立山&剱岳 雷鳥沢でテント泊
- GPS
- 69:20
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,727m
- 下り
- 2,731m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 8:20
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 11:05
- 山行
- 2:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:10
天候 | 1日目 晴れのちガス 2日目 晴れ 3日目 雨まじりのガス |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山ICからでよかった 立山駅無料駐車場 深夜12時でほぼ満車 臨時第1駐車場の空きスペースに駐車 立山駅⇔室堂 ケーブルカー&バス 約1時間 往復4,310円 この時期始発6時より10分おき |
コース状況/ 危険箇所等 |
立山 別山→雄山 問題なし 雄山→一ノ越→室堂 渋滞あり 雪渓あり 剱岳 剱御前小舎→剱山荘 朝雪渓凍結注意 くろゆりのコル→一服剱 ハイマツこぎ 一服剱→前剱 浮石あり 大きな落石あり 鎖(1番から13番)、ハシゴあり 渋滞あり |
その他周辺情報 | 登山届 室堂バスターミナルで提出 下山後 立山博物館・雄山神社(芦峅寺) 雄山神社(岩峅寺) |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
耳栓
ポカリ粉末
現金
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感想
天気がすぐれない中、13日は北陸だけが晴れ。毎年登っている開山1300年の白山と迷ったが、思い切って行ったことのない立山まで足を延ばしてみた。
深夜12時に立山駅駐車場に入り、満車状態で暗い中、何とか車をとめて夜明けを待った。
券売に5時から並んだが、始発から2本後の6時20分発のケーブルカーに乗った。美女平でバスに乗り換え室堂へ。麓はガスっていたが、室堂では快晴。まぶしい朝日と残雪の残るカールが目に飛び込んできて、見る景色が新鮮でテンションが上がる。
雷鳥沢まで下りてテントを張って、受付へ。1泊のつもりがいつの間にか気が変わって2泊と言って申し込んだ。
1日目は立山周回。雷鳥坂を登って別山から真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山と縦走したが、別山からガスが出てせっかくの稜線歩きが視界不良。時折、日が差したが富士ノ折立では頂上を逃してしまった。登頂記念に雄山でお祓いを受けてお神酒を頂いた。
雄山から一ノ越は渋滞。天気が悪い中、一ノ越から室堂まではきれいなお花畑に足を止め写真を撮りながら時間を割いた。
テン場に戻り夕食後、天気も悪いので早々に寝たが、夜の8時くらい周りでざわつく声がする。横になって空を見上げると満天の星が。天の川もきれいに見えた。泊をした甲斐があった。
2日目はあこがれの剱岳を攻める。レコを参考に雷鳥沢から往復9時間かなと思い、早朝から出発予定。でも準備に手間取り出発は4時となった。別山でご来光が見れたら儲けものと思ったが、30分遅かった。別山乗越から下山してくる人とすれ違う。そう、日の出は終わってしまっていた。それでも剱御前でその余韻を写真に収めた。
剣御前小舎から剱山荘に向けて直行ルートを選んだ。朝早いので、雪渓通過ではまだ凍っていた。滑落したらと思うと、ゾッとする谷を見て慎重に渡った。剱山荘に下りていくルートとくろゆりのコル経由の尾根ルートのどちらにするか迷ったが、尾根ルートを選んだ。分岐過ぎたところで朝食にした。前日に雷鳥荘で頼んだ弁当を食べながら2つのルートを見比べた。距離は長いが下らない分、尾根ルートが正解と思った。しかし選択は失敗であった。コルを過ぎたころからハイマツが進行を妨げる。何度も掻き分け朝露に濡れながら通過して、剱山荘からのルートにやっと合流。体力と時間をロスしてしまった。
このあたりからくさりが現れる。これが剱のくさりか。とわくわく。一服剱でしばし休憩。頂上から戻ってくる人にあとどれくらいですかと聞く。2時間半かな。えっ?そんなにかからないでしょとこの時は思った。自分は目の前に見えた山頂がゴールと思っていたのだ。が実は前剱。本峰は後ろに隠れていた。しばらく登るまでそれに気づかなかった。
前剱まで浮石が目立つようになった。すると大きな落石発生。皆さんラークと叫ぶ。下に人がいたらただですまなかっただろう。その後は慎重にならざるを得なかった。それでも前剱を超え、数多くのくさりを楽しみながら、最後の難関9番くさりのカニのタテバイをクリア。
いつものことだが、なかなか簡単には頂上に着かない。でも登り続けていれば必ず頂上には着く。いつも以上にやっとの思いで登頂。達成感が半端ない。多くの人でにぎわう中、いっぱい祠の前で写真を撮っていただいた。今回100名山100座目達成の方も見えた。すごい。
山頂で過ごすこと30分。ガスって360度の眺望はなかったが、惜しみながら下山。北アルプス三大急登、早月尾根を下る人もいた。こちらも下山ルートのカニのヨコバイの10番くさりやはしごなど気が抜けない。でも楽しい。
前剱の山頂によってみた。本ルートに戻る道で目の前に雄の雷鳥が。離れていくところ慌ててシャッターを押す。すると雌の雷鳥も現れた。親子の雷鳥を見たことがあるが、つがいで見れたのはラッキーだった。
下りは剱山荘、剱沢を経由した。そこから別山乗越に上がるまでが辛かった。テントを担いでいる人も多くその人たちに比べれば楽なのに抜かされた。登り切ったところの剱御前小舎で食べた持参のみかんゼリーがおいしかった。
後は下って無事テン場まで戻ることができた。11時間もかかった。読みより2時間も余分に。さすが剱。そんなに甘くはなかった。その後、雷鳥ヒュッテでビールを飲んで、雲の切れた雷鳥沢の景色を見ながらまったり過ごした。
3日目はリベンジにご来光を見ようと思っていたが、目覚ましセットの3時の時点でぽつぽつと雨音が。外はガスが立ちこめている。ということでテントの中でゆっくり寝坊することに。
この日はガスまたは小雨が降るあいにくの天気になってしまったので、室堂山に登ってから昼前に切り上げて室堂を下りることにした。(混み合う前にと慌てて下りたので、みくりが池温泉に入るのを忘れたのが心残りである。)
車に乗って立山駅の駐車場を後にした。途中立山博物館によって、立山の山岳信仰や自然などの展示を、実際に体験した後なので、興味深くじっくりと見入ることができた。隣接する芦峅寺、少し離れて道中にある岩峅寺も訪れて、峰本社と合わせて雄山神社三社を巡ることができた。3日間盛りだくさんの充実した盆休みとなった。
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