ずっと行きたかった針ノ木岳、扇沢から周回(柏原新道↑、針ノ木雪渓↓)

2018年07月22日(日) ~ 2018年07月23日(月)

• GPS: 18:55
• 距離: 20.8km
• 登り: 2,303m
• 下り: 2,287m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 1:01
• 合計: 8:22

距離 9.4km 登り 1,474m 下り 402m

6:31 スタート地点
6:41 柏原新道登山口
8:13 ケルン（柏原新道）
8:22 8:26 駅見岬
9:32 水平岬
10:17 10:20 富士見坂
11:16 12:08 種池山荘
13:57 13:59 岩小屋沢岳
14:53 新越山荘

2日目

• 山行: 8:55
• 休憩: 1:39
• 合計: 10:34

距離 11.4km 登り 829m 下り 1,903m

4:10 新越山荘
4:49 4:52 鳴沢岳
5:50 5:52 赤沢岳
8:11 8:26 スバリ岳
8:43 小スバリ岳
9:28 10:12 針ノ木岳
11:01 11:36 針ノ木小屋
13:42 大沢小屋
14:40 扇沢駅
14:44 ゴール地点

天候

7/22　快晴
7/23　11時頃までは稜線上に雲が多く、ガスも沸いていたが晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢の無料駐車場利用
日曜日でしたが、朝6時過ぎてくるとほぼ空きなし

コース状況／危険箇所等

稜線では小屋以外に水場はなし。
痩せ尾根での滑落に注意
スバリ岳、針ノ木岳の登り下りはかなりのザレ場で足元は滑りやすく、落石させないように注意する。
大雪渓での落石に注意。
お昼頃に雪渓を下ったが意外と雪は硬めで滑りやすく、雪上歩きに慣れている人はノーアイゼンの人もいたが、軽アイゼンもしくは前爪のあるアイゼンがあると安心。ピッケルはなくてもダブルストックで歩行は可能。
雪渓を登りに使う場合は、ノーアイゼン又は軽アイゼンでも問題ないかもしれない。

その他周辺情報

【宿泊】
新越山荘：TEL[phone]
http://www.kasimayari.jp/annai.htm

【日の出・日の入・月の出・月の入】
7/22：4:45/19:02/14:20/0:26
7/23：4:46/19:01/15:17/1:02

【下山後の温泉】
上原（わっぱら）の湯：大町
TEL：[phone]
開館時間：9:00〜20:00（受付終了19：30）
休館日：第2・4火曜日
入湯料：大人500円/高齢者(65歳以上)250円/小学生及び中学生250円
　　　　＊モンベル割引で大人400円になる
http://www.s-seiun.co.jp/shisetsu/wappara/shisetsu.html

写真

7/22 6:51

柏原新道登山口
夏山シーズンピーク時は登山す男女が開設されているよう
この度はここで登山計画書を提出

7/22 6:51

登山口からの眺め
夏の青空♪

7/22 6:52

普段はこちらに登山計画書を提出できます

7/22 7:13

前半は樹林帯

7/22 7:35

ギボウシ

7/22 7:36

ニッコウキスゲ

7/22 8:11

眼下には扇沢駐車場
中央奥にはスバリ岳、針ノ木岳

7/22 8:11

スバリ岳、針ノ木岳をズームで!!

7/22 8:12

こちらは鳴沢岳か岩小屋沢岳か？

7/22 9:17

ゴゼンタチバナ

7/22 9:32

石畳

7/22 9:46

水平道
しばらくなだらかな道が続く

7/22 10:03

ニガナ
写真に撮れてないけど白いのもあった

7/22 10:06

アザミ沢？

7/22 10:07

ウサギギク

7/22 10:09

黄金岬？

7/22 10:09

黄金岬の看板から数歩進むとこの眺望

7/22 10:09

ヤマハハコ

7/22 10:11

ツガザクラ

7/22 10:18

この先に現れるガラ場の通過時の注意事項が書いてある

7/22 10:20

ガラ場はこの木道のあと

7/22 10:20

足元は沢地形

7/22 10:22

この度ガラ場にはまだ残雪あり

7/22 10:31

キヌガサソウ
まだ咲いてますね〜♪

7/22 10:46

？←バイケイソウ

7/22 10:48

鉄砲坂
名前の雰囲気通り斜度が上がります

7/22 11:03

種池山荘直下はお花畑
コバイケソウがやはりこのエリアでも当たり年です

7/22 11:04

種池山荘が見えたよ!!
もう一息!!

7/22 11:05

奥の雪を被った山は立山・剱岳!!

