双六ー三俣蓮華ー槍ヶ岳 リハビリ終了

2017年08月11日(金) ~ 2017年08月13日(日)

• GPS: 59:31
• 距離: 50.9km
• 登り: 3,435m
• 下り: 3,724m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 0:39
• 合計: 6:25

距離 14.5km 登り 1,713m 下り 253m

5:57 新穂高温泉バス停
5:57 5:59 新穂高登山指導センター
5:59 6:00 中崎山荘 奥飛騨の湯
6:09 6:13 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
6:32 お助け風穴
6:49 中崎橋
7:01 7:02 笠新道登山口
7:15 わさび平小屋
7:34 小池新道入口
8:23 8:24 秩父沢出合
8:35 8:36 チボ岩
8:55 8:59 イタドリが原
9:24 9:31 シシウドヶ原
10:08 10:17 鏡池
10:19 鏡平山荘
11:05 11:14 弓折乗越
11:30 花見平
11:46 くろゆりベンチ
12:15 双六池
12:22 双六小屋

2日目

• 山行: 4:35
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:59

距離 8.0km 登り 606m 下り 610m

7:18 双六小屋
7:35 双六岳巻道分岐
7:38 7:43 双六岳中道分岐
8:15 8:31 双六岳
8:46 中道分岐
9:13 丸山
9:44 9:47 三俣蓮華岳
10:06 丸山
10:29 中道分岐
11:01 双六岳中道分岐
11:04 双六岳巻道分岐
12:17 双六小屋

3日目

• 山行: 9:59
• 休憩: 1:28
• 合計: 11:27

距離 28.0km 登り 1,107m 下り 2,858m

4:50 双六小屋
5:24 5:27 樅沢岳
7:50 7:56 千丈乗越
8:51 8:53 槍ヶ岳山荘
9:18 10:18 槍ヶ岳
10:36 10:41 槍ヶ岳山荘
10:47 10:48 飛騨乗越
11:32 11:34 飛騨沢千丈乗越分岐
12:39 槍平小屋
13:32 13:36 藤木レリーフ
13:40 滝谷避難小屋
14:53 14:54 白出小屋
15:27 15:29 穂高平小屋
15:58 15:59 小鍋谷ゲート
16:11 16:12 新穂高温泉駅
16:17 新穂高温泉バス停

最終日、GPSログが荒神の湯まで飛んでます。

天候

曇り〜雨〜晴れ〜ガス！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高登山者用無料駐車場激烈争奪戦に参戦しました。

