剱岳→北方稜線→池の平 公共交通機関


- GPS
- 25:46
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,804m
- 下り
- 3,698m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:35
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 10:48
天候 | 3日間晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋駅東口23:20-富山駅前5:50 夜行バス 8,200円(S料金)※3列シート トイレ付ですが途中のサービスエリアで2回休憩あり 富山駅前6:30-室堂9:00 富山地鉄バス 3,400円 途中アルペン村でトイレ休憩 アルペン村にはセブンイレブンがあります 帰り 黒部ダム14:35-扇沢15:51 関電トロリーバス 扇沢15:00-大町温泉郷15:15 1,010円 大町温泉郷15:55-長野駅17:25 2,300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートです |
その他周辺情報 | 富山駅のセブンイレブンは朝5:30からの営業です 剣山荘 素泊まり7,000円 ふとんは一人1枚 午後5時まではシャワーが使えま す(石けん・シャンプー使用不可)。 水洗トイレで、ふつうに流せます。 自炊室はなく、火器は外で。昼間はまだしも朝はキビしい。 ビール350ml600円。500ml800円、生ビール900円 池の平小屋 素泊まり7,000円 ふとんは一人1枚、 なんとお風呂があります(石けん・シャンプー使用不可)。 自炊室あり。 ビール350ml600円。500ml800円。 大町温泉郷薬師の湯 700円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
富山行き夜行バスを1ヶ月前に予約。その時点で今年の北方稜線の情報がほとんどなく、登山道や雪の状況によっては折立から黒部五郎を経由して新穂高温泉に下りる代替案を考えていました。
高速バスの発券期限がきても、北方稜線の情報は依然ありません。小窓雪渓に雪はあるだろうから、軽アイゼンではちと不安なので10本爪アイゼン購入。12本爪をつけられる冬靴では暑いので。このときの予報は、金曜日は雨だけれど土日は晴れで、てんくらもAを出しまずまず。
当初は剱沢キャンプ場にテントを張って、そこを基点に周回しようと考えていましたが、それだと1泊余分にかかる。夏は休みばかりとっているので気が引けます。
ということで、剣山荘の予約をして、予め予約していた池の平小屋と合わせて小屋2泊の計画にしました。贅沢だ。まぁ素泊まりだし、帰りは黒部ダムに抜けるので立山黒部アルペンルートの大部分をカットできるし、金額的にはイーブンかな。
夜行バスで富山駅に着き、富山地鉄富山駅の切符売場であらかじめ予約しておいた室堂行きバスのきっぷを購入。バスは満席でした。室堂へはいつも扇沢から立山黒部アルペンルートを使って来ていたけど、乗り換えが少なく行列に並ぶこともなく、座って行ける富山駅経由のほうがはるかに楽。
室堂行きのバスは、途中アルペン村でトイレ休憩あり。アルペン村にはセブンイレブンもあります。
標高が高くなるとガスが出てきたけど、室堂に着くころには晴れてきました。
室堂からは慣れた道。剱御前から剣山荘は直行できるのだけれど、北方稜線の情報が欲しくて剱沢経由で。山岳警備隊の方に訊きました。
.雪渓をトラバースするときはちょっとの距離でもアイゼン使用
.天気が悪かったらやめること
という注意点をもらいました。北方稜線が初めてというと、過去のバリエーションの経験を訊かれました。
剣山荘は、定員くらいの入り。ふとんは1人1枚。自炊室はなく、以前は玄関前のテーブルが使えたのですが、今回は火器は外で。日が陰ると寒い。これは朝は寒いだろうなぁと思ったら、それほど寒くはありませんでした。
3時半くらいから、どんどん登山者が小屋を出て行きます。食事をして4時半出発。この頃には小屋泊の半分くらいの人が出発済みだったのではないかな。剱岳まではそれぼど渋滞しませんでした。
剱岳からが今回のメイン。まずは長次郎の頭。ここは右側のお助けロープのところを登り、右に抜けました(お助けロープは左にもある)。
