初めての南アルプス!仙丈ケ岳


- GPS
- 25:33
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 1,299m
コースタイム
[7:49 北沢峠]-[9:45 滝ノ頭五合目(約20分休憩)]-[11:33 小仙丈ケ岳(約30分休憩)]
[13:26 仙丈ケ岳山頂]-[13:46 仙丈小屋]
8/7
[6:07 仙丈小屋]-[7:03 小仙丈ケ岳(約10分休憩)]-[7:49 滝ノ頭五合目]-[9:11 北沢峠]
天候 | 8/6 曇りのち雨のち雷雨 8/7 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
しかし登山客が大勢来るため夜中に 現地へ到着していた方が良いかと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【北沢峠〜滝ノ頭五合目】 木の根っこや石が多い場所もありますが 問題無く歩けると思います。 【滝ノ頭五合目〜小仙丈ケ岳】 暫く登ると森林限界を越え ハイマツ帯になります。 多少岩場やガレた場所がありますが 注意して歩けば問題無いと思います。 【小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳山頂】 それ程難しくはありませんが、 岩場が数箇所出現します。 注意して歩けば問題無いと思います。 【仙丈ケ岳山頂〜仙丈小屋】 森林限界を越えた場所らしい、 石ばかりの道なので足元を 注意した方が良いと思います。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
生まれて初めての南アルプス!
今回は日帰りで仙丈ケ岳に登り
南アルプスにファーストコンタクト!
なんて思っていたのですが、
色々と大変な目に遭い、
南アルプスの洗礼を受けた…
そんな山行になりました。
夜中に芦安に到着し仮眠して、
一番バスで広河原へ。
長い夜叉神トンネルを抜けると
目の前には白峰三山の山々が。
とてもテンションの上がる
シチュエーションで登る気満々になります。
そして広河原でバスを乗り換え、
初めて見る南アルプスの風景を楽しみつつ北沢峠へ。
峠に到着してバスを降りると、
大勢の登山客で賑わっていました。
やはりここも大人気ですね。
天気が芳しくないのですが、
皆さんどんどん山へ向け出発していきます。
自分達も準備を整え仙丈ケ岳に向け出発!
少しぬかるんでいる道を歩き
まずは滝ノ頭五合目を目指して登ります。
一合目〜五合目までは標識があり、
自分がどこまで登ってきたかがわかります。
それが良いのか悪いのかは…わかりませんが。
そして、背後には甲斐駒ケ岳がそびえ立っているのですが、
本日はガスが濃く全く見えません。
楽しむ景色も少ないので黙々と五合目まで登ります。
五合目で休憩、
更に登っていくと周りの植物が
次第に低くなっていきハイマツ帯になります。
高山に登っている感がある
ハイマツ帯の景色は良いですね、
テンションが上がります。
しかしこの辺りから小雨が降ってき始め
そのテンションも少し下がります。
そして小仙丈ケ岳へ到着。
甲斐駒どころか、
この先進むべき道もガスで見えません。
またここで少しテンションが下がります。
良い景色は望めないけれど
仙丈ケ岳の山頂に立とう!と気合を入れ
小仙丈沢カールも殆ど見えない中
更に先へと進みます。
しかし、仙丈小屋分岐の少し手前で
雨がかなり強くなってきました。
とりあえず仙丈小屋に行って少し待とうか?
とも思いましたが、日帰りの行程で考えていた事もあり
少し無理をして先へと進みます。
そして、なんとか仙丈ケ岳山頂に到着しましたが、
豪雨で山頂を楽しむ余裕も楽しめる物も無く、
ほぼ通り過ぎる形で仙丈小屋へと下ります。
下っている途中、雷が鳴り始めてきたので
慌てて仙丈小屋へと駆け込みました。
仙丈小屋で雨宿りをさせて貰いつつ
雨が弱まるのを待っていたのですが、
雷も強くなり、どうにも良くありません。
小屋の親父さんに
『こりゃ、やめておいた方がいいよ。
まだ空きがあるから泊まっていったら?』と
有り難い言葉をいただきました。
待っていても状況が変わらなかったので、
そのまま仙丈小屋にご厄介になる事にしました。
悪天候で疲れ果て、
その日はあっという間に寝てしまいました。
夜中に起きた時、まだガスが濃かったので
翌日の天候が少し心配になりました。
しかし、その心配もすぐに睡眠にかき消されました。
…周りが少し騒がしくなり起きてみると、午前3:30過ぎ。
みなさん仙丈ケ岳の山頂で朝日を見る準備をしています。
自分達も起きて外に出ると、夜空が出ていて
甲斐駒ケ岳方面には雲海が広がっています。
視線を左に移動すると、伊那市の光も見え
とても感動的な風景が広がっています。
急いで支度をして、空身で仙丈ケ岳の山頂へ登ります。
山頂からは、どこまでも広がる雲海と
北岳方面・富士山・鳳凰三山・甲斐駒ケ岳・
八ヶ岳・北アルプス・御嶽山・中央アルプス…
360°の大パノラマが広がります。
昨日は見ることが出来なかった風景を
目にすることが出来てとても感動。
仙丈ケ岳にご褒美を貰ったような気がして、
とてもうれしくなりました。
午前6:00過ぎ、お世話なった仙丈小屋を
後にしようとすると小屋の近くで
人だかりが出来てます。
なんだろう?と思い近寄ると…
なんとライチョウの親子が歩いているではありませんか!
嬉しさのあまりついつい『あっ!ライチョウだ!』と
言葉が出てしまいました。
これも仙丈ケ岳からのご褒美なのでしょうか?
下りは快調!昨日見ることが出来なかった、
南アルプスの山々を眺めながら軽快に歩きます。
その中でも目の前にそびえる甲斐駒ケ岳の
堂々とした姿には感動を覚えると共に、
山頂に立ちたい!という気持ちも湧いてきます。
そして無事に北沢峠に到着。
来たときと同じように、
バスを乗り継いで芦安へと戻りました。
ただ、次第に雲が多くなってきていたので
午後はひょっとすると雷雨なのかも?
と昨日の事を思い出しながら
南アルプスの山々を眺めつつ帰途につきました。
今回、無事に下山することが出来ましたが
豪雨で遭難、最悪落雷に遭うというケースも
考えられたので経験を積んで、もっと判断力をつけたいですね。
また、山小屋というのはとても有り難い場所だな〜と
しみじみ感じました。仙丈小屋の方々には感謝です。
悪天候による洗礼受け、
翌日には絶景とライチョウのご褒美を貰う…
色々なことがありましたが、
やはり山は良いですね!やめられません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する