44年振り、花の乗鞍岳

2018年07月20日(金) [日帰り]

• GPS: 08:00
• 距離: 6.1km
• 登り: 465m
• 下り: 450m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:53
• 休憩: 1:20
• 合計: 5:13

11:10 畳平バスターミナル
11:39 11:40 富士見岳（乗鞍）
11:56 11:57 摩利支天分岐
12:12 12:14 肩ノ小屋
13:14 13:15 鞍部
13:20 13:24 蚕玉岳
13:28 13:35 乗鞍岳頂上小屋
13:40 13:55 乗鞍岳
14:47 14:53 肩ノ小屋
15:01 15:01 剣ヶ峰口
14:43 15:06 肩ノ小屋
15:17 15:18 摩利支天分岐
15:46 16:05 畳平バスターミナル
16:05 乗鞍観光センター

観光センター発　予定・実際10:00　★トイレ（無料）
（シャトルバス50分）
畳平着　予定・実際10:50〜11:10
★トイレ（お店のトイレは100円、駐車場は無料）
（予定30分／実際60分）　★富士見岳経由
肩の小屋着　予定11:30／実際12:11〜12:32　★昼食
（予定60分／実際70分）
乗鞍岳　12:30〜13:00／実際13:40〜13:55
（予定50分／実際50分）
肩の小屋着　13:50／実際14:43〜15:06　★ソフトクリーム
（予定30分／実際40分）
畳平着　14:30／実際15:46〜16:05
バス発　15:05／実際16:05
（シャトルバス50分）
観光センター発　15:55／実際16:55

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

乗鞍観光センターより畳平まで、シャトルバス（駐車場無料、バス代往復2,500円）。
観光センター先でも、三本滝までは自動車が入れます。
（ただ、ここからシャトルバスに乗ると、補助席の可能性が高い）

コース状況／危険箇所等

3千メートル級の山ですが、楽でした。
44年前、ここをほぼ走り抜けていた記憶があります。。。一番下は小学1年生。

その他周辺情報

乗鞍観光センターすぐそばに湯煙館があります。
（入浴720円、食事セット券1500円）
「平成25年4月に場所も装いも新たな施設として生まれ変わり」ましたので、昔の記憶で行く人は注意です。

