槍ヶ岳 ↑飛騨沢↓奥丸新道 〜父を連れて〜
- GPS
- 16:08
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,356m
- 下り
- 2,365m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 10:08
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・右俣林道〜槍平小屋 特に支障なし。ただし滝谷は2本の流れを渡渉。少し上の方で岩がうまく並んでいるところあり。 ・槍平小屋〜槍ヶ岳山荘 特に支障なし。最終水場に表示がないため素通りしがち。要注意! ・槍ヶ岳山荘〜千丈乗越 特に支障なし。 ・千丈乗越〜奥丸山分岐 先の豪雨でと思われる土留め崩壊が多い。止板をとめる金属棒だけ残っているような状態で下降にやや難あり。 ・奥丸山分岐〜奥丸山〜中崎尾根分岐 全体に登山道にやや藪が多いが、踏み跡は明瞭なため支障なし。ただし腰丈くらいまで伸びている藪の個所も有り。豪雨によると思われる登山道路肩崩れ等が何か所か有り、ひどいところは下がすっぽり抜けて根張りに土が乗っているだけのような部分もあり。根はしっかり張っているので、ガバっと崩落することはないと思います。 ・中崎尾根分岐〜奥丸新道入口 結構急なうえに、崩落個所もあったりして中々しんどい道。(特に上部)根張りも多く歩きにくい。登りで使うには結構体力いりそう。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
畑仕事や山菜取りに行き剣道も続けているが、年々体力が劣ってきていて今年を逃したら体力・気力的にもうないだろうと思い、数え79の父に「冥途の土産に槍ヶ岳登ってみるか?」と尋ねたところ「行ってみたい」との返答。
距離や標高差などの情報を教え、普段から歩くように言っておきました。
天候状況を見極め、いよいよ決行しました。
平日月曜日でしたが、朝4時に到着時点で無料の第3駐車場はほぼ満車。かろうじて一番下の4段目に1台分のスペースを見つけて滑り込み。(平日なのに…)
続々とヘッドランプを灯して出ていく人たちを見て急いで準備し、いざ出発。
(急ぎすぎて車におにぎりを忘れてしまったのはご愛敬)
登山届はWEB提出しておいたので、トイレを済ませて右俣林道へ。
日が差し始めるまでにどれだけでも先へ行っておきたいと思い、少しオーバーペースでしたが順調に槍平小屋まで。
途中の滝谷では流れが2本あり、架橋されていなかったため渡りやすいところを探してほぼ濡れずに渡渉。(実は親父は地下足袋なので濡れた岩は危険なのです)
槍平小屋のテン場で軽く食事をして救急箱のある分岐を目指します。
途中、看板があると思っていた最後の水場を見逃してしまいました。看板は見当たりませんでしたので皆様お気を付けください。
後から聞いたら、この区間が一番長く感じたようです。
槍ヶ岳山荘が見えている飛騨沢を上がっていくのですが、50m進んで休み、20歩進んで休み、10歩進んで休み…、段々足取りが重くなりました。根気に少しずつ歩を進め、ようやく飛騨乗越に到着し槍ヶ岳の山容を目にして、親父も少し元気が出たようです。
飛騨沢から飛騨乗越にきて初めて見る槍ヶ岳は、笠新道で杓子平に出た時のカール越しに見る笠ヶ岳の雄姿と同じくらいのインパクトがあると思いますがいかがでしょうか。
しかし槍ヶ岳山荘に着いた親父には山頂に登る元気はありませんでした。
フラフラするような状態では、バランス感覚が必要な山頂アタックは無理だと思い、今日はゆっくり休むようにして私だけ山頂往復してきました。
天気も良くそれほど混んでもなく、パノラマを堪能できました。
(翌日朝というか真夜中、星空を撮ろうと思い山荘前で挑戦しましたが大失敗。真っ暗な写真ばかりで再度出直したいと思います。)
翌朝、朝食を食べて山頂アタック開始です。
朝露で岩が濡れていて地下足袋が滑らないか心配したのですが、ありがたいことにそんなことも無く無事に登頂できました。
ミッション達成しました。
帰路は岩道よりも土道の方がいいかと思い、中崎尾根から奥丸新道を下りることに。
個所箇所で、大小さまざまな崩壊個所がありましたが、注意して歩けば何とか大丈夫でした。
でも、中崎尾根分岐から奥丸新道入口までの下りは、急傾斜も多く根もたくさんあって歩きにくいです。登りも下りもどちらでもあまり使いたくない道な感じです。
この下りで大分足に来たみたいで、帰りの左俣林道はとても疲れたようです。
最後に、ホテルニユーホタカ下の橋のところで、神のようなありがたい状況に遭遇。無料駐車場に車をとめたい登山者が、駐車場まで乗せていくから入れ替えで車を止めさせてくれとの申し出を受け、ありがたく乗せていただくことに。
というわけで、最初で最後の槍ヶ岳登山完了!
無事に帰ってこられてめでたしめでたし。
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