ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 134202
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手山〜遂に頂上へ(御神坂〜鬼ヶ城〜網張コース)

2011年09月16日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:30
距離
15.8km
登り
1,731m
下り
1,579m

コースタイム

8:00 御神坂駐車場 
8:45 切接
9:15 小休憩
9:53 大滝展望台
10:25 小休憩(砂礫の危険個所にて)
10:50 笠締
12:00 鬼ヶ城分岐
12:05 不動平避難小屋
     (小屋の中でおにぎり、お茶)
12:15 山頂へ向けて出発
13:00 山頂
13:38 鬼ヶ城分岐(鬼ヶ城コースへ)
15:15 切り通し分岐
16:30 犬倉リフト乗り場横登山道
17:30 網張温泉登山口
天候 曇り時々晴れ
弱風、ガスに包まれること暫し
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御神坂登山口。駐車場は広く数十台は停められます。
コース状況/
危険箇所等
御神坂コースは樹林帯単調な長い登りの後、
御神坂沢を見渡せる砂礫の崩れかけた道に出る。(大滝展望台のあたり)
再び樹林帯に入り、だらだらと長い登りが続くが
岩場が目立つようになりハイマツ帯の見晴らしの良い上り坂に変わる。
左に鬼ヶ城コースを望みながら外輪山の鞍部へ登り切ると
山頂を目の前に頂き、眼下に不動平、右側遠くにに八合目避難小屋を見渡せる。

大滝展望台から笠締あたりの登山道が崩落して危険個所もあるが
ロープがあるのでそれを頼りにゆっくり進めばよい。

鬼ヶ城コースは
左側が切れて危ない個所、岩場の間を縫うように下りたり、風が吹けば多少バランスを崩しそうな個所があるが
慌てず三点確保しながら進めば問題ない。
この日はガスが多く周囲を見渡せる機会が少なかったが
晴天であれば最高に展望が素晴らしいと思われる。

網張に下りるリフトは今の時期は土日しか動いていないため
犬倉からリフトに沿って登山道を下ったが
スキー場のゲレンデのため傾斜がきつい。
だらだらと長く下るのでひざにもかなり痛みがきてしまった。

この日はリフト乗り場に隣接する暇村岩手網張温泉に宿をとっていたので
チェックインして、タクシーを呼んでもらい御神坂に置いてある車を回収した。
時間が早ければバスの便もあったが
交通手段がなくタクシーを呼んでもらったので、運賃+2000円の割り増しになって
とんでもない出費になってしまった。
コースタイム、出発時間の見直しが必要だと反省。