7/22 11:06

チングルマは綿毛に!!

7/22 11:07

ハクサンフウロ

7/22 11:07

コバイケイソウと本日進む稜線

7/22 11:09

エゾシオガマ

7/22 11:10

種池山荘到着!!
ランチタイムは枚数限定でピザがあるらしい♪

7/22 11:18

小屋前から針ノ木岳(右)、蓮華岳(左)
雲が湧き始めてます

7/22 11:34

小屋の喫茶室にて
紙コップの中身は粕汁のフリーズドライ、美味しかったです☆

7/22 11:37

ピザは友人と二人で半分こ♪

7/22 12:10

種池
小屋で腹ごしらえして出発!!

7/22 12:10

キヌガサソウの群生
ひなたの物はややお疲れ気味？

7/22 12:11

ミヤマキンポウゲ

7/22 12:13

種池山荘のテント場
小屋から数分

7/22 12:18

サンカヨウ
こちらもまだ残ってた♪

7/22 12:19

キヌガサソウの群生
日陰のものは元気でまだまだフレッシュ!!

7/22 12:22

この辺りから日当たりの良い稜線歩きで暑いが1週前の猛暑よりはややまし

7/22 12:29

ツマトリソウ

7/22 12:33

キジムシロ

7/22 12:35

雪渓

7/22 12:35

雪渓でできた池のほとりにミヤマダイコンソウ

7/22 12:37

両サイドがお花畑☆

7/22 12:38

ミヤマカラマツ

7/22 12:39

ミツバオウレン

7/22 12:45

シナノキンバイ

7/22 12:46

この度は黄色いお花が目立ってます☆

7/22 12:47

ハクサンチドリ

7/22 12:53

振り返って種池山荘の背後には鹿島槍(左)と爺が岳(右)

7/22 12:59

ダイモンジソウ

7/22 13:01

アオノツガザクラ

7/22 13:10

クルマユリ

7/22 13:16

ミヤマクワガタ

7/22 13:31

ヨツバシオガマ

7/22 13:31

？←イワオオギ

7/22 13:37

？←イブキジャコウソウ

7/22 13:38

振り返って歩いてきた稜線

7/22 13:56

岩小屋沢岳
背後は立山・剱岳方面だが、やはり稜線にはガスがかかる

7/22 13:56

イワツメクサ

7/22 14:03

幸い？歩く稜線上にはガスがない

7/22 14:17

新越岳直下で本日お世話になる新越山荘がコルのあたりに見えた!!

7/22 14:17

ズームで右手のややガスの中に新越山荘

7/22 14:18

新越岳の山頂は40m先
行き止まりなのでピストンです

7/22 14:20

新越岳の山頂

7/22 14:37

ホツツジ

7/22 14:38

振り返って新越岳

7/22 14:45

コケモモ

7/22 14:55

新越山荘前から蓮華岳(左)、針ノ木岳(右)

7/22 14:56

新越山荘
入口は半地下のようなところにあり建物内は涼しい風が通り抜ける
前のテラスは陽が当たると暖かくて気持ち良かった

7/22 14:56

明日下る予定の針ノ木雪渓をズームしてみる
結構な斜度あり

7/22 17:09

小屋の夕食

7/22 19:10

大町方面と夕焼け

7/22 19:14

爺が岳・鹿島槍方面の夕焼け

7/22 19:16

ズームしたものの爺が岳かな？

7/22 19:22

蓮華岳・針ノ木岳方面

7/23 3:28

深夜、大町の夜景

7/23 4:12

早朝、大町の町灯りは見えるが上空には厚い雲が(><)
雲がなければここから見る星空も素敵なよう

7/23 4:13

ヘッドランプで出発

7/23 4:53

鳴沢岳
夏は角度的に新越山荘から日の出(4:46)は見えないが、ここまでくれば見えるのではと言ってたが真っ白…

7/23 4:57

時折ガスが切れかかるがまたガスの中へ

7/23 5:11

蓮華岳のすそ野越しに向こうの山並みがチラ見え

7/23 5:21

赤沢岳手前はガレ場

7/23 5:40

右手の剱岳は見えそうで見えない(^^;

7/23 5:41

こういう足場が続きます

7/23 5:53

赤沢岳でうっすら奥に山の稜線

7/23 5:54

振り返って雲の切れ間から朝陽

7/23 5:59

トウヤクリンドウ

7/23 6:00

ハクサンシャクナゲ

7/23 6:05

チシマギキョウ
花冠の縁に毛があり水滴が綺麗に付いてた♪

7/23 6:06

チシマギキョウ

7/23 6:33

黒部湖がひょっこりさん!!