コース状況／危険箇所等

左俣岳付近トラバース、若干荒れています。
雨中雨後は注意が必要かと思われます。

その他周辺情報

荒神の湯を利用させていただきました。
200円程の清掃協力金をポストに投函。

写真

8/11 5:58

紆余曲折ありましたが、一時間遅れのスタートです。

8/11 7:01

笠新道の入り口。
登ったことありますが、ここの登りは結構キてますよ。

8/11 7:14

わさび平小屋です。まだ気持ちは折れていません。

8/11 8:22

秩父沢。
汗で濡れた体には冷え過ぎです。
停まらずに通過。

8/11 8:22

秩父沢の様子。
写真で冷気が伝わるかなぁ？

8/11 10:18

鏡平まで来ちゃいました。
ここまで来たら、双六まで行くでしょ！

8/11 11:08

8/11 11:27

弓折分岐を過ぎた所に残雪。
わざわざ踏まなくても躱す道がついています。

8/11 11:59

見えた…。

8/11 12:19

着いた…。

8/11 14:18

今日の所はここまで。
辿り着けただけヨシです。

8/11 14:18

明日の水を作っています。
双六小屋の水は生で飲んでも問題無い様ですが、自分はどこの水でも一旦沸かします。

8/12 7:18

今日は停滞日。
ノンビリ起きて、三俣PTのみにします。

8/12 7:45

双六への稜線直下の登り。
見た目は結構な物ですが、大したこと無く通過できます。

8/12 8:03

ここ！
ここからの景色が見たかったから、登ってきたけれど。
このガスさえ無ければ北鎌から槍、キレットの大展望のハズ。
クヤシイ！

8/12 8:15

まぁ、気を取り直して三角点。

8/12 9:25

硫黄方面は迫力。

8/12 9:44

ワープして三俣蓮華岳です。
三角点が3つある…。
2つは間違いなく三角点標石。
1つが(+)マークが消えている？
しかし、真四角の石なので三角点標石と思われ、とりあえず両手と左膝でミツマタ三角点タッチ。
撮影してくださった方、ありがとうございました。

8/12 9:47

おっと、頂上標識の撮影を忘れる所だった。

8/12 9:54

時折見かけた、この花の名は？
すごく綺麗で見とれていたのだけど、自分は植物に疎いのでさっぱり判りません。
まぁ、どんな花でも「ヤマの綺麗な花」でいっか！

8/12 10:54

三俣からの復路で結構雨に降られたので、心が折れて中道で下山。
途中の雪渓を見上げると、なかなかの迫力。

8/12 10:58

！！しまった。
雨あがって、ガス晴れてきてんじゃん。
双六稜線から見る槍ヶ岳…見逃したぁ（泣

8/12 11:17

悔しさを残してしまった双六ー三俣…。
まぁいいさ。
何時か薬師から入ってのリベンジだな。

8/13 4:49

三日目の朝。
期待通りの天気。
二日前の折れかけていた気持ちを奮い立たせる！

8/13 4:49

双六小屋とお別れ。
お世話になりました。

8/13 4:54

笠が岳が背後に。

8/13 5:17

いい天気になりそうな…。

8/13 5:23

朝のウォーミングアップに程よい登りでした。

8/13 5:24

北鎌！西鎌！槍！
大迫力。

8/13 5:24

北鎌…いつか行ってみる？
イヤイヤ無理だって。

8/13 5:26

あんな所に池あるのね。

ここら辺りで赤ザックの関東のお兄さんと、なにげに合流。
以後、槍の穂もお付き合いして頂きました。

8/13 5:47

ここら辺りの道が若干崩れ気味でした。
雨中雨後は注意が必要かな。

8/13 6:02

どんどん行きます。

8/13 6:43

ガンガン行きます。
しかし、ここにきてガスが出始めました。
ドッペル見れて面白いものの、「そうじゃなくってさぁ」感が漂っています。

8/13 7:20

西鎌通過中、ガスが晴れてきて…。

8/13 7:21

来るか？来るか？

8/13 7:22

来たぁ〜！
ガスに浮かぶ迫力の逆光槍！
カッコイイ！

8/13 7:51

さぁ、ここから最後の激登り！
カーキバンダナのお兄さんに引っ張ってもらいながら、気合いを入れて！

8/13 8:51

肩に着いた！
乗っ越したら、不覚にも涙。
まさか自分が山で涙するとは思わなかったけど、嬉しかったんだなぁ。

8/13 10:06

二度目の槍です。
また山に戻って来れました。
色々な場面で励まして下さった方。
今回の山行で出会った方、一時同行してくださった方、家族、
みんな、ありがとう。
復活できました。

8/13 10:40

安堵の思いで、さぁ下山、と歩きはじめたら横目に見えたこの看板。
二度見しましたよ…。
じゅーじよんじっぷん！
11時前ですよ？
マジすか？

8/13 10:43

前回ここにテント張ったなぁ…と写真撮ってたら滑ってコケた（汗

8/13 11:05

何事も無く、淡々と降るだけ〜と思っていたら、雷鳥さん登場。
GPSの付属カメラしか無いので「点」にしか写っていませんが、親子で6羽が登山道まで出てきてのサービス。