網張温泉の効用は素晴らしい。筋肉痛が良く癒える。
部屋に備えられている網張の冷水は毎度のことながらとてもおいしい。
御神坂コースの長い道のり
晴れてるけどお昼まで持つかな?
2011年09月17日 16:09撮影
9/17 16:09
御神坂コースの長い道のり
晴れてるけどお昼まで持つかな?
ミヤマアキノキリンソウ
登山道を彩ります。
2011年09月17日 16:10撮影
9/17 16:10
ミヤマアキノキリンソウ
登山道を彩ります。
ツチグリ
何かの形に似てる?
2011年09月17日 16:10撮影
9/17 16:10
ツチグリ
何かの形に似てる?
ここで小休憩
暑くて汗びっしょり〜(~_~;)
2011年09月17日 16:10撮影
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9/17 16:10
ここで小休憩
暑くて汗びっしょり〜(~_~;)
ウメバチソウ
群生はないけど見つけると嬉しい!
2011年09月17日 16:10撮影
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9/17 16:10
ウメバチソウ
群生はないけど見つけると嬉しい!
オヤマボクチもちらほら。
2011年09月17日 16:11撮影
9/17 16:11
オヤマボクチもちらほら。
ホツツジ君の長いくちばし。
2011年09月17日 16:11撮影
9/17 16:11
ホツツジ君の長いくちばし。
この向こうには御神坂沢の絶景が。
でもガスってます。
2011年09月17日 16:11撮影
9/17 16:11
この向こうには御神坂沢の絶景が。
でもガスってます。
ヤマハハコも終期…。
2011年09月17日 16:11撮影
9/17 16:11
ヤマハハコも終期…。
ウラジロヨウラクの実。
2011年09月17日 16:11撮影
9/17 16:11
ウラジロヨウラクの実。
空を仰げば9月の澄んだ水色と雲。
2011年09月17日 16:12撮影
9/17 16:12
空を仰げば9月の澄んだ水色と雲。
大滝展望台から。
御神坂の深い切れた谷。
滝は右上にあるけど?見えない?
2011年09月17日 16:12撮影
9/17 16:12
大滝展望台から。
御神坂の深い切れた谷。
滝は右上にあるけど?見えない?
ウメバチソウの一塊り。
花の変遷を窺える。
2011年09月17日 16:12撮影
9/17 16:12
ウメバチソウの一塊り。
花の変遷を窺える。
まだまだ続く長い長い登り。
2011年09月17日 16:13撮影
9/17 16:13
まだまだ続く長い長い登り。
オヤマボクチ君。
毛ふさふさで顔見えないね。
2011年09月17日 16:13撮影
9/17 16:13
オヤマボクチ君。
毛ふさふさで顔見えないね。
エゾオヤマリンドウ。
日の光に蕾を開かせている。
2011年09月17日 16:13撮影
9/17 16:13
エゾオヤマリンドウ。
日の光に蕾を開かせている。
ノリウツギの咲き残り。
2011年09月17日 16:13撮影
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ノリウツギの咲き残り。
危険な登り個所。
2011年09月17日 16:14撮影
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危険な登り個所。
ロープと矢印に沿って進みます。
2011年09月17日 16:14撮影
9/17 16:14
ロープと矢印に沿って進みます。
岩場の間からときどきは
花の姿にくつろげます。
2011年09月17日 16:14撮影
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岩場の間からときどきは
花の姿にくつろげます。
左が崩れかけている…。
2011年09月17日 16:15撮影
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左が崩れかけている…。
この危険表示は2か所で見た。
2011年09月17日 16:15撮影
9/17 16:15
この危険表示は2か所で見た。
岩ごつごつが現れ始め、
2011年09月17日 16:16撮影
9/17 16:16
岩ごつごつが現れ始め、
ハイマツ帯の見晴らしの良い登りに変わる。
2011年09月17日 16:16撮影
9/17 16:16
ハイマツ帯の見晴らしの良い登りに変わる。
まだまだ先は遠し。
もうくたびれた〜(/_;)
2011年09月17日 16:16撮影
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まだまだ先は遠し。
もうくたびれた〜(/_;)
雲がもくもくもくもく…・
2011年09月17日 16:16撮影
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雲がもくもくもくもく…・
西を見れば雲の中に
2011年09月17日 16:17撮影
9/17 16:17
西を見れば雲の中に
秋田駒の山容が浮かび上がる。
Oh〜! My Akikoma!
2011年09月17日 16:17撮影
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秋田駒の山容が浮かび上がる。
Oh〜! My Akikoma!
青空が垣間見える。
傾斜のきつい岩場が続く。
2011年09月17日 16:17撮影
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青空が垣間見える。
傾斜のきつい岩場が続く。
面白い岩形がごろごろ。
2011年09月17日 16:17撮影
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面白い岩形がごろごろ。
左前方
あれに見えるは鬼ヶ城の稜線。
2011年09月17日 16:18撮影
9/17 16:18
左前方
あれに見えるは鬼ヶ城の稜線。
右前方
このひろ〜い野原いっぱい♪

