは布引岳、鹿島槍の双耳峰。稜線の東斜面にはシナノキンバイやコバイケイソウの花が咲き乱れている。
小さな雪渓の脇を過ぎ低木の間の道を進んでいると、大きな葉に白い花弁の花を見つけ、これがキヌガサソウだとkazumiさんに教わる。

やがて緩い斜面のハイマツ帯に差し掛かると、左手に雲海に浮かぶ立山と剱岳の姿が見えてくる。背後には、爺ヶ岳のみならず針ノ木岳、蓮華岳、高度が上がるごとに他の山々も顔を出し始めてくる。

布引岳のジグザグ登りを始めてしばらく進むと、西斜面にハクサンイチゲの大群落を見る。西斜面はまだ陰で暗かったが、陽が当たったときの剱・立山とのセットは極上の風景だろう。

この日最初のピークである布引山で大展望をおかずに一休みし、鹿島槍へ登る精力をつけて再出発する。先の緩い道でもやはり西斜面にハクサンイチゲが多いが、基部からの登りにかかると辺りにはだんだん礫が増えてきて、礫斜面のジグザグ道になる。

朝の涼しい空気の中を歩いて来たので、予想以上にあっさりと鹿島槍の南峰に着く。
皆が弁当を食べている間に全方向の景色を見て写真を撮る。南東奥から雲海の上に奥秩父の山並み、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプスが覗く。北アルプスでは手前に爺ヶ岳、蓮華岳、針ノ木岳、奥には常念山脈、槍・穂高連峰、黒部川源流部の峰々。さらには薬師岳、立山の間に白山も覗える。北方に目を移すと、これから向かう五竜岳までの豪快な稜線、奥には白馬三山と東西に延びる稜線が良く見える。

南峰に30分弱滞在した後、八峰キレットへ向けて下り始める。山頂では皆上着を着ていたが、日差しが強くなったためすぐに仕舞い込む。ところどころに落差の大きい段差がある岩稜が続き、それらを攻略していくのが楽しい。

後の行程が厳しいので他のメンバーは北峰には寄らなかったが、僕一人だけ寄ることにする。狭い北峰からは見応えのある南峰北面、五竜岳への稜線を垂直に望む。

北峰を下りて再び岩稜下りを再開する。東斜面が開けたところからはカクネ雪渓が見えて美しい。キレットの核心部に入るとクサリ伝いに岩壁を巻き、ハシゴを上る。ここのキレットは別名である「窓」のように囲いの外から光が射している。「窓」から出ると強い日照りと無風で夏の空気。早く西側に戻らなければ、と考える。
再びクサリ伝いに岩壁を巻き、少し下るとキレット小屋に着いて一休み。前日同様、皆のジュースのおこぼれをもらう。


メンバーのペースがなかなか上がらず、早く行かないと五竜岳がガスに包まれてしまうし、五竜山荘のテント場がいっぱいになってしまうので、Mささんの3人用テントを預かって先を行くことにする。

キレット小屋を出るとしばらく登りが続き、急な岩場を何度か下ったら再び登り。口ノ沢のコルへ下って小休憩を挟み、コルから30分弱程長い登りをこなすと北尾根の頭に着く。

東からガスが湧いてきており展望は狭くなるが、日照りは相変わらず続くという都合が悪い状態。ふくらはぎは泣いているし、五竜の山頂へはまだ2時間以上の登りが続くので危うい。
次のピークはG5。下から見上げると非常に急な斜面だ。ところどころにクサリ場があり、疲れているときにはそのクサリ場が面白くない。

G5を通過し、しばらく緩い道を進み砂礫のやせ尾根を過ぎると、正面に立ちはだかる五竜岳の登りにかかる。登り口にはオヤマノエンドウ、ウルップソウ、ミヤマオダマキがそばに咲いていて癒される。デカくて急でゴツゴツしている山体は僕を苦しめるが、遠くから見た姿はデーンと構えていてかっこいいので全く憎めない。

キツい登りを終え五竜岳の頂上に着くが、周りはガス。望みは断たれる。
五竜山荘と白岳、唐松岳まで薄らと見えたのがせめてもの救いだが。

山頂手前の分岐で休みながら、同じ行程で来ていた年配メンバーの一人と話して時間を潰し、五竜山荘に向けて下り始める。
5分か10分経ったあたりだったか、岩場をジグザグに下る箇所で正面の岩に滑落注意のマークを見つける。道は左後ろに折れていたが向きを変えるのが面倒だったので、その正面の岩を使って高さ1mくらいの段差を下りようとする。が、足元が滑ってしまい、そのまま下の段差に落ちてしまった。
右腕を少し擦っただけできれいに着地したので良かったが、たった1度の横着が重大な事故を招く可能性があることを身を以て知ることになった。あの「アッ!」と思った一瞬は記憶に留めておかなくては。