8/13 11:27

なにげに、お花に癒されながら。

8/13 11:33

順調に。

8/13 12:07

行程を詰めて。

8/13 12:42

槍平小屋到着です。
おおぅ、クマァだいぶんクタビレてんなぁ。
お疲れ？
自分はまだイケそうなので、最後のキアイを出し切ります。

8/13 13:12

南沢あたりからの、この道。
石のサイズは60〜80cmくらいなんだけど、このサイズで浮いてんだよね。
時折ビビる。

8/13 13:31

藤木さん、また来ましたよ。

8/13 13:37

滝谷の滝

8/13 14:38

白出まで降りてきたら堰堤方向に誘い込まれて…。

8/13 14:38

あれ？
こっちでいいの？と堰堤降ると右手に人影。
正しくは「河原に降りる」でした（恥
しかし、対岸の堰堤脇に、しっかりと道が付いちゃって、相当数の人がこっちに誘い込まれているようです。

8/13 15:27

穂高小屋で小休止。
あと少しだ！

8/13 16:15

着いた！
11時間！
骨挫傷からの復活だ！
ヤマはオレを再び迎え入れてくれた！

撮影機器：

Oregon 650 Garmin

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ストック ナイフ テント テントマット シェラフ ヘルメット シュラフカバー インナーシュラフ

備考

水バッグを車に忘れてしまい、水場まで何度も往復しました…。

感想

ランドレ

7月末に行った木曽駒でのリハビリ山行。
実は相当ヘコんでました。
怪我前は上松Aで宝剣まで日帰りしてたのに、登るだけでヒーヒー。
翌日も降るだけでハァハァ。
「なんだ？これは！オレはもうダメなのか！？」
山高コースタイムがやっとの思い？
冗談じゃない！

……心が折れかけていました。
その後、なんとなく体調不良。
慢性的に吐き気。
時折めまい。
毎日、午後には倦怠感。
なにかがおかしいと思い、「吐き気　めまい　倦怠感」で検索。

「自律神経失調症」

ヲイヲイ嘘だろ？オレが？心が負けて身体にヤレが出てるって？
信じられぬ思いで一応病院へ。
診断は「ストレスによる胃炎」
要は「キアイ負け」
…情けない。情けない。情けない。悔しい。腹立たしい。情けない……。

怪我に心が負けていました。

で、盆休みに入った初日、予定通りの山行を進めるか、中止するか。
ギリまで迷いましたが、現状を打破するには原因を取り除くしかないと決断。
原因とはズバリ「登れない自分に勝つ！」
諦めた時が敗北の時。
諦めない限り、負けはしない。
病院で処方されたナウゼリン(吐き気止め）を懐に穂高の駐車場に向かいました。

悩んでいたせいで出発が遅れ、駐車場には午後7時着。
残りスペース10台分くらいの滑り込みでした。

翌朝3時起床。

…気持ち悪い。
…腰が痛い。
…膝もなんか違和感。

「ダメだ、無理だ。」

再び心が折れて、通行止め解除の5時まで寝直すことに。（情けない）

5時にアラームが鳴り、再度覚醒。

？？？

すっきりしてる？
腰も痛くない！

これは、ヤマが「来い！」と言っているのか？
よし！わかったよ。
行ける所まで行ってやろうじゃないか。
たとえ、わさび平の小屋で引き返しても。鏡平でお泊りになっても今の自分の100％を出し切れば納得できるだろう、と。

道中の事は今回は割愛します。

双六のテン場で二日間お相手してくださった、ヘリテイジのタープの方。
おかあさんを連れて来ていた親孝行なお嬢さん。
西鎌を同行してくださった、青カリマー、カーキバンダナのお兄さん。
西鎌から槍の穂先まで、お付き合い頂いた赤ザック、紺ハットのお兄さん。
家族。
ヤマレコで交流して頂いている方々。
皆さんに支えられて、無事山行を終えることが出来ました。
ありがとうございました。
どうやら、ヤマは自分を拒んではいないようです。
まだまだ、登り続けれそうです。
頑張ります。