2011年09月17日 16:18撮影
9/17 16:18
右前方
このひろ〜い野原いっぱい♪

鞍部に出ました。
頂上はガスで覆われています。
2011年09月17日 16:18撮影
9/17 16:18
鞍部に出ました。
頂上はガスで覆われています。
八合目避難小屋が遠くに見える。
2011年09月17日 16:19撮影
9/17 16:19
八合目避難小屋が遠くに見える。
足下の不動平避難小屋。
ここでおにぎり食べて頂上目指す。
2011年09月17日 16:19撮影
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足下の不動平避難小屋。
ここでおにぎり食べて頂上目指す。
お鉢に出ました!
やはりガスの中です!
2011年09月17日 16:19撮影
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お鉢に出ました!
やはりガスの中です!
頂上見えました。
2011年09月17日 16:19撮影
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頂上見えました。
お鉢の中の妙高岳も見えました。
2011年09月17日 16:19撮影
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お鉢の中の妙高岳も見えました。
突然、青空が見えてきた!?
2011年09月17日 16:20撮影
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突然、青空が見えてきた!?
とうとう着きました。
岩手山頂上2,038Mです。
2011年09月17日 16:20撮影
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とうとう着きました。
岩手山頂上2,038Mです。
三角点にもタッチ。
2011年09月17日 16:20撮影
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三角点にもタッチ。
歩いてきたお鉢の稜線。
2011年09月17日 16:21撮影
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歩いてきたお鉢の稜線。
御室も口を開けています。
2011年09月17日 16:21撮影
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御室も口を開けています。
目の前に妙高岳。
あれに登れるのかな?
あそこまで行った人いるのかな?
2011年09月17日 16:21撮影
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目の前に妙高岳。
あれに登れるのかな?
あそこまで行った人いるのかな?
アッという間にガスの中。
我は力尽きてしゃがみたり…。
2011年09月17日 16:21撮影
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アッという間にガスの中。
我は力尽きてしゃがみたり…。
山頂全貌です。
お地蔵さんと祠もあります。
また不動平へ引き返し鬼ヶ城へ。
2011年09月17日 16:22撮影
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山頂全貌です。
お地蔵さんと祠もあります。
また不動平へ引き返し鬼ヶ城へ。
岩場のコケモモの紅い実が
おいしそう。
2011年09月17日 16:24撮影
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岩場のコケモモの紅い実が
おいしそう。
イワギキョウもコケモモの中から
一つ二つ顔を覗かせています。
2011年09月17日 16:24撮影
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イワギキョウもコケモモの中から
一つ二つ顔を覗かせています。
鬼ヶ城コース
矢印に沿って進みます。
2011年09月17日 16:24撮影
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鬼ヶ城コース
矢印に沿って進みます。
ガス靄に浮かび上がる
鬼の棲みか。
2011年09月17日 16:24撮影
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ガス靄に浮かび上がる
鬼の棲みか。
とげとげしい岩稜を下りたり登ったり。
2011年09月17日 16:24撮影
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とげとげしい岩稜を下りたり登ったり。
誰かそこに座っている?
2011年09月17日 16:25撮影
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誰かそこに座っている?
鬼の角も出ています。
2011年09月17日 16:25撮影
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鬼の角も出ています。
左が切れています。
鉄分の多い砂礫道。
ここを歩けば貧血が良くなるでしょうか?
2011年09月17日 16:25撮影
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左が切れています。
鉄分の多い砂礫道。
ここを歩けば貧血が良くなるでしょうか?
狭い岩の間を潜り抜け
2011年09月17日 16:25撮影
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狭い岩の間を潜り抜け
まだまだ先には不気味な稜線が
待っているぞ。
2011年09月17日 16:25撮影
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まだまだ先には不気味な稜線が
待っているぞ。
道筋見えると安心。
2011年09月17日 16:25撮影
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道筋見えると安心。
向こうに見えるは
2011年09月17日 16:26撮影
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向こうに見えるは
平笠不動と屏風尾根。
2011年09月17日 16:26撮影
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平笠不動と屏風尾根。
山頂付近はすっぽりガスの中。
2011年09月17日 16:26撮影
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山頂付近はすっぽりガスの中。
屏風尾根の一角。
日が当たって輝いていた個所をズームアップ
2011年09月17日 16:26撮影
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屏風尾根の一角。
日が当たって輝いていた個所をズームアップ
ここまで来たぞVサイン。
2011年09月17日 16:27撮影
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ここまで来たぞVサイン。
ようやく険しい岩場は終わり
リンドウの小路が続く。
2011年09月17日 16:27撮影
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ようやく険しい岩場は終わり
リンドウの小路が続く。
隙間からカルデラの樹林帯が見える。
2011年09月17日 16:27撮影
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隙間からカルデラの樹林帯が見える。
日の光が樹林帯を照らしている。
2011年09月17日 16:28撮影
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日の光が樹林帯を照らしている。
御苗代湖をズームアップ。
2011年09月17日 16:28撮影
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御苗代湖をズームアップ。
大地獄谷も見える。
2011年09月17日 16:28撮影
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大地獄谷も見える。
御苗代湖&お花畑。
上から見下ろすと小さいね〜。
2011年09月17日 16:28撮影
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御苗代湖&お花畑。
上から見下ろすと小さいね〜。
歩いてきた道も草黄葉の始まり。
2011年09月17日 16:28撮影
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歩いてきた道も草黄葉の始まり。
振り返り
遠くに鬼ヶ城コースの岩場。
すれ違ったおじさんが右に小さく写っている。
2011年09月17日 16:29撮影
9/17 16:29
振り返り
遠くに鬼ヶ城コースの岩場。
すれ違ったおじさんが右に小さく写っている。
この辺りも草黄葉の始まり。
2011年09月17日 16:29撮影
9/17 16:29
この辺りも草黄葉の始まり。
まだまだ先は続く。
黒倉山がガスの中に隠れている。
2011年09月17日 16:29撮影
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まだまだ先は続く。
黒倉山がガスの中に隠れている。
御苗代湖と御花畑が
近づいてきた。
標高を下げてきたのが良く分かる。
2011年09月17日 16:29撮影
9/17 16:29
御苗代湖と御花畑が
近づいてきた。
標高を下げてきたのが良く分かる。
ミネカエデの黄葉。
これがあるときれいだね。
2011年09月17日 16:30撮影
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9/17 16:30
ミネカエデの黄葉。
これがあるときれいだね。
リンドウの群生。
樹林帯に入って行きます。
2011年09月17日 16:30撮影
9/17 16:30
リンドウの群生。
樹林帯に入って行きます。
シラタマノキを見つけた!
2011年09月17日 16:30撮影
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9/17 16:30
シラタマノキを見つけた!
白くて可愛い。
触れてはいけない
高貴な宝に思えます。
2011年09月17日 16:30撮影
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白くて可愛い。
触れてはいけない
高貴な宝に思えます。
チングルマの穂が風に揺れ
2011年09月17日 16:30撮影
9/17 16:30
チングルマの穂が風に揺れ
再びシラタマノキに会えました。
2011年09月17日 16:31撮影
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再びシラタマノキに会えました。
しかし、もう疲れて足が痛い。
「あるぎだぐないよ〜(T_T)」
黒倉山の巻き道を通過した展望道で。
2011年09月17日 16:32撮影
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9/17 16:32
しかし、もう疲れて足が痛い。
「あるぎだぐないよ〜(T_T)」
黒倉山の巻き道を通過した展望道で。
犬倉からリフトに沿って
網張へ下りる途中。
雫石の山々が見えていた。
2011年09月17日 16:32撮影
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犬倉からリフトに沿って
網張へ下りる途中。
雫石の山々が見えていた。
あの稜線は乳頭山に続く。
夕暮れが近づいてきた。
2011年09月17日 16:32撮影
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あの稜線は乳頭山に続く。
夕暮れが近づいてきた。
ゲレンデの中の登山道をひたすら下る。
2011年09月17日 16:33撮影
9/17 16:33
ゲレンデの中の登山道をひたすら下る。
ススキ原を
歩き疲れて佇むと
見下ろす先に浮かぶは麦泡…。

