新穂高温泉ー槍ヶ岳ピストン小屋泊

2017年08月27日(日) ~ 2017年08月28日(月)

• GPS: 32:40
• 距離: 30.7km
• 登り: 2,296m
• 下り: 2,297m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 2:12
• 合計: 10:51

2:49 新穂高温泉バス停
2:50 新穂高登山指導センター
3:09 小鍋谷ゲート
3:57 4:05 穂高平小屋
4:43 白出小屋
5:53 滝谷避難小屋
5:58 6:13 藤木レリーフ
7:27 7:28 槍平小屋
9:11 9:32 飛騨沢千丈乗越分岐
11:02 11:19 飛騨乗越
11:35 12:28 槍ヶ岳山荘
12:58 13:15 槍ヶ岳
13:40 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 0:45
• 合計: 6:44

4:40 槍ヶ岳山荘
4:51 4:52 飛騨乗越
6:05 6:11 飛騨沢千丈乗越分岐
7:18 7:35 槍平小屋
8:29 8:30 藤木レリーフ
8:33 8:45 滝谷避難小屋
9:51 白出小屋
10:21 10:29 穂高平小屋
10:58 小鍋谷ゲート
11:10 新穂高温泉駅
11:17 新穂高登山指導センター
11:24 ゴール地点

天候

8/27(日) 快晴
8/28(月) 曇り 時々 晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・利用した駐車場
市営新穂高第2駐車場(6時間500円)
　前日のAM5:15入り。前日から出発(AM2:45頃)までほぼ満車の状態でした。
・その他の駐車場
http://kankou.city.takayama.lg.jp/s/_res/projects/kankou/_page_/002/000/369/map201602ver4.1.1.pdf
【注意】県道475号線は浮石工事の影響で20時30分〜翌朝5時は通行止め(迂回路無し)となる為、前日入りしない限りはAM5時より通行可となります。
参考URL：http://shinhotaka-ropeway.jp/2017/07/29/%E3%80%90%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%80%91%E7%9C%8C%E9%81%93%EF%BC%94%EF%BC%97%EF%BC%95%E5%8F%B7%E7%B7%9A%EF%BC%88%E6%A7%8D%E3%83%B6%E5%B2%B3%E5%85%AC%E5%9C%92%E7%B7%9A%EF%BC%89%E5%A4%9C/

コース状況／危険箇所等

・新穂高温泉ー穂高平小屋の近道
　　土砂崩れにより、道が崩落しており、通行不可(8/28 AM3:30時点)。
　　林道を使用すれば問題なし。
・渡渉注意箇所：白出沢、チビ沢、滝谷、南沢、飛騨沢
　　今回の日程では晴れており、全く問題ありませんでしたが、
　　大雨時は渡渉できなくなります。
　　前日のアタックは、白出沢の増水により登山を断念。
・白出沢−槍平小屋−千丈分岐
　　距離は長いですが、なだらかで歩きやすい登山道です。
・千丈分岐−飛騨乗越ー槍ヶ岳山荘
　　ガレ場が続きますが、ゆっくり歩けば登り下り共に特に危険はありません。
・槍ヶ岳山荘−槍ヶ岳穂先
　　岩登り＆梯子で山頂も360度切れ落ちており、高度感はかなり強いです。
　　登山者が多く渋滞することも多々ありますが、
　　前を行く方の進み方を参考にし、ゆっくり進めば
　　事故はほぼ起きないかと思います。

その他周辺情報

・日帰り入浴
　　平湯温泉 穂高荘 山がの湯
　　https://onsen.nifty.com/okuhidaonsenkyou-onsen/onsen005157/
　　1,200円(バスタオルor浴衣+ハンドタオル付き)
　　日帰り入浴の受付は、旅館の受付とは建物が異なるため注意。
・昼食・お土産
　　アルプス街道平湯(平湯温泉バスターミナル)
　　駐車場有り。平日は無料？

写真

8/27 2:41

AM2:41 駐車場を出発。

8/27 2:50

新穂高センターにて、登山届けを提出し、登山カードを携帯。

8/27 3:20

林道途中にある穂高平小屋への近道の看板。
10分ほど進んだところで、道が崩落しており通行できなかった為、来た道を戻り、林道で登りました。(昨日はこの看板があることにも気づかず林道を使用した為、このとき初めて未知が崩落していることに気づきました)
20分程度のロス。。

