燕岳~常念岳（北アルプス デビュー）

2018年07月12日(木) ~ 2018年07月14日(土)

• GPS: 25:02
• 距離: 26.4km
• 登り: 2,602m
• 下り: 2,697m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:44

距離 4.7km 登り 1,281m 下り 29m

6:23 中房温泉登山口
7:04 7:08 第１ベンチ
7:45 7:46 第２ベンチ
8:27 8:33 第３ベンチ
9:08 9:18 富士見ベンチ
10:37 10:40 合戦小屋
10:58 11:03 合戦山(合戦沢ノ頭)
11:47 11:48 ベンチ
12:07 燕山荘

2日目

• 山行: 8:38
• 休憩: 2:12
• 合計: 10:50

距離 13.2km 登り 824m 下り 1,088m

4:07 燕山荘
4:12 いるか岩
4:27 めがね岩
4:55 4:57 燕岳
5:06 めがね岩
5:19 いるか岩
5:29 6:29 燕山荘
7:10 蛙岩
7:35 大下りの頭
9:30 9:31 小林喜作レリーフ
9:32 9:41 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
10:08 10:16 大天荘
10:27 10:28 大天井岳
10:47 11:37 大天荘
12:58 12:59 東天井岳
14:57 常念小屋

3日目

• 山行: 7:27
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:07

距離 8.5km 登り 509m 下り 1,616m

3:59 常念小屋
5:30 常念岳
6:46 7:22 常念小屋
8:32 8:33 最終水場
9:30 笠原沢
9:58 10:00 烏帽子沢
11:08 王滝ベンチ
11:58 11:59 山ノ神
12:06 ゴール地点

天候

7／12 くもり→霧
7／13 晴れ時々くもり
7／14 晴天

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

7/12 6:19

北アルプス　デビュー　いよいよスタートです。

7/12 7:03

第一ベンチを通過。まだ元気です。

7/12 7:18

イチヤクソウの仲間？？調べ中�、�コバノイチヤクソウ？？

7/12 7:26

ヨツバヒヨドリ？（図鑑調べ）

7/12 7:39

第2ベンチ。ちょっと休憩します。

7/12 7:50

調べ中�◆�

7/12 7:54

ミネウスユキソウ？？

7/12 8:01

オオバトンボソウ？？(図鑑調べ）

7/12 8:09

ギンリョウソウは満開。

7/12 8:14

調べ中��→シラタマノキ？？

7/12 8:16

調べ中�ぁ�

7/12 8:19

アカモノ？

7/12 8:45

これもアカモノ？？あまり赤くない。

7/12 8:47

調べ中�ァ�

7/12 10:06

合戦小屋に到着。定番のスイカ(800円）を戴きました。甘くておいしいのに写真撮るの忘れました（既に疲れて余裕なし）。

7/12 10:40

そう、ガスッテて、ちょっと雨で、明日の回復に期待。

7/12 10:43

ツマトリソウ。沢山咲いてました。

7/12 10:43

モミジカラマツ。こちらも沢山咲いてました。

7/12 10:53

ミヤマゼンコウ？？→ハクサンボウフウ？？。

7/12 11:02

調べ中�Α�

7/12 11:05

ウラジロナナカマド。

7/12 11:09

コイワカガミも満開。

7/12 11:12

調べ中�А�

7/12 11:13

調べ中�─�

7/12 11:15

マイズルソウ？沢山咲いてます（図鑑調べ）。

7/12 11:26

コケモモ？？（図鑑調べ）。

7/12 11:27

今日最初のシャクナゲ。

7/12 11:30

きたー！！今年初のチングルマ！！

7/12 11:31

アオノツガザクラ？（図鑑調べ）。

7/12 11:38

急登路唯一のクサリ場。気を付けて問題なし。

7/12 11:43

ハイマツの花。

7/12 11:52

ゴゼンタチバナ。

7/12 11:55

これはコケモモ？？難しい。

7/12 11:56

ミヤマナナカマド？（図鑑調べ）

7/12 12:02

クモマナズナ？？（図鑑調べ）

7/12 12:02

オンタデ？（図鑑調べ）

7/12 12:02

ヤマハハコ。

7/12 12:04

ミヤマクワガタ。これは分かる。

7/12 12:05

ミヤマキンバイ？（図鑑調べ）。シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲとの見分けで毎年悩む。