池ノ谷乗越から池ノ谷ガリーを下る。石を落とさないように気を使うけど、気をつけなくては行けないのは 落石。八ツ峰を登った人が、どんどん石を落としてきます。
三ノ窓の近くで同行者発見。ここから、つかず離れず同行しました。発射台を抜けて少し行くと、最初の雪渓。距離は10mくらいなのだけれど、なにしろ傾斜がものすごい。山岳警備隊の人がいっていたのはこれだな。迷わずアイゼン装着。安心感が違う。
この先で道迷い。三ノ窓ガリーを下ったけど、直進して尾根を下るほうがまだましだったようです。途中でなんとか戻れましたが。
小窓雪渓で再びアイゼン装着。ここは緩傾斜で、これなら軽アイゼンやチェーンスパイクでも行けるかな。まぁ10本爪以上が安心ですが。
小窓雪渓から上がるところでまたもやルートミス。雪渓を下り過ぎました。気づいてから登ったけど、結構なザレザレのところです。あとから池ノ平小屋の小屋番さんに訊くと、大きな一枚岩があって、そこに○印のペイントがあるらしい。ともあれ、旧鉱山道を歩いて池ノ平小屋へ。
宿泊者は4人。お風呂が使えるのはありがたい。消灯の8時まで小屋番さんとお話してました。なかなか居心地のいい小屋だったな。
翌日の池ノ平小屋-黒部ダムは一般ルートなので割愛。雲切新道のキイロスズメバチは退治されてました。ハシゴ谷乗越のルートはとにかく長い。内蔵助谷出合からは黒部川沿いで若干景色に変化がありますが。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
parsleycandy
剱、お疲れ様でした。
手に汗握りながら拝見させて頂きました。
愚問承知で、parsleycandyのご所感で結構ですのでお聞きしたいのですが、
私は今まで多少のマルチピッチやクライミング、
穂高エリア縦走や針の木→鹿島槍ヶ岳→白馬縦走など、
全てソロで難なくコースタイム0.7くらいでハイクしている者ですが、
剱、は未体験なのです。
で、今年9/20頃に仕事の都合がつき、ソロで行ってみようと考えています
最初ですので別山尾根か早月尾根かベターだと思いますが、
少し物足りないのかもと、考えるようになり、
源次郎や八ツ峰などはちょっと別に、
北方稜線ソロで可能なものか!?と考える毎日となりました。
イメージでは、新宿から深夜出発で室堂に朝一入り、
室堂→剱沢小屋→真砂沢ロッジ(泊)→池の平→剱岳→室堂or馬場島
もしくは、室堂から入り
parsleycandyさんと同じく
室堂→剱岳→池の平→黒部ダム
かなぁと、ぼんやり考えています
トレッキングポール、アイゼンは当然に持って付くとして、ピッケルは?や
ロープ(懸垂用として)を含む多少の登攀道具は?など
最終的には自己判断となりますので
結局は自分で決める事に変わりはないのですが、
のりさんはいかがお考えでしょうか
ご意見いただけるとありがたいです
宜しくお願い致します
moongushさん、こんにちは。
このルート、事前に研究していたつもりですが、やはり2回ほど迷いました。クライミングの要素はあまりなく、ルートファインディングが決めてとなります。その意味で、視界不良時は絶対に行かないほうがよいと思います。
このコースでいちばん緊張するのは斜度のある雪渓のトラバース。でも9月だと解けている可能性が高いです。ここが解けていたらピッケルはいらないと思います。小窓雪渓はピッケルよりもストックが欲しくなりました。小窓雪渓の下りだけだったら軽アイゼンかチェーンスパイクで十分だったかな。すれ違った方で、そもそもアイゼンを持ってないという人がいました。雪渓トラバースはステップを切って横断したそうです。猛者だ。もっともピッケルは持っていましたが。
懸垂用にロープも持って行きましたが、剱岳→池の平ではまったく使いませんでした(これは事前情報でもそうでした)。池ノ平→剱岳だと長次郎の頭で使うという話も聞きます。ただ、なくても下れるということ。ここらへんは自身の判断になるでしょう。自分が逆コースをたどるとしたら、初めてだったら持っていくと思います。
このルート、剱岳→池ノ平と池ノ平→剱岳だと迷うポイントが違うようで、どちらのほうが楽ということはないみたいです。今回は日程の都合で剱岳→池ノ平にしました。
がんばってください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する