苦行の旅の終わりです。
2011年09月17日 16:33撮影
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ススキ原を
歩き疲れて佇むと
見下ろす先に浮かぶは麦泡…。

苦行の旅の終わりです。

感想

今年3度目の岩手山。今度こそ山頂に行こうと気合い入れて行きました。
金曜日は仕事が休み、台風の影響の出る週末前に是非行こうと宿も予約。
早朝
東北道滝沢I.Cの出口で渋滞し、
滝沢分かれ南からすぐに事故渋滞。
御神坂登山口には7時半までに着くはずの予定が遅れて8時前となってしまった。
準備体操もせずいきなり気が焦って歩き出したので
長い長い樹林帯の歩きに疲れてしまい、蒸し暑さもあって汗だくになる。

前にも後にも人の影もなく鳥の声も響かない森の静かな歩き。

体力持つかな〜と不安になりながらもそれでも前に進むしかない。
途中、若者に追い越され、あっというまに見えなくなってしまった。
大滝展望台からは御神坂の深い谷を見下ろし、
谷を覆っていたガスが再び立ち込めてはまた晴れるを繰り返す。

危険な個所の岩場を通る頃は本当に自分でもなんでこんなに亀の歩みなんだろうと
登るのが苦痛になってきてしまっていた。
それでも、アキノキリンソウやエゾオヤマリンドウ、ウメバチソウが咲いているのを励みに、
岩場のハイマツ帯へとだらだら続く登りを前に進む。
外輪の稜線見えてくるともうすぐ不動平。
また一人越されながらもやっと鬼ヶ城分岐に来てカルデラの不動平を見下ろし、ガスに包まれた頂上が目の前に。
またもやガスの中の頂上!?
しかし、お鉢を歩くとだんだんとガスは晴れて青空は見え、妙高岳と御室も見え
私の山頂記念の時間を演出してもらえた。
「ありがとう〜!お天道様!」