7/12 12:06

燕山荘に到着。ガスガスガス。

7/12 12:07

ハクサンフウロ。

7/12 12:07

テガタチドリ？（図鑑調べ）

7/12 12:10

明日はお天気になりますように！祈るしかない。

7/12 13:19

受付で本館の2階か別館の1階がいいかと聞かれて、別館を選択（フロント＆食堂から離れている）。写真は別館、比較的新しくきれいです。

7/12 13:19

3畳間に2人ということで、ゆっくりできました。定員は6名のようです。でも明日からもっと混むそうです。

7/12 13:20

別館の手前と奥に談話室あり。写真は奥の談話室で右の扉が女子トイレと洗面所。真ん中の扉が男子。

7/12 13:21

男子トイレがあまりに綺麗なので写真撮っちゃいました。山小屋で水洗で感動です。人気の一つですね。

7/12 17:49

幸運の白いコマクサ。Landsbergさんのレコより。

7/12 17:50

チシマギキョウ？花に白い毛が密生する（図鑑調べ）。

7/12 17:51

立派なコマクサ。こんなに花の多いコマクサ初めて。

7/12 18:03

晩ご飯です。とても美味しかった。

7/13 4:52

おはようございます。燕岳山頂の御来光です。燕山荘から40分。

7/13 4:43

燕岳頂上2763m。感動です。

7/13 4:37

三角点にタッチ。実は山頂、狭くて、風があって、ちょっと怖い。

7/13 4:48

山頂から燕山荘。

7/13 5:04

燕山荘から槍ヶ岳。真ん中がこれから行く大天井岳かな？

7/13 5:04

槍ヶ岳に朝が来た。シビレルねー。

7/13 5:05

雲海の向こうに富士山です。今までで一番遠くから見た富士山だと思います。

7/13 5:07

定番のメガネ岩。行には分からず探しながらの帰り道で見つけてよかった。

7/13 5:15

これもアカモノ？→コメバツガザクラ？

7/13 5:18

定番のイルカ岩。行きには分からなかったけど、山頂からの帰りだとすぐ分かる。

7/13 5:20

燕岳はコマクサの宝庫ですね。

7/13 6:29

定番の山男さん。畦地梅太郎先生の作だそうです。

7/13 6:31

燕山荘前から燕岳。さぁー大天井岳に向かって出発です。

7/13 6:35

イワツメクサ。沢山咲いてます。

7/13 7:09

キバナノコマノツメ？（図鑑調べ）

7/13 7:28

燕山荘に荷揚げのヘリ。何回も往復していた。今日からの大混雑に備えているのでしょう。

7/13 7:29

ハクサンチドリでいいですよね？

7/13 7:30

これもヤマハハコ？

7/13 7:32

シナノキンバイの群落。

7/13 7:37

これから向かう大天井岳への稜線。遠ーい。その向こうのまだ見えない常念岳までたどり着けるだろうか？

7/13 7:57

稜線は楽そうに見えるけど結構アップダウンあるし。

7/13 7:57

しかし、ず〜と槍ヶ岳が見守ってくれている。

7/13 8:00

ウラジロヨウラク？？Landsbergさんのレコより。

7/13 8:04

北アルプスの空にヘリ。

7/13 8:09

ベニバナイチゴ？？（図鑑調べ）

7/13 8:13

コバイケイソウ。沢山咲いてます。

7/13 8:13

シナノキンバイ？（図鑑調べ）

7/13 8:37

気持ちのイイ稜線歩き。右手には槍ヶ岳などなど。

7/13 8:39

ミヤマダイコンソウ？（図鑑調べ）

7/13 8:43

ライチョウ　お母さんと4羽のひな発見。こんなにイイ天気に会えるなんてラッキー。

7/13 8:44

生まれたばかりのひな鳥がすぐそばまでやってきた。何ともカワイイ。警戒心一切なし。

7/13 8:50

コマクサがいたる所に咲いていて目を奪われる。

7/13 8:52

こんな斜面の道もあり。ちょっと怖い。高所恐怖症なり。

7/13 9:27

大天井への道。クサリ場とハシゴを振り返る。

7/13 9:31

大天井岳への道はどんどん険しくなる。怖さを振り返る。

7/13 9:37

結構怖いです。体が右斜めに傾いている。

7/13 9:46

あの燕岳からよく歩いてきたもんだと振り返る。というか傾斜がきつい上に左斜面が怖くて、つい立ち止まって振り返る。

7/13 9:55

大天荘まで500mの表示を見てもう少しと思ったけど、100mごとの表示になかなかたどり着かない。

7/13 10:09

怖いきつい斜面を振り返りながら頑張って、

7/13 10:09

やっと着いた大天荘。大天井への道は険しく怖かった。

7/13 10:26

大天荘に荷物デポして大天井岳頂上2922mに到着。