写真

7/20 9:38

乗鞍高原観光センター
駐車場は無料。余裕でした。

7/20 9:40

建物右側がチケット売り場

7/20 9:41

オカトラノオ
バス停の近くに咲いてました

7/20 9:58

チケット　往復2,500円
私の前数人はこの下の方を取られていて、後で交換してました。

7/20 10:01

10:00　バス出発

7/20 10:48

バスから仰ぐ乗鞍岳

7/20 10:50

バスから見下ろす斜面

7/20 11:08

終点畳平にて　乗鞍本宮　中之社

7/20 11:09

ルートを確認
富士見岳に寄って行くことに

7/20 11:10

熊情報＠飛騨森林管理署
18日って、一昨日の話じゃん！

7/20 11:12

コロナ観測所を見上げる

7/20 11:12

左側に富士見岳

7/20 11:12

鶴ヶ池
鶴がいるなら亀もいたのですが、この日は寄らず

7/20 11:12

イワツメクサ

7/20 11:13

イワギキョウ
乗鞍岳ではイワギキョウが多く、チシマギキョウは僅かでした。

7/20 11:13

ウメバチソウ
少しだけ鶴ヶ池の周辺に咲いてました

7/20 11:15

イワヒバリ
ホシガラスも何度か見ましたが、撮らせてくれなかった・・・

7/20 11:17

ハクサンボウフウ・・・かな？

7/20 11:17

ヨツバシオガマ

7/20 11:18

コマクサ

7/20 11:20

コマクサとイワツメクサ

7/20 11:29

ミヤマダイコンソウ

7/20 11:35

畳平と鶴ヶ池を望む
左ピークが魔王岳かな

7/20 11:40

不消ヶ池（きえずがいけ）
雪渓がまるで氷河のよう

7/20 11:40

富士見岳2,817m
ここへ登るもの好きはあまりいない

7/20 11:42

不消ヶ池とコロナ観測所

7/20 11:47

氷山のような青とも

7/20 11:46

観測器に取り組む人
修理かメンテナンスかデータ取り込みか

7/20 11:49

チシマギキョウ
富士見岳から降りていくところに

7/20 11:50

ミヤマダイコンソウ
旺盛な株だなあと感激

7/20 11:52

乗鞍高原観光センターを振り返る
中央小山の右上の白いところ

7/20 11:56

分岐点
この道は車も通ります

7/20 11:58

ど根性ヤマガラシ

7/20 11:59

ウサギギク

7/20 12:00

ど根性チングルマ

7/20 12:02

コロナ観測所を見上げる

7/20 12:05

ピンボケですが、ミヤマアカバナ
肩の小屋手前の車道にありました

7/20 12:07

ミヤマキンバイ
キジムシロに似てるなあ

7/20 12:07

コイワカガミ

7/20 12:07

ヒメクワガタ・・・かな？

7/20 12:07

アオノツガザクラ
この花を見ると無性に嬉しい

7/20 12:08

チングルマとアオノツガザクラ

7/20 12:09

ど根性イワギキョウ
車道を支える石垣が、高山植物だらけ

7/20 12:11

肩の小屋到着
もう12時を過ぎてしまった

7/20 12:11

乗鞍岳遠望（左ピーク）
左側ベンチに相席させてもらって昼食としました。
三重県からいらしたご夫婦はもう、降りて来たところ。

7/20 12:12

クロユリ球根販売
帰りに買ってきました。今度こそ、ちゃんと植えよう

7/20 12:26

空が青いとコロナ観測所の白いドームが映えるなあ

7/20 12:32

さて、出発

7/20 12:45

コマクサの群生地

7/20 12:48

横からも撮る

7/20 12:49

上からも撮る
ああ、たまらんかった・・・

7/20 12:50

東京大学宇宙線研究所附属乗鞍観測所と五池
帰りに五池に寄ろうとしたけれど、立ち入り禁止だそうです。

7/20 13:04

君の名は？

7/20 13:14

朝日岳と蚕玉岳の鞍部到着、権現池を見下ろす

7/20 13:14

その鞍部から、山頂のお社を望む

7/20 13:15

鞍部にてコマクサの横にビニール
回収しました

7/20 13:20

権現池の青と雪渓
たまらん！

7/20 13:20

蚕玉岳より山頂、剣ヶ峰を望む

7/20 13:21

蚕玉岳2979m
私のGPSは2969m

7/20 13:31

乗鞍岳頂上小屋
建て替え中です。御岳のこともあって、頑丈に作り直しているらしい。乗鞍岳も火山ですから。

7/20 13:33

権現池

7/20 13:43

乗鞍岳（剣ヶ峰）3,026m
44年前の記憶と違う・・・でも、当時もあったはずの社（昭和46年頃建築）

7/20 13:52

裏に回る
そう、記憶の山頂はこちら！

7/20 14:03

登山道で砂利を集める人
乗鞍岳頂上小屋工事のためか

7/20 14:07

こんなところもあって、高山だなあと思う

7/20 14:20

イワツバメ
アマツバメも見ましたが、早過ぎて撮れない

7/20 14:32

線状の模様が面白いなあ、と。
（分岐点の下の方）

7/20 14:38

ゴミ
時々あって、目につく限りは拾って帰りました

7/20 14:39

イワツメクサ
こんな旺盛な株を見ると、とっても嬉しい

7/20 14:41

ハクサンイチゲの群落
東京大学宇宙線研究所附属乗鞍観測所の肩の小屋側に

7/20 14:43

肩の小屋到着

7/20 14:44

東京大学宇宙線研究所附属乗鞍観測所の先の五池に行きたかった

7/20 14:53

オリジナルTシャツ（3,000円）を購入
デザインしたスタッフの方。写真アップの許可を頂いています。

7/20 14:53

ソフトクリーム400円
生ビールを飲みたしと思えど、シャトルバスを降りたら車を運転しなきゃ。せめてメロンソーダ味のソフトクリームを食べて、シュワシュワ感を味わう
（萩原朔太郎の旅上のノリで）