“知られじな 絶えず心に かかるとも 岩手の山の 峰の白雪”(新古今和歌集より)
いろんな思いと願い、言わずとも心の中の思いは常に変わらず…好きな歌の一つです。

山頂下ると再びガスに覆われ始め、ガス靄の中の鬼ヶ城へ。
風がときどき強く吹くが蒸し暑さを和らげてくれたのでそれもまた快適。
本当に鬼が棲んでいるかのような岩稜の険しさ。
屏風のような岩の向こうにお花畑コースのあるカルデラ内の樹林帯。
そして向こう側に平笠不動のある屏風尾根、赤倉岳。
岩手山の噴火活動のなせる自然の技は規模が大きくて素晴らしい展望を見せてくれる。
眼下にノスリかタカ?がゆっくりと羽を広げて旋回しそして鬼ヶ城の尾根を越えて風に乗って旋回する。

松川温泉から登って来られた方にすれ違い、
網張リフトは動いてないと聞いてショックを受けてしまった。
夏休みは終わり、リフトは土日しか動いていない、とは。
ゲレンデの登山道下るしかない。
もう、足が痛くて…水もなくて…とほほほ。

黒倉山の巻き道、姥倉分岐から犬倉リフトまでの長い道のり。
もう足が痛くて歩きたくない、水が欲しい…。
途中水場があったけど30m下っての沢水は会いたくない動物に出会いそうでやめた。
登山道をテンが走り抜けていくのをわっと驚き
トドマツの上からホシガラスの騒がしい鳴き声にぎょっとなり
やっと犬倉リフト脇のゲレンデ登山道に出た。
もう足が痛い、膝が痛い、喉乾いた…。
雫石の山々と乳頭山に連なる山並みが夕映えに浮かび上がり
風は穏やかで、ススキが揺れている。

頭の中は冷えた水とビールとが交互に出てくるほど喉が渇いていた。
やっとリフト乗り場に下りてきて
スキーセンターの自販機でペットボトルの水を買って一気飲み!
足が痛くて、ぼろぼろになってしまって憔悴しきった今日の歩き。
御神坂の登りはきつくてつらかったけれど
とにかく無事に戻ってこられて良かった。山頂にも行けて良かった。
鬼ヶ城コースも楽しめて良かった。
網張の湯も筋肉痛に効いて疲れがほぐれた。お水は美味しい。ビールはおいしい!
終わり良ければすべて良し!

車を回収するためのタクシー代は高くついてしまったが
自分の山歩きのために投資したと思えばそれでいいではないか(^O^)/と割り切った。
携帯の歩行計を見ると37000歩、歩行距離は21卍兇┐討い泙靴拭
次はどのコースを歩いて行こうかな〜♪(懲りない人…)

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コメント

健脚ですネぇ meikenさん
 こんばんは、岩手山へのロングコース中々楽しまれたようで
それにしてもmeikenさん、健脚ですネ。筋肉痛は大丈夫でしたか?
 網張温泉は私も利用したことがありますが、とてもいいところですよね。
http://www.qkamura.or.jp/iwate/
 できれば、その休暇村の様子もお聞きしたかったのですが…
2011/9/18 22:09
お疲れ様でした☆
こちらまで疲れてきました
もう歩きたくない〜って気持ちがすごくよく分かります。
私、いつもですから

犬倉の水場はこれまでどなたにも遭ったことありませんよ!
遭いそうとか思っていないからペットボトルしか持って行かないんですけどね。

晴れた日の鬼ヶ城に行きたいです!
2011/9/19 7:26
kajyukiさんほどではございません。^_^;
私は泊まりで歩くことをしないので
どうしても無理強いでロングになってしまいます。
しかし、体力の限界を感じます
健脚になるにはまだまだ修行が足りませぬ。

網張温泉は岩手山登山のときにいつも利用する宿です。(今年3回目)
素泊まりで4650円。(じゃらんネット会員なのでポイントで割引もあります)
食事は一人なので家から持ってきた食料やコンビニスィーツ、ビールなどで十分です。

露天風呂(白泉の湯)に入っていると、
屋根の裏にイワツバメが巣を作って子育てに大忙しなのを観察していましたが今回はもう巣立って空になっていました。

ノウサギが目の前の植え込みを横切ったり、
雫石から乳頭山の山稜を眺められるのでなかなかいい場所です。

ここは家族連れや年配者が多く泊まっていますね〜
2011/9/19 9:20
是非また岩手山へ(^O^)/
こんにちはSpringさん。
今回は暑さと自分の体力との闘いでした。
疲れ果てました。精神的にも。
でも、また行きたくなるんですよね〜
是非、秋晴れの微風の日に鬼ヶ城にトライしてください!
絶景が待っています。(そのとき、私もそこにいるかもしれません)