8/27 4:41

4:30過ぎから空が明るくなってきました。

8/27 4:42

白出沢出合

8/27 4:43

渡渉注意の看板。
今回のルートは渡渉箇所が4箇所以上あるため、雨天時は特に注意が必要です。増水時は無理せず、引き返すべきかと思います。

8/27 4:47

白出沢。
沢に水は一滴も流れていません。
昨日の増水がウソのよう。。。

8/27 4:47

昨日はこの砂防を裸足で渡渉する方が多数おられました。

8/27 4:57

何の問題も無く、対岸へ到着。
林道はここで終わり、登山道が始まります。

8/27 4:57

笠ヶ岳方面の山も見えてきました。

8/27 4:57

快晴です。眺望の期待が高まります。

8/27 5:19

8/27 5:30

基本的に樹林帯を行きますが、所々で景色が開けます。

8/27 5:34

チビ谷です。

8/27 5:34

昨日、白出沢を越えた方が、ここの増水で引き返したという話を聞きました。
この日は、白出沢同様、水は流れていませんでした。

8/27 5:55

滝谷避難小屋。

8/27 5:56

滝谷にかかる丸木橋です。
問題なく渡れました。

8/27 6:01

橋を渡り、滝谷を北穂方面へ見上げると滝谷ドームが見えました。

8/27 6:01

笠ヶ岳方面に日が当たり始めました。

8/27 6:40

南沢直前付近より、滝谷ドーム・涸沢岳方面。

8/27 6:41

南沢です。
水量は少なく、問題なく渡れました。

8/27 6:56

槍平小屋が見えました。
名前の通り、この周辺だけが平坦でした。

8/27 6:58

8/27 6:58

クマ〜

8/27 7:25

槍平小屋の水場。
蛇口が開きっぱなしにしてありました。水量が豊富なようです。
ありがたく水を補給。

8/27 7:26

槍平のテン場です。
平らな地面が多く、張りやすそうな感じでした。

8/27 7:54

南岳の尾根のほうから、ようやく太陽がお目見え。

8/27 8:14

飛騨沢をしばらく登ると、最終水場にたどり着きました。
ここも水量豊富です。
念のため、ここでも水を補給しました。

8/27 8:15

これより先に水場はありません。

8/27 8:15

高度が上がってきました。

8/27 8:48

8/27 8:50

間もなく森林限界を超えるようです。
緑が美しい。

8/27 8:52

遂に、槍ヶ岳山荘が見えました。
ただ、槍の穂先は見えないようです。

8/27 9:15

千丈分岐点です。
休憩していると、やたら虫にたかられました。。。
自分は臭うのだろうか。。。

8/27 9:15

笠がダイナミックです。

8/27 10:14

ここからはガレ・ザレ場がメインで、ゆっくり着実に進みました。
標高100m毎？に看板があり、休憩の目安としました。

8/27 10:14

標高が稼げる為、景色がどんどん変化します。
登っていて楽しいです。

8/27 10:14

双六岳方面です。
こっちの岩岩した感じとは異なり、草原が広がっているようでした。緑が美しいです。

8/27 10:14

左側を見上げると、西鎌尾根。
尾根を歩く人も見えます。

8/27 10:45

あと200mくらい。

8/27 10:45

鷲羽岳方面も見えてきました。

8/27 11:03

飛騨乗越に到着。
遂に目の前に穂先が現れました！長かった。。。

8/27 11:04

尾根の反対側の眺望が一気に開け、疲れが吹き飛びます。
常念岳と後ろの雲海が見事です。

8/27 11:13

後ろを振り返ると登ってきた飛騨沢と笠。
その奥は白山の峰々？？晴れ渡っています。

8/27 11:13

8/27 11:14

8/27 11:29

少し登ってテン場から。蝶ヶ岳の少し右側に奥に目を凝らすと・・・

8/27 11:29

富士山も見えました！

8/27 11:33

無事、槍ヶ岳山荘に到着。
要塞のように大きな小屋です。

8/27 11:33

14.5km歩いたようです。

8/27 11:56

小屋で昼食(生姜焼き丼)を頂きます。
中が満員だったので、外のテラスへ。
これは、最高の贅沢ではないでしょうか。。。

8/27 11:57

テレビ局のアンテナを発見。

8/27 12:23

テレビのクルーはまだ到着前のようです。
混む前に穂先へピストンします。

8/27 12:39

岩登り、鎖、ハシゴが続きます。
前を登る人を参考に、慎重に進みます。

8/27 12:39

小槍？
あんなところ、怖くて行けません。＾＾；

8/27 12:57

最後のハシゴ。
左が登り、右が下り専用です。

8/27 13:00

穂先に到着。
360度、遮るものは何もありません。
穂高岳〜水晶岳方面

8/27 13:13

表銀座方面。