7/23 6:35

沢筋奥には扇沢
中央奥がガスが切れてる東方面

7/23 6:50

この日は西(北西？)の風だったように思う
見事に東側はガスが抜けて蓮華岳の稜線と奥の山並みは見えていた

7/23 6:58

コゴメグサとイワツメクサのコラボ

7/23 7:02

スバリ岳手前のヤセ尾根

7/23 7:02

ヤセ尾根越しに見える岩の殿堂は針ノ木岳と思っていたが…

7/23 7:04

ヤセ尾根は幸い短い

7/23 7:10

立山の稜線にはやはり雲が張り付いているがかなり見えているほう!!

7/23 7:11

ズームで!!

7/23 7:17

振り返って越えてきたルート

7/23 7:24

岩の殿堂に近づいたがこれはスバリ岳だった!!
雪はないが岩の殿堂としては剱岳っぽくない⁉
格好良すぎ!!komorin97は一目ぼれ☆

7/23 7:33

スバリ岳はヤセ尾根のあと一端下って登り返し

7/23 7:37

東方面
雲に動きがあって楽しい♪

7/23 7:39

よくルートをつけたなと思うような足場が始まる

7/23 7:49

ガレ場でコマクサ発見!!
結構群生してました☆

7/23 7:54

振り返ってみると小屋の方は雲の中？

7/23 7:59

針ノ木峠に小屋が見えた!!
直下の雪渓の斜度と奥の富士山に釘付け!!￥

7/23 8:00

富士山ズーム!!

7/23 8:17

スバリ岳

7/23 8:18

ちょうど人がいるところに出たときに山頂にいたあの集団の方々が見え手を振っていただいた。
針ノ木雪渓の取りつきがあの急な小屋直下でないことを教えていただき一安心。ありがとうございました☆

7/23 8:18

北側

7/23 8:18

西に黒部湖と立山〜剱岳の稜線
ダムの放流位置も右手に少し見える

7/23 8:36

山頂で軽く腹ごしらえして下り始めるが、ザレていて滑りやすい

7/23 8:38

またしてもコマクサの群生発見!!

7/23 8:39

砂礫に健気に咲くコマクサをズームで☆

7/23 8:41

可愛い☆

7/23 8:42

スバリ岳山頂を見上げる
新越山荘で同室だったお姉さん

7/23 8:53

前方についにこの度のメインの山・針ノ木岳出現!!
こちらも岩の殿堂だね!!

7/23 9:00

針ノ木に近づいてまたパチリ(^^;

7/23 9:00

左手のこの度初のハクサンイチゲ発見!!

7/23 9:00

眼下はマヤクボ沢、奥に蓮華岳

7/23 9:01

岩が針が突き刺さっているように見えるから針ノ木岳？

7/23 9:08

どこがルートでしょう？

7/23 9:18

ミヤマダイコンソウ

7/23 9:20

？ソウ←シコタンソウ
北海道の方の島？のような名前が付いたと思うけど教えてもらったのに覚えれてない(><)

7/23 9:20

砂礫の中のお花の群生

7/23 9:21

紫はこのお花だった♪

7/23 9:24

こちらもカラフルで可愛い☆

7/23 9:24

こっちも♪

7/23 9:27

足場は悪いけどお花が楽しませてくれます☆

7/23 9:29

イワベンケイ

7/23 9:31

振り返ってスバリ岳方面
足場はこんな感じ

7/23 9:33

人がいるところが山頂

7/23 9:34

山頂直下にオダマキ

7/23 9:37

ようやく針ノ木岳
着いた瞬間ガスったが無事に抜けました(笑)

7/23 9:42

針ノ木山頂で立山〜剱岳のガスがとれるのを待つ人々

7/23 9:44

剱岳をズーム!!

7/23 9:46

黒部湖ズーム!!
観光船が行きます☆

7/23 9:49

スバリ岳の山頂が出てきた!!

7/23 9:54

高瀬ダムが見えるが周囲の雄山は雲の中

7/23 9:54

高瀬ダムのズーム!!

7/23 9:54

針ノ木山頂で再び新越小屋で同室だったお姉さんも(笑)

7/23 10:00

スバリ岳をズームで!!

7/23 10:04

立山〜剱岳
午前中はガスがとれそうにないので諦めて下山開始

7/23 10:16

下山はこちら
正面に蓮華岳

7/23 10:16

蓮華岳もこの角度で見るとしっかり登る感じです
コースタイムはスバリ岳→針ノ木岳と同じ

7/23 10:25

高瀬ダムの上空のガスがとれて笠ヶ岳も見えてる!!

