烏帽子岳、野口五郎岳(富山百山 89、90座目)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,665m
- 下り
- 2,665m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 10:14
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 11:06
天候 | 一日目 晴れ 二日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
http://www.webmarunaka.com/nanakura/map.JPG 上記リンクの略図には記されていない左折ポイントや右折ポイントがありますのでご注意ください。道路標識に従っていけば大丈夫と思います。 七倉山荘前(手前にも)に駐車場があります。三連休の前日夜に現地入りしましたが駐車スペースにまだ余裕がありました。下山時(連休二日目)には満杯で路肩に駐車している車両がありましたが七倉ダム駐車場に戻された車両はなかった模様です。 トイレはゲート付近の一番奥の建物です。 七倉山荘前にタクシー乗り場があります。高瀬ダムまでタクシー利用の場合はそこに並びます。 三連休ということもあり登山バスが4時前に2〜3台到着して登山者が降りてきましたので4時にはすでに10人以上のタクシー待ち行列ができていました。 高瀬ダムへのタクシー代は2000〜2200円です(乗り合わせでカット割り)。 運行期間・時間 http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/qa.php#q2 下山時にも高瀬ダム堰堤にタクシーが待機しています(時間制限注意)。 その他費用 烏帽子小屋テント場 1人1泊800円 野口五郎小屋トイレ 100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届のボックスは七倉山荘ゲート前にあります。タクシー乗車前に忘れずに提出です。 1日目 高瀬ダム〜ブナ立尾根〜烏帽子小屋〜テント場 タクシーを降りたらダム湖を左に見ながら堰堤を行きトンネルに入ります。トンネルを抜けたら不動沢に架かっているつり橋を渡り左折すると濁沢キャンプ場前に出ます。道なりに行って樹林帯を少しだけ歩くと荒涼たる濁沢に出ますがルートにはポールにリボンのマーキングがありますので迷うことはないと思います。そのまま濁沢を斜め縦断するような形で渡るとブナ立尾根の登山口です。 ここから稜線までは樹林帯の登山道です。急登ですがよく整備されています。小屋まで12分された道標があるので目安になります。 稜線に上がると少しだけ降って分岐があり左へ曲がってすぐが烏帽子小屋です。テント場はさらに先へ行ってひょうたん池のほとりまで点々とサイトがあります。 テント場〜烏帽子小屋〜前烏帽岳〜烏帽子岳分岐〜烏帽子岳 烏帽子小屋まで戻り、先ほどの分岐を烏帽子岳方向に進路をとります。まずは前烏帽子岳へ登り烏帽子岳分岐まで降りるのですが特に問題はありません。分岐からは烏帽子岳の方へ行きます。結構険しい道で上方向の鎖場とトラバースの鎖場があります。頂上直下も岩をよじ登る形になります。 烏帽子岳〜烏帽子岳分岐〜四十八池〜テント場 烏帽子岳分岐まで戻り南沢岳、不動岳方面の道に入ります。ここからは道が寂しくなる感じです。しばらく歩くと池塘地帯に入ります。最初は汚い池なのですが奥に行くとお花畑と池が織りなす良いロケーションの場所があります。残雪を踏んでいくルートがある箇所が最後の池ですがもう少し先の南岳に向かって少し上ったところにコマクサの群落があります。今回はそこで引き返しました。帰りはもと来た道を戻ります。 2日目 テント場〜三ツ岳 テント場を通り抜けてひょうたん池を左に見ながら稜線を目指します。最初はガレた道です。三ツ岳の中腹に差し掛かると砂ザレの道になりますがここは歩きやすいです。やがて派生尾根と合流しますがここからはゴーロ帯中心の多少歩きにくい登山道になります(ここから先はルートの見落とし注意です)。 登山道は三ツ岳を巻いていますが一旦巻き道を通り切ります。そこから振り返ると薄い踏み跡がありますので辿っていくと三ツ岳に登れます(植物を踏まないよう足の置き場注意)。 三ツ岳〜稜線コース〜野口五郎小屋〜野口五郎岳 三ツ岳を降りて登山道に復帰します。すぐに稜線コースとお花畑コースの分岐がありますので往路は稜線コースを通ります。こちらは三ツ岳西峰を通るコースで眺めが良いです。お花畑コース合流点から先はあまりアップダウンがありません(というかなだらかなアップダウン)。但し、登山道は多少歩きにくいです。道を淡々と行けばよいのですがゴーロ帯はコースが分かりにくくなることがあります。 野口五郎小屋は突然現れる感じです。小屋脇の斜面を登ってしばらく広い稜線の道を行けば野口五郎岳山頂です。 帰路のお花畑コースと下山 お花畑コースは割と歩きやすいです。急ぐ場合はこちらかと思います。斜面に雪はありますがコース上にはありません。雪解け水が流れているところがありますので水の採取ができます(飲用は自己責任でどうぞ)。下山は往路をそのまま帰ります。 |