7/20 15:06

ソフトクリーム、充実の8種類（迷うって）

7/20 15:14

分岐点近くから、山頂を振り返る

7/20 15:16

あ、またゴミ

7/20 15:19

コバイケソウの群落
不消池周辺にて

7/20 15:22

チシマギキョウの見事な株
これがあるという事は、富士見岳への分岐が近いのでした。

7/20 15:23

行きに寄った富士見岳（左ピーク）

7/20 15:25

不消池のたまらん青
何度でも撮ります、撮らずにはいられません

7/20 15:25

ミヤマアキノキリンソウ（黄）とヨツバシオガマの見事な株

7/20 15:26

ウサギギクがこんなに群れ咲いている（もう泣いてる）

7/20 15:27

やっと近くで見られたハクサンイチゲ

7/20 15:27

コバイケソウ

7/20 15:28

お、お花畑コースがある、行ってみよ〜

7/20 15:29

通行止めでした（号泣）
直してくれよ〜

7/20 15:29

コマクサの本当に見事な株1

7/20 15:36

コマクサの本当に見事な株2

7/20 15:36

コマクサの本当に見事な株3

7/20 15:46

ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲ（多分）の群落
こんなのが畳平のすぐ横にある

7/20 15:48

畳平の長野県側へのバス停にて
2702mが私のGPSでは2705m

7/20 15:58

16:05発のバスが来ました
（最終は17:05）

7/20 16:07

いよいよ出発です

7/20 16:54

16:50頃、少し早めに乗鞍高原観光センター到着

7/20 16:54

1498mでした。上高地と同じくらい。

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

感想

yamamusume

高校卒業後、山とはおさらばだった「高校山岳部で天気図担当」が、子育ても一段落したから山に行きたい、常念に登りたい、と言ったのは去年のことでした。
常念岳に日帰りするにはもう日が短くなっていて、泊りで行くのは家族がいるからダメという事で、10月に戸隠日帰りを計画。しかし、まさかの「登り始めて5分で敗退」となりました。
それで、今年4月に花の光城山へ。
う〜ん、光城山も大変なのか・・・
でもまあ、乗鞍岳なら。
光城山と時間的にはそんなに変わらないし。
晴れた日を選んで、乗鞍岳に行こうね（地元民の強み）と言っていたのでした。

この直前の3連休は大賑わいだったそうですが、平日なのでそれほどでもなかった。
学校登山は松本市の清水中学（乗鞍岳の事故以来やっと学校登山が復活したそうです）と山辺中学の2校だけでした。

思った以上に時間をかけたのだけれど、途中転んだり、足が攣ったりして、無事帰れたたけでも儲けもの。
花はきれいだったし、雲は日差しを遮ってくれてかえって有り難かった。
高校時代はテントを担いで雪山訓練もやったんだけど、35年以上も経つと若い頃のようにはいかないみたいです。
乗鞍みたいなところだったらまた行きたい、という事ですが・・・ロープウェイを使って西穂の独標までだったら行けるかな？
片道2時間かかるところはどうやら諦めた方がいいみたいです。

私にとっては、乗鞍岳は生まれて初めての高山。
小学校5年生、10歳の秋に行ったのが最初です。
もう、44年も前のこと。
小1・3・5の子供たちは親を置いて走るように山頂へ向かい、これに味をしめて父親は翌年には表銀座、さらに白馬大雪渓から八方へ縦走、次の年には雨の中をパノラマコースから涸沢に入って、奥穂・前穂縦走。ダメ押しに常念〜燕岳縦走へと家族を連れ出したのでした。

44年前の乗鞍岳は、まるでおとぎの国のような明るく鮮やかな紅葉が美しい、あまり人のいない山でした。
44年後の乗鞍岳は、高山植物がたわわに咲きそい、雪渓の溶ける池の何とも言えぬ青い色がたまらない山でした。
また行きたいです。


しかし、登り優先はかなり無視されてますね。
目の前にドンと落ちて来た外国人男性には知らなかったのでしょうから教えましたが、日本人は・・・知っててやってるんだろうか？
腕章巻いたグループもまるで無視で降りて来たのにはビックリでした。