7/13 10:28

正面すぐそこに、手が届きそうな槍ヶ岳。

7/13 10:29

ちょっと雲がかかった穂高岳と上高地方面。

7/13 10:29

水晶岳、薬師岳、立山、高瀬ダム方面。

7/13 10:29

これから向かう常念岳方面。まだまだ道は遠い。

7/13 10:30

歩いてきた燕岳からの道。

7/13 10:37

北アルプス　オールスターズ。初めての光景に感動です。

7/13 11:36

大天荘でお昼と休憩。カレーライス（800円）を食べて、常念小屋に出発。

7/13 11:44

もう一度槍ヶ岳。

7/13 11:45

ミヤマキンバイ？の黄色が鮮やかです。

7/13 11:47

大天井岳と大天荘を振り返る。

7/13 11:55

常念岳に続く稜線。

7/13 11:59

タカネツメクサ？（図鑑調べ）

7/13 12:01

ホソバコゴメクサ？（図鑑調べ）

7/13 12:05

オヤマノエンドウ？（図鑑調べ）

7/13 12:12

タカネスミレ？（図鑑調べ）

7/13 12:54

雪渓が残ってます。左に回って正面の稜線に出ます。

7/13 12:58

再びチングルマの群落。

7/13 12:58

1年ぶりのハクサンイチゲ。やっぱり気品あるよね。

7/13 12:59

シナノキンバイとハクサンイチゲの豪華共演。

7/13 13:06

あの奥に見えるのが常念岳？？

7/13 13:07

これもアカモノ？？

7/13 14:10

横通岳をトラバース。右手急斜面を振り返る。

7/13 14:10

右斜面下を見る。写真が撮れたところは、怖さが軽くなったところ。

7/13 14:10

本当に怖いところは、カメラを取る余裕がない。

7/13 14:36

調べ中��。

7/13 14:50

調べ中��→オオヒョウタンボクのようです。

7/13 14:57

常念小屋に到着。今日は1日長かった。お休みなさい。

7/14 4:43

おはようございます。常念岳に登っている途中でご来光。荘厳な感じです。

7/14 4:44

雲海の彼方から朝日。とてもすがすがしい。

7/14 4:48

朝日に照らされる槍ヶ岳。

7/14 4:48

カッコイイ。

7/14 5:06

あれが常念岳山頂。手前に見えていたのはフェイクだった。

7/14 5:06

雲海って素晴らしい。

7/14 5:07

青空に突き抜ける槍ヶ岳ファミリー。

7/14 5:27

やったー。常念岳頂上2857m。高くて足が震える。

7/14 5:29

360度の大展望。こんな景色が見れるとは。いろいろなことに感謝。

7/14 5:31

雲海に浮かぶ富士山と南アルプス。

7/14 5:31

御嶽山と乗鞍岳。

7/14 5:34

左端には八ヶ岳が浮かぶ。

7/14 5:49

下山しながら槍ヶ岳を拝む。

7/14 6:07

直下に常念小屋。正面は、昨日歩いてきた横通岳。

7/14 6:21

実は、常念岳、登りがとてもきつい。急斜面と岩ゴロゴロ。

7/14 7:55

左奥が山頂。素晴らしい天気。

7/14 7:56

さぁ-下山開始です。

7/14 8:35

最後の水場。

7/14 8:42

細い道。右側は谷底です。登りハイカーが多いので離合注意です。おっと「離合」は方言？「スレ違い」注意。

7/14 8:56

まだ雪渓が残っている。が、今日は、とてつもなく暑い。

7/14 9:01

いい沢の道です。

7/14 9:01

ニッコウキスゲ満開の斜面。

7/14 9:23

クルマユリ？

7/14 9:26

沢沿い樹林帯の気持ちのいい道。でも今日の登りは暑くてきつい。

7/14 9:27

トリカブトですね。青色が際立っている。

7/14 10:37

今度新緑の頃に来てみたい。

7/14 11:57

あと少しです。お疲れ様でした。

撮影機器：

DSC-WX500 SONY

装備

個人装備

防虫ネット 長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック 携帯トイレ

共同装備

ファーストエイドキッド ツェルト カメラ ナイフ 計画書 地図 コンパス ライター

感想

kaiun

燕岳〜常念岳

ついに、北アルプスにデビューしました。
お天気に恵まれて、素晴らしい山旅になりました。

準備
・12〜13日(木〜金)に夏休み、前日の水曜日は午後から半休をもらいました。
7月の土日、特に梅雨明け後の夏休み期間中は、山小屋が大混雑することから、
12〜14日の3日間に決めていました。今年は梅雨明けが早くてラッキーでした。