犬倉の水場を通る頃は時間が遅くて
ヘッドライトをつけて樹林帯の中を歩いていたので
そろそろ動物が出てきてもおかしくない時刻だと思い敬遠しました。
でも、あのとき水汲めば良かった…と後悔しました。
2011/9/19 9:29
meikenさん、こんにちは。
3度目の岩手山、お疲れ様でした。
84枚の魂のこもったお写真、堪能いたしました。
meikenさんの大変さも伝わりましたが、
随所で岩手山の魅力と楽しさも伝わってきましたよ。
網張温泉で養生されて大丈夫かと思いますが、
その後、足や膝の痛みはいかがでしょうか。
今年4度目の岩手山、楽しみにしております。
2011/9/19 13:53
大丈夫です、yamaya7さん。
お気づかいありがとうございます。
温泉養生のおかげで足腰膝の痛みは消えました。
翌日も天気良ければ裏岩手を少し行ってみたかったのですが
あいにく天気予報が暴風雨とあって仙台にすぐに戻りました。

4度目の岩手山、行ければ行きたいな〜…
紅葉期に合わせて行きたい場所はいっぱい増えてきますね〜
yamaya7さんの岩手山のレコも見てみたいな〜
2011/9/19 17:16
是非!
秋晴れの微風の日、鬼ヶ城ご一緒しましょう

もう、ヘッドライトを付けて歩く時間帯だったのですね
昨年は時期が遅かったので、今年は第3リフトまで運行しているうちに網張から歩くのだと心に決めております。
2011/9/19 18:39
Springさんへ。
リフトの運営日時は下記の通り
http://www.qkamura.or.jp/iwate/qpage04.html

都合が合えば是非行きたいですね。
網張〜鬼ヶ城コースはじわじわとした登りが続きますが残暑も落ち着いて歩きやすくなるでしょう。
紅葉も始まれば眺めながら楽しく歩けるかもしれません。

行かれる時はメッセージにでもご連絡を。<(_ _)>
2011/9/19 22:08
3度目の正直!
岩手山登頂おめでとうございます。
meikenさんの記録を読んでいると、1度や2度山に振られたってまた行ってやる!
といった気分になります。

山はもう秋ですね。鬼ヶ城、前回のぼりで疲れた自分には危険?と思いお花畑コースを選んだのですが、今度はぜひそちらをチョイスしたいです。

リフト・・・meikenさんの顔にたて青筋が入るのが目に浮かぶようです
ゲレンデ下り、おそろしく足にききますよね(どうにかならないものかと考え中。草尻そりとか。)meikenさん、体力あります

暑さもやわらいで、気持ちいい季節、今度は日没との戦いだなぁなんて思っています。
行きたい山はたくさんあるのに、東北山の季節がめぐるのは本当に早いですよね。冬への駆け足ストップしてほしい私です
2011/9/21 15:31
keen2さんへ。
岩手山はいろんな方向からトライしてみたい山です。
まだ北方向から登っていないので来年の課題にしますが
鬼ヶ城コースはやはり絶景が楽しめるルートです。
外輪山の縁に立ってお花畑コースを見下ろし、
反対側の屏風尾根そして山頂がしっかりと臨めます。
晴天の美しい秋晴れの日を選んで眺望をしっかりと目に焼き付けたいです。
前もってリフトは確認しておかないと〜
台風で今外は大荒れですが
台風一過の週末、災害がなければどこかの山にいけるかな
日暮れも早くなって山時間は少なくなりますが
まだまだ、これから紅葉シーズンを堪能できます
2011/9/21 21:53
isamrx73
 これから秋になると、登る時間が少なくなりますね。7/20に登りました。13時間、馬返しから頂上経由、鬼ヶ城経由で網張温泉まで、掛かりました。
 その時は約朝の5時から夕方の5時まで。妻の協力で、朝に馬返しまで送って貰って、後は宿の網張温泉まで、あるくことが出来ました。
 これからは時間制限が厳しくなりそうですね。
2012/8/25 0:56
初めまして。 isamrx73さん。
昨年の記録にコメントいただきありがとうございます。
岩手山はいろんなルートからトライした山です。
それぞれの様相が違っていて楽しいものですが何度でも訪れてもいい山です。

私は花や絶景を見るために山を登っているようなものなので
タイムやコースには特に囚われておりません。
基本は早出早立ちですからこれからの時期は逆算して早めに登山口がよろしいですね。
2012/8/27 16:40
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岩手山(網張から馬返し)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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