大絶景で言葉も出ませんでした。

8/27 13:04

初登頂！感無量！

8/27 13:05

空を飛んでいるようです。
山荘の奥には、今日歩いてきた沢のふもとの方まで見えました。

8/27 13:10

穂高連邦の峰々。圧巻です。
大キレットは南岳に隠れて見えないのですね。

8/27 13:10

三角点にタッチ。無事ここまで来れたことに感謝。

8/27 13:43

無事、穂先から下山。
今日の行程はこれにて終了。

8/27 14:12

下山して一息入れたころにテレビのクルーが到着。

8/27 14:24

凄い人だかりでした。
16:30頃？に無事、穂先へ登頂されていました。
お疲れ様でした！

8/27 15:02

小屋の生ビールと、自分で持ち上げたおつまみを外のテラスで。
最高の贅沢。

8/27 17:03

小屋の夕食タイム。
味噌汁が染み渡りました。。。
おいしい食事を出していただいた山荘の方々に感謝。

8/28 3:16

翌朝、AM3:00に起床。
雲が多く、残念ながら星空は拝めず。

8/28 3:42

昨日受け取った、お弁当。
かなりボリューミーでした。

8/28 4:37

明るくなってきました。
遠くは雲が無いようですが、この周辺は雲が厚いようです。
雨は降っていませんでした。

8/28 4:37

槍のシルエット。
暗い中、穂先へ登り始める方もちらほら。

8/28 4:51

日が射しそうな感じでしたが、ご来光を待たずに下山に向け出発。

8/28 4:51

大喰岳。
天候が優れていれば、南岳まで縦走して下山を考えていましたが、雨の懸念もあった為、来た道で下山することにしました。

8/28 4:51

アディオス、槍！

8/28 5:11

だいぶ明るくなってきました。
良いカール。

8/28 5:31

昨日は登るのに必死で忘れていたので、今日はお花の写真をコレクション。
ただ、知識はあまり無いので名前は良く分からず。。。＾＾；
⇒ヨツバシオガマ？(下山してから調査)

8/28 5:31

？？

8/28 5:32

？？

8/28 5:32

⇒ウサギギク？

8/28 5:37

聞きなれない鳴き声に気づき、辺りを見回してみると、
目の前にライチョウを発見！保護色でぜんぜん気づかず。
真ん中の茶色っぽいのがヒナです。

8/28 5:42

ヒナのすぐ左のチングルマに紛れて親鳥がいました。
周辺にヒナが5羽ほどおり、親鳥の警戒する鳴き声にじっとしていましたが、しばらくすると元気に動き出しました。

8/28 5:42

親鳥。

8/28 5:56

⇒ハクサンフウロ？

8/28 5:58

⇒ミヤマダイコンソウ？

8/28 5:58

チングルマの果穂

8/28 6:11

今日も笠がいい感じです。

8/28 6:11

双六岳方面。
曇っているのは槍の近辺だけのようです。

8/28 6:11

千丈分岐点まで降りてきました。
どんより。

8/28 6:11

西鎌尾根と緑のじゅうたん。

8/28 6:44

これはブルーベリー？？

8/28 6:44

8/28 7:12

？？

8/28 7:16

？？

8/28 7:54

？？

8/28 7:55

トリカブト

8/28 8:06

？？

8/28 8:06

南沢。
昨日から雨は無いので平和です。

8/28 8:08

？？

8/28 8:11

⇒センジュガンビ？

8/28 8:16

？？

8/28 8:17

⇒シモツケソウ？

8/28 9:02

笠のほうは綺麗な青空。

8/28 9:07

？？

8/28 11:23

無事に下山！

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ポール ヘルメット

感想

kobunadvan

初の槍ヶ岳登頂に挑戦。
昨日の白出沢増水による登山を断念したものの、諦めきれずに日程を1日シフトして決行。本来は4人チームでの登山予定でしたが、日程変更の都合がついたのは自分1人だった為、単独登山となりました。夜明け前スタート直後は、暗闇の中かなり寂しい思いをしました。。。
白出沢では、昨日の増水がウソのように沢が枯れており、一人声を上げて仰天してました。
長い道のりでしたが、槍の穂先以外に急登は無く、非常に登り降りしやすい登山だったかと思います。
天候にも恵まれ、槍ヶ岳山頂から北アルプスとその周辺の山々を十二分に堪能することが出来たことと、テレビのクルーやライチョウの親子に遭遇したりと、幸運なイベント？も盛りだくさんで大満足な登山でした。
時期的に山荘は富士山のように大混雑化と思いきや、一人ひとりに十分な就寝スペースが確保されており、睡眠もばっちり取れました。
単独登山だったので、この喜びを共感できる仲間がいなかったのが玉に瑕だったかもしれません＾＾；
北アルプスは素晴らしい！