7/23 10:36

マヤクボ沢越しのスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳も見えてるかな？

7/23 10:37

青空に岩と緑が映える☆

7/23 10:48

チングルマのお花畑☆

7/23 10:53

チングルマの群生

7/23 11:05

針ノ木峠

7/23 11:05

右手から回り込んできました

7/23 11:06

針ノ木小屋

7/23 11:10

「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」
ここの文句でしたね!!
小屋内受付前の暖簾です

7/23 11:12

中央やや左のとんがりは槍ヶ岳？その左は笠ヶ岳？

7/23 11:43

ヤマハハコ群生

7/23 11:44

ここから平ノ渡場へ通じているようだけど6km、4時間コース

7/23 11:44

さて下山開始

7/23 11:44

出だしは途中で情報をもらった通り夏道が出てますが、途中ザレてて滑りそう(^^;

7/23 11:50

この辺りは苦手でついへっぴり腰になっちゃう(><)

7/23 12:01

一部雪渓をトラバースしてまだ夏道です

7/23 12:54

ここからついに雪渓
横に夏道もあったけど途中からは結局雪渓に降りなきゃダメ
意外と雪は締まっていてキックステップで恐る恐る進むも新たには刺さりにくくツルツル(><)
雪渓歩きの下りは苦手な人はアイゼン装着した方がいいと思う
友人はノーアイゼンでダブルストック、別の登山客は前爪のあるアイゼン。自身の技量に合わせて選びましょう!!

7/23 13:10

ようやく雪渓歩きの終点
振り返って雪渓を見た図だが真ん中の中盤が斜度が結構あり、スプーンカットとは少し違うかもしれないけど出来て決まったくぼみがあり個人的(雪渓の下りはもともと苦手)には歩きにくかった

7/23 13:44

大沢小屋
ここと針ノ木小屋でアイゼンのレンタルをしているようだが4本爪しかなさそうでした

7/23 14:26

針ノ木岳登山道
ここから扇沢まで15分ほどあります

7/23 14:42

針ノ木岳登山口
こちらにも夏山シーズンピーク中は登山相談所が開設されているよう
登山届BOXもあります

撮影機器：

Canon PowerShot G3 X Canon

装備

個人装備

ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図 ガイド地図 コンパス 笛 筆記具 ライター ナイフ 保険証 飲料(2L) ティッシュ 三角巾 バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 スパッツ 手袋 ダブルストック ビニール袋 替え衣類 ザックカバー クマよけ鈴 水筒 時計 日焼け止め 食事(1) 行動食(4) 非常食(1) サングラス 環付きカラビナ カラビナ テープスリング ロープスリング 携帯トイレ コンロ ガスカートリッジ コンロ台 コッヘル（鍋） ファーストエイドキット 医薬品 カメラ 軽アイゼン ツェルト(二人用)

感想

komorin97

元々は翌週の週末に長次郎谷へ行く予定だったところ、雪解け具合が進んでいたので針ノ木岳へ雪渓から登って柏原新道で下山の周回予定があった。

そんな時に広島の友人が急遽平日に休みが取れることになったので7/22〜24で鹿島槍〜五竜へ一緒にどうかというお誘いがあったが、7/24に外せない予定があり7/22〜23でなら途中まで同行可能と返事をしたら針ノ木の柏原新道から上がって針ノ木雪渓で降りるプランに変更したと連絡が入った。
翌週の予定とは反対周りなのと、コースタイムを確認すると、2日目に蓮華岳に行かなければ1泊2日で針ノ木峠までは行動を共に出来そうだったので便乗することにした。

ただ、雪渓を下りに使うのは雪道が苦手な私には不安要素であり、落石のリスクも後方からだと気づきにくいのが気にかかった。
また、1週前に行った人の登山記録を読んでいると、「下りに雪渓を利用して経験が浅い方などはピッケルを背負っておくと安心です。アイゼンは軽アイゼンが多数でしたが、これも経験に応じてご判断ください。」とあったので雪渓の下りが苦手な私はアイゼン装着は必須だったのに、友人が小屋泊の予約をする際に確認してくれた情報では「軽アイゼンくらいで大丈夫ではないかとのこと」と聞き、実際ダブルストックとノーアイゼンで降りた友人について行って途中で斜度が急になるところで怖くなって軽アイゼンを装着する羽目になり、危ないところで滞在する羽目になり自分の技量は最初に主張するべきだと実感（；；）
私達が通過した時間にもよるかもしれないが、昼頃はまだ雪が意外と締まっており、キックステップするも簡単にヒールが刺さるほど雪は柔らかくなかったように思う。
シャーベット状にぐずぐずになった雪であれば簡単にステップが刺さるかもしれないが、経験値が浅い方は早めの装着がお勧めである。