その他周辺情報 | 立ち寄り湯は七倉山荘の他、大町温泉等どこでもという感じです。 |
写真
装備
備考 | 飲料水は初日用2.5リットル(2リットルは水、0.5リットルは自家製エナジードリンク)用意した他、2日目用として2リットル担ぎ上げました。初日に四十八池の最上部にある池(雪解け進行中)で0.5リットル採取して煮沸利用し、二日目にお花畑コースの雪解け水を1リットル採取(その場でも少し飲用)してちょうどぐらいでした。夏場の水消費量ってすごいと思いました。 行動食ですがヤマザキのランチパックが使い勝手が良かったです。袋が膨らむのがよろしくないですが手早く食べれるので重宝しました。但し、多く持っていきすぎて余りました。 |
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感想
・前夜に現地入りしましたが道のりが複雑で不安になりました。道順を覚えきれなかったので帰路は別の道に入ってしまい迷いました(国道へ出たいのに鹿島槍スキー場方面へ)。
・夜に到着するとトイレの箇所が分かりづらいです。
・到着時、七倉山荘向かいの白線駐車スペースに1台も駐車していなかったのでそこに停めましたが自分以降に到着した車両でそこに停める車がなかったので不安になり移動しました。山荘利用者専用というわけでもなさそうなのですが敬遠されている理由はゲート付近の電灯が明るすぎるからなのでしょうか。
・タクシー待ちの時「うちは3人なので一緒にどうですか」と親切に申し出てくださる方がおられましたが、乗り合わせの場合、自分のような単独者は埋め合わせ要員なので「順番に詰め込んでいくはずですので・・」と言葉を濁していました。案の定、その方々の一台前が3人になり自分が埋め合わせ要員でそちらに行きました。
・2100円の4人割りになり半端な金額になりました。細かいお金がなくて運転手さんからお釣りをもらいましたが、自分が余計目に出してスマートに決めるべきだったかな。
・ブナ立尾根の登りはしんどかったです。車中泊であまり眠れなかったことと暑さのせいでしょうか。この尾根、アホみたいに登りばっかりです。
・テントを張った場所はルートの脇でした。到着時はまだ他の場所を選べたのですがなんというか気に入ったので(絶対に二人用が限界で一張りしか張れないところ)。連休初日なのですがテン場はオーバーユースでテントが張れないということはなかった模様です。
・南沢岳まで行こうかと思っていましたが自重して途中でやめました。体力面からすると妥当な判断だったかと思います。
・コマクサは本当によく見ました。山行中行き会った夏山常駐パトロールのYさんによればこの山域は蓮華の大下りについでコマクサが多いそうです。
・詳述はできませんが先ほどのYさんにある情報をいただいたゆえに二日目の行程がうまくいった部分があります。助かりました。
・二日目は一番手で登り始めましたが三ツ岳中腹のザレ道でテント泊縦走の3人パーティーに抜かれました。その日のうちに双六まで行くそうですが若いっていいですね。
・野口五郎岳にはアタックザックで行ったのですがハイドレーションのホースを出す穴があるわけでないので、チャック部分から出していたのですが、帰路の終盤、チャックが開いてしまい、荷物がこぼれました。これをやるときは頻繁にチェックしないといけないです(チャックが開き易くなったのは水を採取して大きく膨らんだためかもしれません)。
・下山時、ダム到着のタイミングが合いそうな単独登山者にお会いしましたがこちらがぶっちぎってしまったようです(鈍足の自分にしては珍しいことです)。最後のトンネルで振り返っても見えなかったので一人でタクシーに乗りました。きちんと乗り合わせを明確に申し出るべきだったです。
・総じて好天に恵まれ、大当たりの山旅でした。
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