・6月に燕山荘(木)をネット予約、常念小屋(金)を電話予約しました。
そして、前日の(水)は、穂高駅に近いビジネスインあづみ野を予約しました。
人気の燕山荘は金曜日でも混雑が予想されることから木曜日にしたところ、
3畳に二人の半個室でゆっくり泊まれました。便利な常念小屋も金曜日でしたが、
4畳に四人(夫婦二組)で快適に宿泊出来ました。

前日
・特急あづさで八王子駅から松本駅へ、穂高駅ではスイカが使えないため、
松本駅で一旦出て、穂高駅までの切符320円を購入して再入場しました。
穂高駅着18時27分。
・宿泊はビジネスインあづみ野ホテルで駅から歩いて10分。地元のビジネス使用の
ホテルそのもので、中？浴場があり山旅の前泊には問題なし。
1泊ツイン9140円(楽天トラベル）。
食事はついて無いので歩いて5分のスーパー西友で晩ご飯と翌日の朝ご飯、昼ご飯
　を買い込みました。

1日目(燕岳登山口〜燕山荘)
・中房温泉行きバス(南安タクシー)、穂高駅前5時出発に乗車。このバス停からは、　もう1人男性が乗車、バスは8割くらい座席が埋まっていたが無事座ることができ
　た。中房温泉には5時50分頃到着。
・登山ポスト(バス停上、燕岳登山口下)に登山計画書を提出。
・登り始めて間もなく、ガスっが沸いて来て、雨もパラパラ。
　合戦小屋でスイカを頂き(半分にカット)、50分くらい休んで出発。
・燕山荘到着12時10分。出発して6時間弱でした。
・早くついたけど今日は一日ガスが引かないと言うことでずーと時間潰し。
夜眠れなくなるので寝ることもできず。
・写真で書いたように泊の部屋もトイレも従業員のサービスも快適でした。
人気な訳です。

2日目(燕山荘〜燕岳〜燕山荘〜常念小屋)
・朝3時半早起きして燕岳山頂へご来光を拝みに登りました。
山頂は狭かったですが、先客(若い山ガール)と3人だけでした。
高所恐怖症の私は立つことが出来ませんでしたが、ご来光と雲海、富士山、
北アルプスの壮観な山々が見れて素晴らしかったです。
・大天井岳を経て常念小屋へ向かいました。
コマクサを初めとする花花と北アルプスの山々を見ながらの稜線歩きは
贅沢この上ない、幸せな時間でした。
大天井岳からの景色も例えようがない素晴らしさ。
山の神様、お天気の神様ありがとうございました。
・しかし、クサリ場から大天荘までのガレ場の急斜面を登るのは、本当に
苦しかったし、足を踏み外すと絶対助からない恐怖心で辛かった。
・それでも目標の15時に常念小屋に到着。
疲れ果ててましたが、小屋のスタッフの親切と4畳に4人の余裕、同室の
秋田から来られたご夫婦が気さくで優しい人だったので、とても快適な夜を
過ごせました。

3日目(常念小屋〜常念岳〜常念小屋〜一ノ沢登山口)
・朝4時10分に出発して常念岳山頂を目指しました。
ご来光は、途中斜面で迎えました。
雲海の彼方から昇る太陽が、空を染め、山々を照らし出すその様子は、
荘厳な儀式のようで自然の素晴らしさ、神様の力を感じました。
・山頂からの360度の景色は言葉になりません。
　初めての北アルプスでこんな絶景を見せていただきありがとうございました。
　頂上で写真を撮っていただいた黄色のファイントラックのおじ様ありがとう
　ございました。
・しかし、この常念岳。常念乗越からの急登。とんでもない角度と岩ゴロゴロ。
　絶景を見るのは簡単ではないことを改めて認識しました。
・常念小屋に戻って遅い朝食の後、下山しました。
　実は、部屋でご一緒だった秋田のご夫婦から、車で来ているので12時頃で
　よければ車で送ってくださるとのこと。
　奥様は、昨日登りで足首を痛めて山頂にも行かれてなく、下山もとても大変
　だったことと思うのに、見ず知らずの私たちのことを気遣ってくださるとは
　なんとも優しいご夫婦です。
　お言葉に甘えて、「しゃくなげの湯」まで送っていただきました。
　本当にありがとうございました。

　初めての北アルプスは、素晴らしい忘れられない最高の山旅になりました。
　山の神様、仏様、お世話になった皆様に感謝いたします。