話は戻って、この度は久々のアルプス遠征で初日は高山ではペースが上がらないという友人に合わせ、初日は余裕があるプランだったのでもあり、おしゃべりしたり様子を見ながら柏原新道を登る。
樹林帯であったが沢から吹き上げる風で灼熱地獄ではない。
種池山荘到着時の時間で余裕があれば爺が岳までピストンしようかとも思っていたが、種池山荘で枚数限定のピザがあると知り、ピザをいただきながらゆっくり腹ごしらえ。

初日の目的地は新越山荘なので、コースタイムであと2時間20分は歩かないといけないが、両サイドの山の稜線に湧き上がる雲が積乱雲にならないことを祈りながら進むと、お花畑を楽しみながら小屋へ到着。
種池山荘や針ノ木小屋に比べると空いているように思ったが食事は二回転だったよう。
風通りの良い小屋で夕方になると涼しいくらい、陽があるうちは小屋前のテラス席がポカポカして気持ち良かった☆
日の入は逃したが夕焼けは楽しめた。
星空も満喫できる小屋とのことだったが、あいにく夜は雲がかかって星は楽しめず。

2日目は、夏は小屋前からは新越岳が重なって日の出は拝めないと聞き、日の出に間に合うように小屋を出発し鳴沢岳で見れることを期待していたが、午前中は霧が出るという予報通り日の出は拝めず。
眺望がいいらしい赤沢岳での日の出を目指して午前2時に出発した同室の女性がいたが、ガスの中足場の悪いガレ場歩きは大丈夫だったのかと心配。
ただ山慣れしている感じだったので問題なかったのであろう。

私達はそうこうしながらも歩を進めると周りの稜線上にはガスがかかっているものの、次第に私達が進むルートのガスは晴れ、目の前に堂々とした立派な岩の殿堂が現れ針ノ木岳かと騒いでいたらその手前のスバリだけだったり。
スバリ岳も針ノ木岳もどちらから登ってもザレていて滑りやすそうな足場なので慎重に進むルートだが、山頂での眺望は見事で目の前には立山〜剱岳の稜線と眼下には黒部ダムが見える。
コマクサも蓮華岳でしか見れないと思っていたらスバリ岳でも見ることができた☆

針ノ木岳の山頂でしばし眺望を楽しんだが午前中はやはり完全にガスは晴れることはなさそうだったので諦めて進み、針ノ木小屋で軽く休憩した後、いよいよ下山の核心部・針ノ木雪渓へ。
詳細は先に書いたとおりである。
雪渓のあと大沢小屋を過ぎてしばらくすると樹林帯の中をコースタイム1時間10分テケテケ歩く。
途中にある湧き水は飲むことができ、冷たくて美味しかった☆

道中楽しい山旅だったが、自分の苦手エリアで相変わらず弱点がさらけ出され、同行の友人を気遣うことができなくなってしまった自分に反省。
最後の最後に起こった出来事が旅の思い出を塗り替えてしまう。
この度の事態を教訓に、色々な状況に余裕を持って臨めるようにしたい。

コメント

とし0113

早めの変更が正解ですね
komorin97さん、こんにちは

前倒しして計画変更は正解ですね
特に「ずっと行きたかった」ですから運がありますね
29日の日曜にお逢いできるかも??　と思ってましたが
台風が...軟弱我が家は既に週末の計画断念です(笑)

で「?」ですが
25=バイケイソウ　61=イワオオギ
62=イブキジャコウソウ　131=シコタンソウ
かと思います

komorin97

Re: 早めの変更が正解ですね
toshi0113さん、こんにちは。

この山行は、前倒ししたのではなく、2週連続で別のメンバーで急遽飛び込んできた予定だったんですよ!!
幸いルートが逆回りだったので行ってきましたが。
結果的には今週は台風の影響で中止になったので、先週に行けてよかったです☆

お花の名前ありがとうございます!!
そう!!　131はシコタンソウ!!
何回か繰り返しつぶやいたのに記録を書いていると全然蘇らず、「クナシリソウ？」で検索したらヒットなし。全然違いました(笑)

今週末は火打へ転戦のようですね。
日本海側は明日はもう大丈夫そうですね!!