気を取り直して小屋までの道を下る。疲れた脚では長く感じる道だが、小屋まであと10分というところで前から歩いて来た人が道脇を見て嬉しそうな顔をしている。そこには予想通りライチョウが居たので、便乗させてもらいその写真を撮った。


小屋に着くとまたもテント場の平地はほとんど埋まっていたが、小屋とベンチの間、道脇にスペースを見つけ、テントを張って任務完了。冷池のテント場もそうだったが、頑張れば収容数の2倍近い数が張れるようなので、日暮れ近くに着いた人たちも断られずにテントを張っていた。

後ろの5人が到着してから晩御飯まで時間がかなりあったので、小屋の玄関のテーブルについてお酒とおつまみ。pupuさんの壊れたザックの話、Mらさんお勧めの雲ノ平の話、ライチョウの話。

晩御飯のカレーを食べたあとは3人用テントに全員が入って3次会。
トリスウイスキーと強いウイスキーをコップに入れて回し飲みしていたが、最後に残ったコップにどちらを入れたか分からなくなり、僕が収拾を付けることになった。
そういえば、遠くで雷が鳴っていたり、「星が見える」と騒いでいた人がいたような。


●7月18日(月)[五竜山荘〜唐松岳〜八方]
この日は天気が下り坂ということと、岡山組がその日のうちに帰らないといけないので、4:30過ぎに五竜山荘を出る。
前日の五竜岳からの眺望はお預けだったので五竜岳を往復してから出たいところだったが、チームの行程があるので名残惜しい気持ちを抑えて五竜岳に別れを告げる。

小屋を出てすぐ、遠見尾根の分岐である白岳からは、五竜岳の大きな山体、唐松岳への縦走路が見渡せる。
礫とハイマツに覆われた道を最低鞍部へ向けて下り始める。道脇にはミヤマダイコンソウ、ゴゼンタチバナ、チシマギキョウなどの花がところどころに咲く。
陽が出てしばらくすると東側の展望も開け、最低鞍部まで来ると、近くには戸隠連峰〜頸城山塊、奥には前日と同様に南アルプス北部〜奥秩父、さらには浅間山〜四阿山〜岩菅山〜苗場山のラインも見える。西側には毛勝三山の左に剱岳、立山も姿を見せる。

大黒岳の登りにかかると道は次第に岩が多くなり、気の抜けない岩稜へと変貌する。唐松岳の手前には牛首という鋭峰が聳え、そこへの道が急な登りでキツいが、ときどき後ろを振り返って見る五竜岳の武骨な姿が気休めになる。

コマクサが咲く急斜面の横を抜けると、牛首の難所に差し掛かる。痩せた岩稜の西側に取り付けられたクサリを伝って登る箇所は、前日の八峰キレットに顔負けしていない。
全員が難無く通過すると、唐松頂上山荘は目と鼻の先。

山荘にザックを置いて唐松岳へ向かう。左右にコマクサの花が並ぶ砂礫の中を進み、石の多いハイマツ帯の中の道を登って行くと、間もなく唐松岳の頂上に到着。
西から少しずつ雲が増え始めていたが、展望を遮るほどのものは無く、360°の絶景を堪能する。蓮華岳の手前には初日に歩いた種池山荘付近も僅かに見え、縦走の達成感に浸る。
北側に目を回してくると、毛勝三山の右手には薄らと能登半島や黒部の平野部、真北には不帰ノ嶮越しに天狗ノ頭、鑓ヶ岳、鑓ヶ岳の肩から少し白馬岳が覗く。

小屋まで戻って休んだあと、八方池山荘まで最後の下りに入る。西側の峰々が見えなくなって寂しいが、少し下ると五竜岳の左に鹿島槍ヶ岳の双耳峰が現れ、反対側には白馬三山が良く見える。

丸山ケルンから小規模の扇雪渓を下り、周囲はハイマツ帯から低木の樹林、草原へと変化して行く。途中、道脇の斜面にニッコウキスゲの群落が見え、暑くてダレそうな気分を回復させてくれる。そこから15分程度歩くと観光客で賑わう八方池に出る。八方池に映る白馬三山の姿が綺麗らしいが、それより綺麗なものを見てきたはずなので、池の南の尾根を通過する。

池から下は2本の平行する木道が付けられていて、ずっと登山道を歩いてきた僕には若干歩きにくいのだが、ところどころに花畑もあって良い道だ。
やがて、リフト頂上の八方池山荘に到着。気付かぬ間に追い越していたメンバーを待って、皆でリフトに乗った。



久々の高山帯でのグループ山行はとても面白かった。
知っている人は花の名前や山の名前を教えてくれるし、小屋やテントでの談笑、宴も6人それぞれの個性が消えることなく、楽しい時間だった。
みんな、ありがとう。

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